Prev Back  Next

ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 189
超兄貴〜聖なるプロテイン伝説 (プレイステーション2)

購入金額: 1600円 (箱説付)

ゲーム内容

クリスマスに登場した「超兄貴」の最新作。
おそらく最終作とも思われる。
開発は「戦国エース」などでお馴染みの「クロスノーツ=彩京 」が手がけており、独特の敵弾や弾幕が見られる。
本作はサイドビューのシューティングゲームで、お供の「アドン」と「サムソン」を引き連れているのは一緒だが、スタート時にフォーメーションを2つ選択し、状況に応じて変更できるようになっている。
プロテインを集めてパワーアップするのは一緒で、取ったキャラしかパワーアップしないのもこれまで通りだが、 パワーを溜めてボムをストックしたり、右スティックをグルグル回してゲージを溜め、メンズビームを撃つのが特徴。

H.Kuwanoの考察

1.ひどいグラフィック

本作を見て思うことは、なんてひどいグラフィックなんだろう。ということです。

デモ画面とか自機のデザインとかはいいですが、ゲーム中のポリゴンキャラクターのデキがPS2とは思えないぐらいクオリティが低いです。

おそらく縁取りを黒くしているようで、トゥーンレンダリングしているようですが、その分キャラクターのテクスチャが単色に見え、カクカクしたようになってしまいます。

ザコはともかく、ボスまでこれなので、せっかく筋肉質のアニキのキャラでもハリボテに見えてしまいます。


 

2.シューティングとしては地味

本作は「クロスノーツ=彩京」が担当しているようですが、シューティングゲームとしては地味で派手さに欠けます。
道中はそれほど難易度は変化せず、同じような展開が延々と続いてボスとなります。
敵もデザエモンみたいに数種類(4〜5種類ぐらい)の敵が続くだけです。
しかも地形に当たり判定がありそうなのに存在しません。
炭鉱の壁やメイド喫茶の壁に当たり判定がないのには面食らった人も多いのではないでしょうか。

なんというか、本当に「デザエモン」で作ったようなゲームで、「通天閣」を思い出してしまいました。

 

3.一般的におすすめできない

本作をKGRさんに渡したところ、最初に「水の試練」からスタートし、下から来る敵にやられまくっていきなりゲームオーバーになったからか、いきなりコントローラーを手放しました。

確かに、この「水の試練」は画面下から突進してくる敵が出てくるので、初めてプレイする人には厳しく、このゲームを初回で嫌いになる要因になります。
僕も最初はそうでした。
ゲームとしては、「ゲームバランス」の配慮を欠いた、大きな失敗でしょう。

また、やたらとむさくるしく気持ち悪いクリアデモは、ジョークの分かる人でもちょっと厳しいでしょう。
中にはキレる人もいるかもしれません。

 

4.本当に葉山宏治が担当しているの?

これまで「超兄貴」と言えば葉山宏治氏が手がけたBGMが特徴であり、ゲームを超えたといっても過言ではないぐらいなのですが、本作ではスタッフロールに名前は出るものの、本当に関わったのかどうか微妙です。
弾が多すぎ」なのかは分かりませんが、何かトラブルでもあったんじゃないか? と心配してしまいました。
唯一らしく感じられるのがタイトル画面やラストステージで使われるBGM1曲ですが、それ以外はオーケストラ風な楽器や「ハッ!!」という掛け声が頻繁に使われたBGMになっており、明らかに氏の作風とは違います。
また、超兄貴シリーズらしからず、BGMが控えめになっており、ゲームをプレイしていても印象に残りません。
名前は忘れましたが、スタッフロールでも別の人の名前がサウンドに出ていたので、多分その人たちが作った音楽なんでしょう。

 

名言

・・・殺せー!

ボス「ネコミミメイドだっちゃ」を見てKGRさんが発した一言。
当然の反応である。
最初の無言ゾーン(・・・)がポイント。

攻略情報

水の試練では、画面下部からの敵に注意。

関連情報

超兄貴

このゲームの初代作

超兄貴〜究極無敵銀河最強男

このゲームの前作
PS版とSS版がある。

超兄貴〜爆裂乱闘編

超兄貴の格闘アクションゲーム。メンズビームのため方が本作と似ている。


Prev Back  Next