Arrival : October 8, 1988

9:30 Ethiopia, Addis Ababa空港で出国手続き。15ヶ月ぶりに出国できる。搭乗手続きを終えて日本から持ってきたボールペンがなくなっているのに気がつく。ラジオの取材を受けたときの記念品だったのに、ガックリ。すっかり舞い上がっているな。
12:45 Departure 予定より1時間45分遅れ。ウガンダのカンパラを経由。眼下に見下ろすビクトリア湖はとてつもなくでかい。水平線がかすんでいる。
16:05 Kilimanjaro Airport 着。平原の中の空港でまわりに何もない。ドルの持込のチェックが厳しいと聞いて、体のあちこちに隠し持っていたがそれほどでもなかった。入国手続きも終わり空港から出たものの、さて、どこに行っていいのかさっぱりわからない。他の客は知人とか、旅行会社の迎えがあるが、オレだけ一人ぼっち。タクシーを捕まえて、キリマンジャロのふもとの町モシにあるキボホテルまでというと料金は5,000シルという。さっき50US$を両替して4,800シルしか持っていないのにそんなにかかるのか?ボラれているのかと思い近くの警官に聞いてみるがこれが相場だという。とりあえずモシのYMCAまで3,000シルで手を打つ。一流ホテルに泊まるつもりが安宿になってしまった・・・・・。 まっいいか。

モシへ向かう途中、キリマンジャロが見え隠れする。途中の見晴らしのいいカーブに数年前に自動車事故でなくなったJOCV隊員の慰霊碑がある。タクシーの運転手も心得たもので途中で止まってくれる。オレも手を合わせていく。
景色を見ても、さしてEthiopiaをかわりはない。人の色が黒いだけのような気がする。でも雲間にキリマンジャロの白い頂が見えた時はさすがにうれしかった。果たしてあそこまで登りつけるだろうか。

18:00 YMCA到着。一泊420シルのところ、500シル札を出してつりが無いといって80シルをとられた。
YMCA内にある Kibo Travels Ltd.で登山の申し込みをする。入山料150US$、食費割増1,500シル、登山口までのタクシー代3,000シル。
19:00 夕食。エチオピアの米よりはまし。宿泊料に比較するとこんなもんだろう。一人旅もたまにはいいと思ったが、やはりつまらん。食事のときが一番面白くない。

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