ゲーム内容 |
いわゆる「喧嘩番長」の刑事版といったアクションアドベンチャーゲーム。 タイトル通り舞台が新宿で、グラフィックは少々貧弱ながら街並みの再現度は高い。 「喧嘩番長」譲りの自由度の高さも特徴で、「俺法システム」により誰にでも罰金や拘留の刑罰を言い渡すことができたり、服装や髪型を変更したりすることができる。 |
H.Kuwanoの考察 |
1.よく販売できたな。このゲームは、いろんな意味で、よく販売できたと思います。 このゲームは、もともとは別の会社の企画のゲームだったようです。 一方、値段が安いためか、お世辞にもクオリティは高いとはいえません。
また、倫理的に問題なことが平気でできてしまいます。 また、車の概念が追加されたのはいいのですが、自分で車を買うよりも、一般車両を拝借するというのがほとんどで、マズイんじゃないか?と目を疑いました。 車でもっと問題なのは、法律に反する行為が平気でできることです。
とまあ、このように、いろいろな難関がありながらも、よく販売できたと思うわけです。
2.ゲームが好きなお子様達へ本作は「龍が如く」に似ているところが多いのですが、ゲームのコンセプトが違います。 まず、このゲームはストーリーで魅せるというものではなく、その自由度を楽しむ方に傾いています。 また、このゲームはストーリーは一本道ではなく、結構バッドエンドになってしまうこともあり、何度か繰り返してプレイしたり、戻されたりすることもしばしば。 このように、このゲームは結構時間がかかります。
3.厳しい評点本作はインターネットのうわさでは、とあるゲーム雑誌でとても評判が悪かったらしいです。 このゲームをプレイした後にメンバーにこの話をした所、メンバーからも、「高い評点をつけた編集者は誰?」「このゲームに低い点数をつけた編集員は、ゲームを見る目がない。」と憤りに近い、厳しい意見がありました。 確かに、ゲーム内容を見ると、グラフィックは確かによくないものの、それはロードを減らして快適にプレイさせるための工夫であり、ゲーム的にはよい方向に働いています。 しかし、僕は倫理的な面で、このゲームには高い点数をつけ難かったのだと思います。 まあ、我々にとっては、そんな点数なんて関係ないんですけど。
4.総評:喧嘩番長シリーズ好きにはいいが、一般向けではない。本作は、「喧嘩番長」シリーズの自由度・バカゲー加減が好きだった人にはオススメできます。 残念ながら、PSPで出たナンバリングタイトル、「喧嘩番長3」は前作ほどはヒットしなかった模様です。 一方こちらの方は、より自由度が増し、しかも低価格ということなので、オススメできます。 ただ、購買意欲が沸かないパッケージ、しょぼいグラフィック、ややこしい操作性、サクサクとはいかないゲーム展開など、一般の人にはオススメできませんね。 |
名言 |
俺が法律だ!本作の主人公、三上英二の口癖。 |
攻略情報 |
逃亡者モードは、始末書を稼がない。
逃亡者モードを達成しようとするならば、なるべく始末書が増える行為を避けながら車で広めの道路を周回すると達成しやすいです。 |
関連情報 |
喧嘩番長本作のベースとなったアクションアドベンチャー。憧れの番長を操作して自校を魔の手から守る内容。 ストーリーを無視して恋愛やケンカに明け暮れたり、服装や髪型が変更できるなど、自由度が高い。 龍が如く本作に似たアクションアドベンチャー。舞台が新宿など、似た点も多いが、こちらはヤクザの世界で、ストーリー重視の内容である。 |