Jan 03, 2005 [去年の今ごろ]
折りたたみに飽きたら。
折りたたみ型しかないのはどうかと。
携帯電話が登場したころは主な機能が通話だった(携帯"電話"というのだから当然だけど)ので 端末には小さなディスプレイと番号ボタンがあればよく、端末の形状はストレート型が主流であった。その後 i-mode が登場してメールや WEB が利用できるようになってからはディスプレイの大型化が進みディスプレイとボタン部分を分離した折りたたみ型が主流となっていった。日本のいわゆる 2G 携帯では現在折りたたみ型が主流でストレート端末は数えるほどしかない(au の現行ラインナップでは talby、INFOBAR のみ)。
海外でストレート型が現役である件。
以上は日本の携帯電話の独特な発展に原因がある。つまり DoCoMo や au など大手キャリア主導で通信方式が整備され端末がリリースされてきたからだ。そのおかげで i-mode や ez-web のマルチメディアコンテンツを楽しむことができるのだが、そのせいで各社がリリースする端末が似たり寄ったりなものになった。
海外の GSM や W-CDMA 向け端末を見ると、 Symbian OS 搭載モデルなどのハイスペックな端末がある一方、まったくローエンド向けの端末もリリースされている。GSM や W-CDMA というネットワークがまず在って、次に端末メーカありき、といった感じだ。そのせいで 3G の浸透は日本より遅れているようだが、ユーザにとってみれば端末の選択の幅(ハイエンドからローエンドまで)が広くなって嬉しいことだ。実際にごく最近リリースされた端末にも折りたたみ型ではないものが多く含まれている。
折りたたみに飽きたら。
海外の端末形状のバリエーションを、指をくわえて見ている日本のユーザは多いと思う。しかし日本のメーカもいよいよ折りたたみ一辺倒から抜け出すことを始めたようだ。実際に折りたたみ型以外にリボルバー開閉型の端末もリリースされた。しかし携帯に便利さを求める私にとってはあれは格好だけの見掛け倒しに見えた。
むしろ最近気になっているのが MITSUBISHI D253i や同 D901i などのスライド型の端末である。
スライド型はなにより折りたたみ型より開閉をしやすい。折りたたみ型では片手で開けようとするとディスプレイに傷がつきやすいがスライド型ならそんなことはなく親指でストレスなくできる。その反面、常に露出しているディスプレイに傷がつきやすいが、それは端末の扱い方でなんとかなる問題だ。
そしてもう一つの利点がスライド動作による機能の呼び出しだ。こういった機能は、かつてフィンランドの老舗 NOKIA が DoCoMo 向けにリリースした NM502i のころから実現されていたようで、例えば着信があったときにスライドさせて開くと通話開始、閉じると通話終了といったことが可能であるらしい。とてもスマート。
折りたたみ型に飽きた人間にはうってつけの新鮮さ。
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