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ゲーマーズマップ 第56回
水戸線 笠間駅 茨城県笠間市

探検日:2003.03.01




この日、僕は知人のパソコン(自作PC)のアップグレードを行っておりました。
無事交換も終了し、快適に動くようになりました。

余ったパーツはどうしよう?

そこで、僕も売り払う予定だったパーツといっしょに、ハードオフに売りに行くことにしました。
(明日もKGRさんの持ってるパーツを売りに行く予定なんですけどね)
今回も、できれば遠くて行った事のないハードオフにしよう、ということで、久しぶりに車を使って茨城県の笠間まで行くことにしました。
今回は一人での冒険です。

なお、売りに行ったパーツは以下の通りです。
・SDRAM 32MB×2
・MMX Pentium 200MHz
・CPUクーラー
・Socket7 マザーボード ASUS (440TX)
・サウンドボード SoundBlaster 64(ISA)
・PCカードリーダ RATOC FV-5051FV
・SO-DIMM 64MB
・PCIビデオカード(S3 VIRGE)×2
・PowerCapture V (ISA)



突然行くことが決まったので、何の用意もしていません。
一応焼き物と神社が有名だった記憶がありますが・・・。

何とか国道50号沿いの、ハードオフ笠間店に到着しました。

「いらっしゃいませー。」

40代ぐらいのおっさんが迎えてくれました。

「買取をお願いしたいんですが?」
「どんな品物ですか?」
「PCパーツなんですけど。」
「うーん、これはたいしたお金にならないよ。

なんとも親切というかおせっかいというか、しゃべるのが好きな店員です。
それも、どことなく茨城の訛りのある言葉で、雰囲気もどことなく田舎風です。

「このCPUは何?」
「MMX Pentium200です。」
「それじゃ、まだまだ使えるね。
・・・

査定中に店内を見ましたが、特に何の変哲もない、普通のハードオフです。

そうそう、普通のハードオフはどんなのか、まだ説明していませんでした。
簡単に言うと、大体小さなスーパーマーケットぐらいの売り場面積で、ジャンクコーナーと中古品コーナーに分かれていてます。
ジャンクコーナーには、古いパソコン、モニター、ビデオやラジカセ、ワープロ、パソコン周辺機器、ケーブル類、CD-ROMやカセットのゲーム、ゲーム機、音楽CDなどがあり、面積の20%を占めます。
残りの中古品コーナーには、パソコンや周辺機器、ゲーム機、ゲームソフト、音楽CD、ビデオやLDやDVDテレビやビデオ、楽器などがあります。
新品ですが、電池やケーブル、AVアクセサリー類もあります。
僕らが普通と言っているゲームの量は、おおよそSFCソフトが100本、PSソフトが100本、DCや64ソフトは40本、PS2ソフトが60本ぐらいです。

と、だいたいハードオフの説明になってしまいましたね。
ここでは特に買うものがありませんでした。

そして、査定の結果が来ました。
合計は2100円で、意外に高く売れました。

「このモデムは、本当はお金にならないから、買い取りたくなかったんだけど・・・
と、めちゃくちゃ泣き言を言っていました。

「あと、これは何に使うの?
と言って、店員はPCカードリーダーを指差しました。
これは箱も説明書も全て揃っているのに、500円と意外と安くされてしまいました。

「これは、ノートパソコンに取り付けるPCカードを普通のデスクトップパソコンで使えるようにする装置です。ただ、ISAバスなので、最近のパソコンには使えないでしょう。」

僕も店員の雰囲気に飲まれてしまったのでしょうか。もはや雑談状態です。

「ありがとうございました。また売っていただけるものがありましたら、よろしくお願いします。」

そして、代金を受け取って店を去りました。



いやぁ、しゃべり好きな店員さんでしたね。
そして、ここに来たことをゲーマーズマップに記録するため、近くの駅、水戸線笠間駅に向かいました。
県道らしきところを通っている途中、僕は一軒のゲームショップを見つけました。
「ファミコンショップ ヒーロー」
その黄色地に赤の文字で書かれている看板は、栃木県の矢板や雀宮、真岡でみた、あの「ヒーロー」と同じです。
早速車を止めて中に入って行きました。

30台後半のおじさんが、40台後半ぐらいのおじさんとゲームに関していろいろ話しています。
店に入ると、おじさんが、
「いらっしゃいませ。こちらにファミコンソフトがあります。反対側にもありますので、ゆっくり見ていってください。」

・・・なんて笠間はしゃべり好きな人が多いんだ。
その他にも、僕が店内の別のコーナーに行く際に、何かしら解説がついていました。
確かに、品揃えは結構いいです。ファミコンも箱説つきのものがたくさんありますし、PS・SS・SFCはそこそこ、PCエンジンやメガドラ、Windowsソフトも少し、PC-FXも珍しいものが数本ありました。
さらにはディスクシステムやPCエンジンの18禁海賊版ソフトなんてのも(高価ですが)ありました。
コミックも扱っており、金券やテレカもあるようですが、残念ながら金券は見ていません。
ハードの方も新旧さまざまで、FCのジョイカードなんかが1500円であります。
では、僕にとって何が問題だったかというと、値段が全体的に高めです。
最低780円ぐらいでしょうか。

ついにショーケースまで開け始めました。これは店員、売るつもりですね。
お人好しな僕は、何か買ってあげようという気になりました。
いろいろ考えたのですが、とりあえずKGRさんの好きな「真・サムライスピリッツ」のゲーメストムック(古本)を買いました。
最初は100円の棚に並んでいたので、100円か多くても300円程度だと思ったのですが、なんと定価の半額の700円。
それなら最初につけておいてよー。

店を出るときにも、やっぱり一言。
「ありがとうございました。また機会があったら寄っていってください。」

値段が高い意外はいい店でした。



そうして、車を走らせ、笠間駅に到着しました。
ここからちょっと先に行くと、笠間稲荷という大きな神社があるのですが、残念ながらそこまで時間がないのと天気がよくないので、 ここをちょっと見る程度で笠間を探訪した、ということにしました。
駅舎はまるで安食の駅舎に似ているのですが、駅のそばに観光案内所があって、レンタサイクルや駐車場がある点が違っていました。
残念ながらそこまで時間がなかったし、記念スタンプもなかったので、足早に駅を後にしました。

車を走らせていくと、「ブックマーケット」という古本屋がありました。せっかくだから、入ってみよう、と思ったら、意外とアタリでした。
古本もそこそこの量がありますが、なんといってもゲームが結構な量があり、PS・DC・SSはなかなかの量でした。
KGRさんの探している「だんじょん商店会」も2980円、「吉亜の丘で寝ころんで」も2980円と、これまでの中でも最安値に値するものでした。
古本もKGRさんの得意な少女マンガ系が結構あるので、一回つれてきてみたいところです。

あたりが暗くなりつつあったので、パーツを売って得た2100円をガソリン代に変えて、帰路につきました。



後日分かったのですが、どうやら笠間の店は、インターネットタウンページで調べた限りはこれだけでした。
ですが、まだ市内の駅の中で行っていない「福原」「稲田」があります。
これを探訪しないと、笠間を完全攻略したことにはなりません。
機会があれば、KGRさんを連れて笠間を探訪したいと考えています。
笠間焼も買ってないしね。



突然の冒険であまり準備していませんでしたが、行ったゲームショップはどれもが品揃えが良くて、珍しいゲームも手に入りそうな良いゲームショップでした。
そして何よりも、店員の人当たりの良さが田舎っぽくて印象的でした。
観光のついでに、きてみてはいかがですか?


今回の収穫:

真サムライスピリッツのムック \700(ヒーロー)


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