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▼ ロックバンド出演映画 〜80's 90's 00's

「ロック映画を観よう」のオマケとして、実在バンド(一部例外アリ)の演奏シーンが出てくる映画(非音楽映画)をいくつかあげてみました。

チャーリーと14人のキッズ / カントリー・ベアーズ / バンガー・シスターズ / 保険調査員フランク25 / ラットレース / 恋は負けない




チャーリーと14人のキッズ (→Cheap Trick)


リストラされた元エリート社員のチャーリー(エディ・マーフィー)は、町に保育所が不足しているのに目をつけ、親友のフィル(ジェフ・ガーリン)と自宅で保育園を開くことに。悪戦苦闘しつつも、次第にその楽しさに目覚めてゆく。
エディの息子役の子(写真)がめちゃめちゃ可愛い!スティーブ・ザーン(スタートレックおたく)やアンジェリカ・ヒューストン(ライバル保育園の園長さん)の出演も見ものです。
終盤、資金集めのために開かれたお祭りでライブを行うのがチープトリック。曲は勿論「Surrender」。ママとパパの言うことは聞いとこう、でも自分らしさは忘れずに…いつ聴いても楽しくて大好き。
乱入したジェフ・ガーリンに迷惑するロビンの演技も観られます(笑)




2003/アメリカ
監督スティーヴ・カー



カントリー・ベアーズ (→Brian Setzer)


一頭の子グマ(声:ハーレイ・ジョエル・オスメントくん)に励まされ、伝説の熊バンド「カントリー・ベアーズ」が再結成をこころみるお話。ロック映画に入れるか迷ったのですが、楽しいながら「ロック」というカンジじゃあないんで、こちらに(「バンド」出演でもないんだけど…)
散り散りになったメンバーをツアーバスで拾い歩くと、「はちみつ中毒」に陥った一頭はバーでやさぐれ中。お店のママ、クイーン・ラティファへの借金帳消しを賭けて店のバンドと対決するのですが、そのバンドでギターを弾いてるのがブライアン・セッツァー。熊のバイオリンと楽しそうに競演します。
ミュージシャンとしては、その他ウィリー・ネルソンやエルトン・ジョン(二人とも歌いはしないけど)などが出演。
クマ相手にまじめに演技してる脇役たちを見るのも楽しい。間抜けな警官コンビに、悪役のクリストファー・ウォーケン!意外なオチには笑っちゃいます。




2002/アメリカ
監督ピーター・ヘイスティングス



バンガー・シスターズ (→Buckcherry)


最強グルーピーとして名を馳せたスゼット(ゴールディ・ホーン)とヴィニー(スーザン・サランドン)もいまや50代。場末のライブハウス店員と弁護士夫人、異なる道を選んだ二人は長年連絡すらとっていなかった。だがある日、店をクビになったスゼットはかつての親友に会いに行こうと思い立つ。
冒頭、店でスゼットがぼんやり眺めているのがバックチェリーのライブ。盛り上がる女のコたち。ゴールディの若さは驚異的ですが、そのたたずまいにはそれなりの人生を歩んできた空気が感じられる。
ちなみに右はミュージシャンの「ブツ写真」コレクションを掘り起こして喜ぶ二人。エンドクレジットのThanksリストにはジミー・ペイジの名もありました(笑)




2002/アメリカ
監督ボブ・ドルマン



保険調査員フランク25 (→Hanson)


B級スタントマンの父(ランディ・クエイド)の大事故をキッカケに、ヘルメットをかぶり「安全第一」の生活を送るフランク(デイヴ・シェリダン)。長じて保険の不正請求をあばく調査員となった彼は、保険がらみの陰謀に巻き込まれる。
目をつけた車イスの男(エンリコ・コラントーニ、「ギャラクシー・クエスト」の宇宙人の一人)を尾行した先はハンソンのライブ会場。ほんとは歩けるんだろ〜とちょっかいを出してステージをめちゃくちゃにしてしまいます。
ご存知のとおりハンソンの面々もすっかりオトナですので、キラメキ☆度はほぼゼロに近いですが、カラダはって演奏してくれます。
その他、スコット・バイヨ(「超能力学園Z」は最高!とのフランクのセリフあり)やエマニエル坊やなど往年のスターも続々登場して結構豪華…ってハンソンもこの文脈で出てるの…?




2001/アメリカ
監督アーリーン・サンフォード



ラット・レース (→Smash Mouth)


ラスベガスのカジノ王(ジョン・クリース)がお遊びで企画した200万ドル争奪レース。唯一のルールは「ルールが無いこと」。たまたま選ばれた老若男女があの手この手でゴールをめざします。いわば21世紀の「キャノンボール」。ヒットラーや心臓移植、牛ひきずりまわしなど相変わらずのZAZネタですが、根っからのコメディアン(ローワン・アトキンソンやウーピー・ゴールドバーグなど)がしたり顔で出てるのはちょっと違和感が。セス・グリーンの弟をやったヴィンス・ヴィーラフ(今名前調べた、これ以降見たことないよ)がいちばん良かったな。
で、オチに使われてるのがスマッシュマウスのステージ。これ以上は思い切りネタバレになってしまうので書けません…




2001/アメリカ
監督ジェリー・ザッカー



恋は負けない (→Everclear)


田舎町からニューヨークの大学にやってきたポール。しかし純朴で優しすぎる彼に、周囲は冷たい。唯一話しかけてくれた同級生のドーラに好感を抱くも、彼女は教授の恋人だった。都会の荒波にがんばる苦学生同士、二人の恋の行方は…?
ドーラがエヴァークリアのファンだと知ったポールは、チケットを手に入れデートに誘います。しかしプレゼントまで用意していそいそ出かけたものの、彼女はこない。観客に押しつぶされそうになりながら、隣の席を必死に守るポールが健気…
オマケとして、二人がタダ見したミュージカル「キャバレー」を演ってるのがアラン・カミング、近所のビデオ屋店員はデビッド・スペード。そんな町、しばらく住んでみたいよ。




2000/アメリカ
監督エイミー・ヘッカリング




(2004/01/06)


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