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ゲーマーズマップ 第 304回
磐越東線 磐城常葉駅 福島県田村市
磐越東線 大越駅 福島県田村市
磐越東線 菅谷駅 福島県田村市
磐越東線 神俣駅 福島県田村市
磐越東線 小野新町駅 福島県田村郡小野町
磐越東線 夏井駅 福島県田村郡小野町
磐越東線 川前駅 福島県いわき市
磐越東線 江田駅 福島県いわき市
磐越東線 小川郷駅 福島県いわき市
磐越東線 赤井駅 福島県いわき市
常磐線
磐越東線
いわき駅 福島県いわき市
常磐線 泉駅 福島県いわき市

探検日: 2011年10月09日

冒険前のできごと

今日は福島復興支援プロジェクト(?)第四弾、いわき市へいくことにしました。
行く途中に、今度は磐越東線の駅で見ていない、船引駅からいわき駅までの間の駅を見ながら、余った時間でいわき市内を見ることにしました。


SCENE 1 あぶくま洞

磐越道を走り、懐かしの船引駅を通り過ぎ、磐越東線に沿って磐城常葉駅に着きました。
町の中にある駅で、結構駅前は駐車場もあり、舗装されているのですが、無人のようです。
近くには商店が4軒ほどあるぐらいで、ゲームショップ等はなさそうでした。
ここでは自販機で梅ソーダを買いました。

磐越東線に並行する県道を南に進み、橋を渡って、大越駅に到着。
ここは駅員がいるコンクリート製の駅舎です。
やっぱりゲームショップ等はなさそうです。
ここでは、向かい側にある自販機で別のジュースを買いました。

さらに県道を南進み、菅谷駅に到着。
ここは三角の屋根を持つ駅舎で、先ほどの大越駅よりは小さいものの、駅員がいるようです。
周辺は民家は多いものの、ゲームショップ等はなさそうでした。
近くの街灯を見ると、地球儀をかたどったような面白い形をしています。
ここで、駅にあった観光案内を一部もらいました。
あぶくま洞は知っているのですが、どうやらあぶくま洞とは別に入水鍾乳洞という洞窟があり、この洞窟の最寄り駅だそうです。
せっかくだから行ってみることにしました。

駅から東に進むと大きなアーチが観光客の僕を待ち受けていました。
さらに東に進んで山のふもとに入ると、入水鍾乳洞がありました。
入り口手前の駐車場に車を止め、細い坂道を登っていきます。
途中に合羽やライトをレンタルできる個人商店がありますが、そこまで長居するつもりはなかったので、軽くお店のおばちゃんに会釈して、坂を上っていきました。

水の流れる音が聞こえてきました。
この音を聞いて、なぜか僕はR-TYPE IIの2面を思い出しました(あれも鍾乳洞だっけ?)。

洞窟の入り口にある管理小屋で入場券を買います。
コースはA,B,Cの全部で3つあり、それぞれで長さが違います。
どうやら順路等になっているわけではなく、終点の看板を見たら引き返すというルールになっているようです。
Aコースは普段着でも入れるのですが、BコースやCコースではかっぱや明かりが必要です。
さらにCコースは案内人が必要のようです。
僕は手短に済ませたいので、Aコースを選び550円を払いました。

入り口に入る辺りには、もう脳内BGMはスペランカーになっていました。

洞窟内は人一人通るのがやっとなほど狭く、背の高い人や、横に広い人は注意が必要です。
また、高低差もおもったよりはあり、坂道でジャンプすると死ねるほど急です。
滑りやすい靴は危険です。
また、Aコースとはいえ岩に触れて服が汚れたり靴に傷が付いたりするので、汚れても良い服装にしたほうが無難です。

Bコースの入り口は、すでに足元が水に覆われている状態でした。
こりゃ確かに普段着じゃ無理だな。
素直に引き返しました。

それにしても、意外と暑いなぁ。
洞内は15度に保たれているようで、坂があるのでちょっと汗ばんできました。

 

すぐ近くには、宿泊や入浴ができる「星の村」という施設があります。
ここで汗を流そうと、持っていた温泉セットを手に、入浴料400円を払って中に入りました。

温泉かと思いきや、阿武隈の天然水を使用した風呂のようです。
夏場は爽快でしょう。
隣に宿泊施設もあり、その客が入浴しているようです。

 

さあ、次の洞窟探検だ。
まだ脳内にはスペランカーのテーマが流れていました。
ここから南に向かうと、さっきと同じアーチが待ち構えていました。
そして案内に従い山道を少し行くと、大きな岩壁が目印のあぶくま洞に到着しました。

あぶくま洞」の広大な駐車場に車を止め、歩いて洞窟の入り口まで向かいます。

入場料は大人一人1200円ですが、この日は特別料金の800円になっていました。
お金を払い、中に入りました。

まずはつづら折になっている、学校の渡り廊下のような通路を下って行き、洞窟の入り口まで向かいます。

中は人の手でライトアップされ、幻想的な雰囲気をかもし出しています。
洞窟の広さも先ほどの入水鍾乳洞とは倍以上違います。
でも、自然という意味では入水鍾乳洞の方が上かも。

言葉では説明しづらいので、写真で雰囲気を味わってください。
そして、興味をもたれたら是非行って見ると良いでしょう(ちょっと宣伝)

入水鍾乳洞とは違い、こちらは順路になっています。
また、途中で分岐点があり、200円払って探検コースに進むこともできます。

鍾乳洞を出ると、売店の建物があります。
ここでは地元の天然水ワイン、じゅうねん(エゴマ)や大理石?の彫刻などが売られています。
本当は洞内で貯蔵しているワインを買っていこうと思ったのですが、飲む人がいないのでやめました。

洞窟探検も終わり、このあぶくま洞の最寄り駅の神俣駅を見ました。
「かんまた」と読みます。
八角形の三重塔を象った洋風な建物で、駅員もいるようです。
こう見ていると、磐越西線や水郡線と違って、駅員がいる駅が多いなぁ。

ここでは、近くには中規模の商店があったので、ここでソフトクリームを買いました。
どうやら僕が最初の客だったようです。

さらに県道を南に進んでいきました。

途中、「針湯温泉」という温泉が見えましたが、さっき入ったばっかりなのでパスしました。

 


SCENE 2 磐越東線

さらに南に進み、小野町に入ってきました。
ちなみに小野町は、あの小野小町に因んだ地名であると聞いています。

小野新町駅につきました。
「おのしんまち」だと思っていましたが、「おのにいまち」が正しい読み方です。
駅舎は田舎の校舎を思わせるような平屋の建物で、ここにも駅員がいます。
近くにはゲームセンターがあるようでしたが、もう営業していないようでした。

ここには「リカちゃんキャッスル」がありました。
近くを通ってみましたが、一人で入るのはとても恥ずかしかったので、やめました。
バニーガールとかネコミミとかつけたリカちゃんとかがあればネタになるのですが・・・。

さらに南に進み、次の駅を目指しました。

ちなみに駅の近くの南側には、「小町温泉」という温泉があるらしいです。

向かう途中、何やら神木のような巨大な杉が左手に見えました。
これは「翁杉」「媼杉」と呼ばれ、二つが並んで立っています

夏井駅に到着しました。
これまでと違い、駅前にちょっとした広場と、小さな待合室がある無人駅です。
ここから先はすっかり田舎の駅の探訪です。

さらに南に進むと、だんだん山道になってきて、道幅も狭まってきました。
なかなかにすごい渓谷で、車がすれ違うのもやっとです。
DNAみたいに磐越東線と県道が交差する中、やっと駅が見えてきました。

川前駅に到着しました。
ここは駅舎はあるものの無人駅で、さびしい感じがします。
イメージ的には茨城県の袋田駅とかに近い感じです。

まだまだ渓谷の道は続きます。

車を走らせていると、やがて駐車場や滝の案内板が見えてきました。
ここら辺は「夏井川渓谷」という渓谷地帯で、もう少し秋が深まると紅葉がきれいそうです(こればっかり)

その中には「籠場の滝」という滝がありますが、残念ながら反対方向なので車窓からは見えませんでした。

江田駅に到着しました。
ここは階段の上に駅があるようですが、駅舎はなく、無人駅でした。

渓谷を抜け、いわきの街並みが目の前に広がってきました。

小川郷駅に到着しました。
町の中にある駅で、小野新町駅ぐらいの駅舎がありますが、駅員はいないようでした。
駅名の郷というイメージとは違い、民家が密集していて賑わっているような印象も受けました。

さらに南に進み、すっかりいわき市の市街地になっていました。

赤井駅に到着しました。
いわきの市街地に近いためか、結構民家や工場が目立つようになってきています。

これで磐越東線の駅は全て探訪しました。
僕は目的地を、いわき平のハードオフにセットして、向かうことにしました。



SCENE 3 いわき

いわきの市内に入りました。
ハードオフを目指して車を走らせました。
たしか数年前もここに来たのですが、なんとなく人通りが少ないような・・・。

南にある「ハードオフ」に到着し、中に入りました。
ここは数年前に探訪したときと同じ状態を保っています。
被災地だからといって遠慮していると、却って支援にならない。
そう思い僕は5250円分のパソコン用の周辺機器を買いました。

隣にある「ブックマーケット」も探訪しました。
前回の福島探訪もあり、期待出来そうです。
ここも数年前と同じ、マニアックな品揃えで安心しました。

ここでは、ちょっと探していたPS「パチスロ帝王 バニーガールSP」3800円 で買いました。
もちろん、これはAKFさん用のソフトです。
本作はそこそこのプレミアモノのゲームのようですが、この値段なら安いかな、と思いました。
それでもちょっと高いのですが、これはAKFさんにいつもお世話になっているお礼というよりも、被災したいわきに対する募金のつもりで買ったものです。
この決断に悔いはありません。

ついでに900円ということで、なかなかKGRさんが進めてくれないPSP「プロジェクトウィッチ」と、Wii「涼宮ハルヒの激動」を買いました。
「プロジェクトウィッチ」は、実は別の店で買ったのをKGRさんに渡しているのですが、なかなか進めてくれないのです。
恐らくウサミミも出るでしょうから、AKFさんに渡して「ファイティング ウィッチ」でガチ格闘勝負をしてもらおう ということです。
それに最近出た「超クソゲー3」という書籍でも紹介されており、興味が出てきました。

また、「涼宮ハルヒの激動」については、以前のゲーマガの記事から、バニーガールの衣装が出るのは分かっていました。
それもそうですが、これまた「超クソゲー3」「ダンスよりも祈祷に見える」などの記事があったので、ちょっと興味がわいてきたのです。
僕自身は「涼宮ハルヒ」は知らないですし、メンバーの人も読んだことがある人はいないでしょう(恐らくNさんが一番詳しいと思います。予想なので責任は取れませんが)。

 

買い物も終わり、時間がなくなってきたので、僕はせめて沿岸部の状況を見に行くことにしました。
テレビではイヤというほど見ていますが、実際に目にすることで、僕の中の何かが変わるだろう、そう思いました。

いわきマリンタワー」に到着しました。
行くまでにはいくつか道路が陥没していたり、建物がつぶれていたりしている箇所がありましたが、大きく壊れているところはなく、工場は稼動しているようでした。

320円という半端な入場料を払い、中に入りました。
エレベーターで行くのですが、せっかくだから僕はこの階段で行くことにしました。
タワーは60mの高さがあり、370段ぐらいの階段があります。
途中船や魚の写真のパネルがあり、飽きさせない工夫があります。

周りがガラス張りになり、ようやく屋上近くまで来ました。
屋上は階段教室みたいになっており、もちろん天井はなくオープンエアーとなっております。
さらにエレベーターの管理室の上まで上れるようになっております。
震災前だったら、そこからの眺めはなかなかのものだったでしょう。
少々複雑な気持ちになりつつ、周囲を見渡しました。

こう見ると、震災からかなり時間が経っているためか、瓦礫とかが散乱している様子はありません。
それでも、沿岸部は建物が少なくなったような気がするのは気のせいでしょうか。
北の方角には白い点のように、福島原発が見える様な気がしました。

帰りも階段から降りて、1階にある売店でお土産とトマトジュースを買いました。
このトマトはいわき市内で栽培されたトマトのようで、震災や原発事故にめげずに頑張ってきたようです。

 

帰る前に、すっかり食事をしていなかったことを思い出しましたので、小名浜港で海鮮丼を食べることにしました。
小名浜港の土産店は、いくつかは営業していたものの、半分以上がシャッターが下りていました。
午後3時という時間が遅いからでしょうか、それとも・・・。

港には営業していた海鮮丼の店が2軒ありましたが、どちらも建物を完全に使用できるような状態ではなく、簡易住宅のような店になっています。
さらに、その隣の鮮魚店は建物が文字通り潰れていました・・・。
よく見ると近くの建物には基礎から上がなくなっている建物が多くあり、当時の津波の被害を想像させます・・・。

で、その海鮮丼の店に入ったのですが、店内で流していたテレビはNHKの津波のドキュメント・・・。
よく見ると、壁には3月11日の津波でめちゃくちゃに壊された旧店舗の写真が貼られています。
これに負けずに頑張っている、という意思表示なのでしょう。

そして、僕は常磐道で家路につきました。

 


冒険の終わりに

今日はあぶくま洞といわきマリンタワーを探訪しました。
あぶくま洞ではスペランカーになり、洞窟探検しました。
いわきでは、ややレアなゲームをゲットし、マリンタワーを探訪しました。
ミーティングでもメンバーから「被災地でゲームを買うことが復興支援になるのか?」と疑問の声が出ていましたが、僕は、ないとは言えない、と信じたいと思います。
また、何かの事情があって手放したのでしょうから、それに応えないとね

結局被災地を見ることで自分が変わったことはありませんでしたが、何か熱い感情がわいてきたような気がしました。
残された期間、僕にできることは少ないですが、頑張っていきたいと思います。

 


今回の収穫:

パソコンの周辺機器 (ハードオフいわき平店) ¥5250
パチスロ帝王 バニーガールSP (ブックマーケットいわき平店) ¥3800
プロジェクトウィッチ (ブックマーケットいわき平店) ¥900
涼宮ハルヒの激動 (ブックマーケットいわき平店) ¥900

プレイしたゲーム:

なし


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