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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 188
ドラゴンクエストソード (ゲームキューブ)

購入金額: 4800円 (箱説付)

ゲーム内容

ドラクエの世界観をベースにした剣劇アクションRPG。
Wiiリモコンを剣のように振り回すことで操作する。

H.Kuwanoの考察

1.手堅くできたアクションRPG

本作はアクションRPGになっています。
RPGのドラクエとは違い、敵との戦闘はリアルタイムで行われ、実際にWiiリモコンを振り回して攻撃します。
ストーリーに沿ってプレイするステージ仕立てになっており、一人称視点の3D画面になっています。
ステージの途中で中断したり、一度クリアしたステージに入って経験値やアイテムを稼ぐこともできるようになっています。

マップは途中に分岐があるものの、ほとんどがコースに沿って進むようになっています。

RPGのドラクエと違って街は一つのようです。
また、仲間は1人で、直接操作はできず、主人公をサポートする役割のようです。
アイテムの種類もそれほど多くはありません。

RPGのドラクエと比べるとかなりシンプルになっているような気もします。
実際にボリュームもそれほどではないような気がします。

それでも、だからといってつまらないわけではなく、純粋にWiiリモコンを振り回して敵を倒すのは面白く感じます。
さらに防御や必殺剣などもあり、駆け引きも楽しめます。
もちろんアイテムを集めたり経験値を稼ぐ、これまでのドラクエの楽しみもあります。

 

2.ドラクエ初の声つき

本作はドラクエとしては初めて、メッセージに声が出るようになりました。
いまどきのRPGはとっくに当たり前と化している要素です。

ただ、ファンの間では声優がヘタとか言われているようです。
確かに、声優ファンにとっては聞き所がないかもしれません。

でも、声が出ることにより、より間口を広めた感があります。
小学生では読めない漢字もあるので、低年齢向けになったような感じもします。

多分、声をつけて失敗したなんて言う人は、ドラクエの会話は声ではなく「プルルルルルル…」っていうメッセージ音でないとだめだ、っていうコアなファンなんじゃないでしょうか。

 

3.ざんこく

本作は原作となるRPGと比べ、ちょっと残酷な表現があると感じました。
血が吹き出るとかいった演出はありませんが、スライムが真っ二つに切れたり、モンスターを滅多斬りにしたり(まるで八つ裂きにしているようです)、倒した後も斬り刻んでヒット数を稼いだり、ボスは「止めを刺せ」と無抵抗のボスに対して攻撃させたりと、ちょっと小さなお子様にプレイさせるにしては残酷のような気がしました。


名言

福引券 発動

道具屋でもらえる福引券で福引をするときに発生するイベント。
必殺剣のようなエフェクトがかかり、「つかめ」でWiiリモコンでポインタを動かして福引器のハンドルを掴み、「まわせ 」でWiiリモコンを福引器を回すようにして動かす。
パワーゲージや制限時間などがあるが、福引の結果には関係ないらしい。
Nさん曰く、このネタはドラゴンクエストIIの「ふくびきけん」の「けん」を「剣」としたパロディに基づくものと思われるようだが、実際のところは定かではない。
むやみにアツい演出である。


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