信越本線 | 横川駅 | 群馬県碓氷郡松井田町 |
信越本線 飯山線 長野電鉄山の内線 |
長野駅 | 長野県長野市 |
長野電鉄屋代線 | 金井山駅 | 長野県長野市 |
信越本線 | 今井駅 | 長野県長野市 |
信越本線 | 川中島駅 | 長野県長野市 |
長野電鉄山の内線 | 善光寺下駅 | 長野県長野市 |
そろそろ青春18きっぷの期限も近づいてきました。
この夏の一泊旅行に出かけることにしました。
今回の旅行地は、以前から予定していたとおり、長野です。
予定としては、一泊二日で、もちろん青春18きっぷを使います。
ルートは高崎→横川→(路線バス)→軽井沢→(しなの鉄道)→長野、といった計画で、帰りはまだ決めていません。
一日目は横川で碓氷峠鉄道文化むらと関所跡を見学し、釜飯で昼食とし、長野に行って川中島の合戦跡を見るというものです。
二日目は善光寺へお参り、としか決めていません。
さて、どうしたものでしょうか?
横川駅に到着しました。
高崎にいたころはまだ曇りでしたが、横川ではポツリポツリと数滴ほどの雨が降っていました。
ここから軽井沢までは路線バスで行くのですが、時間が1時間近くあるため、近くの「碓氷峠鉄道文化むら」を見ることにしました。
「碓氷峠鉄道文化むら」別名「Poppo
タウン 」は長野新幹線の開業に伴い一部廃線となった信越本線の整備場を使って作られた博物館で、主に横川-軽井沢間の運行に使われた車両を展示しています。 中に入ると、整備場の跡地が目に付きました。 入り口の横には歯車が、「刻苦七十年」と書かれた台座に飾られています。 まずは「鉄道資料館」を覗いてみました。 先に2階に上がって展示室を眺めることにしました。 ちなみに「アプト式」というのは、ドイツのアプトさんが考えた急斜面の昇降方式で、線路の真ん中にギザギザのレールを置いて、車軸に付けた歯車を噛み合わせて昇る方式です。 やがてマニアックになっていきます。 1階に戻ると、ミニチュアの鉄道模型の展示や、HOゲージ(?)の模型の列車を走らせています。 売店もここにあります。 そこからさらに西、先ほどの鉄道展示館の裏側には、たくさんの列車が止められて展示されています。 それに、僕は列車の姿よりも、近くに聳え立っている霧のかかった山々の方に見入ってしまいました。 ただ僕はここで初めて、「お座敷列車 」を見ました。 ちょっとはやいのですが、これで碓氷峠鉄道文化むらは終わり。 |
その後、近くにある碓氷関所跡を見ました。 跡なのであるのは東門の複製だけなのですが、当時はかなり厳しい関所だったそうです。 路線バス内の観光ガイドで聞きましたが、「西の箱根、東の碓氷」というぐらいだったようです。 |
駅に戻る途中、ここの名産であるわさびを使ったわさび漬けを買いました。 |
さて、そろそろ食事の時間なので、駅に戻って名物の釜飯を買っていくことにしました。 「日本最古の駅弁屋」とうたっている「おぎのや 」の釜飯は、駅以外にも、ドライブインや碓氷峠鉄道文化むら内、さらにはホームページでも売られているようです。 僕は900円を払って釜飯を買うついでに、とんでもないことを聞いてしまいました。 「釜飯の器って、益子焼だと聞いたんですが本当ですか?」 実は職場の先輩社員からこのことを聞いていたのです。 「そうですよ。私なんか40年近く働いており、よく益子へ見学に行きました。」 衝撃の事実! なんか900円のうち200円ぐらいは器の値段っぽいので、僕はもって帰ることにしました。 |
そろそろバスが出発しそうなので、僕はバス停に向かいました。
結構乗る人多いな。
横川-軽井沢間を結ぶ路線バスは、片道500円ですが、往復で買うと900円で100円オトクになります。 |
そうして、バスは軽井沢へ向かって出発しました。
いや、霧の中といった方がいいかも知れません。
約35分のバス旅行。
公道レースをしたら死にそうな 坂やカーブが続き、耳がおかしくなりそうでした。
降りるとそこは霧の中、やっぱり涼しいね〜。
僕はTシャツ一枚で、駅に駆け込みました。
まだ30分ぐらい時間がありますが、あまり時間が潰せそうなところがありません。
仕方ないので、何か軽井沢でお土産を買うことにしました。
結局買ったのはメープルクッキー でした。
コレといって思いつく特産品がない中での決断でした。
そうして長野新幹線の開通によって第三セクターとなった「しなの鉄道」に乗り込んだのですが、その設備のすごいこと。 なんと、山手線や京浜東北線で見かける液晶モニターがついているではありませんか! モニター付きの列車が走っている私鉄なんて、東京でも見られませんでした(テレビのついている「富士急行 」がありますが)。 さらに、途中の駅で突然駅員が乗り込んできて、網棚の荷物について乗客に聞き込んでいました。 その代わり、トイレが付いていないので注意が必要です。 |
軽井沢を出るあたりは霧が濃く、速度を落としての運転でしたが、上田に来るあたりになると、 一瞬に晴れてしまいました。
やっぱり山を越えると天候が変わるという読みがあたりましたね。
そうして、長野に到着しました。
長野駅に到着しました。
まずは予約していた県庁近くのビジネスホテルにチェックインし、荷物を預けることにしました。
新潟ほどではないものの、駅から県庁まで意外と距離がありました。
県庁にはきっとあの有名な長野県知事がいらっしゃることだ と思いましたが、さすがに他県の旅行者が県庁に入るのはまずそうなのでやめました。
なんだかんだでホテルに到着。
荷物を預け、早速長野の第一目標の川中島の合戦に関する場所を尋ねることにしました。
その途中、店を幾つか見つけたので寄ってみることにしました。
まずはいきなりですが、駅前の「ハードオフ」。 駅から近く、2階がジャンク、1階が中古品という構造になっています。 パソコン関係が充実しているのはいいのですが、残念ながらゲームソフトはかなり少なめです。 つづいて、これまた駅前のゲームショップ「ソフトハウストム」。 |
さらにもう一軒、金券ショップが東口にあったので、図書券2枚と音楽ギフト券を1枚買って50円の得。
ちなみに今回から音楽ギフト券を買うようになりましたが、それは「グランディア エクストリーム」のサウンドトラックの足しにする予定です。
最近になってようやく「グランディア エクストリーム」をプレイするようになり、もはや「慣習」という感じでサントラも買おうと思ったのです。
(おっと、このゲームの作曲を担当している岩垂徳行氏も長野県の松本出身だ。)
さて、長野駅で「川中島の戦い」と書かれたパンフレットが観光案内所の入り口付近に置いてあったのでもらってきました。 交通手段がよく分からないので、駅の観光案内で聞いたところ、そこまではバス一本でいけるようです。 |
観光案内の係員に言われたとおり、松代駅行きのバスに乗って川中島合戦場跡のバス停で降りました。 440円を払い、八幡原史跡公園の中に入ると、閉館の時間が近かったので、僕は急いで長野市立博物館 に入りました。 係員にまだやっているか聞いてみたところ、OKのようです。 それでもなお、まだ戦いを詳細につづった記録は無く、川中島の戦いの詳細は謎に包まれているということです。 なお、このイベントは松代城址付近にある真田博物館でも行われているのですが、多分もう閉館していると思われたので行くのを止めました。
それと比べて、一般展示のほうはそこまで面白いものではありませんでした。
再び公園内で川中島の戦いに関するものを見ていくことにしました。 つづいて、「執念の石」。 続いて有名な有名な上杉謙信の太刀を武田信玄が軍配で受け止めている像。 最後に神社におまいりし、1クレジット投入しました。 |
さてこれから、長い歩きが始まります。
僕は徒歩で、ここから西にあるハードオフに向かいました。
道を歩いていると、いろんなことに気付くものです。
いまだに薪で風呂を沸かしている家や、リンゴをはじめとする果樹園、ぶどう園の中にある史跡とか、特に畑が多く見られ、「長野の農産はすごいんだな〜」と感心してしまいました。
あと、信号の地名の表示は一つがローマ字になっており、長野オリンピックの面影が今なお残っています。
(一部はなぜかローマ字でなくひらがなになっていましたが)
さらに、そのオリンピックの影響なのかは分かりませんが、意外と外国人も多く見受けられました。
思ったよりも退屈せずに、二軒目の「ハードオフ」に到着。 といっても、長野県内は3件しかないんですけど。 こちらもやっぱりゲームは少ないですが、駅前よりはあります。 FC,PS,PS2がまあまあ、DCがちょっとといった具合。 ジャンクパーツではPC-FXGAのDOS/V版がありましたが、8800円と高価なのであきらめました。 そこからさらに北に行くと、なにやら黒っぽい店舗が見えてきました。 しかし、値段は上記2店と比べて高めに設定されています。
道路を渡って斜め側に、「平安堂」という本屋があり、その中には「カメレオンクラブ」があります。 さらにその北には「ブックオフ」があります。
さて、そろそろ暗くなってきました。僕はそれでもなお、北に歩き続け、タイムアップの午後8時になるまで粘り強くショップを散策することにしました。 そこから北に進むと、ゲームショップ「ファミコンハウス」があります。
ここからちょっと北にある、なぜかニッサンとカップリングしている「ベイシア」には、3Fにゲームコーナー「あそびのくに」があります。 最後に、先ほどバスでチラッと見た「メディア メガリサイル」を見ました。 |
ちょうど長野駅行きのバスが来たので、それに乗って帰ることにしました。
長野駅に着きました。
8時だというのに、まだお土産店はやっているのですね。 ここでお土産を買って、明日の朝宅配便で送るようにします。 まず長野の特産はリンゴということなので、リンゴジュースを買いました。 長野といえば味噌。 |
県庁近くのショップで段ボール箱をもらい、いったん宿に戻りました。
そして近くの居酒屋で軽く食事をしたあと、宿で荷造りをしました。
ガムテープを棒に巻きつけた程度のものをあらかじめ持っておき、これらの買った荷物を詰めていきます。
このガムテープの小巻きは、旅先で宅配便を送るときに非常に便利です。
現地で買うとかさばるし、スーパーなどでガムテープを貰うのも気が引けるので、旅行者は持っていくといいでしょう。
最近では100円ショップで売られているのを見かけます。
次の朝、心配であった天気は晴れ。
雲はあっても昨日よりも日差しが強く、雨は全く降る気配がありません。
僕はホテルに別れを告げ、近くにあったヤマト運輸の営業所にこれらの荷物を預けました。
これから2日目の予定であった、善光寺を参拝します。
県庁前の通りを北に歩いていくと、善光寺の門前につきます。 午前8時30分と割と早い時間で、まだ一部の店が開いていない状態でした。 僕は近くの店には目もくれず、一直線に善光寺へ入って行きました。
入場料を払えばさらにいろいろなところに入れるようなので、僕は500円支払い、入場券をもらって中に入りました。
そして、その券を持って、北西にある「善光寺史料館」に行きました。 最後に、「経蔵」に行きました。その外側にはあの回すとお経を唱えたことになるという、車の付いた石柱がありました。 そして、木札(お寺なのに何故か売っている)と線香を買って、僕は善光寺を出ました。 |
さすがに朝飯を食べていないので、近くにあったそば屋に入りました。 もりそばを注文すると、やっぱり信州そばというだけあってうまい! ついでにそば茶と七味唐辛子を買っていきました。 |
そして、次の目的地「東山魁夷館」に向かいました。 この「東山魁夷」という人は風景画を専門とする画家で、このときは特別展示として「白馬誕生のひみつ」が開催されていました。 風景画が専門だった氏の作品には、白い馬が画中に登場するものもあり、それはあるときふと心の中にできたのだそうです。 僕はこれらの絵画にとても感銘を受けました。 あまりにも感動してしまったため、館内にある売店で絵画のパネルとカレンダーを買いました。
このチケットで、併設されている「長野県信濃博物館」の小展示場もみることができます。 氏の作品は、粘土に上薬を塗って模様をつける普通の製法ではなく、異なる種類の粘土を重ねるようにして模様をつけるものです。 もちろん作品は、通常の陶器では考えられないほど緻密な模様、鮮明な色使いで、これまでの陶器のイメージを覆すようなものでした。 |
結局さっきの絵画パネルでかなり大荷物になってしまったので、これから来た道をそのまま真っ直ぐ帰ることにしました。
風で折れ曲がってしまったら大変だし・・・。
今回の旅は数々の感動を受けた、まさに「青春18きっぷ」の名にふさわしい旅行となりました。
ただ一人というのもさびしいものだなぁ。
最後の方はほとんど観光名所めぐりになってしまいましたが、長野市内の主要なゲームショップは散策できたように思えます。
長野市内のゲームショップを総括すると、やはり万代書店は最後の手段 にとっておくべきです。
特に任天堂系ハードのゲームはGEO,SSはファミコンハウスを見てから、無かったときに万代書店で見るようにしたほうがいいでしょう。
また、ハードオフでゲーム探しはあまりあてになりません。
これからに期待するところでしょう。
観光は正直言って、新潟や甲府よりも面白いと思います。
川中島合戦場で歴史にロマンをはせるのもよし、善光寺で崇高な気分になるもよし、東山魁夷館で芸術を感じるのもよし。
名物も温泉もあるし、長野オリンピックの跡をたどるのもいいでしょう。
なし
なし
金券 ¥50