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ゲーマーズマップ 第 283回
磐越東線 要田駅 福島県田村市
磐越東線 船引駅 福島県田村市
常磐線 原ノ町駅 福島県南相馬市

探検日: 2010年07月18日

冒険前のできごと

前回のミーティングの日、メンバーに公言したことがありました。

「次回のミーティングの前に、『ひぐらしの哭く頃に』を買おう」

この麻雀ゲームには、AKFさんやKGRさんの好きな、ネコミミウサミミキャラ(衣装?)が出てくる疑惑があります。
また、麻雀を知らないひぐらしファンのNさんのためにも 、ミーティングで一本買って持っていこうと思ったのです。
「ネコミミ、ウサミミ、ひぐらし、それぞれの熱狂的ファンをもつ
ジャンルがひとつの麻雀ゲームに」
なんてどっかのゲームのキャッチコピーっぽい麻雀ゲームだったらいいな。

せっかくだから、行ったことのないところに行って買うことにしました。
また、この日は梅雨明けでとても暑かったので、涼しいところに行ってみようと考えました。
できれば本当にひぐらしの鳴く山の中がいいな。

結果、行く場所は福島県の山の中です。


SCENE 1 船引

高速道を使って、磐越道の船引三春ICにたどり着きました。
再探訪するのも面倒なので、まずは目的地の船引駅と以前行った三春駅との間にある、要田駅に向かいました。

要田駅に到着しました。
駅舎があってSuicaが使えるものの、無人駅です。
僕は狭い駐車スペースに車を止め、向かいにある商店の自販機でジュースを買い、これまでの渇きを潤しました。
事前調査どおり、ゲームショップ等はなさそうでした。

 

さて、国道を東に進み、田村市の船引地区の中心地に入ってきました。

それほど広くもない、昔ながらの街道を東に向かっていくと、やや大きめのスーパーが見えてきました。
これが、事前調査でゲームセンターがあると調べていた「ふねひきパーク 」です。
中に入ろうとすると、この複合店舗型の店にはおもちゃ屋が入っており、「TVパニック 」の文字が見えます。
もしや…、 と思いきや、新品ばかりでした。
さらに、探しているものも見つかりません。
しかし、ここのおもちゃ屋はしっかりとCERO区分に従っており、区分に従って商品に対象年齢を明記しているので、好感が持てます。

この中には、事前調査で調べていたゲームセンター「ビバ・サーカス」があるのですが、いわゆるスーパーのゲームコーナーで、ビデオゲームはありません。
でも、「デパゲー」の役割は十分果たしていると思われます。

気を取り直して、向かいにある「ブックジョイ」を見ることにしました。

古本屋「ブックジョイ船引店」は中規模の古本屋で、1Fにあります。
ゲームソフトも置いてあり、品揃えは、古本はたくさん、DS,Wii,PS,PS2,PS3,PSP,XB360,古CD,トレカはそこそこ、GC,SS,XB,攻略本は少し、といったところです。
品揃えはそこまで多くは無いものの、そこそこ珍しいゲームもありました。
2階建てで、2FにはDVDやCD,アダルトコーナーがあります。
そこそこ値段は安い方だと思いますが、PSのソフトが平積みのコンテナボックス入りで売られており、探しにくいのが難点。

結局、ここではPSP「ひぐらしの哭く頃に」を買うことはできませんでした。
その代わりといっても何ですが、ここでは、PSP「SIMPLE 2500シリーズ ポータブル Vol.8 THE どこでもギャル麻雀」980円で買いました。

って、アレ?
僕は「ひぐらしの哭く頃に」を買いに来たんじゃなかったのか?
まあいいか、確かこのゲームにはAKFさんの好きなバニーガールが出ていたと思ったし…。

しかし、シンプルシリーズ、双葉理保、双葉郡双葉町…。って、これも考えすぎか…。

なんだか分からない買い物をしました。
とりあえず次の店を見るため、東にしばらく進むと、事前調査でもあった店「買取王ヒーロー」があったので、入ってみました。

ゲームショップ「買取王ヒーロー船引店」は小さなゲームショップで、1Fにあります。
品揃えは、PS2,WS,トレカはたくさん、FC,DS,Wii,SS,DC,PS,PS3,PSP,古本はそこそこ、GB,GBA,GC,XB,XB360,攻略本,古CDは少し、といったところです。
トレーディングカードのデュエルスペースがアツい小さな地方のゲームショップ。
茨城や栃木で見られる、「ヒーロー 」と同系列なのでしょうか、FCソフトの裏にシールが貼ってあったり、金券や宝石などを買い取るのも一緒です。
ゲームソフトは1世代前のゲームの品揃えが良いです。
特にWSのゲームが結構あったのが良い のですが、デュエルスペースの後ろに陳列されているゲームソフトがよく見られなかったのは残念。
店員の対応も良かったので何か買ってあげたい気がしていたのに残念です。
逆に、それだけカードゲームがアツいようで、デュエルスペース外のショーケース上でも対戦していたり、レジ前のカウンターには「ここでデュエルをしないでください」と張り紙があったりします。

ちなみに、ここでも「ひぐらしの哭く頃に」は見つかりませんでした。

少し戻って、今度は駅舎を見てみることにしました。
北に進むと、ガラス張りの、そこそこ立派な駅舎が見えてきました。
一方、何やらお祭りかなにかが催されている模様で、東側は通行止めになっていました。
僕は来た道を引き返し、さらに国道288号線を東に進み、別区画を目指しました。
事前調査では、ここに郊外型商業地があり、そのなかにゲームショップとして「つたや」が、ゲームセンターとして「G3ポロス」があります。

 

その商業地、「リオンドールガーデン船引」に到着しました。
「リオンドール」は会津若松を中心とする福島県のスーパーマーケットチェーンです。
確かに「つたや」も「G3ポロス」もこの中にありましたが、「つたや 」は中古ゲームを取り扱っておらず(新品でも「ひぐらしの哭く頃に」もなく)、「G3ポロス 」はビデオゲームがありませんでした。
まあ、仕方がないかな。

それにしても、ここの駐車場を出る際、「左折禁止」の標識がありました。
確かに出るところは広めの道路ですが、こういうところは通常「右折禁止」なのに珍しいですね。
バカ正直な僕は、この左折禁止に従い、遠回りして時間とガソリンをロスしてしまいました。

 

これで、船引の店は大体見終わりました。
さて、これからどうしようか。
選択肢は2つありました。

原ノ町駅に行くと、帰りの時間と、道路(車が山道に耐えられるか)の問題がありましたが、以下の理由(言い訳)により、行ってみることにしました。

 



SCENE 2 原ノ町

ナビにしたがって、いくつかの山を乗り越えて、海沿いの街、南相馬市にやってきました。

そう言えば、山を越えていく途中、「鮭のやな場」とかありました。
この辺り、鮭が結構捕れるのかな?

南相馬市は平成の大合併で原町市を中心に、いくつかの周辺の町村が合併してできた市です。
今回はその中心の原町市にやってきたというわけです。

 

さて、ナビに従って道に進んでいくと、そのまま駅舎に来てしまいました。
駅舎はかなり立派な建物で、地元の大祭である「相馬野馬追」に因んだ騎馬隊の銅像などが建っていました。

いちおう来る途中に「ピンクドラゴン」の場所を確認しました。
また戻ってから来ようっと。
というわけで、一番遠く、目的のハードオフに向かうことにしました。

南に走り、常磐線の陸橋を渡ったところで、右手に「G3ポロス」を発見しました。
ここはスーパーや電気店チェーンなど、大型店舗が集う複合ショッピングセンターになっています。
まずは「G3ポロス」に入りました。

ゲームセンター「G3ポロス原町店」は小さなゲームセンターで、1Fにあります。
ビデオゲームは、26台\100/2Creditであり、特に珍しいゲームはありませんでした。
対戦ゲームばっかりです。
まあ、仕方ないというか、安心したというか・・・。

続いて、目的のひとつ「ハードオフ」が東側にありました。
敷地がほとんど続いているので、そのまま歩いていってみることにしました。

ゲームショップ「ハードオフ原町店」は小さなゲームショップで、1Fにあります。
品揃えは、PS2はたくさん、FC,GB,SFC,GBA,DS,Wii,SS,PS,PS3,PSP,XB,XB360,WIN,古CDはそこそこ、N64,GC,MD,DC,PCEは少し、といったところです。
オフハウスと同店舗。
店舗が広いのはいいのですが、これといった品揃えがないのが残念。

結局ここでも「ひぐらしの哭く頃に」は見つかりません。
念のために積んでいた不要パーツを処分し、700円の貯金をしました。



さらに東には「GEO」が見えましたが、それは国道6号線の向こう側にあります。
近くに横断歩道もないので、車で行くことにしました。

車を回していると、事前調査では見つけられなかった「ヤマダ電機」が見えたので、寄ってみることにしました。

ヤマダ電機」に入りました。
僕の近所のヤマダ電機では、以前は中古ゲームも扱っていたのですが、最近は中古ゲームの取り扱いをやめたようで、ここも同様でした。
来店ポイントもケータイdeポイントでないと貰えないし、もうゲームショップとして無理して行くこともないのかな…。

さて、引き返し、道路の反対側で渡れなかった「GEO」を見ようと、来た道を戻り、東に進みました。
(小心者の僕は、交通量の激しい幹線道路の横断歩道のないところを強行横断するとか、反対車線から右折で店に入るとか、そんな危険な真似はできません)。

戻る途中、道の駅がありました。
相馬野馬追」の高いのぼりが立てられ、にぎわっておりましたが、にぎわいすぎて駐車場がいっぱいだったので、あきらめました。

結局、「GEO」に行く前に、せっかくだからブックマーケット」を先に見ることにしました。
駅東側のとおりにある「ブックマーケット」に到着しました。

古本屋「ブックマーケット原町店」は中規模の古本屋で、1Fにあります。
ゲームソフトも置いてあり、品揃えは、PS,PS2,古本はたくさん、GBA,DS,Wii,SS,DC,PS3,PSP,XB360,古CD,トレカはそこそこ、SFC,GC,XB,攻略本は少し、といったところです。
古本屋だからか、古本は良いのですがゲームの品揃えはちょっと少ない気もします。
店内が狭いのも難点。
車で来る人は駐車場にも注意が必要です。

ここでは、思わずゲーマーのタウンページ、「大技林」を買いました。
ファミコン等が掲載されているものは今でも保持しているのですが、そこから先の大技林は持っていませんでした。
買った後で、果たして本当にこの古い大技林を買って良かったのか(最新版の方が良かったのではないか)、疑問の念が生じましたが、まあ、地域のためにいいんじゃないか、と思うことにしました。

見終わったところで、僕は国道6号に戻り、「GEO」に向かいました。
しかし国道6号線上りは行楽地からの帰りの車なのか、渋滞気味でした。
時間を使ったところで、何とか「GEO」に入りました。

ゲームショップ「GEO原町店」は小さなゲームショップで、1Fにあります。
品揃えは、GBA,DS,PS2,PS3,PSPはたくさん、GC,Wii,PS,トレカはそこそこ、FC,GB,SFC,N64,SS,DC,XB,XB360は少し、といったところです。
やっぱりGEOの品揃えですが、他のGEOと比べビデオレンタルの方が大きく、少しゲームソフトの品揃えが少ないように感じました。

まあ、そんなところか。
僕は駅西口に戻り、さっき見つけた「ピンクドラゴン 」に入りました。

ゲームショップ「ピンクドラゴン」は小さなゲームショップで、1Fにあります。
品揃えは、DS,Wii,PS2,PS3,PSP,トレカはそこそこ、XB,XB360は少し、といったところです。
他にも、香水、エアガンが置いてありました。
個人経営の小さな駅前ゲームショップです。
店の半分がDVD販売や香水、エアガン等で占められており、ゲームソフトはそれほど多くはありません。

続いて、この北側にあるらしい、「イエローハウス」を目指しました。
結構住宅地の狭い道の中にあり、迷いながらも何とか見つけることができました。

ゲームショップ「イエローハウス」は小さなゲームショップで、1Fにあります。
品揃えは、SS,PS,PS2,トレカはたくさん、SFC,N64,GBA,DS,Wii,PSPはそこそこ、攻略本は少し、といったところです。
本当に住宅街のなかにある、小さなゲームショップです。
かなり見落としやすいのも注意ですが、車を止めるスペースが1台しかないので注意。
ここでも近所の子供達が店中央のデュエルスペースでカードゲームの対戦を繰り広げていました。
あまり車を止められなかったことや、時間がなかったこともあり、ここはそれほど見ることが出来ませんでした。
残念。

だいぶ時間がなくなってきました。
最後に来るときに寄っておけばよいものをすっかり見落としてしまった、「つたや」とゲームセンターを目指しました。
それらは、駅の東側にあるショッピングセンター内にあるようでした。
駅の通りをさらに東に進んでいくと、そのショッピングセンター「イオンスーパーセンター」が見えてきました。

ゲームショップ「つたや原町店」は大きなゲームショップで、1Fにあります。
品揃えは、DS,Wii,PS2,PS3,PSPはそこそこ、といったところです。
ショッピングモール「イオンスーパーセンター 」内にあるゲームショップです。
ここの「つたや」は中古ゲームも扱っていますが、まだ品揃えはそれほど多くなく、発展途上、といった感じです。

一方、事前調査で調べていたゲームセンター「US LAND 」は幼稚園児ぐらいの子供の遊戯施設でした。
残念。
暑くなってきたのでアイスを買おうとショッピングモールに入りましたが、人がいっぱいいたので断念しました。

もう日が暮れ始めてきました。
僕は急いで帰ることにしました。

 

すっかり帰りの時間が遅くなってしまいました。
結局探しものの「ひぐらしの哭く頃に」は買えませんでしたが、帰りがけの山道で、ひぐらしの鳴き声を存分に堪能しました。
やっぱり、都会じゃ聞くことができないからね。



冒険の終わりに

後日、「ひぐらしの哭く頃に」は別のひぐらしの鳴く場所で買いました。
ただ、そこは既に探訪済みでここには書けません。

今日は福島県の山の中、船引駅と、海が近いが山にも近い原ノ町駅を探訪しました。
目的のものは買えませんでしたが、少しだけ地元の物にも触れることができ、個人的には満足のいく冒険となりました。

船引駅は、地方色豊かなゲームショップが数件ありました。
何故かカードゲームが流行っているようで・・・。

原ノ町駅は、福島県北東部の中心的な都市で、ゲームショップもそこそこあります。
観光として相馬野馬追という大規模な祭りがあります。



今回の収穫:

SIMPLE 2500シリーズ ポータブル Vol.8 THE どこでもギャル麻雀 (ブックジョイ船引店) ¥980
大技林 2005年春版 (ブックマーケット原ノ町店) ¥315

プレイしたゲーム:

なし


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