冒険前のできごと:
今回は、ちょっと知人と一緒に温泉に入りに行くことにしました。
場所は栃木県の喜連川温泉で、僕は車で行きました。
現地集合現地解散で、行きは時間がなかったものの、帰りは時間にちょっとだけ余裕があったので、ちょっと近くの駅を探訪してみることにしました。
さて、この喜連川からどこかの駅へ行くとすると、以下のルートがあります。
1:そのまま国道293号線をまっすぐ西へ行って、東北本線氏家駅を見る。
2:南に抜けて、烏山線沿線の駅を見る(仁井田or鴻野山)。
3:北に抜けて東北本線矢板駅をみる。
どれも一度見たことのある駅ですが、特に氏家や宝積寺はまだ完全に見きってはいないので(前回いったのはどっちも夜)、再探訪してみたいところです。
3:の矢板駅は見たこともあるし、逆方向なのでパス。
結果、案2:で行くことにしました。
多分、南下すればどこか烏山線の線路とぶつかるだろう。
さて、南下するとどこに行くのかな。
現地の方なら知っているかもしれませんが、結果、烏山線の線路を渡ると建設中の大きな橋が見える地点に行きました。
線路に沿って西に向かっていくと、そこは「仁井田」駅でした。
人気のない駅に車を停め、僕は恐る恐る駅舎の中を見てみました。
古い木造の建物で、窓口はあるようですが、駅員は見当たりません。
ついでに記念スタンプも見当たりません。
なんともさびしい所でした。
駅前の十字路に行きました。
ラーメンハウスだの人形屋だのがまばらにあるなかで、僕は一軒のレコード屋(今風にいえばCD屋)を発見しました。
「もしかすると、珍しいゲームミュージックのCDが置いてあるかもしれない!」
以前、このような古いCDショップで、『ダイナマイト・ヘッディー』(トレジャーが製作したメガドライブのアクションゲーム)の音楽CDを買ったこともあり、僕はたまに探訪中に寄ることがありました。
僕は、それと同じような感覚で、店の中に入って行きました。
店の名前は「正光堂」という名前のようです。
僕は、店に入って、びっくりしました。
「ゲームが、プレステのソフトが置いてある!!」
なんと、ゲームソフトも取り扱っていたのです。
この店は、表の看板ではCDを取り扱っているようですが、ほかにゲームや文房具、花火も取り扱っているようです。
雰囲気的には、越谷のせんげん堂や、世田谷の松陰神社前駅付近の文房具屋に近いのですが、もっと店のつくりは古く、タイムスリップしたような感じです。
ゲームのほうは、PS2,PS,DC,GBソフトが普通の量あるのですが、驚くことに、PS以外はみんな新品(未開封品)のみを扱っているようです。
さらに、値段は中古品相当の値がつけられているのです。
特に、DCのソフトは980円以下で売られています。
そんなにレアなものはありませんでしたが、美品を好む人や掘り出し物を見つけるのであればよいでしょう。
また、なぜかGBのソフトは初代GBの古いものがそのまま箱説つきで(おそらく未開封品で)あります。
たとえば「天神怪戦」が580円というように…。
ゲームのほうにばかり目がいってしまいましたが、音楽CDも少しだけあり、その中にちょっとだけゲームミュージックのものがありましたが、古いギャルゲーのCD(何かは忘れた)がある程度で、探しているものは見つかりませんでした。
せっかくだから、何か買っていこう。ということで、僕はPSの「タイムギャル&忍者ハヤテ」というゲームを中古で580円で購入しました。
このゲームは、1985年ぐらいにゲームセンターに登場し、レーザーディスクで流れるアニメ映像に合わせて、タイミング良くレバーやボタンを押すというものです。
ある意味、ビートマニアやDDRの祖先ともいえるのではないでしょうか(本当はシェンムーのQTEがまさしくそれなんですが)。
こういったショップは、やっぱり残っていてほしいものですね。
さて、これで仁井田の探訪はおしまい。
続いて、烏山線の次の駅の下野花岡駅のそばを通ってみましたが、キリンのビール工場以外には、田んぼぐらいしかありませんでした。
無人駅ですし、やっぱり何もなさそうですね。
※以前に行った地図を修正しています。
そして西にさらに進むと、以前行ったことのある「宝積寺駅」への道が見えてきました。
いやぁ懐かしい・・・?おっ!!
僕の左側に、ゲームセンター「Say Taito
」がありました。
結構広そうなゲームセンターで、窓から何かの大型筐体のゲームが置いてあります。
これは、いってみないとな。
おおっ!!さらには目の前に「ハーマン」がある!!
いつの間にできたんだ!!
ハーマンは、言わば「栃木県ローカルのつたや」もしくは「栃木県のリバティ」といった感じのお店で、中古ゲームの品揃えもバッチリです。
僕は、ハーマンを先に、Say Taitoを後に、店を探訪することにしました。
このハーマンは、ゲームソフトやCDの販売、ビデオとCDのレンタルに加え、さらにゲームコーナーとコミックのレンタルに、なんとマンガ喫茶(?)やインターネットコーナーまで開設しています。
ゲームコーナーには、対戦台のビデオゲームがあるなど、駒生店を超えています。
ゲームの品揃えも駒生店を超えおり、DC,PS,PS2など、御幸ヶ丘店並の品揃えとなっています。
(多分広さ的には御幸ヶ丘店にはかなわないけど)。
ひとつづつ解説していくと、まずFCソフトは、通常の箱説なしのものが宇都宮の「LAPP」や行徳の「トクジロー」のように壁に吊り下げられており、「レトロゲームコーナー」と称してレアなファミコンのゲームがショーケースの中に入っています。
スペランカー(2980円)、アテナ、ゲバラ、暴れん坊天狗など、ちょっと高めなのが難点です。
SFCソフトもたくさんありますが、箱説なしは本当にたくさんあります。
箱説つきはまれにN64ソフトやMDソフトも混ざっているのが難点です。
SSソフトも結構あります。
妙にX指定のゲームが目立ちましたが、「メタルブラック」2980円というのは珍しいかな?(サタコレで出ているのに、意外と見つからないんだよね)
クソゲーマーには「大冒険」(980円)というのもありました。
PCエンジンのソフトもありますが、なぜかメガCDの「惑星ウッドストック」がありました。
こちらは定番の50円なのでご安心を。
あとPC-FXのソフトもありました(6本中4本がX指定で、それなりの値段がするので注意)。
駒生店に劣るのが、「中古攻略本」の量です。
本当に少なめです。
残念ながら、探しているものはありませんでした。
ちなみに「アンリミテッド サガ」は980円で中古で売られていました。
そして、Uターンして、僕は「Say Taito 」に向かいました。
昔あったアーケードゲーム専門誌「GAMEST」のタイトルロゴをあしらった、「GAME
INN」という看板が目印です。
店の中は広々としていて、3分の1がビデオゲームコーナーになっています。
ゲームは1プレイ100円ですが、まるで「トライアミューズメントタワー」みたいに、ハイスコアとスコアラーを筐体に貼り付けて表示しています。
「アルカディア」か何かのハイスコア集計をやっているんでしょうか?
タイトーのゲームセンターだけに、ゲームもタイトー製のものが多く、「ダライアス外伝(50インチ)」「Gダライアス(50インチ)」「ヴォルフィード」「レインボーアイランド」「アルカノイド
リベンジオブDOH」「ピット&ラン」 なんかがありました。
タイトーのゲーセンでは定番になっている「ソニックブラストマン」も健在です。
タイトーのゲーム以外にも「プロギアの嵐(50インチ)」「ファンタジーゾーン」「グラディウスII」「マジカルドロップIII」といったゲームが置いてあります。
上記のように、シューティングゲームが目立ちます。
きっと店長もビデオゲームをよく知っているようですので、シューティングゲーマーの人はいいかもしれません。
僕は、「ヴォルフィード」をプレイしました。
感想などは後でゲームのページに掲載しますが、案の定1コインで30分も持ってしまいました。
もう時間が迫ってきていたので、これ以上の探訪はあきらめて、今日のところは帰ることにしました。
今回何も知らずに行ってみた仁井田ですが、田舎風のゲームショップから、なんとなく生活を感じ取れました。
いやぁ、田舎って置くが深いっス(誰もわかってくれないんだろうけどね)。
宝積寺のハーマンは、それとは対照的な今風のお店ですが、御幸ヶ丘店の次に品揃えの良いハーマンです。
ゲームセンターのSayTaitoも、いかにもゲーム好きな店長が経営しているような、ゲーマーにとっては感じの良いゲーセンです。
ただ、このあたりはとても駅から歩いていくようなところではありませんので、できることなら車で来たほうがよいです。
後日、ふと、僕は、「タイムギャル」で、ひとつの記憶がよみがえりました。
僕は、あの「Say Taito」に一度来たことがある。
しかも、移転する前の、向かいの建物にあったころに。
そのときに、店の窓ガラスに、「タイムギャル」のイラストかポスターがあったのを、僕は思い出しました。
いやぁ、なんていう記憶力だろう(妄想という可能性もあるけど)。
やっぱり、田舎って、いろんな発見があって面白いなぁ、と感じるこの頃でした。