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ゲーマーズマップ 第 173回
磐越西線 猪苗代駅 福島県耶麻郡猪苗代町
磐越西線 翁島駅 福島県耶麻郡猪苗代町
東北本線
磐越西線
磐越東線
水郡線
郡山駅 福島県郡山市
東北本線 矢吹駅 福島県西白河郡矢吹町
東北本線 鏡石駅 福島県岩瀬郡鏡石町
東北本線 白河駅 福島県白河市
東北本線 久田野駅 福島県白河市

探検日: 2006年04月09日

冒険前のできごと:

今日で青春18きっぷは使い切りです。
これまで行きたいと思っていた東北方面に行くことにしました。

行き先を考えましたが、ちょうど「戦国BASARA」というゲームをやっていて、伊達政宗との決戦の場ともなっている「摺上原」という場所に行ってみようと思い立ちました。
(余談ですが、このゲームの戦場では、川中島小田原城は行ったことがあります。)
調べてみると、この「摺上原古戦場」というのが磐梯山のふもとにあるとあり、さらに深く調べると福島県の猪苗代町にあり、現在は「三忠碑」という石碑が残っているのだそうです。
最寄り駅は翁島という駅ですが、磐越西線の快速電車は止まらないため、一つ手前の猪苗代駅で降りる必要がありそうです。
そこでレンタサイクルでも見つかるといいのですが…。

それと、その近辺ではやり残していたことがありました。
郡山駅周辺の探訪です。
さらには矢吹駅周辺もまともに探訪していなかったので、余裕があれば見てみたいと思います。


SCENE 1  猪苗代

猪苗代駅に到着しました。

猪苗代は観光名所がいっぱいあります。
北の磐梯山にはスキー場がいっぱいあるし、南の猪苗代湖は白鳥が飛来してくると言うし、さらには現在の千円札の絵柄、野口英世の出身地でもあるのです。
おかげで「野口英世記念館」という建物が猪苗代湖のほとりにできました。
でもそこには2回ほど、修学旅行や家族旅行で行ったので、今回はパスして、直接「三忠碑」を目指します。

駅では記念スタンプを押して、さあ出発!!

駅を降りると、早速レンタサイクルの看板が見えてきました。
ラッキー!!
店は自転車屋で、店内のインターホンを押すとおじさんが出てきました。
身分証明書を預けて(ちょっとこれが怖い&困るのですが)、ベルトドライブ&ギアつきの自転車を借ります。

この日の会津は冷たい西風が強く吹きつけ、西に向かう僕にとっては厳しいものでした。
さらにところどころには雪が残っております。
そんな中を、「戦国BASARA」の伊達政宗のように、「Year!」と掛け声を出しつつ突き進んでいきます。

やがて、古戦場のあたりに着きました。
このあたりは「磨上原」という地名で、どうやら当時は字が違ったようです。
しかし、原といっても若干傾斜があり、「戦国BASARA」のような地形ではなかったです。

そして、ようやく石碑の入り口まで到達しました。
一直線の林道の先には石碑が見えます。
僕は自転車でそこまで向かいました。

ところどころに雪が残り、それを踏むたびに車輪や足をとられてしまいます。
多分今頃の時期は誰も行かないんでしょう。
頑張った甲斐あって、僕はなんとか石碑までたどり着くことができました。

 

時間が無いので写真だけ撮って帰ってきたのですが、この石碑は摺上原の戦いで最後まで戦って果てた芦名氏の家来の忠信をたたえて立てられた石碑です。

とりあえず目的は終了しました。
あとは「Year!」とばかりに坂を下り、「Here we go!」とばかりに翁島駅を目指すのでした。

翁島駅に到達しました。
事前調査どおり、周囲には店はないものの、先ほどの「三忠碑」や「野口英世記念館」はこちらの方が近いです。
僕はちょっと迷いましたが、せっかくだから猪苗代湖を右手に、「野口英世記念館」の手前を走ることにしました。

野口英世記念館」はすっかりいろんな施設ができていました。
地ビール館、郷土資料館など、観光客向けの施設がいろいろできています。

早くしないと、時間がない。

さっきと逆に進んでいるので、風の影響を受けてスピードアップしていました。
その結果、なんとか時間内に自転車を返却することができました。

そうして僕は、猪苗代を後にし、郡山に向かうのでした。


SCENE 2  郡山

郡山に戻ってきました。
昔一度だけ来たことがありますが、あまりにも朝早くだったため、古本屋があることだけを確認して、特に店を探訪していませんでした。
今日は風も強いので、できる範囲で探訪を進めていきます。

まず、駅のすぐ南にある古本屋を目指します。

街に向かう際、「郡山ラーメン」ののぼりが見えました。

そういえば、「郡山ラーメン」って聞いたことあるなぁ
どんな味なんだろう?

もし探検の途中で見つけたら、寄ってみよう。

その事前調査で場所が分かっている古本屋「てんとうふ」に到着しましたが、南の方に引っ越していました。
これであっているのかな、と数100m南に歩いていくと、店がありました。

店は小さいながらも古書も取り扱っている古本屋で、古いマンガ雑誌が目立ちました。
ゲームも本当に少しだけあり、PSのソフトのほかに、同人ゲームがちらほらと混ざって棚においてありました。

ちなみにこの「てんとうふ」は分店で、本店はもっと西にあります。
これも事前調査で調査済みです。
さらに余談ですが、「かんたんむ」みたいな店名ですが何か意味があるのでしょうか?

さて、いきなりその本店に向かって歩いていきます。

やがて、「てんとうふ」本店に来ました。
おなじビルの一角ですが、こっちの方が渋めの装飾になっており、店内も渋めの古本屋です。
広さは分店と同じですが、2階分あります。
品揃えも渋く、駅前よりも古い本が並べられています。
それでも一応、マンガ本はあります。
しかしゲームソフトはありません。

その後、北にあると分かっている古本屋「オズマ」へ向かいます。
事前調査では「リサイクルショップ」とあるのですが、どうなんでしょうか?。

オズマ」に到着しました。
なんてことはな普通の古本屋です。
なぜか「オウム事件」の号外が100円で売られていたりします。
こんなのも売り物になってしまうんですね。

ゲームソフトは先ほどの古本屋2軒よりも数は多く、PS,PS2がまあまあ、SS,DCが少しといった程度です。

続いて、西口の大通りに戻り、事前調査で分かった「ブックオフ」へ向かいます。

なんと、「ブックオフ」には「カメレオンクラブ」が併設されていました。
どこかで見た店舗形態だな、って、安積永盛だったか。

カメレオンクラブ」の品揃えはさすがで、FC,SFC,GB<GBA,PS,PS2,XBがたくさん、DC,SS,WSがまあまあ、N64,MD,NG,NGP,NGCD,FXが少しだけあります。
レアなソフトもありますが、値段は普通の店舗同様に高く、FC「スペランカーII」が1980円PCFX「てきぱきワーキンラブ」が7980円といった感じです。
でも中には掘り出し物があり、FC「スウィートホーム」1680円は安い方だと思います。
ちなみに店のコメントが値札の隣にあり、「バイオハザードの原型」と書かれていることから、なかなか知っている人が店員にいるのだと思われます。

駅前の交差点まで戻ってきました。
以前の探訪で古本屋2軒を見つけましたが、それはこのあたりにあります。
どちらも事前調査で存在が確認できました。

まずは南側にある古本屋「徳本堂」に行ってみました。
ビルの2階にあり、古本の他に中古楽器(主にギター)を取り扱っています。
店に入ると、店員がフルートで「グリーンスリーブス」を演奏していました。
僕はなぜか「ゼロヨンチャンプ」を思い出しながら、心の中で拍手を送りました。

楽器があるので古本はそんなにたくさんはありませんが、PS,SS,SFCがまあまあ、MD,FC,PS2が少しと、普通の古本屋よりはゲームソフトがあるほうだと思います。

なお、もう一軒あった古本屋「古書ふみくら」はシャッターがおりていました。
もしかするともうやっていないのかも…。

おおっと、ここで金券ショップ発見!!
図書券2枚を買って、30円の貯金。

駅に戻ってきました。
結局「郡山ラーメン」の店はあまり見られませんでした。
そして行ったところは駅ビル「ピボット」の中にある「麺屋ふくふく」という店。
駅ビルの中にあるし、不安だなぁ…。

しかし、食べてみるとなかなかうまいのです。
スープはさっぱりしていて、化学調味料の味がそんなにしません。
麺も北海道産の小麦粉に福島県産「あさか舞」を使用しているからか、あっさりとコシのある麺になっています。
具もあっさりしたチャーシューが良く、全体的に上品な感じがしました。
気になる値段ですが、醤油ラーメンでも600円となかなか安いと思います。

駅ビルだと思って(失礼ですが)なめて掛かっていたのですが、なかなかやりますね。

 

この後、バスで僕のハンドルネームと同名の地名付近の店を探訪するか、近場の駅東口の店を探訪するか迷いましたが、風が強いので後者にしました。

大型ショッピングモールがあるのは後回しにして、まずは「ブックオフ」に向かいました。
ここの「ブックオフ」はゲームの品揃えが良く、PS,PS2,SSがたくさん、FC,SFC,SS,DC,XB,GC,DSはまあまあ、NGP,WS,GBが少しだけありました。
ただ値段が高く、せっかく「ライジングザン」を見つけたのですが5010円とプレミア価格でした。

ちょっと高くて手が出せないな…。

通りがかりに見た大型ショッピングモールにやってきました。
ショッピングモールに「ナムコランド」があったので、入ってみました。
毎回「ナムコランド」にはビデオゲームが無くてガッカリさせられることが多かったのですが、ここにはビデオゲームが30台、100円であります。
変わったゲームも置いてあり、「エイリアンVSプレデター」「モンスターレア」がありました。

そのショッピングモールには「パソコン工房」があったので、せっかくだから入ってみました。
宇都宮の「パソコン工房」のように、ここも「U-FRONT」が一緒に入っていました。
さらに「U-FRONT」にはゲームソフトも取り扱っていました。
PCゲーム、SS,DC,PS,PS2がまあまあ、DS,PCFXが少しあるといった程度でしたが、PS「俺の屍を超えて行け」が1280円というのは安いと思いました。
他にもいくつか掘り出し物があるかもしれません。

まあ、こんなところだろう。
僕は上りの列車に乗りました。

次はどこに行くか考えましたが、以前ろくに探訪できていなかった矢吹駅に行くことにしました。
実は須賀川も探訪が完全でないことが分かっているのですが、駅から遠いのです。


SCENE 3  矢吹

矢吹駅に到着しました。
前回の洒落た駅舎は存在ですが、あまり管理が行き届いていないようで、ところどころボロボロになっているところがあります。
前回は夜に来たためほとんど見られませんでしたが、事前調査ではゲームショップと古本屋が1軒ずつあることがわかっています。
あまり駅から離れていないので早速探訪してみることにしました。

まずは「ウエダ」に行きました。
事前調査ではゲームショップでしたが、おもちゃ店という方が正しいようです。
おそらく店主がウルトラマン好きのようで、店の看板にはウルトラマンの人形が飾られて、店の外からもウルトラセブンの主題歌が聞こえてきます。
ちょっと違うかな」、と思いつつ店の戸を開けてみると、すぐ左手にFC,PCE、それにSC-3000のゲームソフトが30本近くありました。
しかし値段はほぼ定価(5500円ぐらい)!!
最近リメイクされた「SDI」なんかもあり、本当に好きなら買ってもいいんでしょうけど・・・。

 

続いて、線路を渡り「ミスターブック」という古本屋に行きました。
最初は事前調査の位置に店が無く、商店案内板にも無かったのでないのかと思いきや、駅の目の前にありました。

店内はあまり整理されていなく、やや散らかっているような印象を受けました。
しかしその中にも「コロコロコミック」など少年雑誌も売られています。
ゲームソフトもあり、PSがそこそこ、PS2,SSが少しありました。
でもPS2「我が竜を見よ」100円なんてのがあり、掘り出し物もありそうです。

 

ちょっと時間が余ったので、せっかくだから北の鏡石駅も見ることにしました。
事前調査ではパソコンショップが1軒だけあります。
ただ、時間は20分ぐらいしかなくちょっと不安です。

鏡石駅に到着しました。
町民センターらしき施設と併設されているようで、須賀川を思い出してしまいました。
案内板を見ると、事前調査で調べていたパソコンショップはなさそうです。
それならば、ということで、僕は再び駅に引き返しました。

 

上りの電車がやってきました。
白河に直行するか、その手前の駅で降りて店が無いことを確認するか、どっちにするか迷いましたが、白河へ向かうことにしました。



SCENE 4  白河

白河に到着しました。
今度こそ「白河ラーメン」を頂きたいです。

まずは記念スタンプを押して、さあ出発。

その前に、一軒だけ見ていない古本屋「志文堂」を目指し歩いていきました。
店は見つかったものの、シャッターが降りています。
もしかすると店閉めちゃったのかな?

その後、いよいよ「白河ラーメン」を食べに名店を訪れます。

しかし、店の位置を間違えてしまい、ウロウロしてしまいました。

ようやく、「白河ラーメン」の名店「田中屋」に到達しました。
午後4時ぐらい、店は誰もいなく、てっきり午後休みかと思いきや、きちんとやっていました。

店内は質素なつくりで、いかにも食堂と言った感じです。
テーブルと座敷が半々ぐらい、30席ぐらいあります。
店内の壁にはサインが飾られています。
とりあえず醤油ラーメンを頼みましたが、後からそのサインを見てワンタンやチャーシューが逸品だということに気づきました。
まあいいか。

5分ぐらいで出てきました。
スープはほぼ天然素材のようで、あっさりとしていて上品な感じです。
具も、チャーシューがあっさりしていて良かったです。
麺は手打ちで柔らかめ、細かい孔が空いていて、そこにスープがしみるのでしょうか。
イメージ的には喜多方ラーメンを、具に力を入れたような感じです。

あと、店の雰囲気が食堂で、メインの店員が割烹着のおばさんというのも特徴の一つです。
これは喜多方ラーメンでもそうです。

確かに美味しいですが、なんで観光としてもっとアピールしないのでしょうかねぇ。
佐野喜多方のようなラーメンマップが無いのと、駅前の駐車場が少ないのが難点です。
ちなみにこの「田中屋」駐車場が2台ぐらいしか置けなさそうなので、別の駐車場に止めるか、電車で来るとかした方がいいでしょう。

さて、帰ろうとすると、ああ、電車が行ってしまった…。

駅に着いて、時刻表を確認すると次の黒磯行きは1時間後です…。

このまま時間を潰すのも何なので、一つ北の久田野駅に向かいました。
それにしてもこの駅名を聞くと「時空の旅人」の「クタジマトシト」を思い出すのはなぜなんだろう?

久田野駅に到着しました。
車窓のとおり、何も無い駅です。
切符の自販機が置いてある待合室と、男女混合のトイレがある以外は何もありません。
近くにはコンビニはおろか、自動販売機さえ見つかりません。
僕はノートパソコンで暖を取りながら記録を入力していくのでした。

やがて、電車が来ました。
僕はこれに乗って、関東への帰路につきました。


冒険の終わりに

今回は久々に冒険らしい冒険をやってきました。
これまでの18きっぷの旅行よりは近いのですが、いくつかの目標を求めて行く様は、これこそ冒険といった感じでした。
今回達成した目標は、以下の通り。


今回の収穫:

なし

プレイしたゲーム:

なし


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