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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #240
ロックマン ロックマン (PSP)

購入金額: 1280円箱説付

ゲーム内容
有名なアクションゲーム「ロックマン」の初代をリメイク。
初代からのリメイクのためアクションはシンプルだが、見た目はポップに可愛らしくなっている。
条件を満たすとボスキャラが使えるようになったり、与えられた課題をクリアするチャレンジモード、オリジナルのステージを作れるコンストラクションモード、追加コンテンツやステージをダウンロードできる機能などが追加されており、長く遊べるようになっている。

H.Kuwanoの考察

 

ミーティング内での会話

1.長く遊べるロックマン

本作は初代ロックマンのリメイクです。
ロックマンなので安心して楽しめるのはもちろんですが、ボスキャラをプレイヤーキャラとして使うこともできます。
ボスキャラは自身の武器でしか戦えないため、ロックマンとは違った感じでプレイできます。
また、ロックマンらしからぬ、近接武器で攻撃するロールを使うこともでき、まるで「魔界村を剣でプレイしている」ような感じになります。

チャレンジモードもあり、これらは「ゴールに向かえ」「敵を○体倒せ」などのミッションをクリアしていくモードなのですが、これが難しいこととなっています。

ロックマンシリーズの中で要望や疑問があったものが、本作で体験することができます。
シリーズのファンであれば、長く楽しめる内容になっています。

 

2.なぜ続編がなかったのか?

本作は、初代ロックマンのリメイクですが、キャラクターのデザイン等にもあるように低年齢層向けにしたものと思われます。
一方、初代ロックマンをプレイしていた人にも懐かしいと思わせるようになっています。
本作のターゲットは、子持ちの30代〜40代の人でしょうか。

そんな「ロックマン ロックマン」ですが、恐らく2以降も続くのだと思われましたが、続編(=2のリメイク?)の話を聞きません。
どうしてなのか、僕なりに考えてみました。

まず、本作は低年齢向けではあるものの、結構難しいと思われます。
もとが初代なので、アクションが少ない上に難しく、投げてしまうお子さんも多いと思われます。
初心者救済用に「かんたん」モードがありますが、それでもトゲは一撃死なのは変わっていないし、ボスの耐久力や与えられるダメージも変わっていません。

また、初代をやりたい人はPS版や、後から出たバーチャルコンソール版やゲームアーカイブスでプレイしていたのでしょうから、リメイクの本作にはあまり興味を示さなかったのかもしれません。
あまりにも見た目が子供っぽいので敬遠した感もあります。

他にも、長く遊べるようにしたことが裏目に出てしまったように思います。
攻略要素を考えると、全てのキャラクター10体(11体?)×難易度3段階×ステージ13面の、390面(429面?)もクリアしないとコンプリートできません。
一部のキャラは本当に難しくて投げ出してしまうかもしれません。
チャレンジモードも100面あり、本編以上に難しい課題もあります。
この難易度別にクリア数が記録されることにより、「ステージ数をかさ上げし、長く遊べるように見せかけている」とウンザリしている人もいるのではないでしょうか。

また、コンストラクションモードで面を作れるし、ロックマンウェブでステージをダウンロードすることもできます。
ウェブの更新状況からすると、1年以上は更新が続いたようです。
この状態で1年毎に2,3と出していくと、「まだやっているのに」と不満を持つユーザーも多いことでしょう。
かといって2年とかブランクを開けてしまうと、本編やXシリーズがあるので、番外編的な本作の存在を忘れられるかもしれません。

そう考えると、マーケティングに失敗したとか、今後の展開を見越したゲーム内容にしなかったから、というのが、続編がない理由だと思われます。

 

3.初代ファンはどう思う?

本作では、初代のステージを再現した「オールドスタイル」があります。
確かにマップの配置はだいたい同じですが、敵の動きやシステムが違っています。
ですのであまり初代をプレイしている感じはありません。
これなら、ファミコン版をそのまま移植して収録してくれた方が良かったのではないかと思いますが、バーチャルコンソールやゲームアーカイブスでプレイできるので、そうしたのでしょう。

名言

あざとい

本作で「お月見ロール」や「のらねこロール」を見て、AKFさんが言った言葉。
(僕も「オトメディウス」でこの表現を使ったことがあります。)


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