イマジナルな生き方

イマジナル(imaginal)という言葉はフランスのイスラム学者アンリ・コルバンが作った造語です。本来はイランのイスラム哲学で使われていた想像界(alam al-mithal)という言葉にコルバンがムンドゥス・イマジナリス(mundus imaginalis)という訳語をあてたことに由来します。
イマジナリスとは想像上(imaginary)ではなく、想像的(imaginal)という意味であることに大きな注意を払わなければなりません。
自然科学的世界観によって、われわれ日本人もイマジナルなものを失ってしまいました。イマジナルな世界は知性のみでは理解することはできません。体で感じ、その中で生きることによってのみ、イマジナルな世界を知ることができます。
イマジナルな世界観や生き方がどのようなものであるのか、参考になる文書を集めてみました。


1.河合隼雄・ヒルマン・井筒俊彦の鼎談

2.ユングと石(『ユング自伝』より)

3.「女性分析家と傷ついた少女との転移−逆転移」


2002/9/14作成 2003/10/04更新

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