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ゲーマーズマップ 第60回
東北本線(磐越西線)(磐越東線)(水郡線) 郡山駅 福島県郡山市
 磐越西線 喜多方駅 福島県喜多方市
 磐越西線(只見線)(会津鉄道) 会津若松駅 福島県会津若松市

探検日:2003.04.05


冒険前のできごと:

本来は、この日は花見をする予定でした。
予報で雨と言っても、まあ見るのは桜の花だけではないから、行くだけ行ってみようと。
しかし、それに追い討ちするように、Nさんから以下のような突然の連絡がありました。

KGRさんから、土曜日は来られないという連絡が入りました。
私も、風邪をひいているので、土曜日は遠慮したい次第。


何ということだ!

ある程度予想がついたことではありますが、まさかNさんまでダメだとは!
こういうこともあろうかと、僕は作戦名「喜多方ラーメン」を計画していました。
内容はそのまま。青春18きっぷを使って福島県喜多方市に行き、ラーメンを食べるというものです。
ルートは、郡山から磐越西線をつかい、会津若松→喜多方というように行けば、一日で無理なく見られることが分かっています。



SCENE 1 : 郡山



頑張って始発に乗り、久々にやってきました福島県。
当日は予想通りの。県境では雨がになっていました。

昨年11月に行った安積永盛が懐かしいです。

まずは、郡山に到着しました。
次の磐越西線は特急列車で、残念ながら青春18きっぷでは乗ることができません。
その次の列車は快速の会津若松行きの列車で、あと1時間近く空いております。
そこで、僕は周りを歩いて店を調べることにしました。

しかしまだ8時30分と、朝早いため、当然ながらどの店も閉まっています。
マークしておいて、機会があれば後で行くことにしました。
しかし前日酒を飲んでいて、かつ4時間しか寝ていないのにもかかわらず、これだけ重い荷物(A4ノートパソコン)を持って雨の中を歩き回れる自分の体力が恐ろしいです。

雨の中、歩き回ること45分。
見つかったのは、
・古本屋二軒
・チケットショップ二軒
・デパート一軒
おもちゃ屋は見つかりましたが、ゲームショップは見つかりませんでした。
しかもこれらはすべて西口にあり、東口はまったくといっていいほど店はありませんでした。
それにしても、郡山には風俗店が多いです。 

こういった状況なので、もうこの駅は見たことにしてOKのように思えました。
まあ、次回機会があれば見に行くということで。

駅に戻り、僕は「冒険の書」に冒険の記録として、記念スタンプを押しました。
近くにはなぜかプリクラや「電車でGO!」があり、初めてROMチェックの画面を見ました。
ちなみに駅舎は天井が高く、僕は富山駅を思い出しました。
スタンプには二種類あり、一つは「東北新幹線乗車記念」とありますが、僕はぜんぜん乗っていないよ。

そして、時間になったので、磐越西線の列車に乗り込み、会津若松へ向かうことにしました。

それにしても、磐越西線の車両は面白いですね。
灰色の地に、上下に赤い線が入っていて、「BANETSU LINE-445」と大きく時が書いてあります。
僕は鉄道ファンではありませんので、電車の車両の型番とか、「さよなら165系」とか言われても良く分かりませんが、この番号は多分445系とかなんでしょうか?



SCENE 2 : 会津若松プレビュー版


地図とスタンプはSCENE 4にあります

僕は、初めて乗る磐越西線で、まずは会津若松を目指しました。
この電車は快速電車で、「磐梯熱海」「猪苗代」などの駅に停まります。
途中、車窓の風景からは一部白い部分が見えるようになりました。
残雪です。
やっぱり、会津は雪国なんだなぁ。

途中、畑の前にがけ崩れ防止用の大きな鉄柵やよしず(竹や芦を束ねてすのこ状にしたもの)が目立ちました。
あれは恐らくこの地方独特のもので、磐梯山から来る小さな雪崩や地吹雪から畑を守るためにあるんでしょうね。

会津若松に着きました。
ここで喜多方に行く電車に乗り換えるのですが、僕は行き先をみてびっくりしました。

「えっ!新潟!?確か、喜多方って会津若松の北じゃないの?」

この時点では、僕は「磐越西線」を「磐梯西線」だと思っていました。
ですので、新潟までは行かず、せいぜい山形県の方にでるのだろうと。
違うのです。磐越線です。磐梯と越後を結ぶ路線なのです。
(磐越東線は福島県内だけなのにね)

それでも、その電車がでるにはまだ時間が40分ほど余っています。
「この時間に出ると、ちょうどお昼の時間に喜多方に着くな。その間、ちょっと会津若松を見て回ろう。」
会津若松駅を下りる前に、すぐそばにあった記念スタンプを押して、観光案内所で地図をもらいました。
このときは、僕はこの地図に助けられるとは予想もしていませんでした。

会津若松は蔵の街のようで、駅前の地下道の入口は、まるで味噌倉のような黒い蔵風の入口になっています。
ちょっと行くと、なんかすごく入口が狭いバスターミナルがあって、そこにはゲームショップがありました。
そのゲームショップは「TVパニック」で、本屋やアニメショップも一緒に入っています。

さすがにアニメショップが一緒にあるので、アニメグッズは結構あるように思えますが、ゲームの品揃えは普通よりちょっと少なめで、値段は普通でした。
PS,DC,PS2は普通の量でしたが、GBやXBOXは少なめです。
残念ながら買ったものはありませんでしたが、外が雨のせいもあって、結構時間を費やしてしまいました。

続いて、駅前そばのビルにゲームセンター「Say TAITO」があったため、入ってみました。
カラオケボックスと一緒にあるこのゲームセンターは、まるでカラオケボックスのおまけのゲームコーナーのようで、ゲームは7台、100円でありました。
残念ながら、特に変わったゲームはありませんでした。

もう時間が来ていました。
僕は急いで駅に戻り、新潟行きの磐越西線に乗り込みました。
車両は電化しているにもかかわらずワンマン運転で、バスによくあるような料金箱と運賃表がついています。
車両はどことなく水郡線のものに似ている感じでした。



SCENE 3 : 喜多方




11時40分。やっと喜多方に着きました。
来たかった喜多方、とかつまらんダジャレを考えていたら、駅のホームの階段に「会津か喜多方(あ〜いつかきたかった)」とか張り紙があって、先を越されてしまいました。

ここでも、駅前の観光案内所で、早速ラーメンマップをもらってきました。
よし、いくぞー!!

駅前を歩いていくと、なんか2階建てのプレハブ小屋みたいなものに車輪がついた車が、道路の脇に止まっています。 新型の路線バス?と思いきや、なんと馬車でした。
このときは観光客も少なく、ヒマしているようです。
しかし周遊で1300円は高すぎるような気もしますが・・・。
近くには一本100円のえさのニンジンがあります。「早く食べたいな〜。」だって。

平和食堂というラーメン店が、こんな寒いのに客引きをしておりました。
しかし、僕はまだ腹が減るほどの運動をしていません。
申し訳ないながらも、先に進みました。

早速案内板があったので、見てみました。
さすがにどこもかしこもラーメン屋、と思いきや、結構漆塗りも有名みたいです。
おっ、こんなところに「ファミコンショップ ヒーロー」があるようだ。大安食堂のそばみたいだから、行ってみよう!

しかし、行ってみてもないのでした。おかしいなー。
さらに、近くの案内板には載っていません。うーん。
そんなことをしているうちに、「ブックオフ」を発見しました。

珍しいことに、よく栃木県でも行った事のある「リオンドール」とドッキングしています。
ブックオフのコーナーはそんなに広くはなく、ゲームはやや高めで数は少なかったのですが、古本は結構古そうなマンガが100円であったりしました。

徐々に蔵が見えてきて、観光案内所も見えてきました。
時間はもう12時。そろそろ腹が減ってきたかな?

僕は、地図でみて「あべ食堂」という店が気になっていました。
結構テレビで紹介されたりする店だよね?
ちょうどいいので、僕はここで昼食をとってから引き返そうと考えました。
しかし混雑していたらどうしよう。

「あべ食堂」に到着しました。
道路をはさんだ向かい側に、4人ぐらいの男性が並んでいます。
さらに一人、ラーメンの本を持った女性が、こっちのほうに向かっています。
「並んでいるのか?」と思うと、4人は「あべ食堂」に入っていき、女性は「あべ食堂」の反対側のラーメン屋に入って行きました。
僕は、並んでもいいように覚悟を決めて「あべ食堂」に入って行きました。

合席だったものの、店はそんなに混んでいませんでした。
先ほどの4人はラーメン愛好家のようで、ホームページを印刷した喜多方マップに、印をつけて次どこ行こうだの話し合っていました。
また、おかみさんが気の利く人で、まるで木更津の人のように、頃合を見計らって注文をとったりしていました。
僕は、550円の中華そばを注文しました。
喜多方らしく、麺は縮れ麺で、スープはあっさり醤油。若干背脂を入れています。
この縮れ麺にあっさり味のスープが絡み付いてくるのがたまらないんですよね。
さすが本場。うまかったです。
あと、何故かお新香がつくのも食堂らしくて面白いところですね。

ちょっと食べ足らない感じでしたが、「ヨークベニマル」が気になったので、先に進みました。
大きな通り沿いを歩いていると、「蔵しっく街」とかいう通りがありました。
これこそ、蔵の街喜多方、といった感じの景観です。
そして、「ヨークベニマル」に着きましたが、残念ながら、ゲームコーナーはありませんでした。
近くの案内板で中古パソコンショップがあるらしいので、探してみましたが、これもありませんでした。
その場所らしきところには何か運送屋の事務所があるだけです。

その近くに、「りさいくるODIN」なるリサイクルショップがあったため、ちょっと寄ってみました。
コンビニよりちょっと広いぐらいの店舗にオフハウスみたいな商品が置いてあり、主に古着やおもちゃ類があります。
なぜか商品の中には「臼」「杵」なんかがあり、いかにも東北といった雰囲気を漂わせています。
ゲームのほうはそんなにたくさんはありませんでしたが、SFC「テイルズオブファンタジア」が1280円というのはちょっと安かったかな?

そして僕は、iモードの「駅前探検倶楽部」で時間を調べながら、駅のほうに向かって行きました。
すると、喜多方初のゲーセン「ダイエーランド」がありました。
この店は、店舗の二階にあるカラオケボックスの看板ですっかり隠れていますが、なんと室内にストラックアウト(1〜9の的を投球で当てていくやつ)がありました。
ビデオゲームの方は12台あり、ちょっとだけ古いゲームばかりです。

結構歩いたような気がしますが、やっとさっき「ファミコンショップヒーロー」を探していた通りに突き当たりました。
やっぱりないよな〜。と思いながらも、のどが渇いてきたので、途中客の少なそうなお店に、ちょっとした手助けということで、入ってみました。
客は一人しかいなく、空の棚が目立ちます。
また、魚や肉の売り場があっても、人も商品もなく、何故か惣菜だけがおいてあります。
店員は60歳ぐらいの腰の曲がったおばあちゃんが一人でレジにいるだけです。
本当はホットなコーヒーが飲みたかったのですが、なかったので、安いアイスのコーヒーを買いました。
レジの隣には手作りの笹団子がありました。僕はそれを見送りましたが、買っておけばよかったかな〜。
とにかく、頑張ってください。

冷たく味の薄いコーヒーを片手に、僕は駅の方に引き返しました。
途中「ファミコンショップヒーロー」が載っていた案内板をもう一度見てみましたが、確かにその通りにあると描いてあります。
もうなくなっちゃったのかな?

さらに、帰る途中にさっきの馬車が道路を歩いてくるのが見えました。
さらに、にんじんを食い散らかした跡もありました。

そうして、13時40分ごろ、僕は喜多方を後にしました。




SCENE 4 : 会津若松




喜多方から、会津若松方面の磐越西線に乗って、会津若松に戻ってきました。
戻ってくるときに思い出したのですが、たしか、会津若松にはハードオフがあったはず。
あと、秋葉原でThinkPad専門店で有名な「WAKAMATSU」は、確かここが本店(?)だったはず。
まあ、WAKAMATSUはどうせ明日秋葉原にいけるからいいんですけど、ハードオフはぜひとも見ておきたいところです。
電話ボックスに入り、タウンページで調べ、観光ガイドの地図と照らし合わせると、どうやら会津若松インター付近のようです。

その前に! 僕はせっかくだから、この土地ならではの観光名所ということで、白虎隊の墓を見に行くことにしました。

ご存知の方も多いと思いますが、白虎隊とは、江戸末期に、会津若松にある「鶴ヶ城」の城主に仕えた青年の部隊です。
自分の城を守るために西軍を相手に奮闘したのですが、鶴ヶ城付近の屋敷が燃えているのを見て、(鶴ヶ城が燃えていると勘違いし、)自害していったという悲劇は、一回は聞いたことがあるのではないでしょうか?

さてその前に、さっき見られなかったデパート「サティ」をちょっと覗いてみました。
しかし、残念ながらゲームコーナーはありませんでした。
その向かい側には、「リオンドール」がありました。
ここも、特にゲームセンターはありませんでした。

そして、僕は「白虎通り」を歩いて行きました。
しかし、さっきから降っている雨がどうもおかしい。
なんか目に留まって見えるのです。
もしかしてか?と思ったのですが、傘に着いたり手のひらに乗ったりするものは、間違いなく雨です。
このまま雪にならなければいいが・・・・。

と思っていたら、本当に降ってきやがりました!!
今は4月なのに・・・。
やっぱり会津は雪国だったのね。

雪が吹き付ける中、僕はさっきの「リオンドール」の支店を見つけました。
まさしく、「ロストワールド」のラスボス前のショップみたいですね。
ここでは、ゲームコーナーはありませんでしたが、ホットドリンクで体を温めることができました。
また、ツタヤが店舗の2階にあり、地元の客には便利になっております。

さあ、いよいよ白虎隊の墓に到着します。
何か駅から2kmぐらい歩いたような気がしますが、まあ白虎隊の苦難を考えれば、それもたいしたことではありません。

まずは入口で白虎隊の生い立ちなどを見て、せっかくだから、250円払って「動く歩道(エスカレーター)」を使って飯盛山を登ります。
まるで「江ノ島」の「エスカー」みたいですね。

そしてちょっと階段を登ると墓に到着するのですが、僕は先に自刃場(自害場)を見に行きました。
ちょっと階段が急で滑りやすそうだったのですが、気をつけていくと、一人の銅像と石碑が建っています。
この銅像は、自害を決める前に城の方を眺めた白虎隊隊員をかたどったもので、実際にその方向にはお城が見えます。
駅にある記念スタンプにも、この白虎隊隊員の姿が見られます。
(このスタンプの表情がちょっと変にみえるのは、その複雑な気持ちを表したものでしょうか。)

途中の案内に書いてあったのですが、白虎隊には一人だけ生き残りがいて、その人のおかげで現在まで語り継がれているのだそうです。

そして、お墓の方に戻ってきました。
さすがに雪が降って寒いのか、ガイドを連れた観光客が2組ほどいるだけで、集団で来ている人はいないようです。

墓標以外にも、その精神にいたく感動したローマやドイツの人々から送られてきた石碑がありましたが、肝心な部分は第二次世界大戦後に削られてしまったようです。
そりゃそうだ。

白虎隊の墓は、中央に大きな石碑が建てられており、それを取り囲むように隊員一人一人の名前と死因が刻まれた石板が建てられております。
死因はもちろん、全て「自刃」・・・。

安らかに眠れ。

さて、深深と雪が降る中、白虎隊とは関係がなさそうな、「さざえ堂」という、変わった塔を見つけました。
このさざえ堂は、外見は五重塔みたいですが、塔の中を登ってお参りすることができ、階段ではなく坂になっています。
その坂はまるでDNAの螺旋構造のように上り坂と下り坂が巻きつくようになっており、頂上でつながるというものです。
その形がサザエの殻のようにも見えるので、「さざえ堂」という名前がついたらしいです。
日本はもちろん、世界でも一つしかないそうで、名建築であるということです。
「五重・三重の塔は外から見ますが、さざえ堂は中から登ってお参りします」と挑発文句もあり、それに何よりも珍しいので、せっかくだから見てみることにしました。
ちなみに、入場料は400円です。

天井は低く、足元が滑りやすいのが難点ですが、確かにこんな建物は見たことがありません。
ところどころに教訓みたいなものが書かれた紙が貼ってありました。
ほんの数分だけでしたが、僕は意外と楽しめました。

そうして、僕は山を降りて、ハードオフに行くことを考えていました。
「雪も降っていることだし、明日のこともあるから、このまま歩いて行くのは大変そうだ。バスを使って一旦駅まで戻ろう。」

しかし、いくら英雄だからとはいえ、白虎隊をデフォルメしたり、キャラクターグッズにしたりするのは、ちょっとかわいそうな気がして、複雑な気持ちです。
逆に、そこまで親しまれているということでもあるんでしょうね。

そんなことを考えているうちに、バスがやってきました。
しかし、このバスは確かに駅に向かいますが、ちょっと遠回りでした。
結局鶴ヶ城を通っていくのか。だったら一緒に見ていこう。」

同じバス停で一緒に乗った観光客は、その手前にある「武家屋敷」で下車しました。
そして僕は、「鶴ヶ城北口」で下車するのでした。

その城は、堀も城もかなり立派なものでした。
卒業旅行で行った金沢の城を思い出しました。
ただ、お金がかかることと、時間がないことがあったため、中には入りませんでした。

何度も甘酒の誘惑に引き寄せられそうになりつつも、僕は駅に戻るため、大通りを歩いて行きました。
(しまった!会津は酒の産地でもあるから、きっと甘酒もうまいだろうに、飲んどけばよかった!)

ここからであれば、西若松駅の方が近かったのですが、只見線は本数が少ないのでいつ来るか分かりません。
それなら、歩いてでも駅に向かおうと、僕は雪の降る町を、寒さを堪えて行くのでありました。

しばらく歩くと、駅前では見られなかったような商店街が見えてきました。
駅と商店街が離れているといえば、宇都宮前橋を思い出しましたが、会津若松はそれらの比ではありません。
会津若松駅から2kmは離れています。
そんな商店街に、中古もやっている「ツタヤ」を発見しました。
ゲームの品揃えはそんなでもないのですが、どうやらここは「レオクラブ」という、「リオンドール」系列のショップのようです。
ただ実際はツタヤと提携していて、看板もツタヤの看板なんですけどね。
さらに、ここは「リオンドール」の本拠地のようで、セミナーなんかも開いているようです。

さらにちょっと行くと、今度は「リオンドール」の本店らしき店舗がありました。
まるで荻窪駅のライフのように、アーケード街に突然スーパーマーケットがある感じです。
ビル3階分が売り場になっているのですが、キッズ向けの遊び場だけでビデオゲームのゲームコーナーはありませんでした。

さらにまっすぐ行くと、商店街のアーケードが切れたので、その隣の「野口英世青春どおり」を歩いて行きました。
すると、すぐにゲームセンターが見つかりましたので、入ってみました。

ビデオゲームは12台で、特に変わったものはありませんでしたが、ギルティギアXX#RELOADをセットアップしていました。
このゲーム、意外と早く出たな。

この頃には、もうに戻っていました。
しばらく歩いていると、なにやらIBM製のモニターを店頭に並べているパソコンショップがあります。
「これは!」と思い、中に入ってみました。
やっぱり!あの「WAKAMATSU」です。

IBM製品に強いという印象のあるWAKAMATSUは、表のモニター以外は秋葉原ならどこでもあるようなパソコンパーツショップでした。
品揃えや値段は秋葉原ほどではありませんが、「HDD」「ケーブル各種」「OEM版OS」「PC9801シリーズ用Cバスカード」など、パソコンパーツ屋の品物はバッチリです。
さらに「電子部品」や「キット」など、秋葉原以外ではまず見かけないようなものまで置いてあります。
店員はあまり専門知識をもっていなさそうなおばさんでしたが、客はメモリを買ってアップグレードしようかなどいろいろ話し合っていました。
残念ながら買うものはありませんでしたが、秋葉原のWAKAMATSUはここが発祥と思うと、来てみてよかったと思いました。

その後、すぐに駅についてしまいました。
WAKAMATSUは、会津若松駅のすぐそこであることが分かりました。
結構歩き疲れたので、僕はバスに乗り、会津若松インター方面に向かうのでありました。
しかし、駅前にあるバスターミナルはまるで駐車場にバス停を立てているようなものなので、危なっかしいことこの上ありません。
せめて一段高くするとか、柵をつけるとかすればいいのに。

ハードオフが見えたので、僕は急いでブザーを押し、バスを降りました。
バスの途中には、GEOやゲームファクトリー、MAXデンコードーなどの店がありました。
こりゃ大収穫かな?
期待せずにはいられませんでした。

まずは、MAXデンコードーに入ってみました。
この店舗内には、土浦でお世話になった「ワンダーグー」があります。
ただ、品揃えはそんなに良くはなく、値段もちょっと高いです。

続いて、念願のハードオフを探訪しました。
ここのハードオフは珍しいことに家電の展示台やポスターなど、一部オフハウスに置いてあるようなものがあります。
ちなみにこの店舗は一階がオフハウスで、二階がハードオフとなっております。

ここのハードオフはゲーム機が満載です。
特にファミコン関係が何故かアツくロボットが5000円、パワーグローブは1500円、ツインファミコンが4000円で、それぞれありました。
ファミコン本体も、ジャンクなら300円で売っています(ちょっと買おうか迷ってしまいました)。
PCエンジンはノーマル+CD-ROM2ユニットで8000円や12000円と高価でしたが、珍しいことにFM TOWNS MARTYが2500円で売られていました。
FM TOWNS MARTYは、FM TOWNSのCD-ROMのゲームが家庭で楽しめるハードですが、ハードオフでセットで安売りされることの多いFM TOWNSをそのまま買った方が無難ではないかと思われます。
PC-Engine DUO-Rと外見が似ている(?)ので、注意が必要です。
ゲームソフトの方は、品揃えはまあまあ普通ですが、スペランカーが1480円と、平均より安いものもありました。
ただ、やっぱりジャンクでないソフトはやや高めかな?

ここでは、ノートパソコンで使う小型のUSBハブ(2つ、バスパワー)をジャンクで300円で買いました。
ついでに、オフハウスでKGRさんの探しているものを探してみましたが、ありませんでした。

店を出ると、そばには「会津最大級」の古本屋の看板が目に飛び込んできました。
場所は、バイパスの通りで、ヨークベニマルのとなりのようです。
もらった観光案内の地図には、その道は書いてありませんでしたが、とりあえずそっちを目指して歩いてみることにしました。

しばらく歩いて、さっき見たGEOに行きました。
ここのGEOは古本があり、少女マンガは50円からと安くなっています(少年向けは100円から)。
ゲームのほうは、そんなにたくさんのものがあるわけではないです。
スペランカーが2480円など、全体的にやや高めのような気もしますが、安いものは安くなっています。 僕は、箱説なしですが、MDのガンスターヒーローズが980円というのは、買って損はないと思います。
僕は思わず安かったため、PS「ナイトストライカー」を480円で買いました。
このゲームはMD版をすでに持っていて、SS版は一時期所有していたことがありましたが、セガのBBSでこのゲームの評価が低かった(ただしアーケードの再現度という点で)ので、手放してしまいました。
その後アーケードでやって、確かにその再現度が低いのが分かったのですが、グラフィックは到底MD版では満足できません。 そこで、グラフィックの再現度の高い「ナイトストライカー」がほしかったわけです。
980円ぐらいなら、と思っていたのですが、まさかこんな値段で買えるとは思っていませんでした。

次は、さっき気になった「ゲームファクトリー」です。
名前からして、ゲームショップかと思いきや、実はタイトー系ゲームセンターです。
30台ぐらいあり、ゲームの種類はフツーです。

もうすっかり暗くなり、帰りの電車の時間に近くなりました。
さっきの古本屋の看板の記憶を頼りに、僕は長くて広い国道沿いを歩いて行きました。
看板の記憶どおりに、国道からバイパスらしき箇所を曲がったのですが、曲がるところはもっと奥のようです。
確かにヨークベニマルはありますが、隣は古本屋もなにもありません。

ちょっと行った先に、小さな古本屋と、隣にカラオケ屋入口の小さなゲームセンターがあるのですが、特にめぼしいものはありません。
もう時間も迫っているので、急いで駅に向かっていったら、さっきの「白虎通り」に到着しました。
結局、白虎隊の墓から歩くぐらいの距離をあるいてしまったことになります。
ここまできたら一安心。
僕は時間に余裕があったので、近くの酒屋で「栄川」という地酒を買って帰りました。



冒険の終わりに



突如行くことが決まった青春18きっぷを使った旅でしたが、僕は非常に有意義な旅ができたと思っています。 雪も白虎隊の墓も見ることができたし、喜多方ラーメンも食べられたし、お土産も買えたし。 ゲームの方だって、結構会津若松にはいろいろあったし。
これだから、青春18きっぷの旅は止められないよね。 意外と新潟に行くのもできそうなので、今度は新潟に泊りがけで行ってこようかな。
(新潟はハードオフの本拠地ですので、とんでもない冒険になりそうです。)

喜多方は、ゲーマーはともかく、ラーメン通なら絶対一度は行くべきところです。
喜多方でラーメンを食べたついでに、会津若松や猪苗代を観光する、というルートがいいでしょう。

会津若松は、ゲーム探しなら車で行くのがベストだと思われますが、観光だったら電車とバスで十分です。
やっぱり白虎隊の墓は、僕に深い感銘を与えてくれました。
会津若松は、野岩鉄道と会津鉄道を使っていくルートもあります。
一部の栃木県民はこちらを使ってみるのもいいのではないでしょうか。



今回の収穫:

USBハブ (ハードオフ 会津若松店) \300
ナイトストライカー(PS) (GEO 会津若松店) \480


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