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届かない銃声

Action-12

 

 き錆ついた巨大なロケットがシンボルのロケット村に、ユフィ、ヴィンセント、ケット・シーはいた。
 この村には、シドという宇宙を夢見た男が住んでいた。
 戦争中、兵器開発会社として星を牛耳るまでにのし上がった神羅カンパニーが、かつて宇宙開発に手を染めていたころ、神羅26号ロケットのパイロットとして、宇宙へ飛び出す筈だった男だ。
 しかし、打ち上げは中止となり、魔晄エネルギーの拡大利用に着手した神羅が宇宙開発から手を引いてしまったので、未だ捨てられない夢を抱えてくすぶっているのである。
「宝条? 知らねえな」
 宇宙計画の再開を信じて、日夜、ロケットの整備を続けるシドは、人を捜して訪れた怪しい3人組など眼中にないといった対応だった。
「だからぁ、神羅の科学部門の責任者だよ! ホントに知らないの?」
 ユフィは食い下がる。
「宇宙開発のふとっちょパルマーなら、知ってるぜ」
「違うったら、オッサン、ボケてないで真面目に答えろよ!」
「なんだと? このクソガキが! 口のききかたに気をつけろぃ!」
 存外、会話のテンポの合うユフィとシドだが、2人は年齢に2倍の開きがあった。
 テンポは合うが、これではどつき漫才なので、仕方なくヴィンセントが割って入る。
「すまない。我々が捜している宝条という科学者は、セフィロスという男を追っている。どちらかの足どりでもわかれば助かるのだが、この村に知っている者はいないだろうか?」
 シドは、じろじろと怪しい風体のヴィンセントを眺め回した。暑苦しいマントで顔まで覆い隠した、ぐるぐるとターバンだか包帯だかを巻いた蓬髪の男である。デブモーグリに乗った猫まで連れて、まるで仮装行列だな、と思った。
「セフィロスってぇのは、死んだって噂されてる英雄セフィロスのことかい?」
「そうだ」
「確かに、そんなことを言っていたヤツが、ちょっと前に来たが、そいつの名前までは聞かなかったぜ」
「宝条だ!」
 ユフィが、声を張り上げる。シドは、そのでかい声に顔をしかめ、わざとらしく耳に指を突っ込んだ。
「で、どこ行ったんだよ? そいつは」
「ったく、そいつが人にものを訊ねる態度かってんだ。世も末だね」
「そんな説教たれるから、オッサンだっての。アタシ急いでんだよ、早く宝条ひっつかまえなきゃ、クラウドが……」
 つい、口が滑ったという感じで、ユフィは、あわてて自分の口を押さえた。
「クラウドぉ? ……はーん。色恋がらみだな? 近頃のガキは早くから色気づきやがって……」
「な、なに言ってんだよ。ばばばばば、ばかなこと、言うなって。クラウドってのは、アタシたちの仲間で、ちょっと訳アリでヤバイってゆーか……」
「あー、まったく、じれってえ。少しはわかるように説明できねえのか? ホレ、きちんと整理してみろ」
 ユフィのまくしたて作戦がシドの興味を引いたのか、彼は、どかりとあぐらを組んで腰を下ろした。
 3人は、ことの次第をかいつまんで説明する。
「なぁーるほどな。なんだか、わかったようなわからねえような、へんてこな話だが、おまえらが宝条ってヤツに会いたいのは、よぉくわかった」
「へ? わかったのは、それだけ?」
「うるせえ。オレ様にわからねえことがあるけえ! その、宝条ってヤツだと思うがよ、オレ様の家にいるぜ」
「うそっ! だって、さっき、いなかったじゃん」
「そうか? 変だな。シエラにもてなしておけと言っといたはずだが」
「どっちにしろ、遠くには行ってないよ。アタシ、とっつかまえてやる!」
 いてもたってもいられないユフィが、ひとりで飛び出して行った。
「やれやれ、なんて小娘だ……」
 シドは、3日くらい徹夜したような顔をしてヴィンセントを見た。
 ヴィンセントは、黙って肩をすくめる。
「ときに、艇長。宝条の目的は何だ?」
「ほう。さすがにあの小娘よりは、話が通じそうだ。……オレ様の庭にある、タイニーブロンコを譲れと言ってきやがった。ヤツは、その商談のためにオレ様の家で待っているのさ」
「商談を放っておいていいのか?」
「いいもなにも、はなっから売る気なんぞねえもんを、どうしろって言うんだ?」
「食えない男だ。……では、私が同じ事を頼んでも、首を縦には振らないんだな?」
「あ? なんだ? おまえさんらもタイニーブロンコが目当てか?」
「空が飛ぶことが出来れば、行動範囲も広がる」
「まったく……。なんでぇ、どいつもこいつも。あれは売らねえ。オレ様の宝物だ」
「仕方がないな」
 あっさりと、ヴィンセントは引き下がる。ケット・シーのほうをちら、と見た。
「しゃーないなあ。ほんまは、あんまり気乗りがせえへんのや……。やっぱり、こういうことは、きちんとせな……」
 聞こえよがしに、ボソボソと言う。
「おいおいよしてくれよ。まさか、盗もうったってそうはトンヤがおろさねえ……」
 言いかけて、シドは、ハッと顔色を変えた。
「イグニッションを……。しまった、家か!」
 あわてて、どたばたとロケットの中から飛び出して行く。タイニーブロンコのキーを、家に置き放しにしていたらしい。
 ヴィンセントとケット・シーも急いでシドを追いかけた。


「やい、宝条! 尋常に勝負しろっ!」
 ユフィが、叫びながら、シドの家のドアを開け放った。
「あら、ユフィさん」
 先刻、ここを訪れたとき、シドの居場所を教えてくれたシエラが出てきた。
「宝条って、メガネかけたヒッツメ髪の、卑屈そ〜な男が、ここに居なかった?」
 いちいち身ぶりつきで、ユフィが必死にアピールする。シエラは、少女の百面相にくすくす笑いながら答えた。
「タイニーブロンコのところにいるわ。お知り合いなの?」
「そう。もう、仲良しこよしなんだから」
 ニッと笑って、左手の拳をシュシュシュシュいわせる。シエラは、不思議そうな顔をした。
「じゃ、ちょっとおじゃましま〜す」
 元気に言って、ユフィも宝条を追って庭に出る。シエラの言った通り、そこに見覚えのある後ろ姿があった。白衣に身を包んだ、科学という悪魔にとりつかれた男の後ろ姿だ。
「宝条!」
 ユフィが、大声で呼んだ。男は、ゆっくりと振り返る。
「きみは……。クラウドといっしょにいた少女ではないか。なんでまた、こんなところにひとりで?」
「あんたに、聞きたいことがあって、迎えに来たってわけ」
「聞きたいこと? 私は忙しいのだ。セフィロスを追わなければならない」
 ユフィは、プッと吹き出した。大げさなほど、オーバーアクションで、げらげらと笑いころげる。
「な、何がおかしい?」
 人間というものは、面と向かって理由もわからず笑われると不安になるものだ。ユフィは、笑いながら、言った。
「セフィロスなら、多分、ニブル山だよ。知らないで追い越しちゃったの? マヌケ〜。……それに、もうどっか行っちゃったかもね」
 さすがに、宝条は、驚きの表情になる。
「小娘、何を隠してる?」
「別になにも。でもさ、セフィロスって、すっごくいい男だよね? アタシ、面食いなんだぁ。もうちょっと早く生まれれば良かったなぁなんて思っちゃうわけよ」
「ばかばかしい」
「そぉ?」
 ユフィは、ずいっと宝条ににじり寄る。
「人間の心は深いよぉ〜。そこんトコ、見落とすと、失敗するかも。科学者って、わかってないヤツ多いからさぁ……」
 きゃらきゃらと笑いながら、呆れ返った宝条の不意をついて、白衣のポケットから、鍵を盗み取る。
「あっ! それは……」
 ユフィは、鍵をちゃらちゃらいわせて、わざとらしく首をかしげた。
「これ、な〜んだ? やだなぁ、ドロボーはいけないよ。ドロボーは……」
「返せ! この……」
 宝条は、鍵を奪い返そうと、ユフィにつかみかかる。それをひょいとかわして、ユフィは言った。
「これが欲しけりゃ、さっさと答えな! 神羅屋敷の地下にあった白紙の本、あれは何!?」
 一瞬、宝条の顔が、ピクリと強張った。
「ほう……。あれを読めた者がいるのか? 実に興味深いことだな。それは誰だ? 古代種の娘か?」
 既に、鍵のことなど忘れた風である。ユフィも、真顔になって続けた。
「だから、あれは何なの? こっちが先に質問してるんだからねっ!」
 宝条は喉の奥でクックッと笑った。
「よかろう。あれは、目覚めの書だ」
「目覚めの書?」
「ジェノバの洗礼を受けし者のみが、開くことを許される禁断の書……」
「だから、何なんだよ?」
「クックックッ……。その昔、古代種セトラは、ジェノバにいくつもの封印を科した。それらを導くのが、あの本だ」
「げ……。ジェノバの封印!?」
 ユフィは、絶句した。しかし、それならば、そんなものが、どうしてあんなところに放置されているのだ?
「なんであんなところに、置いてあるのさ?」
「警戒厳重な金庫にでも保管するか? それでは、ブービートラップにはならんのだよ」
「やっぱり、あんたが仕組んだんだな! あれを読んで倒れたら、どうすればいいんだ!?」
 宝条は、興味深げに何度もうなずく。
「やはり、誰かが反応したのだな? 素晴らしいことだ。……ふむ。では、また、あの村を復興させねばならんな」
「えっ?」
「聞いていないのか? 5年前、セフィロスがあの村で何をしたのかを」
 ユフィは、体がひとりでに震え出すのを感じた。あのセフィロスが、罪もない人々を地獄の業火で焼き払ったのには、そういうウラがあったのか……。
 あの本は、ジェノバの罠。2000年前に飛来した、邪悪なる者の、封じ込められた破壊への衝動そのものなのだ。
 とすると、クラウドも……?
 ユフィは唇を噛みしめた。
 そのとき、彼らの背後から声がした。
「だが、どうしておまえはそんなことまで知っている?」
 庭に通じるドアがバタンと開いて、ヴィンセントが現れた。宝条は、記憶を探るような顔になる。
「久しぶりだな、宝条」
 色のない声で言って、ヴィンセントは宝条を睨み付けた。
「おまえは……そうか、タークスの……。今頃、迷い出てきおったか」
 宝条は、笑いながら続けた。
「そうとも。私があの本の存在を知ったのは、偶然だ。セフィロスを身ごもったあの女が、本を見つけて倒れたのだ。それが全ての発端だった」
「ルクレツィアが……!」
「そう、そんな名だったな……」
「貴様!」
 ヴィンセントは、拳を握りしめ、今にも殴りかかりたい衝動を必死に抑えつけた。
「女は丸一日、眠り続け、殺人狂に変わった。意味もなく、数人のスタッフが殺されたのだ」
「そ、そんなこと、私は知らない……」
「あたりまえだ。その事実が少しでも漏れれば、プロジェクト自体が破綻する」
「それでルクレツィアは、どうしたんだ?」
「どうもこうもない。おまえも知っての通り、無事にセフィロスを生み、役目を終えた」
「どういうことだ?」
「つまり、一過性のノイローゼということだな。妊娠時にはよくある体の変調だ」
「ノイローゼだって?」
「まあ、理由はどうにでもなる。とにかく、あの女の場合は、その症状は数日で治まったのだ」
「そうか……。ルクレツィアの場合は、ジェノバの遺伝子を胎内で育てていただけだ」
「さよう。影響は軽微だった。しかし、母の胎内で第一の洗礼を受けたセフィロスは、そうはいかない。あれは、恐るべき力を生まれながらに持っていた」
「ちょっと待ってよ。なんか聞いてると、ジェノバの遺伝子を持った者が、あの本に反応するってことじゃん」
 ユフィが、口をはさむ。
「私は、古代種でも反応するのではないかと思っていたのだが……。どうなのだ?」
 ユフィとヴィンセントが、顔を見合わせた。確かに、エアリスは、あの本に触ることが出来なかった。
 では、クラウドは? クラウドが、何故……?
「ジェノバ・プロジェクトは、セフィロス以降、正常発生がみられず、中止されたのではないのか?」
「クックック……。では、何故、ガスト・ファレミスは逃げた?」
「逃げた?」
「そうか、おまえは眠っていたのだな。ガストは、いくら繰り返しても成功しないジェノバ遺伝子の二度目の再生を諦め、最初の成功作からコピーを作ろうとしていた……。受精卵を必要としない、体細胞によるクローン。文字どおり、コピーだ」
「コピー……」
 ユフィは、愕然とした表情で呟いた。
「ガストの残した遺産が、育ち、リユニオンする。素晴らしいことだ」
 宝条は、高笑した。
「じゃ……、医者に診せたくらいじゃ、治らないんだ……」
 すっかり勢いを失って、ユフィが呟く。
「医者だって? ばかばかしい。本来の力に目覚めるだけだ。それは、神の力だ」
「ケッ! 黙って聞いてりゃ、胸くその悪い。なにが神の力だ。そんなもの、ブン殴って正気にさせてやらあ!」
 突然、シドが叫んだ。
「おう、嬢ちゃん。オレ様が力を貸してやるぜ。だから、そんなにしおれるなって」
 意気消沈したユフィが、哀れになったらしい。
「イグニッション、出しな。くすねたろう?」
 シドは、宝条に詰め寄る。
「え? それって、この鍵?」
 ボケた間合いで、ユフィが、宝条から取り上げた鍵を鳴らした。
「あ? なんだ、そうならそうと早く言えよ。とっとと乗りな、置いてくぜ」
「さあ、宝条はん、おとなしくしてんか。あんさん、ちいと悪ふざけがすぎますわ」
 そう言いながら、ケット・シーが、宝条に近寄って行く。宝条は、4人に囲まれてなお、不敵に笑った。
「さて、諸君。私には、こういう奥の手もあるのだ」
 言うやいなや、離脱の魔法を唱える。空間が、うねうねと波紋が広がるように揺らめき、パシンという音と共に、宝条の姿が消え失せた。
「あっ!」
「しまった。逃がしたか……」
 悔しがって地団駄を踏むユフィに、シドが怒鳴った。
「おらおら、置いてくって言ってんだろうが。あんなヤツ締め上げても、ろくな結果になりゃしねえぜ」
「……かもしんない。オッサン、冷静じゃん」
「おうよ。で、目的地はどこだ? 送ってやるぜ」
「うん。クラウドが気になる。宝条の言ってたことが本当なら、相当、ヤバそう。ややこしいことになってなきゃいいけど」
「なんや、えらいことになってきましたなぁ」
 シドは、タイニーブロンコを始動させた。
 小型の赤いジャイロが、プロペラを回して胴震いする。
「乗れっ!」
 シドが叫ぶと、ユフィは、ピョンとジャンプして飛び乗った。
「げ。1人乗りじゃん」
「振り落とされねえように、しっかり掴まってな!」
 言われるまでもなく、ユフィは、機体にしがみついた。ヴィンセントとケット・シーも、同様だ。
 タイニーブロンコは、ローターの回転を上げ、ふわりとテイクオフする。頬に、風を感じた。
 斜めになって旋回し、村の上空を翔け抜けた。眼下に、壮大なパノラマが広がる。その、絶景の中に、不吉な影が落ちていた。
「あっ! 宝条だ!!」
 ユフィが、反射的に指さして、ブロンコから振り落とされそうになった。あわてて、もとの姿勢に戻る。
「ちょ、ちょっと待ってえな。なんや、物騒なもん、持ってまっせ」
 見ると、ガンマニアの武器屋の親父がコレクションしていた、対戦車バズーカを抱えている。
「あんなもん、1人で撃てるのかよ!?」
 操縦しながら、シドが喚いた。
「あれならユフィでも撃てる。しかし、破壊力はケタ外れだ」
 落ち着いた分析をするヴィンセントに、ユフィは喚き散らす。
「少しは慌てろっての! この、隠れジジイっ!!」
 その、瞬間、宝条の構えたバズーカが、オレンジ色の矢火を、ドカンと噴出させた。
「きゃー、来たぁっ!」
 地獄への発射音が、遅れてついてくる。
「こんちくしょうっ!」
 シドが、必死に旋回するが、間に合わない。なんとか直撃は回避したが、尾翼に命中して、たちまちコントロールを失った。
「やだぁ〜。クラウドぉっ!!」
 ユフィの悲鳴とともに、天翔ける翼は、海に向かって落下していく。
 シドは、全体重をかけて操縦桿をホールドして姿勢制御に務めた。
 みるみる水面が近づき、ザブンと水しぶきを上げて着水する。見事な不時着だった。
「ったく、オレ様のブロンコに何てぇことしやがるんだ! クソッタレ野郎め!!」
 はるか対岸でほくそえんでいるだろう宝条の笑い顔を想像して、シドは、メラメラと怒りの炎を燃やした。


 宝条は、バズーカ砲を肩からおろし、クククと笑い出す。
「知恵者というものは、タダでは逃げたりしないものですよ……。あの、ガストもそうだったようにね……」
 ひとりごちて、左手の中指を使い、下がったメガネをずり上げた。


 すっかり塩水につかってしまったタイニーブロンコの上で、彼らは今後の方策を練った。
「あんたはこれからどうする?」
 ヴィンセントが、シドに訊く。
「神羅は宇宙開発を再開する気配も見せねえし、村はあきちまった。それより、死んだ筈の英雄が蘇って大騒動ってのは、久々に血が騒ぐ感じだな」
「遊びではすまされん事態だが、わかっているんだろうな?」
「だいたいの話は聞いちまったからな。この、小娘よりもオレ様の力が劣るとは、思えねえぜ」
「失礼しちゃうよ。これだから、オッサンは、もう……」
 口を尖らせながらも、それほど本気で怒っていない様子のユフィである。存外、この、口は悪いがやるときはやる男が気に入ったようだ。
「このブロンコ、飛ぶのはムリやけど、浅瀬ならなんとか行けそうですな?」
 ケット・シーが、前向きに考察する。
「水上ジャイロか……。まあ、しゃーねーな」
 シドが、操縦席におさまった。
「で? 行き先はどこだい?」
「コスモキャニオンかな?」
 ユフィが、ヴィンセントを振り返る。
「確認してみましょ」
 ケット・シーが、PHSを取り出してピポピポとキー・プッシュした。
 呼び出し音が鳴ってバレットが出た。ハプニングが起こって、予定を変更し、こちらに向かっている途中だという。彼らは、ハプニングという言葉に胸騒ぎを覚えながらも、海岸線を北上し、仲間たちを迎えに行くことにした。

 

 

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