夢枕獏いわく、頁数が許すなら「ふたりの童話」を岩館真理子のベストとして載せたかった、とのこと。 樹村みのり、赤座ひではるから萩尾望都の「アメリカン・パイ」まで、少女マンガの名作が一度に堪能できる充実の一冊です。
岩館真理子・小椋冬美・大島弓子の3人が、アンケートへの回答と作品解説をよせています。 本人による全作品解説は圧巻。漫画家自身の個人的な思い入れというのは、私としては知りたくもあり知りたくもなしというかんじなのですが(作品に対する印象が変わってしまうのが怖いから)、読むとやっぱり面白い。 「大島弓子との往復書簡」では、あこがれの大島さんに向けて原稿書いてる横のテレビで「かりあげくん」をやってる、というのが笑えました。
表紙などのカラーイラストを中心に、本人による作品解説、詳細な作品リストなどが載っているお宝ものの一冊。 巻末エッセイによると、このころ岩館真理子は薔薇の栽培に凝っていたようです。ネコは11匹飼っているとのこと。
ネコ漫画を集めたアンソロジー。おもな執筆陣は石坂啓、神奈幸子、倉持知子、山下和美…から手塚治虫、松本零士(「トラジマのミーめ」←これ、古めのプリンセスコミックス持っててネコ好きな人なら巻末広告見ていつも気になってたのではないでしょうか)まで。
i-modeにかんする書き下ろし作品集。篠有紀子→小沢真理→岩館真理子、がリレーエッセイで「i-modeを利用しておでかけする話」を描いてます。他愛ない内容ですが作家さんの仲良しぶりを垣間見ることができます。 ちなみに寿郎社は札幌にある出版社。出版物は地元の強みをいかしたものもそうでないものどちらも扱ってるようです。今回は出身地がらみで縁があったのかなあ?
ネコ飼い漫画家によるエッセイ集第二弾。前回とかぶってる漫画家さんが多いですが、今回はほぼすべての作品が描き下ろし。 岩館真理子の担当はたった5Pですが、飼ってるネコが全部紹介されてます。数えたら13匹いた。 手書きの漢字間違えてるんだけど…まあファンにとってはご愛嬌かな…
10年以上前に「mimiエクセレント」に掲載されたまま単行本未収録だった作品が、ようやく読めるようになりました。 レディスコミック的アンソロジーとはいえ岩館作品はいつもの岩館真理子。 ちなみに「作品の舞台裏」として現在の岩館真理子による描きおろしコメントとイラストがついてます。ってぜんぜん舞台裏じゃないんだけど(笑)