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ゲーマーズマップ 第 105回
信越本線 横川駅 群馬県碓氷郡松井田町
信越本線
飯山線
長野電鉄山の内線
長野駅 長野県長野市
長野電鉄屋代線 金井山駅 長野県長野市
信越本線 今井駅 長野県長野市
信越本線 川中島駅 長野県長野市
長野電鉄山の内線 善光寺下駅 長野県長野市

探検日: 2004年08月28日

冒険前のできごと:

そろそろ青春18きっぷの期限も近づいてきました。
この夏の一泊旅行に出かけることにしました。
今回の旅行地は、以前から予定していたとおり、長野です。

予定としては、一泊二日で、もちろん青春18きっぷを使います。
ルートは高崎→横川→(路線バス)→軽井沢→(しなの鉄道)→長野、といった計画で、帰りはまだ決めていません。

一日目は横川で碓氷峠鉄道文化むらと関所跡を見学し、釜飯で昼食とし、長野に行って川中島の合戦跡を見るというものです。
二日目は善光寺へお参り、としか決めていません。

さて、どうしたものでしょうか?


SCENE 1  横川

横川駅に到着しました。

高崎にいたころはまだ曇りでしたが、横川ではポツリポツリと数滴ほどの雨が降っていました。
ここから軽井沢までは路線バスで行くのですが、時間が1時間近くあるため、近くの「碓氷峠鉄道文化むら」を見ることにしました。

碓氷峠鉄道文化むら」別名「Poppo タウン 」は長野新幹線の開業に伴い一部廃線となった信越本線の整備場を使って作られた博物館で、主に横川-軽井沢間の運行に使われた車両を展示しています。
入場料は500円。

中に入ると、整備場の跡地が目に付きました。

これは「鉄道展示館」とよばれ、 事前に予約しておくと、ここで鉄道シミュレーターで遊ぶことができます。
詳しくは知りませんが、「電車でGO!」とは違って実際に使われた操縦パネルを操作し、実際に使用されている電気機関車と特急列車のトレインシミュレータを大画面で楽しめるようです。
ただ、画面写真を見る限りでは映像はバリバリなCGですが。

入り口の横には歯車が、「刻苦七十年」と書かれた台座に飾られています。
どうやらこの横川-軽井沢間はかなりの難所らしく、トンネル工事には500人もの犠牲者が出た ということでした。
建物の外にも、碓井関所跡の近くに慰霊碑が建てられています。
ここで一番印象に残ったものです。

まずは「鉄道資料館」を覗いてみました。
一番最初に目に付いたのは、「電車でGO!」の筐体が1から3までならんでいるということです
それをみて、すぐに「ちょっとマニアックだな。」という雰囲気が感じ取れました。

先に2階に上がって展示室を眺めることにしました。
まずは碓氷線の歴史が紹介されています。
始まりはどのルートを使うかということで悩んだことや、東海道線が優先されて開発が遅れたこと、横川-軽井沢間の難所の通り方にいろいろな方法を考え結果「アプト式」が採用されたこと、国内最初に電化され専用の電気機関車が開発されたこと、「粘着走行」により「アプト式」が廃止されたこと、そして長野新幹線の開業に伴い廃線となったこと・・・。

ちなみに「アプト式」というのは、ドイツのアプトさんが考えた急斜面の昇降方式で、線路の真ん中にギザギザのレールを置いて、車軸に付けた歯車を噛み合わせて昇る方式です。
要はジェットコースターで上まで上っていくときに使われているアレです。

さらに「粘着走行」というのもよく分からないのですが、要は普通の電車と同じ走り方のことです。
車重を増やしたり多種類のブレーキを付けたりして、この方法で急斜面を上れるようになったため、アプト式は廃止されたということです。
ここら辺はまだ普通に楽しめます。

やがてマニアックになっていきます。
当時の制服や手帳、列車についていたマークや型番を表すプレートなどが展示されています。
ちょっと威圧されてしまいました。

 1階に戻ると、ミニチュアの鉄道模型の展示や、HOゲージ(?)の模型の列車を走らせています。
ちょっとミニチュアが横川駅の形を模していないのが残念ですが、なぜか近くに木でできた操縦桿があります。
ちなみにこことは別の建物にあるHOゲージやNゲージのコースは貸切にすることもでき、持参または借りた機体を走らせることもできるようです。

売店もここにあります。
お土産も行き先プレートをかたどった壁掛けや携帯ストラップなどで、ちょっとマニアックな感じがして、何を買っていけばいいのか分かりませんでした。

そこからさらに西、先ほどの鉄道展示館の裏側には、たくさんの列車が止められて展示されています。

一部は中も見られるようになっております。
時間も無かったし、正直マニアックすぎたので、あまり列車をじっくり見ることはしませんでした。

それに、僕は列車の姿よりも、近くに聳え立っている霧のかかった山々の方に見入ってしまいました。
都会の喧騒が、その雄大な自然の前にかき消されるような感じです。
実は高崎からここに車での間も、車窓から見える山々を見ていました。

ただ僕はここで初めて、「お座敷列車 」を見ました。
居酒屋のように、片側を通路にして、ござ敷きに四角いテーブルがあるんですね。
あと余談ですが、横川駅には使われなくなり野晒しにされている特急列車があり、鉄道マニアらしきひとが「かわいそうだ」とつぶやいていました。

ちょっとはやいのですが、これで碓氷峠鉄道文化むらは終わり。
他にもミニSLに乗れたりトロッコをこいだりできるのですが、一人で行っても・・・。
子供連れや鉄道マニアにとっては大変面白いところになるでしょう。

その後、近くにある碓氷関所跡を見ました。

跡なのであるのは東門の複製だけなのですが、当時はかなり厳しい関所だったそうです。
路線バス内の観光ガイドで聞きましたが、「西の箱根、東の碓氷」というぐらいだったようです。

 

駅に戻る途中、ここの名産であるわさびを使ったわさび漬けを買いました。
入り口に飾ってあるのは缶だけで、そのなかにわさび漬けを塗りこんでいれていきます。
ここのわさび漬けは本当にわさびの茎が入っているのでとても辛いです

 さて、そろそろ食事の時間なので、駅に戻って名物の釜飯を買っていくことにしました。
日本最古の駅弁屋」とうたっている「おぎのや 」の釜飯は、駅以外にも、ドライブインや碓氷峠鉄道文化むら内、さらにはホームページでも売られているようです。
僕は900円を払って釜飯を買うついでに、とんでもないことを聞いてしまいました。

 「釜飯の器って、益子焼だと聞いたんですが本当ですか?」

実は職場の先輩社員からこのことを聞いていたのです。
僕は真相を直接聞いてみたかったのです。

 「そうですよ。私なんか40年近く働いており、よく益子へ見学に行きました。」

衝撃の事実!
伝統の釜飯の器は、実は益子焼だった!

なんか900円のうち200円ぐらいは器の値段っぽいので、僕はもって帰ることにしました。
ちなみにこの器で米一合がおいしく炊けるようです。

 

 そろそろバスが出発しそうなので、僕はバス停に向かいました。
結構乗る人多いな。

横川-軽井沢間を結ぶ路線バスは、片道500円ですが、往復で買うと900円で100円オトクになります。
往復で買おうか検討しましたが、帰りは路線バスを使うかまだ分からないのでやめました。
とか言っているうちに、ちょうど僕の二つ前で往復券は売切れてしまいました。
僕の前の前にいた人は、往復券が買えなかったことに憤りを感じていた ようです。
乗客もやっぱり、というようなお高い格好の人や、ヘッドホンから音が漏れるほどガンガン音楽を聴いているワカゾーまでいろいろでした。

 そうして、バスは軽井沢へ向かって出発しました。
いや、霧の中といった方がいいかも知れません。


SCENE 2  長野への道のり

約35分のバス旅行。
公道レースをしたら死にそうな 坂やカーブが続き、耳がおかしくなりそうでした。
降りるとそこは霧の中、やっぱり涼しいね〜。
僕はTシャツ一枚で、駅に駆け込みました。
まだ30分ぐらい時間がありますが、あまり時間が潰せそうなところがありません。
仕方ないので、何か軽井沢でお土産を買うことにしました。

結局買ったのはメープルクッキー でした。
コレといって思いつく特産品がない中での決断でした。

そうして長野新幹線の開通によって第三セクターとなった「しなの鉄道」に乗り込んだのですが、その設備のすごいこと。
なんと、山手線や京浜東北線で見かける液晶モニターがついているではありませんか!
モニター付きの列車が走っている私鉄なんて、東京でも見られませんでした(テレビのついている「富士急行 」がありますが)。

 さらに、途中の駅で突然駅員が乗り込んできて、網棚の荷物について乗客に聞き込んでいました。
どうやら他の乗客の忘れ物を捜していたようです。
なんてサービスが良いのでしょう。

その代わり、トイレが付いていないので注意が必要です。
前の車両にトイレの一角が残っていますが、緊急用のはしごが収納されている部屋のようなので騙されないように。


軽井沢を出るあたりは霧が濃く、速度を落としての運転でしたが、上田に来るあたりになると、 一瞬に晴れてしまいました。
やっぱり山を越えると天候が変わるという読みがあたりましたね。

そうして、長野に到着しました。


SCENE 3  長野その1

長野駅に到着しました。
まずは予約していた県庁近くのビジネスホテルにチェックインし、荷物を預けることにしました。

新潟ほどではないものの、駅から県庁まで意外と距離がありました。
県庁にはきっとあの有名な長野県知事がいらっしゃることだ と思いましたが、さすがに他県の旅行者が県庁に入るのはまずそうなのでやめました。
なんだかんだでホテルに到着。
荷物を預け、早速長野の第一目標の川中島の合戦に関する場所を尋ねることにしました。

その途中、店を幾つか見つけたので寄ってみることにしました。
まずはいきなりですが、駅前の「ハードオフ」。
駅から近く、2階がジャンク、1階が中古品という構造になっています。
パソコン関係が充実しているのはいいのですが、残念ながらゲームソフトはかなり少なめです。

 つづいて、これまた駅前のゲームショップ「ソフトハウストム」。
こちらも2階あり、いかにも地元のゲームショップといった感じです。
PS,DC,PS2,SSがそこそこ、PCEやMDもちょっとありました。
「アップルタウン物語」などのマニアックなものもありましたが、3000〜4000円とかなり高価です。
そんな中、GB版「マリーのアトリエ」のフィギュアつき限定版 なんてのもありました。
さすが地元!
(このゲームを製作している「ガスト」という会社は長野県にあります。)

 さらにもう一軒、金券ショップが東口にあったので、図書券2枚と音楽ギフト券を1枚買って50円の得
ちなみに今回から音楽ギフト券を買うようになりましたが、それは「グランディア エクストリーム」のサウンドトラックの足しにする予定です。
最近になってようやく「グランディア エクストリーム」をプレイするようになり、もはや「慣習」という感じでサントラも買おうと思ったのです。
(おっと、このゲームの作曲を担当している岩垂徳行氏も長野県の松本出身だ。)

さて、長野駅で「川中島の戦い」と書かれたパンフレットが観光案内所の入り口付近に置いてあったのでもらってきました。
どうやら松代城の史跡としての整備が完了し、その記念として川中島の合戦の展示会が長野市立博物館 で行われているようです。
この長野市立博物館は川中島古戦場である八幡原史跡公園の中にあり、この公園にもいろいろ川中島の戦いに関する跡が遺されているようです。

交通手段がよく分からないので、駅の観光案内で聞いたところ、そこまではバス一本でいけるようです。
ただし、今から行って到着しても30分近くで閉館してしまうので、急いで見るようになってしまうということです。
事前から一日目に行くことに決めていたし、間に合わなくてもいいので、急いでいってみることにしました。


SCENE 4  川中島

観光案内の係員に言われたとおり、松代駅行きのバスに乗って川中島合戦場跡のバス停で降りました。

440円を払い、八幡原史跡公園の中に入ると、閉館の時間が近かったので、僕は急いで長野市立博物館 に入りました。

係員にまだやっているか聞いてみたところ、OKのようです。
僕は入館料400円を支払い、早速特別展示の「川中島の戦い 」を見ました。
展示品は「戦い」「いのり」「こころえ」 の3つのジャンルに分かれており、戦いの中にも信仰心や人情などが強く残っていたことを思わせてくれます。
展示はそれほど多くないものの、武田信玄と上杉謙信の両氏にまつわる文書や鎧、旗などが展示されています。
僕は「天と地と」という映画や、大河ドラマの「武田信玄」を思い出してしまいました。

それでもなお、まだ戦いを詳細につづった記録は無く、川中島の戦いの詳細は謎に包まれているということです。
信玄と謙信の一騎討ちで、謙信の太刀を信玄は軍配で受け止めたという話は有名ですが、それも本当かどうか分からない ということです。
分からないから、歴史ファンはロマンを感じずにはいられないのでしょう。
僕もにわかにロマンを感じてしまいました。

なお、このイベントは松代城址付近にある真田博物館でも行われているのですが、多分もう閉館していると思われたので行くのを止めました。
それに、松代には温泉があるらしいので、それは後のお楽しみってことで…。

 

 それと比べて、一般展示のほうはそこまで面白いものではありませんでした。
善光寺とそののなりたちや、長野市の誕生の歴史、縄文時代の農民の生活など・・・。
時間もあまりないので、さっさと見てきました。

 

再び公園内で川中島の戦いに関するものを見ていくことにしました。
まずは武田信玄が上杉謙信の太刀を軍配で受け止めた場所と言われている「三太刀七太刀之跡」の石碑。
当時は3回上杉謙信の太刀を受けたと言われていましたが、実際には7回受けていたということでこの石碑ができたようです。

つづいて、「執念の石」。

この石は上杉謙信を取り逃した武将が、悔しさの余りこの石に槍を突き通したという話です。
槍でこんな硬い(触っていないが)石に穴を開けるなんて、なんていう力、そして槍の鋭さなんでしょう。
詳しくは見ていませんでしたが、どうやら穴は貫通しているそうです。

続いて有名な有名な上杉謙信の太刀を武田信玄が軍配で受け止めている像。

さすがに像も立派に作られており、ちょっと感動してしまいました。
きっと、歴史ファンにとっては応えられない1シーンとなることでしょう。

最後に神社におまいりし、1クレジット投入しました。

 

さてこれから、長い歩きが始まります。
僕は徒歩で、ここから西にあるハードオフに向かいました。

道を歩いていると、いろんなことに気付くものです。
いまだに薪で風呂を沸かしている家や、リンゴをはじめとする果樹園、ぶどう園の中にある史跡とか、特に畑が多く見られ、「長野の農産はすごいんだな〜」と感心してしまいました。
あと、信号の地名の表示は一つがローマ字になっており、長野オリンピックの面影が今なお残っています。 (一部はなぜかローマ字でなくひらがなになっていましたが)
さらに、そのオリンピックの影響なのかは分かりませんが、意外と外国人も多く見受けられました。

思ったよりも退屈せずに、二軒目の「ハードオフ」に到着。
といっても、長野県内は3件しかないんですけど。
こちらもやっぱりゲームは少ないですが、駅前よりはあります。
FC,PS,PS2がまあまあ、DCがちょっとといった具合。
ジャンクパーツではPC-FXGAのDOS/V版がありましたが、8800円と高価なのであきらめました。

そこからさらに北に行くと、なにやら黒っぽい店舗が見えてきました。
万代書店」と書かれているそれは、まぎれもない宇都宮の「宇都宮鑑定団」のようなマニアックなショップです。
「古本」の看板は出ているものの、店の前の方はほとんどゲームソフト。
1Fはゲームソフトと古本、2Fはおもちゃ類と古着などになっています。
宇都宮の「宇都宮鑑定団」王子の「Liberty鑑定倶楽部」同様、殆ど全ての機種とゲームが取り揃えられています。
MSXのゲームソフトがあったり、セガマークIIIの本体が多いのもポイント。
さらにここの店員も結構好きな人がいるようで、ジャンル分けのポップにイラストが書いてあったり、ゲームに細かく説明が書いてあります。

 しかし、値段は上記2店と比べて高めに設定されています。
FC「メタルスレイダーグローリー」が50000円、SS「レイディアントシルバーガン」が42000円など、他の店と比べても破格の値段がつけられています。
さらに限定一万本だからといって、普通のゲームショップで普通に売られているソフトにプレミアをつけられたものもあります。
それじゃ3750本の「プラネットジョーカー」なんてとんでもないプレミアになるんじゃないの?
一般の商品も、他と比べて高めです。
ただ、PCエンジンDUOが9000円なのは割と安いほうだと思いました。

 

 道路を渡って斜め側に、「平安堂」という本屋があり、その中には「カメレオンクラブ」があります。
しかし、向かいの店がスゴイからか、品物はPS,PS2,GBAがまあまあ、FC,XBが少しという程度の品揃えでした。
それでも、値段は向かいの店より良心的です。

 さらにその北には「ブックオフ」があります。
やっぱりブックオフでもゲームは売られており、PS,FC,PS2がまあまあ売られていました。

 

 さて、そろそろ暗くなってきました。僕はそれでもなお、北に歩き続け、タイムアップの午後8時になるまで粘り強くショップを散策することにしました。
国道19号と18号の交差点を東に渡ると、事前調査で分からなかった「GEO」を発見しました。
早速行ってみましたが、まだ発展途中といった印象でした。
それでも、N64,PS,PS2,GBAがかなり、XB,DC,SS,SFCがまあまあといった感じです。
特にN64の品揃えは気になりました。

そこから北に進むと、ゲームショップ「ファミコンハウス」があります。
あのファミコンハウスが、長野にまであるなんて。
さすがにゲーム専門店の意地なのか、SS,SFC,GB,GBA,DCは結構な量があります。
NGCDやPCEなどのゲームもありました。
それにしてもSSの品揃えは相変わらずすごいですね。
「SSゲーム安く探すならファミコンハウス」といっても過言ではないでしょう。
ちなみに、ここではご当地ゲーム「大正もののけ異聞録」は買取募集中で、通常買取価格に200円プラスしています。
さすがご当地。
(このゲームも「ガスト」製作で、しかも舞台が大正時代の信州ということです。ダブルでご当地!!しかもネコゲー。)

 

 ここからちょっと北にある、なぜかニッサンとカップリングしているベイシア」には、3Fにゲームコーナー「あそびのくに」があります。
ビデオゲームは100円の「紫炎龍」のみ。
子供がプレイしていたので、特に遊びませんでした。
打倒LED軍団、頑張ってください。

最後に、先ほどバスでチラッと見た「メディア メガリサイル」を見ました。
まるでハードオフやオフハウスのような取扱商品アイコンが店に描かれています。
ここも先ほどの万代書店と同じようなマニアックなショップですが、ちょっとややこしいです。
まず、入り口は道路に面したところではなく、その裏側から入ります。
正面から入ろうとすると締め切りとあったので、もう営業時間が終わったのかと思ってしまいました。
次に、前橋の「ふうま」のように、手荷物はロッカーに預けます。
それだけならまだしも、その鍵がなくしやすいほど小さく、付いている番号タグはセロテープと紙で作ったもろいものものなので、なくしたり札をちぎったりしないように注意が必要です。
取り扱い商品も大体万代書店と同じようなものですが、品揃えは万代書店よりちょっと少なめです。
しかし値段は万代書店よりは安く感じました。
また万代書店を含む一般のマニアック系ショップより明かりが明るいので、雰囲気も明るく、気軽に見られるのではないでしょうか。

ちょうど長野駅行きのバスが来たので、それに乗って帰ることにしました。


SCENE 5  長野その2

長野駅に着きました。
8時だというのに、まだお土産店はやっているのですね。
ここでお土産を買って、明日の朝宅配便で送るようにします。

 まず長野の特産はリンゴということなので、リンゴジュースを買いました。
青果店だったので、ついでに発泡スチロールのネットに包んでもらいました。
ちょっとしたふれあいもありました。

長野といえば味噌
ということで次は味噌を買いました。
一緒に、リンゴ餅や野沢菜漬も買いました。
ちなみに野沢菜も有名で地域限定のお菓子にも野沢菜味とかがあるようです。

 

県庁近くのショップで段ボール箱をもらい、いったん宿に戻りました。
そして近くの居酒屋で軽く食事をしたあと、宿で荷造りをしました。
ガムテープを棒に巻きつけた程度のものをあらかじめ持っておき、これらの買った荷物を詰めていきます。

このガムテープの小巻きは、旅先で宅配便を送るときに非常に便利です。
現地で買うとかさばるし、スーパーなどでガムテープを貰うのも気が引けるので、旅行者は持っていくといいでしょう。
最近では100円ショップで売られているのを見かけます。

 

次の朝、心配であった天気は晴れ
雲はあっても昨日よりも日差しが強く、雨は全く降る気配がありません。
僕はホテルに別れを告げ、近くにあったヤマト運輸の営業所にこれらの荷物を預けました。
これから2日目の予定であった、善光寺を参拝します。


SCENE 6  善光寺

県庁前の通りを北に歩いていくと、善光寺の門前につきます。
午前8時30分と割と早い時間で、まだ一部の店が開いていない状態でした。

僕は近くの店には目もくれず、一直線に善光寺へ入って行きました。

善光寺とあって、さすがに門は立派なものです。
二番目の山門は工事中でしたが、参拝は可能です。

僕は香炉に線香をくべ、1クレジット投入しました。

入場料を払えばさらにいろいろなところに入れるようなので、僕は500円支払い、入場券をもらって中に入りました。
最初は本道の地下にある真っ暗な回廊を進む「内陣戒壇巡り」です。
右手伝いに行くと、極楽へたどり着けるというものです。
確かに、目を開けていてもこれだけ真っ暗なのは久しぶりです。

 そして、その券を持って、北西にある「善光寺史料館」に行きました。
ここでは、善光寺の仏像や、表札などが飾ってあります。
仏像がたくさんあり、その細工の細かさや神々しさが僕にも伝わってきました。
また、「牛に引かれて善光寺参り」という言葉がありますが、これは洗濯をしていたおばあさんが、布を牛の角に引っ掛けられ、その牛を追っているうちに善光寺にたどり着き、牛は実は観音さまで、おばあさんはそのご利益を得られた
というお話から来た言葉だそうです。

最後に、「経蔵」に行きました。その外側にはあの回すとお経を唱えたことになるという、車の付いた石柱がありました。
経蔵の中には、それの巨大バージョンが待ち構えていました。
直径5メートル近い円筒を、放射線状に突き出た棒を押して回転させます。

そして、木札(お寺なのに何故か売っている)と線香を買って、僕は善光寺を出ました。

 

さすがに朝飯を食べていないので、近くにあったそば屋に入りました。
もりそばを注文すると、やっぱり信州そばというだけあってうまい!
ついでにそば茶七味唐辛子を買っていきました。

 

 
そして、次の目的地「東山魁夷館」に向かいました。
この「東山魁夷」という人は風景画を専門とする画家で、このときは特別展示として「白馬誕生のひみつ」が開催されていました。
風景画が専門だった氏の作品には、白い馬が画中に登場するものもあり、それはあるときふと心の中にできたのだそうです。

僕はこれらの絵画にとても感銘を受けました。
これまで緑の山々を見て「いい風景だな」と思っていた僕にとって、これが求めていた風景といっても過言ではありません。
「自然」という波長が合ったようです。

あまりにも感動してしまったため、館内にある売店で絵画のパネルとカレンダーを買いました。

 

このチケットで、併設されている「長野県信濃博物館」の小展示場もみることができます。
そこでは、人間国宝の陶芸家の「松井康成」氏の作品の展示が行われています。

氏の作品は、粘土に上薬を塗って模様をつける普通の製法ではなく、異なる種類の粘土を重ねるようにして模様をつけるものです。
そのため、割れたりしやすく、作るのはかなり難しいそうです。
氏は、粘土の温度や焼き加減などを研究して、この製法に成功した功労者ということです。
出身が長野県なのでここで展示されているわけですが、実際住んでいたのは茨城県笠間市(陶器で有名)なので、笠間に行っても見られるようです。

もちろん作品は、通常の陶器では考えられないほど緻密な模様、鮮明な色使いで、これまでの陶器のイメージを覆すようなものでした。

 

結局さっきの絵画パネルでかなり大荷物になってしまったので、これから来た道をそのまま真っ直ぐ帰ることにしました。
風で折れ曲がってしまったら大変だし・・・。


冒険の終わりに

今回の旅は数々の感動を受けた、まさに「青春18きっぷ」の名にふさわしい旅行となりました。
ただ一人というのもさびしいものだなぁ。

最後の方はほとんど観光名所めぐりになってしまいましたが、長野市内の主要なゲームショップは散策できたように思えます。
長野市内のゲームショップを総括すると、やはり万代書店は最後の手段 にとっておくべきです。
特に任天堂系ハードのゲームはGEO,SSはファミコンハウスを見てから、無かったときに万代書店で見るようにしたほうがいいでしょう。
また、ハードオフでゲーム探しはあまりあてになりません。
これからに期待するところでしょう。

観光は正直言って、新潟や甲府よりも面白いと思います。
川中島合戦場で歴史にロマンをはせるのもよし、善光寺で崇高な気分になるもよし、東山魁夷館で芸術を感じるのもよし。
名物も温泉もあるし、長野オリンピックの跡をたどるのもいいでしょう。


今回の収穫:

なし

プレイしたゲーム:

なし

X箱への貯金:

金券 ¥50


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