林譲治
カルト
2-B

お気づきの方も多いと思います。林譲治氏の作品は、パロデイの巣窟です。ユーモアを解する知性以前に、マニアックすぎて普通はわからないパロを発掘、解説して、残らず楽しみましょう。
もしお気づきのジョークがあればお知らせください。
掲示板に書きこんでください。転載させていただきます

2 核兵器は人間を傷つけてはいけない
(林譲治)

連合艦隊秘史 覇龍の戦録  1-4巻 ワニ・ノベルス

 

1 帝国海軍の
  切り札

P5 シェフィールド中佐 SF作家C・シェフィールド ていとくさん
P8 バクスター少佐 SF作家、S・バクスター ていとくさん
P16 白鹿亭 クラークのSF短編集、「白鹿亭綺たん」から、パブ白鹿亭 ていとくさん
P16 谷恵吉郎造船大佐 実在の人物であり、ここではパロではありませんが、「空母蒼龍…1」に出てくる谷氏と同一人物 ていとくさん
P25 早乙女博士 ゲッターロボ・シリーズに出てくる早乙女博士 ていとくさん
P39 神宮寺機関中佐 特撮映画「海底軍艦」から。なお、同一人物(?)が「帝国の危機1」に登場 ていとくさん
P85 カフェーの主 ミステリ「隅の老人」シリーズに出てくる主人公の老人ことか。組み紐をいじる癖は老人のそれと同じ ていとくさん
P207 将軍たちの夜 ラドラムで似たようなタイトルのミステリがあったような気がするのですが… ていとくさん
 

2  智将の手練手管

P3 目次 この巻の章題は全て京極夏彦の「京極堂」シリーズ、および単行本「嗤う伊右衛門」のタイトルから。 ていとくさん
P8 ナワール級潜水艦ノーチラス ブリスベーンに向かうニミッツを運ぶ潜水艦。
・実在のノーチラスもあるが、前後の関係から判断して「不思議の海のナディア」に出てくるノーチラス号がモデルと思われる。
ていとくさん
P59 木場軍曹 ラバウルの電波警戒中隊の下士官。
・「京極堂」シリーズの登場人物の一人、木場刑事から
ていとくさん
P59 関口少尉 ラバウルの電波警戒中隊の士官。
・「京極堂」シリーズの登場人物の一人、関口巽から
ていとくさん
P64 日本勢力圏の疵 ドゥリットル隊のラバウル攻撃をさして。
・この一節は「京極堂」シリーズの次回作、「陰摩羅鬼の瑕」から
ていとくさん
P68 「シャングリラ、シャングリラ」と唱えていた… ドゥリットル隊の発表の時、ルーズベルト大統領が考えていた言葉。
・電気グルーヴの歌に、同様のフレーズがあったような(考えすぎ?)。なお、史実のドウリットル隊が出撃したと発表された場所は「シャングリラ」
ていとくさん
P71 井上成美 第4艦隊司令官。
・このシリーズでの井上は、その詭弁ぶり(?)からして「京極堂」シリーズの主人公、中禅寺秋彦かと思われる
ていとくさん
P78 「それが海軍官衙の理ですから」 山本長官に対する、井上の台詞。
・この台詞は「京極堂」シリーズの第5巻、「絡新婦の理」から
ていとくさん
P92 水中高速潜ネオ・アトランティス 米軍の新型潜水艦。
・ネオ・アトランティスは「不思議の海のナディア」に出てくる敵団体の名称
ていとくさん
P95 「基地の浄水装置が故障」 米軍が発した偽電の一つ。
・史実のミッドウェー海戦の直前、米軍が出した偽電の内容と同じ
ていとくさん
P108 それが参謀職の理ですから ハルゼー長官に対する、レイトン参謀長の台詞。
・この台詞は「京極堂」シリーズの第5巻、「絡新婦の理」から
ていとくさん
P172 「あの潜水艦は真っ赤に塗られてるんだ?」 米軍の新型潜水艦、ネオ・アトランティスをさした言葉。
・この描写は「ナディア」に出てくるネオ・アトランティスの潜水艦、ガーフィッシュをモデルにしていると思われる
ていとくさん
P172 船よりも明らかに鯨とか魚のような海洋生物に似ている 米軍の新型潜水艦、ネオ・アトランティスをさした言葉。
・この描写は「ナディア」に出てくるネオ・アトランティスの潜水艦、ガーフィッシュをモデルにしていると思われる
ていとくさん
P178 長沢大尉 伊号潜水艦第二二号の水雷士。
・SFファンの長沢氏のことか
ていとくさん
P197 鴨志田飛長 戦艦伊勢の水偵のコ・パイ。
・漫画家、西原理恵子の配偶者、カメラマンの鴨志田氏のこと
ていとくさん
P197 西原上飛曹 戦艦伊勢の水偵の機長。
・漫画家、西原理恵子のこと
ていとくさん
P203 マクラスキー中佐 空母エンタープライズの艦爆隊指揮官。
・史実のミッドウェー海戦で急降下爆撃を担当したマクラスキーと同一人物か
ていとくさん
P234 彼は嗤っていた 山本五十六の表情をさした表現。
・この一節は京極夏彦の単行本、「嗤う伊右衛門」から
ていとくさん
 

3 一流の政治工作

P3 目次 今回は全8章とプロローグ
※今回のネタは「戦記」ではないかという指摘が某掲示板でありました。そうして考えれば、第4章の「奴らは来た」が「彼らは来た」、7章の「一番長い日」が「ザ・ロンゲストデイ」、「敵は俺たちの下にいる」が「眼下の敵」でしょうか。第3章の「赤い嵐で日が昇る」は「レッドストーム・ライジング」だったりして
ていとくさん
P3 全部戦記です。ただし英文の原題を私が極めていい加減な超約をしております。一番最初にレッドストームライジングで赤い朝日で火が昇るを思いついたから 林譲治氏
P10 ブーゲンビル島ブイン基地の視察 永野軍令部総長が、井上中将との軋轢の果てに強行した視察。結果として、永野総長は米軍に殺害される。
※山本五十六連合艦隊司令長官の暗殺がモデル。暗号を乱発して予定を悟られたり、視察先や攻撃機、護衛機の数も同じ。ただし、山本長官の暗殺は一九四三年四月一八日。永野総長の暗殺は一九四二年の八月八日
ていとくさん
P36 「アメリカの仇をソ連で討とうというわけか」 ハルゼー長官とレイトン参謀長の、北太平洋における日本軍の通商破壊戦に関する会話から。
※「江戸の仇を長崎で討つ」ということわざから
ていとくさん
P46 ゲゲーベン大尉 ドイツに回航してきた日本潜水艦を出迎えた、独海軍士官。
※昔懐かしい、安永航一郎の「県立地球防衛軍」に出てくる、南蛮帝国の重役の名前から
ていとくさん
P54 伊号第三五二 日本軍が建造した、潜水輸送船。二つの潜水艦の船体を重ね合わせ、さらにその上に居住区用の船体を乗せるという船形をもち、四〇〇〇トンもの積載量を持つ。ドイツとの回航に使用された。
※ソ連の建造した最大の戦略原潜、タイフーン級の構造にそっくり
ていとくさん
P54 駆逐艦エルドリッチ ガタルカナル島への輸送作戦に従事したフレッチャー艦隊に所属する駆逐艦。とある実験に供されたため、電子機器の調子が良くなく、艦隊のやっかいものとなっている。
※有名な「フィラデルフィア・エクスペリメント」に使われた駆逐艦がモデル
ていとくさん
P74 フィラデルフィア海軍工廠での消磁実験 磁気機雷に反応しないという効果を期待して行われたが、後に駆逐艦の電子機器に悪影響を及ぼしたようである。
※フィラデルフィア・エクスペリメントと呼ばれる有名なトンデモネタの元ネタ(元実験)から。噂では、エルドリッチは実験の結果テレポートした、なんてのもある
ていとくさん
P74 緑色の光にでも包まれて遠い宇宙に移動してくれれば代艦の手配もされるのだろうが エルドリッチに関する記述の一節。
※こういうシーンが、映画「フィラデルフィア・エクスペリメント」にあったような気が…(もっとも映画では言った先は未来でしたが)
ていとくさん
P80 山崎和夫中尉 第二航空艦隊第二航空戦隊空母飛龍航空隊の偵察士官。戦艦伊勢航空科の鴨志田飛曹の兄。実はばくち打ちである。
※漫画家、西原理恵子の麻雀(他博打一般)の師匠、ギャンブルライターの山崎一夫がモデル
ていとくさん
P81 島本飛曹 山崎機の操縦員。戦艦伊勢の飛行科の西原上飛曹の弟。
※風俗ライターとして有名な、島本慶氏がモデルと思われる。島本氏もしばしば西原理恵子の漫画に登場
ていとくさん
P81 「わかりました、機長! 島本舐めます!」 超低空飛行を指示した、山崎中尉の指示を聞いた島本飛曹の台詞から。
 ※島本慶氏の有名な渾名、「なめだるま親方」から
ていとくさん
P106 「ハルゼーエクスプレス」 ガタルカナル島に対する、米軍の駆逐艦による輸送作戦のこと。米軍兵士が自嘲をこめてそう呼んだ。
※ガタルカナル島を巡る戦いで、日本軍が敢行した駆逐艦による輸送作戦を、米軍兵士が「トーキョーエクスプレス」と呼んだ事がモデル
ていとくさん
P123 「零観西原一家」 ガタルカナル島から「奇跡の生還」を成し遂げた、西原上飛曹と鴨志田飛曹をモデルにして企画されている、映画の題名案の一つ。
※石原裕次郎主演の戦争映画、「零戦黒雲一家」が名前のモデルか。ちなみに、同時にあげられている「不死身の荒鷲」も何かモデルがありそうなんですが、判りませんでした…
ていとくさん
P124 松本大尉 フィンランド公使館付海軍武官。井上軍令部総長の意向を受けて、ソ連と接触する。
※フィンランド戦争の研究家として有名な、梅本弘氏がモデル? 蛇足ながら、同様の設定で松本弘なる人物が、青木基行の「亜欧州大戦」に出演
ていとくさん
P136 ガーゴイル 米水中高速潜水艦に装備されたシュノーケルの別名。亡命オランダ政府からパテント侵害の抗議があったため、急きょ名称が変更になった。
※ガーゴイルは、「不思議の海のナディア」に出てくる、敵役の名称から
ていとくさん
P156 「はい、同志スターリン……はい、同志スターリン……はい、同志スターリン……はい、同志スターリン……いいえ、同志スターリン……」 スターリンと、ヴィシンスキー外相代理の電話による会話。最後の「いいえ」は、スターリンに「私の判断は間違っていると思うかね?」と聞かれたからだそうな。
※ロシア(旧ソ連)の小話で、こういうのがあったような…。ただ、私の記憶が確かなら、その小話のネタは電話の混線ネタだったような気がします
ていとくさん
P178 窓付きの試製九五式聴音機械水雷から同九八式、そして二式聴音水雷の開発 最初開発された九五式は信頼性に乏しく、時々フリーズすることもあり、改良された九八式も相変わらず信頼性は低く、かえって重くなっていたとされる。
※モデルはもちろん、マイクロソフト社のOS、「ウィンドウズ95」と「98」のこと
ていとくさん
P192 ポール中佐とアンダース少佐 米ガトー級潜水艦ドラムの艦長と先任士官。米艦隊を迎撃に向かう日本艦隊と接触、これに関する情報を報告する。
※アメリカの有名SF作家、ポール・アンダースンがモデルと思われる。代表作は「タイム・パトロール」
ていとくさん
P193 機長は根っからの博打打ちですね 山崎中尉を評した、島本飛曹の台詞の一節。偵察飛行の行く先を花札で決めていた(?)逸話から。
※山崎中尉のモデル、山崎一夫氏が雀荘の経営者で、西原理恵子の博打の師匠のところから
ていとくさん
P207 ヒギンズ中佐 米水中高速潜ネオ・アトランティスの二代目艦長。軍人と言うよりは冒険家といった性格で、日本軍潜水艦との戦闘で戦死する
※冒険小説作家として有名な、ジャック・ヒギンズがモデルと思われる
ていとくさん
P211 ニュージョージア島の海戦 日米双方の空母戦力が消耗したため、戦艦同士の砲撃戦という珍しい展開となった。日本側の戦艦は金剛級の三隻(金剛、霧島、榛名)、米側の戦艦はサウスダコタとインディアナで、それぞれ霧島とサウスダコタが沈没した。
※霧島VSサウスダコタで有名なのは、第四次ソロモン沖海戦で、史実では珍しい戦艦同士の夜間砲撃戦となり、霧島が沈没している
ていとくさん
P224 ガタルカナル撤退時の、米軍の公式発表 山本と井上の会話に登場。なお、英文を和訳してあるため、中身はほとんど大本営発表と化している。
※おそらくは、史実の日本軍がガタルカナルを撤退するときの、大本営発表がモデルと思われる
ていとくさん
 

4 南海の
  駆け引き
 
  ISBN4-584-17853-4   

章題 空中戦艦 海底軍艦(押川春浪) 伸さん
USAからの物体X 宇宙からの物体X
無理への跳躍 宇宙への跳躍(G.S.フレイベル)
海竜あらわる 海竜めざめる(ジョン・ウィンダム)
支隊の長い午後 地球の長い午後(ブライアン・W・オールディズ)
失われた部隊 失われた世界(コナン・ドイル)
天を越える軍人 天を越える旅人(谷甲州)
脱出と追撃のサンバ 脱走と追跡のサンバ(筒井康隆)
大本営を継ぐ者 大宇宙を継ぐ者:ペリー・ローダンシリーズ
P12 佐々木案による、空中軍艦は、胴体にある第二石油機間で発電し、その電力で〜八組十六基搭載する アメリカが戦後開発しようとした原子力飛行機(爆撃機)の研究機NB−36を元に、原子炉を第二石油機間に変えた案ですね 伸さん
P21 オピチニィ級駆逐艦 Max41.6ノットを誇ったソ連駆逐艦。実際は1隻のみのテスト建造で量産はされていません 伸さん
P21 安物の低質な石炭を焚くと、こんな煙が出るものだ 日露戦役でのバルッチク艦隊が発見されたのと同じですな。日露戦役では英国の邪魔でウェールズ炭(無煙炭)が手に入らず日本炭まで焚いていて黒煙を出して見つかり、太平洋戦争では米国の策略で低質炭を焚いて黒煙を出して見つかってしまいました 伸さん
P23 〜無煙炭の類に不自由しないはずです。あんなに煙を出したら、すぐに居場所が露見するでしょうに
P25 聴音魚雷RAM(Rolling Audio Mine) 元ネタはアメリカ/ドイツ共同開発の短SAM:RIM−116RAM(Rolling Airframe Missile)から 伸さん
P35 ソ連は分解して輸送したB−17を組み立てる過程で、B−17のコピーを製作するつもり〜 沿海州に不時着したB−29を分解して、不時着したB−29の完全コピー版のTu−4を製作してしまった事が元ネタ。きっと、輸送が成功し、輸送したB−17の主翼に余計な間違った穴があっても、そのままコピーした事でしょう。Tu−4はアメリカ人は皮肉を込めて、ボーイングスキーと呼びました 伸さん
P48 陸路ポートモレスビー攻略となるそうだ 史実の「リ号研究作戦」のこと。素晴らしくいい加減な作戦で、作戦立案時に陸軍にはニューギニアの地図は一枚も無く、海軍から譲られた地図は海岸線の他は真っ白けっけで、真中に道が一本描かれていて、内陸の地名はココダしか描かれていないという代物だった 伸さん
P91 日本語とは不思議な言葉で〜『善処する』というのは〜 ほとんど、国会答弁と役人の答えからの意訳。レイトン大佐、日本語の公的な実際をよく知っていますな 伸さん
P74 聴音魚雷が友軍の潜水艦を撃沈する 実際に、イギリスではテスト中に初期の音響ホーミング魚雷が発射した潜水艦を撃沈しています。又、一昔前まで(もしかした今でも使っているかもしれない)イギリスで使っていた音響ホーミング魚雷も、演習中にしばしば発射した潜水艦をホーミングした様です。おかげで原子力潜水艦の初戦果を記録したフォークランド戦争では、実際に軽巡を撃沈した時は音響ホーミング魚雷を使用せず、第二次大戦中から使用している、通常魚雷を使用した程です 伸さん
P85 この白鷺丸は多数の九八式臼砲を搭載しているのであった ロケット弾搭載中型揚陸艦LSMRやロケット弾搭載大型兵員揚陸艇LCIRの日本版 伸さん
P93 ハリウッドを砲撃して観覧車が転がって大変な騒ぎになったというぞ 映画「1942」が元ネタ。きっと、現地の米陸軍司令官は当日、映画館でダンボを見ながら涙を流していたんでしょう。 伸さん
P105 南海支隊は横山先遣隊に送れてココダまで進出していた 実際の作戦で、ココダを占領してみると、家は二軒しかなかったそうです 伸さん
P130 堀江少佐と大泉大尉は、はるか彼方にかすかに輝くパプワ湾の輝きを目にしていた 実際に南海支隊は、この辺りまで進出しています。着いた時には、兵力は作戦開始時の1/3に減っていたとか... 伸さん
P144 日本軍は空挺部隊は持っていたものの、いまだに実戦には一度も用いられていなかった 史実では、この時点ではメナドとバレンパンに陸海の落下傘部隊が実戦降下をしています 伸さん
P146 井上成美に身体検査されたとか、頭の中に何かの機具で小さなガラス玉を埋め込まれた 元ネタは宇宙人との第一種接近遭遇のこと 伸さん
P146 彼が牧場で牛を殺して内臓を抜き取っていたのを見た 元ネタは、アメリカの牧場で起こるキャトルミューティレーションのこと。
この世界で後世にやおいじゅんいち≠ェ出現したら、きっと井上成美を題材にTV番組を作るんでしょうね
伸さん
P159 双フロートの間の爆弾架のあたりに木製の魚雷のような細長い箱が積まれていた。患者はこの中に入れられて運ばれるのだ ドイツは東部戦線で、Ju−87スツーカの両翼にこの様なものを付けて負傷兵を運んでいます。朝鮮戦争ではベル47ヘリコプターのスキッドの両脇にやはり同じ様な箱状のものを着けて負傷兵を運んでいます 伸さん
P161 「陸軍歩兵第一四四連隊第一大隊…」
「能書きはいいから、さっさと病人を〜」
板倉光馬氏著の「ああ、伊号潜水艦」に同じ様なシーンの記述があったような...
伸さん
P175 「伯爵、生娘は見つかったか」
「いや、ニンニクも〜
「伯爵から教授へ、了解した」
このコールサイン等は、ストーカーの「ドラキュラ」が元。
・伯爵:ドラキュラ伯爵
・生娘:ドラキュラは生娘の生き血を好みます
・ニンニク:ドラキュラの苦手のひとつ
・教授:ドラキュラの宿敵ヘルシング教授
伸さん
P175 特に液冷エンジンには多くの問題点があった 史実でも、DB601を国産化した熱田エンジンは故障しまっくてました 伸さん
P175 信頼性にかける液冷エンジンを空冷エンジンに換装することで 史実の彗星33型のこと。液冷の熱田エンジンを空冷の金星エンジンに載せ変えました 伸さん
表紙 「南海の駆け引き」 本巻のタイトル。
本巻に出てくる佐々木博士が、南海ホークスの大魔神こと佐々木がモデルな事に引っかけて
ていとくさん
P9 佐々木博士 航空技術研の研究者。原子核物理学者、らしい。原子力飛行機の計画を進めたり、その過程でレールガンの原理を発見したりと大変に怪しい人物。
「南海の大魔神」「南海の守護神」と呼ばれる、横浜ベイスターズの佐々木主浩投手から
ていとくさん
P10 「宇宙の森羅万象は紐の動きで説明できる」
佐々木博士の唱えている説の一つ。
ビッグバン宇宙のモデルの一つ、インフレーション宇宙論の一派、いわゆる「宇宙ひも理論」のこと。最近はあんまり流行ではないらしい。ずいぶん歴史に先行してるなあ……
ていとくさん
P10 「我々の宇宙は一〇次元からなっているが、邪魔な六次元は繰り込めばよいのだ!」 佐々木博士の唱えている説の一つ。
ビッグバン宇宙のモデルの一つ、インフレーション宇宙論で出てくる、繰り込み理論のこと。これもだいぶんと歴史に先行しています
ていとくさん
P19 揚田潜艦長 伊号第22の艦長。アリューシャン列島の通商破壊戦で登場。
ちなみに、「焦熱の波濤」シリーズにも揚田潜艦長と伊号第22潜が登場している。モデルはSWに出てくるヨーダ?
ていとくさん
P50 やはり井上の助言で大学の教授などに委託していた 船団護衛の統計学的な処理の委託に関しての一文。
史実のイギリスが、船団護衛のための研究を民間人の学者に委託したのと同じ
ていとくさん
P57 マハンは海上輸送力を海軍力の前提としております 岡事務局長が、船舶統計班を拡大するときに使った台詞。
有名なマハンの「海上権力史論」から。史実の帝国海軍が、マハンの主張を「戦艦による決戦で海上権力を取得する」と解釈したことの皮肉だろうか
ていとくさん
P59 雛形少佐 伊号第二一五の艦長。
アイドルの雛形あきこから
ていとくさん
P59 深田大尉 伊号第二一五の先任士官兼水雷長。雛形艦長の部下。
3.アイドルの深田恭子から
ていとくさん
P61 海兵在学中に一九歳で突如結婚してしまった経歴の持ち主 伊号第二一五の艦長、雛形少佐のエピソード。
雛形あきこが一九歳で結婚したエピソードから
ていとくさん
P104 こいつは科学者なんかじゃない、魔神だ 敵艦隊に突入するよう説得する佐々木博士の姿を見て抱いた、根本中佐の感想。
佐々木博士のモデル、佐々木投手のあだ名、「浜の大魔神」から
ていとくさん
P147 だが井上はイタリア在住時代によほど何かあったのか、「目的のためには手段を選ばなくて良い」をモットーとするようになっていた 井上の手法に対する一節。
「目的のためには手段を選ばなくて良い」は、イタリア・ルネッサンス時代の思想家、マキアヴェッリの有名な一節、ということになっている
ていとくさん
P172 京都に行ってごらんなさい。いまだに哲学者の小道といって哲学者だけが通行を許された道が残っているほどですよ レイトン少佐がハルゼー長官に武士道について説明したときの台詞から。
本当に京都にある観光名所、哲学者の小道から。ちなみに、当然哲学者だけが歩くことを許されたわけではない
ていとくさん
P220 博士、一〇〇パーセントを超えていますが…… 電気砲を撃つ際の、根本中佐の台詞から。
エネルギー充填は120パーセントがヤマトからのお約束
ていとくさん
P222 国家間の関係にはね、不思議でないことなど何もないのだよ 井上長官の台詞から。
京極夏彦の「塗り仏の宴」に出てくる台詞、「世の中には不思議でないことなど何もないのです」から
ていとくさん
P222 長官、国際関係において、不思議なことなど何もないのですよ 井上長官の台詞から。
京極夏彦の「妖怪」シリーズの京極堂の台詞、「世の中には不思議でなことなど何もないのです」から
ていとくさん

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