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ゲーマーズマップ 第73回
京王線(東急世田谷線) 下高井戸駅 東京都世田谷区
京王線 府中駅 東京都府中市
武蔵野線(南武線) 府中本町駅 東京都府中市
武蔵野線 新秋津駅 (西武池袋線 秋津駅) 東京都東村山市

探検日:2003.08.30


冒険前のできごと:

今回は久々のミーティングです。
ミーティングの前に、僕は以前の世田谷探訪で気になっていた、下高井戸駅へと行くことにしました。
ミーティングの終わる時刻によっては、さらに他の場所も探訪できそうです。

さて、どうなるでしょうか?


SCENE 1 : 下高井戸

午前11時、下高井戸駅に到着しました。
下高井戸駅付近の店は、
前回の世田谷散策時に、インターネットタウンページで調査済みです。

まずは、オスカーというCDショップに行きましたが、探しているものは見つかりませんでした。

商店街の「日大通り」を、駅と反対方向に歩いていくと、調査時には見つからなかったゲームセンター「YOU YOU 」が、ビルの地下にありました。
「YOU YOU」って、もしかしてジャレコ系のゲーセン?

そうかどうかは分かりませんでしたが、ゲームは20台強あり、100円でしたが、「エイリアンvsプレデター」だけは100円2クレジットでした。
変わったゲームとしては、「スーパーストリートファイターIIX」「ダンシングアイ」「クイズ虹色町の奇跡」「ワールドヒーローズ2JET」「ぷよぷよ通」がありました。
スパIIXを置いているところからしても、結構わかっているゲームセンターのようですね。
特にプレイしたゲームはありませんでした。

さらに先に進むと、「トップボーイ」がありました(上ではTVパニックと書いてしまいましたが、トップボーイの間違いです)。
ちょうど夏休みセール中で、SFCソフトは半額で、中古ゲームを2本買うと500円引き、3本買うと1000円引きというセールをやっていました。
FC,MDは箱説つきもありましたが、やっぱり値段は高いです。
MDのレインボーアイランドEXが5980円でした。
あと気になったのは、Nさんの探している「スーパーマリオRPG」が1980円でありましたが、SFCソフトは半額なので980円となります。
ただ、希望価格が500円なので、買うのをあきらめました。

さらに先には中古CDショップの「サム」と「ディスクガレージ」があるようですが、「サム」は休みで、「ディスクガレージ」は近日オープン予定でした。
僕は引き返して、事前に調べていた古本屋「バラード」へ向かいました。

「日大通り」を曲がって、「バラード」に向かおうとすると、「コロンビア」というゲームセンターがあったので、入ってみました。
客がいませんでしたが、よく見ると開店時間は11時30分で、まだ開店したばかりだからのようです。
ゲームは10台ぐらいしかなく、微妙に古い(98~00年ぐらいの)ゲームが目立ちましたが、50円で遊べるのはいいでしょう。
時間がなかったので、プレイしたゲームはありませんでした。

そうして古本屋「バラード」に到着しましたが、あいにく休みでした。

もう時間だ!
そうして、僕はミーティングに向かいました。


 SCENE 2-1 : 府中


※この地図は前回のものの使いまわしですが、上は南になっています。ご注意ください。

8月分のミーティングを行い、「北へ」「学級王ヤマザキ」をプレイした後、時間が余ったので、どこか冒険しに行くことにしました。
僕だけだったら蓮田とかに行こうかと思っていたのですが、KGRさんが「スーパーライト2000シリーズ 美少女シミュレーションRPG」 を探したい、ということで、
KGRさんやNさんを含めて話し合ったところ、府中に行くことに決定しました。
ちなみに、このゲームはネコゲー疑惑がかかっているゲームであることは言うまでもありません。

府中駅に到着しました。
府中駅もこれで3度行ったような気がします。
まずは、駅北口にある「サンソフト」を目指しました。

とその前に、駅北口のすぐそばにある「つたや」で中古ソフトも扱っていることが分かりました。
早速行ってみました。
DC,PS2,GBA,DCのゲームが置いてありましたが、品揃えは今ひとつ。
まあ、仕方ないか・・・。

ちょっとメガネドラッグの影に隠れてよく分からなかったのですが、「サンソフト」が見つかりました。
ああよかった、なくなっちゃったのかと思った・・・。
個人的にはがんばってほしいと応援しているファミ通協力店です。
ここでは、相変わらず謎のPCエンジンのソフト(あのハッカーインターナショナルのヤツ)が定価近い値段で売っていました。
(店によってはプレミア価格ですからね)
PS2のソフトが増えてPS、DCのソフトが少なくなったようです。

例のゲームが定価で新品で売られていたのと他に、中古の1380円のものもありました。
とりあえず最低値ということで、記憶しておこうっと。
何も買わずに、店を出ました。

店のモニタには、「ドラッグオンドラグーン」というスクウェア・エニックスのゲームのムービーが流れていました。
これって、「パンツァードラグーン」?
と僕が言うと、
いや、アクションはオマケで、シミュレーションゲームだよ。
とNさんが返してきました。
いや、アクションがメインじゃないですか?
KGRさんが反論してきました。
どういうゲームなんだろう?
まあ、僕の中では「パンツァードラグーン」ということで。

その後、南口に回り、「さくら三番館」にある「セガワールド」へ行きました。

残念ながら、ここの2Fにあったゲームショップは、もうなくなってしまったようです。
3Fにはビデオゲームコーナーがあり、「クイズD&D」「エイリアンシンドローム」「レイフォース」「ゲイングランド」「ジャッキーチェン」など変わったゲームがありましたが、特にプレイしたゲームはありません。

2Fにはバイキングコーナーとして、時間制のゲームコーナーがありました。
下手な人でも長く遊べ、気軽に未プレイのゲームにチャレンジできます。
いいと思ったのですが、時間がないしぷよSUNもブラッディロアもなさそうなので、先に進みました。

そうして、旧甲州街道を西に進み、カメレオンクラブ到着。

僕だけ途中ちょっと寄り道させてもらって、「ブックスタジアム」へ行かせてもらいました。
店の広さは小型のブックオフ程度。ゲーム雑誌には探している本はありませんでしたが、ゲームミュージックのCDでは珍しいことに「ナムコ・ゲームサウンドエクスプレス」のVol.7がありました。
このCDには、あのめがてん氏こと細江慎二さんの作曲した、初めてテクノを取り入れた記念作「F/.A」が収録されています。
珍しいし、380円と比較的安かったので、購入しました。

カメレオンクラブでは、相変わらずPSやPS2のゲームがぎっしり詰まっているところが印象的でした。
FCソフトも箱つきのものがあり、GB,GBAソフトの品揃えもそこそこ。
もちろん、DCやSSソフトもそこそこありました。

また、妙に客からの要望・意見を張り出したメッセージボードがアツイのも笑えます。
「SFC『ライブアライブ』を探しています。あれは名作です。」
という客の要望があり、店員からのコメントとして、
「あれは、今は有名となった漫画家が一同に会した、今じゃ実現不可能な企画ですね。」と書いてあったり。

さらには、「夏休み塗り絵大会」なるものもやっているようで、「柔道少年」に「カ」と「ラブ」だけが書かれた下絵があり、そこにそれぞれの解釈で「カ」と「ラブ」の間を埋めて、それに見合った絵が書いてありました。
ほとんどは女の子が書いてあって「カオリラブ」とかやっていましたが、何でそうなるのかわからないのまでありました(あまりにも愉快すぎてよく覚えていません)。

ここでは、KGRさんが探していたネコゲー疑惑ゲー、DC「プリズムハート」が、希望価格内の1980円でありました。
ですが、ちょっとためらっている様子。あまりネコゲー度も高くないし、そうといえばそうか。
結局、買うのをあきらめました。
買ったゲームはありませんでした。

ようやく府中で見るゲームショップもこれで最後、その先にある「ぱお」に行きました。

「ぱお」はこれまではPSソフトがずらりと並んでいて品揃えが良かったのが印象的でしたが、今ではPS2に変わってしまい、ちょっと品揃えが減ったような気もします。
FCソフトやSSソフトは少しだけです。
ただ、ちょっとマニアックなカメレオンクラブと比べると、店内は通路が広くて明るく、入りやすい雰囲気になっています。

残念ながら、買ったゲームはありませんでした。

他の店の値段は忘れてしまいましたが、結局例のゲームが一番安かった店は、「サンソフト」でした。
がんばっていますね。

そうして、どうするかを話しているうちに、結局「サンソフト」までついていってしまいました。
KGRさんは、サンソフトで例のゲームを中古にて1380円にて購入。
よかったね。

さて、これから夕食をどうするか考えていましたが、結局二人の要望をまとめて、「ラーメン」ということになりました。
ラーメン屋を探しに、さっきのさくら三番館の裏の通りに戻りました。

ラーメン屋は3件ありましたが、結局前回も食したことのある「ラーメン二郎」になりました。
NさんやKGRさんはどうだか分かりませんが、僕はあまり好きになれませんでした。
ニンニクや野菜の大盛りが無料なのはいいですが、ラーメンは「アルデンテ」を意識したような、表面だけがやわらかくなった麺で、スープの色が付いているので、麺がスープを良く吸っているかと思いきや、麺の表面にもあまり味が付いていなく、小麦粉っぽい味で飽きてしまい、妙に腹にたまるような感じで苦しくなってきました。
あと妙にスープに鶏のクセが残っていたのも気になりました。

そして、店を出たところで解散し、僕は府中本町へ、KGRさんとNさんは「紀伊国屋書店」のある府中駅の方へと向かっていきました。
さすがに専門書は自分で見ないと探せそうにありませんからね。


SCENE 2-2 : 府中本町

解散後、僕は自分一人だけで「ブックスーパーいとう」に入っていきました。
入り口のすぐ隣にゲームソフトがありますが、そんなに量はありませんでした。
FCとPSが普通より少なめ、DCやSSは数十本といった程度ですね。
貴重なファミコンゲームはショーケースに入れてあり、それなりな値段がします。
ゲーム雑誌もファミ通ぐらいで、CDを見ても探しているものはありませんでした。

そして、向かいにあるイトーヨーカドーにも行きました。
ここから入ると2階になります。
ですが、探しているCDもなく、ゲームコーナーもビデオゲームはありませんでした。

そうして、府中本町駅に入りました。
まだちょっと余裕があったので、僕は帰り道にどこか一つの駅によってみることにしました。
行き先は、事前に調べてあった、武蔵野線の「新秋津」駅です。


SCENE 3 : 秋津

午後7時30分ごろ、新秋津に到着しました。
なぜか山に登ったときのように、耳がツーンとしてきました。
僕は駅を見回しましたが、特に記念スタンプのようなものはありませんでした。

新秋津は大学時代に自転車で来たことはありましたが、店を見つけることはできませんでした。
しかし、桃太郎があることが分かり、行ってみようと思ったのです。

桃太郎は、ちょっとした商店街の本屋の二階にあります。

入ってみると、ちょっと夜遅かったからか、だれも客がいませんでした。
ゲームの品揃えは、PSやPS2はいいのですが、そのほかの機種は満遍なく均一にといった感じです。
奥のほうにはアダルトゲームのコーナーもありました。
もちろん攻略本も置いてあり、ポスターも無料で置いてあります。

特に買ったものはありませんでしたが、店員は店を出るときに、「ありがとうございました」と言ってくれました。

桃太郎の隣には、大きな駐車場がありました。
その駐車場の持ち主は、どうやら「リバティ」のようです。
ゲーム、CD、DVDとあった看板は、桃太郎ではなく、リバティのものだったのです。

1Fは古本・ゲーム・CD・DVD、2Fはレンタルビデオ・DVD・CDという構成です。
SSは「ポリスノーツ」など、レアなゲームもありました。
FCは箱説つきのゲームも多くありますが、値段もそれなりに高くなっています。
ただ、そのなかにGB「リトルマスター」が980円で混ざっていたのはそれなりに安いと思ったのですが。
(SFC版があるか・・・。(←場所によっては980円))

余談ですが、僕はPS「ウルフファング」がベスト版になったことを、ここで見て初めて知りました。

その状況が分かってくるにつれ、僕は「がんばれ、桃太郎」と心の中で叫ばずにはいられなくなりました。
確かに品揃えも値段も「リバティ」の方がいいような気がしますが、何も買わなくても「ありがとうございました」と言ってくれた桃太郎の方が、接客は上です。
トレーディングカードや、新品購入時のサービスを強化すれば、きっと店を続けていくことができるでしょう。
がんばってください!

古本のコーナーを見ました。
僕は、ちょっと目に付いた、ケイブンシャの「ファミリーコンピュータ大百科 Vol.5」を、懐かしさのあまり購入しました。
50円です。

これは、僕が一番最初に買ってもらったゲーム関連の本です。
僕が幼い頃、連れてってもらった本屋で、祖父に買ってもらった本です。
厳密には、このシリーズのVol.3かそれぐらいが最初なんですが、この本を呼んだことを覚えています。

「頭脳戦艦ガル」で、「一番難しいのは、地底なんだ!」という攻略記事も鮮明に残っています。
進化すると、自機と一緒に美人になっていく相棒のアンドロイドという設定の「頭脳戦艦ガル」のマンガも覚えているし・・・。(頭脳戦艦ガルばっかり)
ああ、懐かしい。

この本があったからこそ、現在のゲーム好きの僕がいるんだよなぁ。

向かい側に見える古本屋「観覧舎」は、もう営業時間を終了しているのかどうか分かりませんが、閉まっていました。
西武池袋線の秋津駅のほうに行っても、探している店らしいところは案内板をみてもありませんでした。
線路を渡ったところに「CDこみっくす(名前違ったらごめんなさい)」という古本屋がありましたが、残念ながらここも閉まっていました。

といったあたりで、いい時間になってきました。
僕は、「ミント水」というちょっとまずそうな飲み物を買って、武蔵野線で帰りました。



冒険の終わりに

下高井戸は、駅の南側の方を見てきました。
日大通りだけあって、ゲームセンターは変わっていて面白いものがありますが、ゲームショップはいかにも住宅街にある、近所の子供が集まってくるような雰囲気でした。
駅の北側、甲州街道沿いはどうなっているのかは不明ですが、
個人的にはあの商店街が気になります。
あの下町風情が好きならば、歩いてみるのも面白いのではないでしょうか。

府中は数回行ったことがありますが、相変わらずゲームショップのパワーはすごいものがありました。
マニアックな「カメクラ」、ゆったり系の「ぱお」、そして駅から近くて便利な「つたや」、そして小さいが変わったものがある「サンソフト」。
府中本町の乗り換えついでに、歩いてみてみても良いのではないでしょうか。
ゲームセンターは「セガワールド」ぐらいですが、ここも変わったゲームがあって、見てみると面白いと思いますよ。

秋津・新秋津は、ゲームショップ2軒が隣接しているのに驚きました。
特にSSゲーマーは、乗り換えついでにリバティを覗いてみると良いでしょう。
おっと、桃太郎の方が安いかもしれませんので、二軒見て安いほうを買うというのもいいでしょう。
どうせすぐ隣だし。

今回の冒険では、自分なりに以下のような、心の利益を得ることができました。

前者の方は、「サンソフト」「桃太郎」のように、たとえ大型店舗があっても、それにはない「なかなか見かけないソフト」「意外に安いソフト」「接客」「落ち着いた雰囲気」を持っていることがあるということです。
個人的には、その接客や店員の店の雰囲気で、その土地独特の雰囲気を感じ取れるところも面白いと思っています。

後者の方は、僕が初めて買ったゲームの本を再度購入したことにより、その当時の記憶が蘇ったものです。
その無機質な画面の中には、生き生きとしたキャラクターや、宇宙や冒険に対する未知の夢がありました。
この本を買ったときは、ゲームというものは全くやったことがなく、父がゲームセンターで「ゼビウス」とかをやっていたのを横で見ていただけでしたが、この本の静止画面から、動いているゲーム画面を想像したりしたものでした。

今はゲームの発売本数が増え、パソコンや携帯電話の普及によってゲームが身近になり、このときのような特別感がすっかりなくなってしまいました。
ああ、あの頃のような、夢のあるゲームをやってみたいなぁ。



今回の収穫:

ナムコ ゲームサウンドエクスプレス Vol.7 F/A ¥380(ブックスタジアム 府中店)
ケイブンシャ ファミコン大百科 Vol.5 ¥50(リバティ秋津店)


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