烏山城下 七福神巡り | |||
福禄寿〜善念寺〜 〒321−0628 那須烏山市金井1−5−11 |
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おわりに |
福禄寿は長頭で長い髭をはやし杖に経巻を結び、長寿の 鶴を従えている姿が一般的な姿でしょうか。 福禄寿とは、道教で強く希求される3種の願い、すなわち 福(現代の日本でいうところの幸福全般ではなく、血の繋が った実の子にうまれること)、禄(財産のこと)、寿(単なる 長生きではなく健康を従う長寿のこと)の3徳を具現化した ものである。 これらを兼ね備えた福禄寿は単なる長寿の神様としてで はなく、人徳、人望の神様としても崇められているようです。 姿や後利益をみると、寿老人と大変似ている事に気付き ます。福禄寿と寿老人は同体異名とされていることが多い ようです。どちらも、仏教の伝来とともに、水墨画の画題と して、日本に入って来たといわれています。 また、昔は福禄寿の代わりに吉祥天を加えてもよいとされ ていたようです。 ここ、善念寺には人々を御救い下さる25菩薩像が揃って 安置されています。その菩薩様をお参りすることにより、 単なる長生きではなく健康を伴った長寿を得られ、極楽浄土 へも導いて下さるとのことです。その事から、昔は長寿の お寺としての一面もあったそうです。 吉祥天には、多聞天の妃とされています。本堂には、四天 王(多聞天・護国天・増長天・広目天)の壁画もあり、昔の 人々は吉祥天と福禄寿を結び付け参拝していたようです。 |
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