O'GANE'S EXPERIENCES

Sep 25, 2003   [去年の今ごろ]

2003/09/25(Thu)

9/25

ヤワラー

　二日ぶりに朝から授業。きょうのはなんか頭に入った気がした。お店でごはんを注文したときに使う言葉を中心に勉強したからだろうか。それは午後からサセポン先生にチャイナタウン・ヤワラーに連れて行ってもらうから勉強したのだ。きょうはヤワラーで祭が開催される日。
　昼ごはんを食べてからパトムワン号で出発。バンコクの交通マナーの悪さにひやひやしながらヤワラーに到着。警察が来たから早く降りろ、と先生に言われたので焦りながら車から降りる。この街では停車することも許されないらしい。怖いところだ。そして市場を歩く。祭の日であるせいか知らないが、とにかく人が多い。そしてパトムワン周辺の繁華街と違って人がずうずうしい。おばちゃんが多いせいだ。みんながみんな、人を手で除けながら歩く。スコールが来てそれがさらに顕著になった。市場は中国っぽい雰囲気、なんだろう。漢字が多い。乾物屋はくさくて、ところどころスパイシーな香りがする。しばらく歩いたところで、さっきごはんを食べたばかりだけど麺屋に入りおいしい麺をごちそうになる。麺料理に入っていた具はすべて植物由来のもの。
　きょうから祭が開催されると聞いていたけど実は明日からだったらしい。ベジタリアンのお祭だとか。さっき食べた麺料理の具も、それにちなんだもの。祭がないのでそのまま帰ることになった。先生がタクシーを拾ったら、横から白人女性がかけよってきて、これはあたしが止めたのよよ！とすごい剣幕で言っていたのであきらめた。やっぱり怖い街だ。その後ヒステリーを乗せたタクシーは数メートル先で警官ぽい人に止められてて、女性も降ろされてた。仕方なくバスで帰ることにしてバス停沿いの歩道に立っていたら、道の向こうから怖そうな人が歩いてきた。刺青入りのおっさんだった。うわごとを言いながらおれの前で立ち止まった。少し先に立っていたおばさんの買い物袋に向かって何か言っていた。こわかった。でもなんとか帰れた。
　学校に戻ってから夕ごはんを食堂で食べていると、この前言ったアパートにいたタイ人の学生が自分の研究室に来ないかと声をかけてきた。ついていったら校舎の屋上まで案内してくれて、そこから見た黄昏のバンコクの景色がよかった。しばらく忘れないと思う。
 

Posted at 19:00 -  permalink -  category: タイにて。 -  tags: thai

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