Jan 02, 2006 [去年の今ごろ]
初夢は夢らしく。
初夢は「一富士、二鷹、三茄子」ではなかった。そもそもそれらを見ると縁起がよいと言われた時代から長い年月が過ぎ、人々は情報や知識を幅広く得る事になったのだから縁起がよいものの定番が多様化していてもおかしくないと思う。「一エベレスト、二フェニックス、三茄子」とか。・・・それだと風情がないから定番は定番のままあり続けるのだろう。
僕の初夢は夢らしく現実感を帯びながら状況は混沌としていた。
夢の中で、鮮やかな緑の芝生の庭に置かれた四角くて白いテーブルに二人の女がついていた。二人は楽しそうに何かを話ながら書き物をしていた。僕はテーブルにつかずにそれを傍観していた。二人は僕のことを気にすることなく作業を続けていて、僕はまるでスクリーンを通して映画を観ているような気分だった。そうだとすれば退屈な映画だった。
夢はこの庭ですべての話が進んだ。この適当さがいかにも夢らしい。
しばらくすると二人の元に執事らしき人がやってきて二人のうちの片方になぜか縁談の話を始めた。その人は良家のお嬢様らしかった。僕がその様子を見ていたら目が覚めた。何を暗示しているのかわからない夢だった。
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