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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #112
シンプル1500シリーズ Vol.94 THE カメラマン(プレイステーション)

購入金額:980円

ゲーム内容

タイトルからは察しがつかないが、 実はPCエンジンのプレミアソフト「激写ボーイ」の復刻版。
サブタイトルには「激写ボーイ おまけ付」とある。

グラフィックはPCエンジンのままだが、サブタイトルどおり以下のオマケがついている。

  • ステージセレクト式になり、「激写ボーイ2」に近くなった。
  • 進行状況に加え、ハイスコアやクールなショットが記録としてメモリーカードに保存されるようになった。
  • おまけステージ「野球場」が追加された。
  • 全ステージクリアすると、「激写ガール」が使えるようになり、2人同時プレイが可能になった。

H.Kuwanoの考察

1.プレミアソフトのありがたい復刻

このゲームの元となった「激写ボーイ」は、もとは1990年前半にPCエンジンから出たアクションゲームです。
理由は知りませんが、現在ではプレミアソフトとなっております。

それが現行のハードで、しかも廉価版で発売されるのですから、ありがたいことこの上ありません。

しかも、単なる移植にとどまらず、より続編「激写ボーイ2」(以下2)に近い変更がなされているのもありがたいところです。
特にステージセレクト制になったことにより、よりプレイしやすくなりました。
このゲームは初回では(=ターゲットがどこに出てくるかを知らないと)まずクリアできないので、コンティニューに制限のあるオリジナル版はキツイものだったに違いありません。

 

2.実は2を買ったほうがいいかも

僕は2をプレイしていましたので、2と比べるとかなりパワーダウンしている感じが否めませんでした。

確かにこの頃から、「邪魔者を避けながらターゲットを撮影する」というゲーム性は確立していることが分かりました。
しかし、やはり10年経った今となっては、このグラフィックや音声は非常にしょぼく見えてしまいます。
2だっていまどきのゲームと比べると安っぽく見えるかもしれませんが、それでも色数少ないグラフィックや音色の少ないサウンドと比べるとだいぶ良くなっています。

また、こちらの方がズームやフラッシュなどがなくて楽かもしれませんが、逆に2の方が、深みが増しています。
2だって、ズームやフラッシュがなくてもクリアできないことはないですし、フラッシュがあったほうがかえって楽になりますしね。

やりこみ甲斐だって2の方があります。
こっちはスコアとクールなショットの数だけですが、2の方はそれに加え、撮影した事件の写真も保存され、「得点をそんなに取って何が楽しいの?」という人にとってもやり込む要素があります。

確かに2も安っぽく感じるかもしれませんが、僕は2の方をオススメします。
実売価格も大体同じぐらいですしね。
(後は、プレステ2を持っているかどうかですが、いまどき1しか持ってない人はいないよね)

関連情報

激写ボーイ2…10年ぶりにPS2で発売された、当作品の続編。


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