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『黙祷』

 

遠い所に行っちゃってもう帰ってこないんだ とか

いつも見守ってるだとか いつかまた逢えるよ なんて言うよね

大人はいつかそんな理不尽を飲み込む術を覚えてしまう、無理矢理にでもね

 

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『心の鏡』

 

 どんなに綺麗な鏡でも

曇ってしまえば真実が見えない。

歪んだ顔を嘲笑していないで 自分の鏡をお拭きなさい。

 

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『ぜんぶうそさ そんなもんさ』

 

 出会いは偶然で、でも以前から知っていたように自然に付き合えた。

 そして 別れはあまりにも突然だった……

唖然とする私に キミは毅然とした態度でいたのが

あまりにも不自然。

 未然にこんなシチュエーションを避けられなかった私の完全なミス

悠然と構えられない私は 全然 かっこ悪い。

 

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『 理由?わけ?

 

 あなたはうつむいていた顔を上げた

その時 涙が伝った。深い海の色をした瞳が

 

どうして?!

 

と 私に問いかける。

その表情が今でも焼き付いて離れない。私も思う

 

どうして!?

 

どうしてあなたはそんな瞳をしていたの?

だから私はその答えを見つけるため歩き続けている。現在(いま)も未来も

 

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『鏡よ 鏡……』

 

鏡よ 鏡、どうしてお前に私が映るの?

鏡よ 鏡、どうしてお前に今の私が映るの?

鏡よ 鏡、映し出すのはすべて反対なのならば

鏡よ 鏡、今 お前が映し出すのは 微笑んだ私のはずなのに……

 

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『笑顔の裏側』

 

 あなたはいつも笑ってる

 微笑んでいるあなたしか私は知らない。

 

 でもそれは本当の自分を隠しているから?

では本当のあなたは悲しい人なの?

 そんなことないよね

……あなたはとっても ‘みすてりあす’……

 

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『遠くて近い呼び声』

 

あれ? どこかで誰かが泣いている。

 

 行かなきゃ! 私は強いから。

泣いている子がいたら、私が慰めてあげなくちゃ

 どこ? 泣いている子はどこ? 近くにいるはずなのに。

 

 捜さなきゃ! 私は強いから。独りぼっちでも平気。

だけどみんな孤独に弱いから。

 

    どこにもいない。

とても近くに感じるのに、泣いてる子どもがみつからない……

嗚呼、そうか。泣いていたのは私の中のわたしだったのか。

 

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『心を無くしたものたちへ』

 

忍びの心が必要なんだ

刃の意味もわからぬ者が

カッコばかりで切り刻む。

 

どこまで蝕む!? 世を、人を、己を!!

 

耐え忍ぶ精神が必要なんだ

心を無くした若者が刃ばかりを振りかざす

 

忍びの心が必要なんだ

忍びのものが必要なんだ

 

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『しばらく、もうしばらく……」

 

 金のリボンは姉姫さまの、銀のリボンは妹姫さまの、

想いのこもった贈り物?チョコレート?

いつか、真の王子がみつかるまで、それまでは私が……

 

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「レシピ」

 

材料が足りない、材料が足りない

笑顔の作り方。

どうして そうなの? ねぇ どうして?

楽しいことを、愉快なことをいっぱい用意すればいいのに

 

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『すききらい』

 

「コレは身体にいいんだから食べなさい!」

「栄養があるんだから食べなさい!」

 

 栄養とか言われたって……

作法がどうのって言われたって……

せっかくの楽しい食事なのに

 

 別に騒いでる訳じゃない。

目に余るほど食べ残している訳じゃない。

 

 そんなにいけないことなの?

まわりに聞こえるほど大声出して

泣かせるほどまで強制して

無理矢理食べさせて 身体にいいの?

 

 頭ごなしに無理強いするよりも

もっと別な方法があるんじゃない?

 

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『告白 アフター』

 

 ふぅん、人って辛くっても笑えるんだな。

苦笑いっていうやつかな。苦くてにがくて涙が出そう。

 

 ほぉっ、これが針のムシロって状況なんだろうな。

場がなくって、空気が重くって 逃げ出してしまいたい感じ。

 

 好きなのに……好きだったのに……

 

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『白銀のキャンバスに』

 

 想いを…… 何かを 振り払うように

雪の砂漠を滑走する。

 描く…… まっしろな世界に

切ない思い出を春色に染め上げるその日まで

 

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『キューピット も矢が……』

 

 見てごらんよ あのイチャイチャしてるカップルを!

おかしいよね、公衆の面前で、全然気がついてないんだもん

まったく、 矢ガモみたいに キューピットの矢が頭に突き刺さってる

おまぬ?な姿を、恋人たちは全然 見えなくなっちゃうらしいや!

 

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『闇の向こう側』

 

 空を見上げたら 星がいた。

空いっぱいに星達がいた。

 知らなかった。こんなに綺麗な真夜中のシアター。

最初はただ涙がこぼれないようにと見上げただけだったのに。

 

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『いろいろな色たちへ』

 

情熱の赤……、冷静の青……、調和の緑……、沈黙の紫……色んな色がある

でもね、赤ばっかりの虹はない。青ばっかりの虹はない。

十人十色。7つの色が揃ってこそ、とっても綺麗なレインボーアーチ

きっとみんなの心に掛かる掛け橋になりますように。

 

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『真意の言霊』

 

時として心早く、時として心静か

時として心走り、時として心戦う……

 

あなたの言葉は複雑すぎて、今も その意味はわからない。

 

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『真意の言霊』 弐

 

運命はさだめにして運命……

想いはおもいにして想い……

 

あなたの言葉は難しすぎて、今も その意味はわからないまま……

 

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『砂上の楼閣』

 

 トランプの城…… はかないバランス

キング??とクイーン??のもつれ合う絆

積み重ね そしてまた壊れた。

 

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『この温もりは忘れない』

 

 人はいくつの出会いと別れを重ねるのだろう。

だから 私は手を差し伸べる。

 握った手のひらから、私はあなたすべてを理解できる

 

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『春、発つ たんぽぽ』

 

 小さなちいさなたんぽぽの落下傘、ふんわり揺られてこの地に着いた。

 

 小さなちいさなたんぽぽの芽、にょきにょき伸びて春風に揺られた。

 

 小さなちいさなたんぽぽの蕾、次第に黄色く夏の日色になった。

 

 小さなちいさなたんぽぽの花、強く、大きく咲きました。

 

 小さかったちいさかったたんぽぽが、

白い綿毛を膨らませ、大きな空へと飛ぶ日は近い。

 

 大きな空を飛んでお行き! 大きな海を見にお行き!

大きなおおきな世界へ向かって!

 

 たんぽぽの綿毛たちよ 今、旅立つ時が来たんだよ。

 

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『はじめのい?っぽ』

 

だるまさんがころんだ。

ころんだだるまさん、泣かずに起きた。

 

だるまさんがころんだ。

ころんだだるまさん、また起きた。

 

すべったころんだ、だ?るまさんがころんだ。

だるまさんに負けるな☆負けずに起っきろ!

 

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『送神』

 

神様、ねぇ神様! いるんだったらちょっと聞いてよ

 

「……ありがとう……」

 

まだまだこっちの世界もまんざらでもないかな。 なんてね

 

少しだけゲンキ☆でた カナ。

 

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『世の中、みんな……』

 

 世の中には2種類の人間がいる。

愛される人間と愛されない人間。

 世の中には2種類の人間がいる。

相手を嫌う人間と自分を嫌う人間。

 

 世の中には2種類の人間がいる。

 

『世の中には2種類の人間がいるという』人間と『そうでない』人間……

 

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『不思議の国の時間……』

 

アリスのうさぎは間に合ったのかな。

ねえどう思う、現代?とき?に追われるウサギさん。

アリスのうさぎは間に合ったのだろうか……

 

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