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ゲーマーズマップ 第 104回
外房線
東金線
大網 千葉県山武郡大網白里町
外房線 新茂原 千葉県茂原市
外房線 上総一ノ宮 千葉県長生郡一宮町
外房線 茂原 千葉県茂原市

探検日: 2004年08月08日

冒険前のできごと:

あれから一週間後。
今度こそは長野に行くぞー!
と思っていたのですが、宿の予約が遅れてしまい、結局延期することになりました。

そして、今回もダーツ旅行です。
行き先は、大網白里町

大網白里町といえば、月の砂漠の元となったという九十九里浜沿いの町で、外房線が通っています。
(余談ですが、この頃隣町の九十九里町にある「いわし博物館」で地下に溜まった天然ガスによるガス爆発事故がありました。)
せっかくだから、海も見ていきたいな!!


SCENE 1  大網

青春18きっぷを使い、大網駅までやってきました。
ちょっと駅の構造が独特で、外房線と東金線の分岐点を過ぎたところにホームがあります。

事前調査では、近くにゲームショップとゲームセンターが1件、離れたところに古本屋が2件あります。
ですがその前に、駅から海に行く方法があるか、バスの時間を調べてみました。

…地図でも見ていましたが、とても歩ける距離ではありません。
それに料金もかかってしまいそうだし…。

ということで、ここでの海はあきらめ、茂原に先送りすることとしました。

とにかく、ゲームセンターのある「ジャスコ」へ向かうことにしました。
「ジャスコ」というよりは、ショッピングセンター「アミリィ」の方がぴったりでしょうか。

ここの3階にゲームコーナーがありますが、その名も「アミリ」です。
「ィ」が抜けてるなんて、まるで人名の「えみり」みたい(おっと!!)。

 

まだ時間が十分にあるので、もう一つ「ファミザウルス」というゲームショップを探訪してみましたが、残念ながらシャッターが閉まっていました。
隣の古本屋が閉店しているようなので、もしかするとなくなってしまったのかと思いましたが、特に張り紙も無かったので、単に開店時間になってないのかも知れません。
とにかく、時間がもったいないのでパスすることにしました。

 

行く途中に「てんとう虫」という金券ショップがありましたが、店の雰囲気が異様なので素通りしてしまいました。
その後、この地域にある電柱には、この店の広告が貼られていることに気付くのでした。

 

駅に戻りました。
次に来る電車は普通電車なので、予定通り新茂原駅で降りてハードオフを探訪することにしました。


SCENE 2  新茂原

新茂原駅に到着しました。
来る途中に車窓からハードオフが見えたので、場所は大体分かっています。
やっぱり通そうだなぁ。
とにかく、線路を渡って北へ向かって歩いて行きました。

 

1キロ弱は歩いたでしょうか。
カインズホームベイシアを通り過ぎて、車窓から見えたハードオフに到達しました。

このハードオフはオフハウスと店舗が一緒です。
特にFCソフトの品揃えがよく 、315円ぐらいでワルキューレとかが売られていました。
ゲームマシンもツインファミコン2100円x2、パワーグローブx2など、かなり良い感じでした。
さらに、ゲームウォッチも5000円ぐらいで10種類ぐらいあり、きっとコレクターが売ったんじゃないか 、と思うほどです。
キズが多くてジャンクになったGBAが3150円というのもありました。

 

その後、なぜか近くにお土産屋があったので寄ってみましたが、海産物がメインで、この炎天下で持ち歩くと悪くなりそうで、何も買えませんでした。
その炎天下の中を歩き、駅に戻りました。

 

うーん、もう海に行ってみたいなぁ。
しかも良いことに次の電車は上総一ノ宮止まり。
予定では茂原を見るのでしたが、予定を変更して上総一ノ宮まで行くことにしました。


SCENE 3  上総一ノ宮

上総一ノ宮に到着しました。
電車内にも海水浴客が目立つようになり、殆どの人は鴨川方面の電車に乗り換えてしまいました。

事前調査どおり、特に店はなさそうです。
僕は海のほうへと歩いて行きました。

 

歩いて2キロぐらい、やっとが見えました。

人がたくさんいます。
そのうちの半分近くがサーファー でした。
確かにこの日は風が強く、そのためか波も強めでサーフィンにはもってこいでした。
一応海パンの用意もしたのですが、あまりの人の多さ にあきらめました。
海水浴ならぬ海風浴になってしまいました。

 

もう、これ以上行っても何もなさそうだったので、引き返すことにしました。
川沿いに歩いていくと、やがてあの芥川龍之介が愛用したという一宮館 」という旅館が見えてきました。
とても中には入れませんでしたが、穏やかで、確かに愛用したのも分かるような気がしました。

 

帰りは「ポンポン船」で帰ることにしました。
「ポンポン」と言っても、幼児語のお腹のこととかXDRの爆発音とかじゃなく、汽船のエンジンの音のことです。

途中、どうやら僕と同じ境遇らしき人を見かけました。
それは風貌から分かってしまうから不思議なものです。
多分この人も18きっぷか何かで旅行していて、これから駅に戻るんだろうな。
そう思っていたら、やっぱり汽船にも乗り込んできました。

300円を支払い中に乗り込みました。
駅のほうへと向かっていきます。
車で行くよりは遅いのですが、確かに涼しくて快適です。

しばらくして、船は線路のそばの船着場に到着しました。
どうやらここは家族経営のようで、中学生ぐらいの子供が綱を杭に結んで船を固定しています。
さきほど汽船に乗り込んできた同業者(?)はやはり駅の方に向かっています。
しかし、僕はここで最後の観光名所「玉前神社」に行きました。

 

玉前神社」は、松尾芭蕉がここで句を読んだということをはじめ、いろいろと見所のある神社ということでした。
松尾芭蕉の句碑を見ることはできませんでしたが、入り口に置いてある、国歌の中に出てくる「さざれ石」や、昔力比べの娯楽に使われていた「力石 」など、いろいろ見てきました。
もちろん、お参りも忘れません。

↑これがさざれ石

 

帰りは、お土産に何か買っていくことにしました。
「梨」を売るおばあさんが通り沿いに見られましたが、とても鮮度が持たないので、駅の農産物直売所でサブレを買っていくことにしました。

 

次は茂原に向かうことにしました。
茂原は今回の探検で一番ゲームソフトがありそうです。
ちょっと疲れが出てきていますが、僕は頑張って歩き続けることにしました。


SCENE 4  茂原

茂原駅に到着しました。
まず軽く駅周辺を見てみましたが、やはり事前調査どおりゲームショップやゲームセンターはなさそうです。
駅西口のジャスコにはゲームセンターはありませんでした。

事前調査によると、市役所の北の辺りにはゲームセンターやゲームショップ、古本屋が密集しています。
僕は駅東口からぐるっと北に廻るようにして、市役所の北へ向かうように行くことにしました。

 

駅東口の商店案内板では、事前調査で出てこなかった「TVパニック」が近くにあるようですが、残念ながら見つけることができませんでした。
そのまま行くと「ちぢわ書店」という古本屋がありましたが、ゲーム関連の古本はなさそうでしたし、店じまいの準備をしていたので寄るのをやめました。

 

線路を渡って市役所の北の方に歩いていくと、ようやくゲームショップの一角を発見しました。
駅周辺もなかなかですが、こっちの方が大型商店が
並んでいます。

 

まずは古本屋「U-Books
物置のようなところに単行本50円均一のコーナーがありました。
店内もちょっとブックオフとかとは違う、ちょっと変わった品揃えで、少しながらゲームソフトも置いてあります。
きっと近所にあるブックオフと対抗するためですね。

 

国道128号バイパスの交差点を渡る手前に、大型ショッピングセンター「アスモ」があります。
そこの2Fには仲良く「タイトー」と「プラザカプコン」の二つのゲームセンターが隣同士で並んでいます。
タイトー側はUFOキャッチャーや子供向けのメダルゲームが中心なのに対し、カプコン側はお菓子をシャベルですくうようなゲームが中心になっております。
いずれにせよ、ビデオゲームはありませんでした。

 

その交差点の角には「ブックオフ」があります。
ここのブックオフは標準的な広さと品揃えです。
PSのゲーム程度ですが、すこしだけゲームソフトも置いてありました。

 

そのさきの交差点を渡ったところのLAOXの隣に、メガーズの大きな建物を発見。
1Fがメガーズで、2Fがゲームセンター「アミュージアム」になっています。
事前調査ではこのゲームセンターは「チルコポルト」というコナミ系のゲームセンターでした。

早速、1Fの「メガーズ」に行きました。
品揃えは相変わらずのボリュームで、もう前回の市原店のレポートを見てくださいとしか言いようがありません。

ここでは、前回からほしかったセガガガをとうとう1680円で妥協して購入してしまいました。
実はあの後、いろんな店を見ても見つからないし、あっても高いということで、希望価格を2000円に設定して探していました。
ということで、差額の320円はX箱貯金です。

 

2Fの「アミュージアム」はビデオゲームは20台近く、100円でありました。
変わったゲームといえば「天地を喰らう」です。
IIではなく、馬に乗った初代のやつです。
ちょっと珍しいと感じました。

ここでは、「沙羅曼蛇2」をプレイしました。
感想は10回やった後で。

 

最後に、向かいのアミュージアムに対抗するようにあるゲームセンター「Green.com」に行きました。
おそらく、この近くにあるバッティングセンターが経営しているゲームセンターなんでしょう。

ここでは、ナムコの殺し屋対戦ゲーム「アウトフォクシーズ」をプレイしました。
これまた10回プレイ後に。

 

もう、こんなところか。
僕は疲れた足を引きずりつつ家路に着くのでありました。


冒険の終わりに

今回は九十九里浜中央部を中心に探索してきました。
まあ、疲れたけど収穫はあったかな。

大網は、駅から海岸まで遠くバスも少なそう。
九十九里浜を見るなら東金 まで行ったほうが、まだバスがあるでしょう。
駅周辺には店が少なく、乗り換えで時間があるときにジャスコのゲームセンターで遊ぶ程度です。
(もし機会があれば閉まっていたファミザウルスも見てみたいが)

新茂原はハードオフは駅から遠く、近くに店もなくバスも休日は運休なので、できれば車で行ったほうがいいでしょう。
ただハードオフでは意外な掘り出し物がみつかりそうです。

上総一ノ宮は、店は無いものの、観光にはなかなか良いところでした。
駅から海水浴場まではぽんぽん船(汽船、300円)を使うといいでしょう。
海水浴場は混雑しやすく、サーファーが多いです。
松尾芭蕉の句碑やさざれ石のある玉前神社を見るのも良いでしょう。
芥川龍之介縁の宿「一宮館」もいいかも。

茂原は、駅ではなく、市役所の方に店が固まっています。
ゲーマーならメガーズをみて、ついでに古本屋を見たりゲーセンで休憩するといったところでしょうか。
観光名所はありませんが、白子海岸・白子温泉へはここからバスの乗ると楽です。

 

家に戻ってきて、セガガガの包み袋をあけると、中にはなにやらアンケートハガキが入っていました。
それは「メガーズ」の店舗の感想・要望などのアンケートハガキで、私書箱行きで切手を貼らずに出せるようになっています。
しかもあて先は会長行きになっており、「会社のことは私の責任です」と(ちょっと日本語的におかしいような気もするが)アンケートの最初の箇所に書いてあります。
(さらにはその会長の携帯電話の番号まで書いてあります )
誠意が感じられる、素晴らしいお店ですね。
ちょっと感動しました。
(小泉首相風に)


今回の収穫:

セガガガ (メガーズ茂原店) ¥1680

プレイしたゲーム:

沙羅曼蛇2 (アミュージアム茂原店) ¥100
アウトフォクシーズ (Green.com) ¥50

X箱への貯金:

セガガガの差額¥320


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