ゲーム内容 |
ぶっちゃけて言えば、和風イース(の出来損ない)。 タイトルどおり「南総里見八犬伝」を(一応)ベースにしており、八つの玉などは登場するが、全てのキャラクターは里見八犬伝の登場人物の生まれ変わりなどオリジナルなストーリーとなっている。 |
H.Kuwanoの考察 |
1.電源を入れると、裸の女性が画面に映し出された(小説版ヴィ○ガスト風に)電源ON!! そのあと、何と裸の女性が出てきました。 しかし、タイトル文字が出ると消えてしまいました。 しかもゲームを進めていくうちに、あの裸の女性は本作と殆ど関係が無いことが分かります。
2.不親切なマニュアルまず最初に買った人は、このゲームはどうやって敵を攻撃するのか分からなかったことでしょう。 実は一応操作方法の説明で、「十字キーでその方向の敵に体当たり」とあります。 ちなみに、「イース」で有名な「半キャラずらし」テクもそのまま使えますが、次章にあるとおり注意が必要です。
また、説明書には体力の回復の仕方が書いてありません。
3.ひどいプログラムそれもそうですが、このゲームプログラムがあんまりです。 まず、敵や街の人に体当たりで攻撃または話しかけるのですが、なんとキャラクターをすり抜けてしまいます。 さらに、ダメージの喰らい方がハンパじゃありません。 細かいところでは、「道具の選択で4文字目の濁点が消えずに残る」「キャラの一部が隠れている状態で画面を切り替えると表示が隠れたまま次の場面に行く」「体力ゲージの表示がおかしくなる」といったところがあり、特に体力ゲージの表示がおかしいのは目立ちます。
4.一番ひどいのはシナリオいや、一番ひどいのはやっぱりシナリオでしょう。 まず、このゲームはタイトルにもあるとおり「南総里見八犬伝」をベースにした作品ということですが、主人公達は「八剣士の生まれ変わり」という設定で、「玉梓(悪)の封印が解けたので、他の八剣士の生まれ変わりと協力して封印を元に戻す」という内容なのです。 コレだけ聞けばまだいいです。
半分が「扉」というふるいにかけられてしまいます。
つまり、ストーリーが短いのです。 そのストーリーの短さを補うためか、謎解きが凶悪です。 まずはまるのが、「迷いの森」になっている「ふさの村」への行き方です。 つぎにはまるのが、大きなカエルの倒し方。 他にも、「宝箱には2つアイテムがあり、二回調べないと全て手に入らない」「村の出口が二つあり、それぞれで出る場所が変わる」「最初に行ったときは何もないが、後で行くと中身を取れる宝箱」「体力を回復しようと止まっていると湧き出る敵キャラ」などといったちょっとした意地悪もあり、注意が必要です。
5.短命なヒロイン(?)に涙シナリオの短さは、ヒロインの寿命を大きく損ないました。
二番目の村を訪れると、大変協力的な女性に出会います。 (ネタバレ注意)一応最後には肉体のない存在として主人公を救ってくれます。 ここまで短いと、ヒロインといっていいのかわかりません。
僕はあまりにもあんまりな彼女の扱いに、一種の不憫さを感じてしまいました。 「10101」では、本当の人類最初の宇宙飛行士「ボボロワ」に合うのですが、彼の体内には敵異星人が埋め込んだ強力な爆弾があり、異性人に人質を条件にそれを爆破すると脅され、彼が代わりに人質になって爆死するのです。
6.南総里見八犬伝にますます興味が出てきた館山の旅行でも伝えたとおり、僕は南総里見八犬伝を知りません。 といっているうちに、インターネットでちょっとだけ情報を見つけました。 (ネタバレ)…たしかに、あの女性が伏姫の生まれ変わりだったら、死ぬ運命だったんでしょうね。
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攻略情報 |
謎解きQ&A(当然ですがネタバレに注意してください) Q1:ザコ敵ともまともに戦えないのですが Q2:体力を回復できないのですが Q3:迷いの森から抜けられないのですが Q4:にじのとうにいけないのですが。 Q5:双頭の狼が倒せません。 Q6:谷の村へいけません。 Q7:ボスの九尾の狐が倒せません。 Q8:ボスの巨大カエルが倒せません。 Q9:城へ進めません。 Q10:巨大ムカデが倒せません。 Q11:最後のボスが倒せません。 Q12:最強の防具はどこにあるのですか? Q13:けっかいの使い道を教えてください。 |
関連情報 |
イースI・II…パソコンで人気を博した日本ファルコムのRPG。 |