O'GANE'S EXPERIENCES

　と思ったのは今日ジャスコの携帯電話売り場での出来事を受けて。

DoCoMo, au があって vodafone がない。

　そこには vodafone の携帯電話が売られていたが 3G の端末が置かれていなかった。お店の人に聞くと、「3G は取り扱ってないんですよ」とのこと。さらに「ヤマダ電機さんに行けばありますよ」と。

　どうやらジャスコの携帯電話売り場では 2G の端末を最後に取り扱いを止めてしまったらしい。これにはショックを隠し切れなかった。その売り場では DoCoMo および au の 3G 端末は健在だ。そして vodafone だけがないというのには何か理由があるのだろう。

voda 3G の不満

　まず思いつく理由。それは店が vodafone が売れると見込まなかったということ。vodafone 3G の端末とサービスからなるシステムの完成度が低いのは、2004年12月10日の 702NK 発売以来ユーザの中で囁かれてきた(それまでも vodafone のサービスの評判は悪かった)。とくに GSM 市場向けに端末をリリースしていた motorola, NOKIA, Sony Ericsson (Ericsson) が日本向けにリリースした端末はいわゆる日本的な仕様を満たすことができず、それを知らずに購入したら不満があったという報告も聞く。たとえば 802SE の MMS 送信に関するバグがある。

vodafone はこの先生きのこれるか。

　しかしこれらの端末は VGS(vodafone Global roaming Service) のために不可欠である。"世界が圏内"という売り文句を掲げる vodafone にとっては社運をかけた決断だったと思う。これが功を奏して日本が世界的な vodafone ネットワークに染まるのか、または日本では老舗 DoCoMo が天下を取りつづけるのかはまだわからない。2006年の夏に開始される予定のナンバーポータビリティサービス以降、ユーザが気兼ね無くキャリア変更できるようになってからわかるはず。

　ところで、ジャスコの携帯電話売り場が見切りをつけた vodafone。これからどんな挽回策を取るのだろうか。取りあえず、メール送信料金と通話料を他社並にしないといくら端末が魅力的(オタにとって)でもユーザは選んでくれないと思う。