The Second Day : October 10, 1988

6:30 起床。 7:30 朝食。オートミールをはじめて食べた。かゆのようなどろどろした食い物。あんまりおいしいもんじゃない。 8:20 出発。しばらくは昨日とおなじようような森の中を行くが、30分も歩くと森林限界を過ぎて草原になる。向こうに頂上が見える。 何度か休憩しながら、高原歩きを楽しむ。マツムシソウが咲き、Sunbirdが飛んでいる。 背丈よりでかいマツカサのお化けみたいな植物もある。 標高が3000mを越えたせいか、Jimはかなりまいっている様子。オレは普段標高2400mのAddisにいるのでこれくらいの標高ではまだ大丈夫。

13:05 HOROMBO HUT 到着。　昼食は、肉と卵、ジャガイモ、ニンジンだけが皿一杯に盛られている。腹が減っててなかなかうまい。 14:30-15:10今日の行程はここまでなので、スケッチをしたり、鳥を見たりして小屋の周りを歩き回る。小屋の周りで写真をと思っていたが、あいにくガスが出てきて何も見えなくなってきた。気温14℃。 小屋の周りは各国の登山客でとても賑やか。イギリス、スペイン、アメリカ、ドイツ　etc.　オレより１日早い行程で日本人が登っているそうだ。オレが１日早く来ていたら、JimではなくてそいつとPartyを組んでいただろう。初対面の日本人とPartyを組んで気を使うより、５日間、白人の中で過ごしたほうが気楽だろう。 ただ、不満といえば、山小屋の中で人数の多いＰａｒｔｙの方が優勢だということ。テーブルの場所とか小屋の具合とか、比べてしまうのは単なるヒガミ？ 気温が下がりジャケットが必要になる。 夕食までの時間、小屋の中でゴロンと横になっていると、昔一人で登って、雨でずぶぬれになった大雪山を思い出す。

19:20 寝る準備をするが、寒くてなかなか寝付けない。気温9℃。 21:00 小便のため外へ出る。寒い。　でも、満天の星空、すごい！