ゲーム内容 |
ナツメのファミコンゲームデビュー作にして、今でもバカゲーマーの間で語り継がれる怪作アドベンチャーゲーム。 主人公「東方見 文録 」は東南アジア大学の4階生。 ゲームの内容は、「新・鬼が島」のように、二人のプレイヤーを切り替えられることが特徴の、普通なアドベンチャーゲーム。 詳しい説明は、バカゲー関連の書籍(後述)を参照。 |
名言 |
東方見文録このゲームの主人公の名前。 彼はゲーム史上類を見ないマッドっぷりで、孤独の賢者をチェンソーで真っ二つにするイベントはクソゲーマー・バカゲーマーの間でも有名である。 おかーさーん…このゲームの主人公「東方見 文録」が、このゲームで最後に口にする言葉。 |
H.Kuwanoの考察 |
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1.まさしくニューウェーブこのゲームには、「こういうゲーム展開もあるんだゼ!!」という開発者の声が聞こえてきそうな、まさしくニューウェーブなゲームです。 これまで、これほど狂った、そしてキケンなゲームはあったでしょうか。 主人公「東方見 文録」はマッドサイエンティストで、性格のひずみ大です。 また、メッセージに出てくる実名の一字違いも問題です。 特に印象的なのはラストです。
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項目 | バカゲー専科 | 悪趣味ゲーム紀行 | ユーズドゲームズVol.1 | |
タイトル・説明の見出し | 摩訶不思議な世界へようこそ! 原作者は泣くでしょう 謎のオンパレード |
不条理カルトゲーの極みのようなソフト | バカゲーの範疇を超えてしまったかもしれない怪作AVG クリアしないほうがいいかもしれません |
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主人公の紹介 | 紹介・画面写真あり 所属・研究テーマ・夢・尊敬する人 考察では、マルコと対をなす人で、「男」「科学」の象徴として描かれている。 画面写真も考察にある。 |
紹介あり 所属程度で簡単なもの 「キャラクターは殆ど欠陥人格」 |
紹介・画面写真あり 所属・研究テーマ・夢・尊敬する人 「もう笑うしかない」 |
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ランプの精について | 記述あり 「こいつはインド労働基本法により3時間しか働かない。役に立つようで役に立たない存在」 |
記述あり インド労働基本法も記述がある。 「本当に巨大梟に食われてしまったのでしょうか?」 |
記述あり 「インド労働基本法で3時間労働、もちろん夜は時間外労働」 |
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砂漠の木のエピソード |
解説あり |
記述あり 「あしゅら男爵のような木を、文禄はチェンソーで真っ二つ」 |
記述あり 「文禄は有無を言わせず斧で木をまっぷたつ」 |
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パスワード画面について | 解説あり 「本編とのかかわりは皆無」 BGM・メッセージも解説あり。 「章クリア毎に脱力感」 考察には、バタイユと本作の関係を考察する材料としてあげられている。 |
解説あり 「意味不明で文書化困難なパスワード。」 |
記述なし | |
その他のエピソードについて | 考察にはたくさんのエピソードが掲載されている。 | 一字違いの名前について、解説あり 「あなたはカワマタブンジですか?」 |
文禄のヘロヘロのグラフィックの画面写真あり | |
ゲームオーバーについて | 解説あり 「顔が文禄の天使がENDマークをもっており、ハズレ文字で埋め尽くされている。」 |
記述なし | 画面写真あり 「ENDマークを持った天使と、ハズレ文字」 |
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エンディングについて | 解説・画面写真あり 「クリアする頃にはハチャメチャな世界に順応してしまっているが、それでも理解を絶する結末」 |
簡単な説明あり 「以上、全て偽りのないストーリーです」 |
画面写真あり 説明書の文を引用している。 「エンディングを見てこれまでのイメージを大幅変更せざるを得なかった。」 「クリアしないほうがいいかもしれません」 |
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音楽の評価 | 記述なし | 解説あり バラエティに富んだ大量のBGM。 「四季からズームイン朝まで」 |
解説あり 「音楽にも怪しげなものが多い」 サウンドテストのやり方、画面あり。 |
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パッケージイラストについて | 記述なし | 写真あり。 「太田蛍一氏のガロ的パッケージに中身が負けていないのがスゴイ」 |
写真あり。 |
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総評 | 原作があるゲームは多いが、このゲームは全く違う。一体どうしてこんなゲームを作ってしまったのだろう? | ファミコンでユーザー無視の排他的な製作姿勢が実現できたのは、案外あの当時が最もゲームが「作品」足りえた時代だったと思うのでした。 | バカゲーファンならやらなきゃ嘘だ | |
H.Kuwanoが見た総評 | 東方見文録のファンや、バカゲーに対する深い考察を見たい人はこちら。 どちらかというとプレイした人向け。 |
唯一ストーリーの全容を解説している。 簡単にストーリーの内容を見たい人はこちら。 |
東方見文録の記述についてはあいまい。 しかし、別冊「バカゲー専科」にない説明もあるので、意外な発見があるかも。 |
関連情報 |
アイドル八犬伝…実は開発がナツメのアドベンチャーゲーム。頭の悪いヒロインが話題となり、現在プレミアソフトとなっている。 |