O'GANE'S EXPERIENCES

X起動せず

数日ぶりにDebianを起動してみると、startxしてもXが起動しない。Xの画面が1秒ほど出てすぐにコンソールに戻ってしまうという症状だ。

前回の起動まではこんなことはなかったからつまり前回の使用中に設定が変更されたのかも、などと考えた。

コンソールに表示されていたXのwarningで目についたのはfont rendererがすでに登録されているというもの。

Warning: font renderer for ".pcf" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".pcf.Z" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".pcf.gz" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".snf" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".snf.Z" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".snf.gz" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".bdf" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".bdf.Z" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".bdf.gz" already registered at priority 0
Warning: font renderer for ".pmf" already registered at priority 0

googleで調べてみるとこのwarningの影響はない、という情報があったので他の理由を当たってみる。

以下はXのwarning。(errorはなし)

# grep "WW" /var/log/XFree86.0.log
         (WW) warning, (EE) error, (NI) not implemented, (??)  unknown.
(WW) Open APM failed (/dev/apm_bios) (No such file or  directory)
(WW) I810(0): config file hsync range 30-57kHz not within DDC    hsync range 31-60kHz
(WW) I810(0): config file vrefresh range 43-72Hz not within DDC vrefresh range 55-75Hz
(WW) I810(0): xf86AllocateGARTMemory: allocation of 1024 pages failed
(WW) I810(0): Option "UseFBDev" is not used

前述の情報によるとapm_biosも関係ないらしい。

となるとi810の設定が原因だろうか。

xf86AllocateGARTMemoryのallocationができない問題にはXF86Config-4でVideoRamの値を指定すればいいだろうと推測。 同ファイルではその項目がコメントアウトされていたので外して有効にしてみる。ーどうやらこれを設定するとうまくいかないらしい。

だからコメントアウトされているのだろうか。

UseFBDevについては以前設定してうまく動いていたので値を"false"のままにしておく。

となるとディスプレイ周波数の問題か。

現在XF86Config-4で設定されているディスプレイ周波数が水平／垂直ともにDDC(よくわからない)の範囲にないらしい。

だからその範囲に直してみたら元の通りにXが起動するようになりました。

また今日もトラブルを一つ越えて勉強になりました。