O'GANE'S EXPERIENCES

　久々に小躍りしてしまいそうな端末が発表された。Sony Ericsson の SO506i (premini-II) がそれ。

カメラ付きで言うことなし

　注目すべきは DoCoMo から久しぶりにリリースされる本格ストレート型端末だということ。ストレート端末といえば同じく Sony Ericsson から 旧premini シリーズ(SO213i, SO213iS)がリリースされていたが130万画素カメラ搭載、メモリースティック Duo 対応といったハイエンド機能を盛り込んだ本格端末というのは無かった。旧premini シリーズはかなり割り切ったスペックであったため触手が動かなかったというユーザもこれだけ力の入った端末なら心を動かされると思う。

　ボディカラーは Black、Silver と Brown の3色と、ビジネスユース向けという印象。MITSUBISHI D901i のデザインとカラーバリエーションを意図せずとも意識しているよう。

気になるところ

　体積79ccという脅威の小型端末。ボタンの押しやすさも気になるところ。小型化に伴ってボタンのサイズを小さくせざるを得ないため、旧premini では「スロープキー」というボディとボタンにまるみを持たせるデザインを採用していた。premini-II では「スレンダーキー」と呼ばれる、細く波上に突起したデザインを採用しているとか。見るからに押しやすそう。A5404S のようなフラットキーに比べたらある程度立体的なキーは押しやすそうに見えるのだけど。

　キーについては、「メールに便利な専用キー」というのも搭載されているらしく、ここにも Sony の Speed Mailer の精神が息づいているようだ。

　130万画素CCDカメラ。Sony 製の端末にはしばらく前からこの「130万画素CCD」のカメラが搭載されているがどれも同一のモジュールなのだろうか。まあ、A5404S と同等かそれ以上の画質が得られれば問題ないかしら。

　標準でメモリースティックDuoは付属しないとか。これは意外。

参考

Sony Ericsson : 製品紹介 : NTT DoCoMo premini-II http://www.sonyericsson.co.jp/product/docomo/premini2/index.html

ドコモ、130万画素カメラを搭載した「premini-II」 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/22295.html

NTTドコモ、世界最小のメガピクセルiモードケータイ「premini-2」を開発 - livedoor コンピュータ http://computers.livedoor.com/series_detail?id=7299

DoCoMo Net - 製品ラインナップ - premini-II http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/mova/premini2/

当たり屋のデマ

　「当たり屋グループがやってきました」という張り紙を大学の掲示板で目にしたり、まわりの人からそんな話を聞くことがある。ある周期で耳にする話題だ。今日も聞いた。これは人々の善意を利用した風説やチェーンメールの類であると言われている。だいたいは、当たり屋グループが関西からやってきたので遭遇したら示談をしないようにとか、彼らはサイドブレーキを引いて止まりますとして注意を喚起する内容だ。こういったデマが流れているという情報を知っていれば「ああ、またか」と意識するだけだ。

当たり屋のデマと狼少年効果

　しかしどうだろう、この手のデマが本物の当たり屋グループによるかく乱工作だったとしたら。

　つまり、このデマを流したのが当たり屋グループ当人であって、これをデマとして聞き流し注意しない人が増えれば当たり屋グループとしては仕事がしやすくなるというものである。裏の裏をかくということだ。うそつきの少年が本当は狼が来ていないのに「狼が来たぞー」と何度も人々をだましているうちに信用されなくなるという狼少年の話があるが、当たり屋グループは童話より一枚うわ手の狼少年と言えるのかも知れない。

　そもそも、関西の当たり屋グループなるものが存在すればの話だけど。