烏山城下 七福神巡り | |||
毘沙門天〜一乗院〜 〒321−0628 那須烏山市金井1−3−9 |
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おわりに |
毘沙門天は、身に甲冑をつけ、手には槍を持っている 勇ましい姿から想像つくように、毘沙門天は軍神である。 『勇気をもって悪をくじき、力強く生きていくように』と さとしているとされています。そのことから、戦勝を祈願する 神様として崇められました。 戦勝祈願、仏教守護という性質から、国土守護の軍神 として多くの武将の間でも信仰されるようになりました。 毘沙門天を守護神として崇めていて、最もよく知られて いる武将が上杉謙信でしょう。謙信はその戦上手と守護神 が毘沙門天であることから、『毘沙門天の申し子』とまで 言われていました。 また、毘沙門天は戦の神様でだけではなく、宝物、財物、 幸運などを恵む神様としても広く信仰されています。 ここ一乗院には、毘沙門天立像があり、左に吉祥天、右に 善膩師童子を従える三尊形式の毘沙門天像である。 三像ともに槍材、寄木造り、中央仏師によって制作された ものと思われ、装飾性が高く全体的に均整のとれた大変 優れたものである。製作年代は江戸時代中期以降と思わ れる。 安政2年、烏山藩主:億墓忠美(7代)が城下繁栄を願い、 日光より烏山に歓請したものである。 平成2年に保存修理が行われ、制作当時に近い形状、 色彩に復元されました。 |
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