O'GANE'S EXPERIENCES

午前6時発の飛行機でタイを出て、14時ごろ帰国した。

機内食のサンドウィッチ(ハム、チーズ)は、まずかったので半分残した。

それがどうでもいいと思えるような長岡の大雪。バンコクの気温が35度で長岡に帰ってきたら0度。こんな気温差を経験したのは初めて。

大学に停めていた車に1メートルほど積もった雪をのけながら、タイでの出来事がすべて夢だったのではないかと考えた。でも、タイで重い荷物を持って歩いたときにできた手足のマメは雪のけをしているときも痛かったから夢じゃないんだろうな。

thai kara kinen kakiko

朝、ボートに乗ってラン島に向かう。

このボート、波を乗り越えるときにやたら跳ねてた。「ふわっ・・・どーん」「ふわっ・・・・どーん」の繰り返し。

船に乗りなれている人にとってはボートが跳ねるのぐらい朝飯前なんだろうな。でも僕は怖かった。「ふわっ」と船が船首をもたげてから「どーん」と水面に打ち付けるまでの間(マ)と衝撃が一定ではないから、常に怯えっぱなし。「ふわー」の間隔が長くて、これはでかい衝撃が来るぞ、と思っていると意外と着水はスムーズだったり。

ビーチはマリンスポーツ、海水浴、船着場の区画に分けられていて、海水浴の区画は人がいっぱいだった。だから比較的人が少ない岩場の方まで歩いていって、体を焼きながらまったり読書をした。白く細かい砂に寝そべって海辺のカフカを読むぜいたく。海の水は、まさにリゾートという感じに透きとおっている。

昼間からビールを飲んでも誰にも何も言われない。小腹が空いたので食堂でママーパットを食べた。旅行中を通して言えることだけど、まるで夢を見ているようなひと時だった。

午前中はBig C(スーパー)に行ってハーフパンツやサンダルなどパタヤで必要なものを買ってきた。

Big Cまでバスで行けば安いのだけど、せっかくなのでバンコク名物の三輪タクシー・トゥクトゥクを使ってみた。

「Big Cに行ってください」と運転手さんに言うと「どこの？」と聞きかえされた。当然だと思う。フアランポーン駅付近の土地勘はないので「どこのでもいいです」と答えて乗車した。ドキドキしながら乗車していると、しばらくして伊勢丹向かいのBig Cにちゃんと着いた。タイ語で意思の疎通がはかれたのがうれしい。

午後になってパタヤに移動。

夕飯はTopsの2階にあるCocaでタイスキを食べた。他のタイスキ屋がどうか知らないけど、この店ではテーブルに一人店員さんがついて最初から最後までタイスキの世話をしてくれる。僕たちのテーブルを担当したのは顔にめりはりがある中国系のおばちゃんだった。

このおばちゃん、タイスキの材料を鍋に入れるときにやたら豪快にこぼす。一応すまなそうにしてくれるんだけど、またこぼす。不思議といやみに感じなかったのはおばちゃんが終始ひょうきんに話していたからだ。

きょうは終日自由行動の日。

午前はプラトゥナーム市場に行った。タイの規模が大きい市場すべてに言えることだけど、市場内を回る順番を決めて歩かないとたいてい迷う。次回来るときは方位磁針を持参しようと思った。

午後はリバーシティー ボート乗り場発のチャオプラヤ川クルーズを楽しんだ。

まず連絡船のようなボートで北の船着場に向かい、やや豪華な船に乗り換えて折り返し川を下る。船内でタイのフルーツとドリンクを楽しみながら景色をながめ、ガイドさんの案内に耳を傾ける。小柄な体格のこのガイドさんは、アンニュイな感じでイスにもたれかかりながら流暢な英語(タイのイントネーションじゃない)でチャオプラヤ川沿いの高級ホテルについて熱心に説明していた。できれば船が王宮の前を通るときに教えてほしかった。

夜は初のムエタイ観戦。

リングサイドで試合を観戦して迫力のある打ち合いを堪能したのはもちろんだけど、それ以外もすごい。たとえばリング両サイドで選手を応援している人たち。選手が攻撃を受けると身を反らし、目をひん剥いて「イーッ」と叫ぶ。選手が攻撃すると身を乗り出してまた叫ぶ(こちらは何と叫んでいるか聞こえなかった)。両サイドの応援者の叫びを聞いているだけで目をつぶっていても試合の状況がわかりそうだ。

旅行の一日目は定番のアユタヤ観光。

バン・パイン宮殿、いくつかの有名なお寺と日本人街跡を回った。仏像や遺跡は何度見ても素晴らしい。そしてアユタヤ観光は何度来ても暑くて疲れる。

アユタヤ名物、ローティー・サイマイ(糸状の砂糖＝サイマイをクレープのような円形状の薄い生地＝ローティで巻いたお菓子)も食べた。しっとりした生地のモチモチした歯ごたえと砂糖の素朴な味が大好き。

最後は象に乗って、アユタヤ観光は終わり。

∀

夜はタイ舞踊が見られる料理屋でご飯を食べた。

お店のトイレの小さい方で用を足したら水が流れず、清掃の方に助けを求めたというトラブルがあったが、これはマイペンライの範疇だと思う。

夕方、ユナイテッド航空の航空機でタイへ出発。

久々に飛行機に乗ったので離陸の時はちょっとどきどきしてた。

写真は機内食のチキンめん。席が後ろのほうだったからビーフは品切れでした。

タイに着いたのは深夜。

深夜でも外の空気はもやっとしている。街には以前住んでいた頃と変わらない独特のにおいが漂っている。「帰ってきたぞ！」と思った。

7日からタイ旅行！

きょうはムエタイの開催スケジュールを調べたり荷物を作ったりしてた。

昼間のうちに荷物を作り終えて夕方には成田に発送する予定だったのに、まだできてない。

明日のアサイチでヤマトの集配センターに持ち込んで特急便をお願いしよう。

　タイで流行っているダンスミュージックを調べようと思い【A-GoGo】タイのゴーゴーバーで流れてる曲【2nd】を読んでたら、ヤンブーのマプーカ(Yamboo - Mapouka)がキタコレ。

　「オカマーイエー　オカマーイエー」

　ってもう・・・狙っているとしか思えないおかしさ。頭にこびりついて離れません。

　ここでPV観れます。→Yamboo - Mapouka - Onet.pl Teledyski

概要

oganeが2003年9月から2004年2月までの約6ヶ月間タイに滞在したときの記録です。

目次

出発前夜

• 2003年 9月
• 2003年10月
• 2003年11月
• 2003年12月
• 2004年 1月
• 2004年 2月