冒険前のできごと:
今回は、一回乗ってみたいと思っていた、日立電鉄のフリーパスを使って、日立電鉄の各駅に行くことにしました。
予定として、まず西山荘に行き、そして車を置いて常北太田駅から出発することにしました。
はたして、日立電鉄の駅の周りで面白い物は見つかるでしょうか?
午前9時、常陸太田の西山荘につきました。
車を西山荘前のレストハウスの駐車場に停めました。
西山荘というのは、水戸黄門が晩年住んでいたところです。
水戸黄門を知らない人はそんなにいないと思いますが、住んでいたところが水戸でないことを知っていた人は多くはないんじゃないでしょうか。
まだ時間が早いためか、人は誰もいませんでした。
レストハウスの中に入っていくと、印籠や書物などが飾ってあるショーケースがあったり、「黄門さまキティ」「常陸ワイン」などの売っている売店、そして軽食のレストランがありました。
何か買っていこうかとも思いましたが、何を買っていいのか分からず、結局何も買いませんでした。
レストハウスの裏口を抜けると、池の真ん中に遊歩道を通した庭がありました。
多分、水芭蕉の季節に行くときれいなんだろうな。
と思い、先に進んでいくと、西山荘の入り口が見えてきました。
どうやらここから先が有料のようです。
僕は、500円を払って中に入っていきました。
最初に門が見えてきましたが、順路では一番最後に見るところのようです。
僕は順路に従い、その隣の、森の中へと続いている道へ進みました。
森の中には、小さな池が数箇所あり、なんとなく水戸黄門の質素な生活が伺えました。
途中、順路を逆行している観光客とすれ違い、「早いと誰もいませんね。」と声をかけてきました。
そうです。実は、人がいないことを狙って早く来たのです。
おかげで車も停められたし、思う存分森林浴できます。
やがて、水戸黄門が住んでいたとされる、住居が見えてきました。
確かに、わらぶきの質素な造りです。
さらに庭の木々はほとんどが食用となる、実のなる木だそうです。
もっとも愛した木は「梅」ということですが、学成りて梅の花開くという古事によるものが理由だということらしいです。
その奥に、似たような建物の資料館があったので、見てみました。
実際の水戸黄門は、ドラマとはかなり違ったようです。
実際の水戸黄門は、若い頃に見た歴史の書物に感動し、水戸藩主の地位を捨て、勉学にいそしんだということだそうです。
そして、亡くなるまでの9年間をここで過ごし、近所の百姓とともに田畑を耕しながら、大日本史の編纂に勤しんだということです。
助さん格さんは、その編纂を手伝った学者だったということです。
僕は、実際の水戸黄門の人生に深い関心を持ちました。
彼は、若い頃に日本に興味を持ち、日本を書に残そうとしたのです。
ある意味、僕も似たようなものですね。
まあ、詳しくは常陸太田のホームページでも参照してください。
その後、僕は先ほどの門をくぐり、西山荘を出ました。
さらにその先にも助さんの住居跡があるというので、行ってみました。
途中には、昔水戸黄門が耕作し、年貢を納めたという水田がありました。
そして丘の上にある大きな池をぐるりと回り、僕は住居跡の立て札と、4mある井戸の跡を見てきました。
・・・って、これだけ。
それにしても、ずいぶん奥まったところに住んでいたんだな。
やはり隠居ぶりが偲ばれます。
そうして、午前10時。僕は西山荘に別れを告げました。
午前10時、僕は以前も来たことのある、市営駐車場に車を停めました。
道路を渡ろうとすると、女子高生が急いで常北太田駅のほうに駆け込んで行きました。
どうしたんだろう・・・。
常北太田駅に行く前に、僕は古本屋「Re」に行きいました。
ですが、探しているものはありませんでした。
どうやら電車はもう行ってしまったようです。
次の電車まで40分ぐらい待たないといけません。
そうか、それであの女子高生は急いで乗り込んだ訳か。
僕は清掃が終わる頃を見計らって、窓口から駅員を呼びました。
表には案内もひとつもありませんでしたが、一日フリー乗車券はちゃんとやっているようです。
僕は900円払って、窓口でフリー乗車券を購入しました。
電車を待っている間、僕は駅を見回していました。
やっぱり一日フリー乗車券の案内はありません。
この前の金砂大祭礼のときはあったのに。
懐かしい感じの建物で、乗車規約も40年ぐらい前のものでした。
おばさんが腰掛けて、電車が来るのを待っています。
そして40分後、僕は電車に乗りました。
鉄道マニアではありませんが、電車は2両編成でも、前と後ろでは製造所が違います。
「平成7年 京王電鉄」って、もしかして古い京王線の車両を使っているのか?
それにしても、なんで日立電鉄の車両は窓ガラスが横縞模様に汚れているんでしょうか?
不思議です。
あと、踏み切りの音が、普通のコンピュータで合成したような「カンカンカン」ではなく、本当に金属をたたいているような「チンチンチン」という、懐かしい感じの音なのも変わっていました。
さらに面白いことに、電車の中がビアホールになっている「ビア電車」というのがあり、料金を払うとビールやチュウハイが飲み放題という電車があるようです。
通勤帰りに一杯というのがウケているようですね。
ただ、鮎川から常北太田まで行っても40分ぐらいで、一往復しないと割に合わないような感じもしますが・・・。
午前11時頃、大沼駅に着きました。
以前車で行ったハードオフに、今度は駅から徒歩で行きます。
以前もあったスーパー「マルト」も見えてきて、国道6号線にやってきました。
そうして、ハードオフ到着。
相変わらずの品揃えでした。
FCのジャンクソフトが目立ちました。
変わったものといえば、ゲームミュージックのCD「グラディウスIII」でしょうか。
980円ですが、ファンは買いでしょう。
特に買ったものはありませんでした。
僕はこの後どうするか迷いました。
バスで常陸多賀にいくか、徒歩で常陸多賀にいくか、大沼駅に戻るか。
結局、大沼駅に戻ることにしました。
次来る電車が常北太田方面なら久慈浜へ、鮎川方面なら鮎川へ向かうことにしました。
駅に着きました。
次の電車は、20分後に常北太田方面です。
こんなに待つんだったら、素直にバスで常陸多賀に行ったほうがよかった・・・。
午前12時30分頃、久慈浜に着きました。
ここには、ゲームソフトが置いてあるおもちゃ屋があります。
その前に、腹ごしらえをしようと「おさかなセンター」へ行ってみました。
しかし、どの食事処も行列ができています。
こうなったら、昼食抜きで突き進もう!
戻ってくるところに、探していたおもちゃ屋「ほしのおもちゃ店」がありました。
ショーケースに飾ってあるゲームを見ました。
SS,GB,SFC,GBA,GCなどのゲームが置いてありますが、SS,SFCのゲームは日に色あせています。
「ファルコムクラシック」など珍しいものもありましたが、値段は不明です。
特に買うものはなかったし、電車の時間も着ていたため、急いで駅に飛び込みました。
なお、日立電鉄の駅には、特に記念スタンプといったものはないようです。
関東の駅100選に選ばれた「桜川」にはあるようですが・・・。
(あとJRのある大甕ぐらいか・・・)
鮎川駅に着きました。
だれも乗っていないと思ったら、一人だけ乗っていたようです。
案内板を見ましたが、ゲーム関連の店は事前に調べていた「ブックエース」しかないようです。
というわけで、早速その本屋に向かいました。
ブックエースは、つたや並みの大きな本屋で、確かにゲームも中古を含めて扱っているのですが、品揃えは今ひとつです。
ちなみに、DC,PS,PS2,GBAのゲームがありました。
また、古本は扱っていません。
これからどうするか考えました。
これだけ何もないと、わざと何もないことを知っている日立電鉄の他の駅に行っても気力が持たない・・・。
それならば、歩いてでもバスでも、何かあることを知っている常陸多賀に行こう。
そうして、僕はJRの常陸多賀駅まで歩いていきました。
歩いていって、ようやく常陸多賀駅前の大通りに差し掛かりました。
まずは、CDショップの「パーソン常陸多賀店」に行ってみましたが、休みでした。
続いて向かい側に見えるゲームセンター「コスモワールド」に行きました。
このゲームセンターは2Fはカラオケ屋になっているようで、1Fのゲームコーナーには30台弱、100円2クレジットのビデオゲームが置いてありました。
ただ、客が少なく、店舗が広くて通路が広く開いているため、ちょっとさびしく感じました。
変わったゲームとしては、「バーチャファイター(初代)」でしょうか。
特にプレイしたゲームはありませんでした。
駅のほうに戻っていくと、脇のボウリング場の1Fにゲームセンター「プレビジョイカム」があったので、入ってみました。
ここも30台弱ビデオゲームがありましたが、100円のコーナーと50円のコーナーがあります。
また、こっちのほうが上がボウリング場だからか、結構客がいました。
変わったゲームとしては、「トライゴン」「クライムファイターズ2」「ヴァンパイアセイヴァー」でしょうか。
ここでは、トライゴンをプレイしました。
4機設定にもかかわらず、3面ボスでゲームオーバーになってしまいました。
これまでずっと歩いていたので、ゲームをしたことによって、すっかり汗も引き、クールダウンしました。
暑い夏の冒険はゲーセンめぐりで涼をとる、これは僕の昔からの定番ですね。
さらに駅のほうに歩いていくと、CDショップ「フタバ」がありました。
僕が探しているCDがないかどうか、探してみました。
アニメのCDに混ざって、結構古いゲームミュージックのCDが置いてあるのですが、残念ながらみつかりませんでした。
そうして駅まで歩いていきましたが、事前に調査したゲームショップが見つかりません。
案内板を見てもありません。
多分ここら辺にあるはず・・・と思って駅のすぐ北にある道を進んでいくと、あったあった「ワンパク」。
ここは店の広さはそんなでもありませんが、結構商品がありました。
FCは箱説つきのものが結構ありました。
DC,SSは品揃えがとても良かったです(特にギャルゲー)。
KGRさんの探している「マイフェアレディー
バーチャル麻雀II」は2200円と、最安値更新です。
初回限定版などもありましたが、当然高額でした。
Windowsゲームもありましたが、18禁ばかりでした。
ゲーム雑誌や攻略本もあります。
なんとここでは、よく「ご自由にお取りください」としている販促ポスターを、なんと580〜980円で売っていました。
確かに、普通は非売品だけど、だけど非売品だし・・・。
うーん、どちらかというとギャルゲーマーを中心とするマニア向けの店といった感じですね。
特に買ったものはありませんでした。
さて、もうこんなところか、と思って駅に戻ると、まだ大甕方面の電車が来るまで30分近くあります。
どこかで時間をつぶそうと、近くの「おもちゃの城(名前違ってたらごめんなさい)」というおもちゃ屋に行って見ました。
売れ残ったSSやDCのゲームや、最新ゲーム機のゲームが置いてありましたが、ほとんど定価でした。
ただ、DCのゲームは半額でした。
特にゲームで買ったものはありませんでした。
おもちゃ屋なのに、懐かしの「ビンラムネ」がありました(と言っても「ジンジャーエール」なんですけど・・・)。
ビンを返すと10円戻るってヤツですね。
でも、飲んで返す時間がなかったので、普通のペットボトルのコーラを買いました。
そうして、僕は常陸多賀から大甕へいき、そこで日立電鉄に乗り換えて、常陸太田に帰りました。
さらに大甕駅で、日立電鉄の常北太田方面の電車を20分ぐらいまちました。
今回は常陸太田の西山荘と、日立電鉄を使いました。
常陸太田の西山荘は、なんといっても森林浴にはもってこいの場所です。
ただし、虫もいますので注意が必要です。僕も蚊に刺されていました。
もちろん水戸黄門の質素な住まいや、史実の水戸黄門の一生が分かりますので、500円かかりますが、一回行ってみると面白いと思いますよ。
日立電鉄は、日立市の工場で働く人や、周辺に住む住民の足であり、あまり観光者向けではないと感じました。
県外から来る人にとっては、無理に各駅停車で歩き回るような探索をする必要はないと思います。
ただ、水郡線の常陸太田から常磐線の大甕駅に行く(またはその逆)のであれば、利用しない手はありません。
(常陸太田からで勝田や水戸に行くのであれば、素直に水郡線を使った方が早いです。)
JR線(とくに大甕駅)との乗換えを視野に入れて、計画的に利用しましょう。
それにしても、大甕駅って、これまで行った駅の中で一番難しくて読みにくい漢字ですね。
なし
トライゴン