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ゲーマーズマップ 第62回
水郡線 常陸大子駅 茨城県久慈郡大子町
水郡線 袋田駅 茨城県久慈郡大子町
水郡線 西金駅 茨城県久慈郡大子町
水郡線 下小川駅 茨城県那珂郡山方町
水郡線 中舟生駅 茨城県那珂郡山方町
水郡線 常陸大宮駅 茨城県那珂郡大宮町
探検日:2003.04.21
冒険前のできごと:
「グランディアII」をプレイしているからでしょうか。
先日のことで落胆しつつも、僕の冒険心は日に日に高まっていきました。
さて、どこかに行きたくなってきたぞ!
車での冒険は、今年は茨城県を中心に攻めて行こう!
これまで行った「笠間」「常陸太田」は、この目標に沿って冒険してきました。
次はどこがいいかな、と思って調べてみると、なかなかよさそうなところに、「大子」がありました。
大子は「袋田の滝」で有名な場所。マイナスイオン効果もあることだし、行ってみるか!
SCENE 1 : 常陸大子
車を走らせ、まずは常陸大子に向かいました。
国道116号線を曲がり、細い道を通ると、ちょっとした商店街があり、そこに常陸大子の駅があります。
まるで(というかそのまま)山の中の小さな町のようです。
常陸大子駅の駅舎。奥に見えるのは水郡線の車両。
水郡線はみんなの足。利用しよう!(受け売り)
僕は駅前の町営駐車場に車を止め、周りを散策することにしました。
駐車場の料金は、最初は1時間100円、あとは30分毎に50円というものです。
さらに、貸自転車が無料で使えます。
なかなかサービス満点。気が利いてるね!
まずは駅舎に行って、スタンプを押してきました。
郡山で見た、あの水郡線の車両も停車中でした。
常陸大子駅の記念スタンプ。薄くてよく分からないが、『湯煙りたなびく奥久慈の駅』と書いてある。
たしか、ここにはファミコンショップ「ヒーロー」があったはず、と思って商店案内板を見たら、
ありました!
ちょっと歩いたら店があったので、早速入ってみました。
入って右奥にはネオジオの筐体があり、テレビの声に混じってひたすらKOFのデモBGMを鳴らしていました。
その手前の右側には、なんと普通のリサイクルショップにおいてあるような食器とか古着とかが置いてあります。
でも左側はゲームが陳列してある棚なので、間違いなくゲームショップです。
いろいろ調べてみると、FCやSFCのゲームが結構目立ちました。
PCEやSSもあり、変わったゲームが安く売られているものもあります。
結構攻略本やマンガ本が多いのも魅力です。
せっかくだから、何か買っていくことにしました。
「わくわく7」を買うか、「忍者ハヤテ&タイムギャル」を買うか、「パワードリフト」を買うか、・・・
で、結局買ったのが、日本テレネットが作成した「妖精のエルフィーネ」というゲームです。
このゲームには、西村知美が出てくるので、ファンはコレクションモノでしょうか?
とにかく、アドベンチャーゲームなのかRPGなのかアクションゲームなのか、ジャンルがまったく不明なので、妙に楽しみです。
そして、店を出て、久慈川を渡り、国道116号線を見渡しました。
たしかこのあたりにゲームセンターがあったはず。
インターネットタウンページで調べたので、もしかするとパチンコ屋かもしれないけど。
しかし、見渡した限りは、そのような店はありませんでした。
しかたないので、引き返して袋田の滝へ向かうことにしました。
駐車時間は1時間ぐらいでした。
僕は100円を払って、駐車場もとい常陸大子駅を後にしました。
SCENE 2 : 袋田の滝
国道118号線を南下し、袋田の交差点にやってきました。
西の国道408号線方面に曲がると袋田の滝に行くのですが、
僕は東に曲がって、JR水郡線の袋田駅を先に見ることにしました。
ガケ沿いの狭いクネクネした道を降りていくと、民家の群れが見えてきました。
そして狭い生活道路を抜けていくと、まるで木造のログハウスのような駅舎が見えてきました。
僕は駅北側の駐車場に車を止め、駅舎に入ってスタンプを押してきました。
無人駅のつくりではありませんが、駅員はいなく、改札の窓も閉まったままです。
袋田駅の記念スタンプと、袋田の滝の入場券売り場にあった記念スタンプ。緑のスタンプは、なんとゴム印ではなく木彫り印。
僕は引き返し、袋田の滝に向かって国道408号線を進みました。
看板に沿って、僕は袋田の滝に到着しました。
おや、なんか道が袋小路になっているぞ。
ここから先は通れないってことかな?
そして、なにやら50〜60才ぐらいの農家のおじさんらしき人がうちわをもって車を誘導しています。
何だか分からないまま、そのまま僕はおじさんの誘導で、駐車場に駐車しました。
「駐車料金500円いただきます。」
うーん、やっぱり観光地。これぐらいなら普通だよね。
車を止め、橋をわたろうとすると、
あれ、あんなところに車が止まってる。
ここは車で渡っても良かったのか・・・。
あれ、さらに利用客は駐車料金無料って書いてあるぞ。
普通のひとは、「お金払って損した」と思うかもしれません。
近くを歩いていた人も、そう言っていました。
ですが、僕は「商売うまいなぁ」と、妙に関心してしまいました。
もとから、こんなところでタダで車が止められるとは思っていませんでしたし・・・。
僕の払った500円が、トンネルの通行料みたいに、地元の発展に貢献してくれればと思います。
そして僕は川岸のお土産屋の列を通って、大きなトンネルの入口に来ました。
料金は、大人300円です。
入場券販売所のとなりに、記念スタンプが置いてあったので、押してきました。
中に入ると、まるで洞窟のようなトンネルでした。
トンネルを進んでいくと、だんだん「ドー」という音が大きくなっていきました。
トンネルを抜けると、そこは滝だった・・・。
この滝は一直線ではなく、段差になっており、まるで落水が糸の束のようです。
滝からくる水しぶきが雨と混ざって、体全体を覆ってくるようです。
この天気と重なり、滝の上の方はちょっと霞んで見えます。
新緑を深い霧が包み込むような、いかにもこの季節にぴったりの風景です。
僕は、非常にすがすがしい気分になれました。
トンネルの途中に、つり橋に抜ける通路がありました。
揺れるつり橋を渡っていくと、左側には滝の横顔が、右側にはいかにも川の上流らしい、ごつごつとした岩の間を細い水の線が縫うように流れていく様子が見られました。
そのまままっすぐ行くと展望台があり、がけっぷちに建っている休憩所はちょっと恐いですが、なんか江ノ島を思い出しました。
そうして、あっというまではありましたが、袋田の滝を見終わりました。
さあ、蕎麦とこんにゃくだ!
ここらへんの蕎麦は奥久慈そばといって、結構名産らしいです。
それに山芋も結構うまそうなので、山かけそばとか最高だろうなーと思っていたのです。
駐車場近くのそば屋に入ってみると、やっぱりありました、山かけそば。
しかもお土産用のさしみこんにゃくも用意してあります。
早速僕は750円の山かけそば(冷)を注文しました。
そばができたようです。
普通よりはちょっと多いかんじのざるそばに、山芋のたっぷり入ったそばちょこ、小皿一つのなめこ、それに薬味はネギ、わさび、しょうが、大根おろしがついています。
これだけあれば、十分満足ですね。
10割そばではないようですが、それでもそばの味がしっかりしていました。
山芋となめこが、いかにも田舎そばの風味を出しています。
いやぁうまかった!ごちそうさん!
食べ終わったら、お土産のさしみこんにゃくの出番です。
3玉(普通、青海苔、唐辛子(!))にからし酢味噌のタレがついて500円です。
プラスチック製の緑の提げ籠が印象的ですね(僕だけか)。
一つ買って、僕は袋田の滝を後にしました。
結局、袋田温泉には入りませんでした。
まあ、これはまたの機会ということで。
SCENE 3 : 常陸大宮への道
袋田の滝から国道118号に戻ってきました。
インターネットタウンページで調査した結果では、ここから常陸大宮までは、ゲームショップやゲームセンター、古本屋はないようです。
僕は、できるかぎりの駅に寄っていこうと、水郡線の駅を一つ一つ寄っていくことにしました。
実は、いきなり最初の「上小川駅」を飛ばしてしまいました。
僕は、その次の「西金駅」に車を止めました。
西金駅の駅舎。「さいがね」と読む。駅舎の左側は公民館。
ちょっと変わった感じの駅舎ですが、左側は公民館となっております。
駅員はいるようですが、駅内の待合室は狭く、記念スタンプのようなものはありませんでした。
僕のほかにも観光客らしき人がいて、駅の外にあるハイキングマップを眺めていました。
続いて、大子町から山方町(やまがた)に入り、狭い道を通って「下小川駅」に行きました。
下小川駅。木製の看板がかなりよい。ちなみに駅は「驛」になっている。
全体的に古い懐かしい感じの建物です。
この木でできた看板が個人的に非常にナイスです。
名駅100選とかあったら、選ばれるんじゃないでしょうか。
ここは改札の隣の窓が閉められており、残念ながら荒れ放題の無人駅になっています。
中にある広告は、みんな色あせていました。
続いて、「中舟生駅」にやってきました。
あれ、信号に中舟生駅入口って書いてあるのに、曲がるところがないぞ。
どうなってんだ? というわけで、その先にあった細い道を通って、丘に上がってみました。
そうか、ここは駅舎もない、完全な無人駅なんだ。
水郡線はワンマン運転の列車なので、改札はバスみたいに乗務員が管理します。
これこそ、ワンマン列車のなせる業(水戸線はSuikaが使えるようですけど)。
その次の「山方宿駅」は残念ながら飛ばしてしまいました。
その先の「野上原駅」「玉川村駅」は、国道118号線から外れてしまうので、今回は見送りました。
さあ、そろそろ常陸大宮に到着します。
SCENE 4 : 常陸大宮
常陸大宮駅に着いたときには、だいぶ暗くなってきました。
僕は、近くに車を止めて、駅舎の中に入って行きました。
常陸大宮駅の駅舎。水郡線の中では大きめの駅のようだ。
畳敷きの変わったベンチがあり、その影には記念スタンプがあったので、押してきました。
確か、このあたりにファミコンショップ「ヒーロー」があると思ったのですが、ありません。
駅前の案内板でもここでよかったはず、ということは、なくなっちゃったのか!
残念!
そうこうしている間に、時間がなくなってしまいました。
この常陸大宮(大宮町)には、大型ショッピングセンター「ピサーロ」と、さっきちらっと見た「ブックオフ」が残っています。
この次来るときはそれらのショップを見ることを誓って、僕は家路に着くのでした。
冒険の終わりに
さすが三大名瀑というだけあって、袋田の滝はなかなかのものでした。
やっぱり、滝が凍るという冬に行ってみたいですね。
滝以外にも、温泉、こんにゃく、しゃも、そばがありますので、滝を見て食事に蕎麦、ついでに温泉というのもいいでしょう。
観光名所としては良い場所だと思います。
なお、調べてみたところ、三大名瀑の残り二つは「那智の滝」「華厳の滝」だそうです。
今回の収穫:
妖精のエルフィーネ \500(ヒーロー)
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