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スパイナル・タップ / ストリート・オブ・ファイヤー / エディ&ザ・クルーザーズ

スパイナル・タップ


活動歴20年、偉大なるロックバンド「スパイナル・タップ」の軌跡をたどったドキュメンタリー…というのは真っ赤なウソで、架空のバンドの全米ツアードキュメントというお遊び映画。どこを切っても「ロックをやるやつはバカ」ということがしみじみ伝わってくる傑作です。監督兼脚本兼したり顔のインタビュアー役は、「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」のロブ・ライナー。
写真では堂々たるメタルバンドぶりの彼等ですが、ここにたどりつくまでには様々な紆余曲折が…(笑)
こういうネタ(ロックバンドをジョークにする)ってこれがハシリなんじゃないかな。ストーンヘンジのアレとか、笑い過ぎてお腹いたくなっちゃった。
もう一回観たいんだけどビデオなかなか置いてない。DVD出ないかなあ。




1984/アメリカ
監督ロブ・ライナー


ストリート・オブ・ファイヤー


どこともしれない町を舞台に描かれる、「A rock 'n' roll fable」(ロックンロールのおとぎ話)。私はロック映画と認識してないんだけど、下の「エディ〜」とパレ主演つながりで。
町のギャングにさらわれた人気歌手エレン(ダイアン・レイン)を救い出すため、流れ者のトム(マイケル・パレ)が帰ってきた。彼が姉の店にたどりつくまでのオープニングが軽快で楽しいです。でもってパレが撃ちまくればあたりは火の海、素手でバスも止めちゃうんだからシブイ。
ダイアンのマネージャーにリック・モラニス、そしてなによりギャングのボス役ウィレム・デフォーのヘンタイ魚屋コスチュームが印象的。衣裳担当はアルマーニだけど、これもそうなのかな。
パレにバスを乗っ取られてクサってたソウルグループ「ソレルズ」が、いつしか皆で歌い出すシーンが好きです。こういうの「ザ・コミットメンツ」にもあったっけ。




1984/アメリカ
監督ウォルター・ヒル


エディ&ザ・クルーザーズ


カリスマボーカリストの自動車事故により解散した伝説のロックバンド、エディ&ザ・クルーザーズ(エディ=マイケル・パレ)。20年後、とある女性記者が行方知れずのデモテープと事故の謎を追い始めたことがキッカケで、かつてのメンバーは過去をふりかえる。
もう10数年前、知人にマイケル・パレの熱狂的なファンがいた。彼女には自慢の恋人もいたのですが、個人の好みとわかっちゃいながら私には彼のよさが全くわからなくて、だからパレに対してもそういうイメージがあるんだけど(笑)このデビュー作ではとにかく一生懸命歌ってます。バンドの「詩人」役、トム・ベレンジャーもちゃんと鍵盤弾いててエライ。
軽いミステリー仕立てなのですが、ライブシーンは充実してます。音はいかにもアメリカンなかんじ。
続編「ストリート・オブ・ヒーロー」は未見なので紹介できず…




1983/アメリカ
監督マーティン・デヴィッドソン


(2002/11/22)


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