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ゲーマーズマップ 第 418回

能登~小松

探検日: 2024年05月30日~06月01日

冒険前のできごと

ついにこの日が来たか・・・。

今日は能登大地震の復興支援のつもりで、休暇を取って泊りがけで石川県に車で行くことにしました。
以前中野でメガドライブミニ2を見てから、この冒険を計画していました。
ここで買うならメガドライブミニ2も定価以上で良いと思っていました(でも30000円未満かな)。

昔やっていたように、ネットで地図を印刷し、そこにゲームショップの場所を書き込んでいく作業を行っていきます。
石川県では、さすがに能登半島にはゲームショップは少ないものの、金沢市の周辺や野々市市、小松市辺りに多くあるようです。

そして宿を探します。
能登半島あたりでも良いかと思いましたが、ここは本当に復興支援に携わる人たちの邪魔になってしまうと思いました。
金沢市内は市街地なので車を置く場所に難儀しそうに感じました。
小松市なら空港があるからか、幹線道路沿いにビジネスホテルがあったので、ここにしました。



SCENE 1-1 氷見

朝早く、僕は家を出発し、北陸道で新潟、富山を通りました。
まずは富山県側の能登半島への入り口、氷見市で高速道路を降りました。
高速道路と言っても、北陸道からは小矢部ジャンクションの先に料金所があり、その先は無料区間のようでした。
思わず、「あれ、高速代払ったっけ?」って慌ててしまいました。

小矢部ジャンクションのあたりは、何故か黒い瓦屋根の家が目立ちます。
なんか特産品だったりするんでしょうか?
そして高速を降りると、信号機が縦に。ここが雪国なのを感じました。
道路の中央に融雪設備があり、アスファルトがサビっぽくなっています。

そして、石川県ばかりが取り上げられていますが、富山県や新潟県でも地震の被害がありました。
ここ氷見でも、危険の張り紙が貼られている家屋がいくつか見られました。
逆に他の地域では危険の張り紙は見られませんでした(目立たなかったのかもしれませんが)。

それもそうですが、市内に入ると「忍者ハットリくん」や「プロゴルファー猿」、「笑ゥせぇるすまん」等の壁画や像が見られます。
それもそのはず、ここ氷見市は漫画家の藤子不二雄A氏の出身地で、市をあげて「まんがタウン」として宣伝しています(普通は「先生」と呼ぶのが一般的なのでしょうが、何かしっくり来ないので「氏」にします)

長い旅路で一服と、「道の駅 氷見番屋街」に寄りました。時間は9時になっていました。
すでに店舗は一部が営業していました。

やはりというか、「頑張ろう氷見」「頑張ろう能登半島」ののぼりが随所に見られます。
古くは阪神淡路大震災の「がんばろう神戸」から、東日本大震災の「がんばろう東日本」、ここも「頑張る」、か・・・。

ここではまず、富山名物のえび煎餅を買いました。
能登復興支援が目的で来たのですが、あまりここでたくさん買うと後の行程に影響が出てしまいます。
他にも、能登塩を使ったプリンを頂きました。あとのどが渇いたので梅ジュースを頂きました。

近くに富山湾を見渡せる展望台があったので、写真を撮りました。
左手に見えるのは能登半島です。
氷見の展望台から-北氷見の展望台から-東氷見の展望台から-南

ここ氷見でも、寒ブリが有名だそうで。

丁度「氷見市潮風ギャラリー」の開館時間になりそうだったので、せっかくだから行ってみることにしました。
正式な名称は堅苦しい名前ですが、藤子不二雄A氏のミュージアムとなっています。
街中の商店街に混ざってあり、建物の裏側に駐車場があるのですが、ちょっと位置が分かりにくい上に台数が少なく、狭いのが難。

午前10時を回り、入館。入館料は200円です。
チケットを買う際、どの都道府県から来たのか、聞かれました。

藤子不二雄Aキャラの集合イラストの中に、見慣れないキャラがいます。
顔が忍者ハットリくんのシンゾウのようなえびす天のようなキャラクターは、「ひみぼうずくん」という氷見市のマスコットキャラクターです。
氷見市に関する作品も展示されており、藤子不二雄A氏は小学校時代までしか在住していなかったようですが、郷土愛があったんですね。

奥にはトキワ荘の部屋を再現したスペースがあります。
なんか入り口の扉がやけに頑丈で、防火扉のような、映画館の扉のようになっています。
4畳半しかないスペースに、ちゃぶ台が置いてあり、ペンやインクボトルなどのマンガを描く道具が置かれています。
周りには本がたくさんあり、当時のことがしのばれます。

螺旋階段を上ると、撮影OKのスペースがあります。
カメラのフラッシュをオンにして撮影すると「ドーン!」が映る仕組みですが、スマホのカメラでは使えるのかな?

昔を思い出し、藤子不二雄A氏について知りました。
この展示内容で200円は安いと思いました。

ここには事前調査でリサイクルショップがあるようでしたが、閉店しているようでした。
残念。

再び能越道に戻り、七尾へ向かうことにしました。
高岡からか氷見からだったか忘れましたが、車線が2車線から1車線に減り、財政の違いを感じてしまいました。


SCENE 1-2 七尾

能越道を北上し、トンネルをいくつも通って石川県に入りました。
ひび割れや補修の跡が目立ち、段差もありました。東日本大震災の時のようです。
高速道路を降りると信号機は横。
道路の脇には積雪量を測る赤白の棒が立ち、東北地方で見るような頑丈な歩行者用の地下道が交差点に見られるのですが、ここはそこまで豪雪地帯ではないのでしょうか?

ちなみにEIZOの昔の名前はナナオですが、多分この七尾が由来だったと思いました。現在はEIZOの本社は白山市にあるようです。
僕は最近プレイした「迷宮島」で、スタッフロールにアイレムではなくナナオが出てきて驚いたのを思い出しました。
あのゲーム、氷の世界が舞台なのに音楽が熱帯風なのが印象的ですが、 この氷の世界というのも、この(そこまでではないにしても)豪雪地帯という土地柄が関係しているのかな?

ここ七尾は今回見た中で震災の影響が最も大きく、建物も屋根にブルーシートがかかっている家屋も多く見られ、震災から5ヵ月近く経っているにもかかわらず全壊している建物もありました。
道の駅である「能登食祭市場」に行ってみました。

食祭市場
「能登食祭市場」
は、「フィッシャーマンズワーフ」とも呼ばれているのですが、営業しているのはラーメン店と洋食店の二点のみ。
ここで手ぶらで帰るわけには行かないと思い、せっかくだから営業している一店でランチを頂きました。
そこまでメニューは多くないようで、今回頼んだのは日替わり定食の鶏のから揚げ定食でした。
悔しいだろうなぁ。フィッシャーマンズと言いながら魚料理がないのですから。
そう思いつつ、手早く食事を済ませ、店を後にしました。

この先には「和倉温泉」があります。
どんなところなのか見てみようと思ったのですが、平日だからというのもあるかもしれませんが、人があまり見られません。
道路にはヒビが入り、地面の液状化現象が発生したのが見て取れました。
東日本大震災の時に行った、岩手県の陸前高田市や福島県の飯館村を思い出しました。
東日本大震災ほど悲惨な状況ではないものの、復興が進んでいないことは見て取れました。
陥没した道路
道路には至る所にひび割れや隆起があり、路肩は崩れ落ちていて脱輪すると助からないような所もありました。
不謹慎かもしれませんが、こういうところを見ておくことも重要だと思いました。僕はドラレコに映像を収めました。

市内に戻り、すこし道に迷いながらも事前調査で見つけていた「ブックオフ」を目指しました。

「ブックオフ石川七尾店」は少しだけSwitchやPS4,PS5のゲームがありました。
メガドライブミニ2は見つかりませんでした。

さらに市内を少し南に進んで、来た時の道に戻り、事前調査であった「GEO」を見に行くことにしました。
石川県では、だいたいゲーム関連のチェーン店はGEOのようです。

事前調査で調べていたGEOは、「きくざわ書店+GEO ナッピーモール店」となっていました。
よくあるGEOの品揃えで、SwitchやPS4,PS5のゲームが少しある程度。
あまり地方でも品揃えは変わらないのか・・・。
メガドライブミニ2は見つかりませんでした。

当初は能登半島一周なんてのも考えましたが、かえって復興の邪魔になりそうだし、道も心配なので、ここまでと考えていました。
七尾線に並行している国道159号線に沿って、能登半島の西側に向かいます。


SCENE 1-3 羽咋

七尾線に沿って、西へと向かいます。
さすがにここまでくるとあまり地震の影響が少なかったのか、復興が早かったのか、ブルーシートのかかった家屋はそんなに見られませんでした。
途中の道の駅「織姫の里 なかのと」に寄りました。

「道の駅織姫の里 なかのと」は普通に営業していました。
ここには近くで出土されたという、おにぎりの化石(のレプリカ)が展示されていました。この地方での米作りがかなり古くから行われていたということなのでしょうか。
ああ、「サクナヒメ」を早くやらないと・・・。
ここでは奥能登しおサイダーと能登ミルクのソフトクリームを買いました。
やっぱり暑い日はアイスだねぇ~。長旅の疲れも癒されました。
(後日飲みましたが海水を思わせるようなしょっぱいサイダーです。暑い日に疲れたときには悪くなさそうですが・・・。今飲んどけば良かった!)

山の中を進んでいくと、市街地が見えてきました。
能登半島の西側、羽咋市に入りました。

国道249号線を西に進み、「道の駅のと千里浜」に行きました。
こちらも普通に営業していました。
千里浜という、車やバイクで走れる砂浜があるそうですが、震災後も走れるのでしょうか?
さらに砂を固めて作った雪像ならぬ砂像が展示されていました。
弁天様をかたどった大きな像で、目の前にはさい銭箱が置かれています。

ここでは幾つかお土産を買いました。
能登塩は販売していませんでしたが、輪島塗は幾つかありました。

事前調査で調べていた、「ブックマート羽咋店」に寄りました。しかし、この店のマーク関東でも見たことがあったような・・・。
本当に古本ばかりで、ゲームソフトはほとんどありません。ただ、古本の中には100円とか激安のものがあるので良いかも。
メガドライブミニ2は見つかりませんでした。

ここから北に行けば輪島市になりますが、七尾の道路状況を見ると、とても入っていく気にはなれませんでした。
ゲームショップもさすがになさそうだったので、南に下りゲームショップを見て回ることにしました。

さらに近くの「コスモアイル羽咋」に行きました。
コスモアイル羽咋
2階の展示室と3階のコスモシアター(プラネタリウム?)は別料金で、それぞれ500円、二つ一緒だと900円でした。
コスモシアターを見ている時間がないし、それに寝てしまいそうだったので、展示室だけを見に行くことにしました。

一階の壁には有名人のサインが掲げられています。
中には何故かセーラームーンが?と思ったら中川翔子さんのサインでした。
月面探索や惑星探索から、このアニメ(マンガ?)を想像したのでしょう。
・・・僕にとっては、ここで思い起こしたのは「10101」でしたけどね!

展示されているロケットのパーツは、本物や、本物と同じ素材で作られており、本気度を感じました。
しかし、地震で大丈夫だったんでしょうか?

地球外生命体や宇宙人についても真面目に、かつ賛否両論を取り入れて展示がされていました。
「スタークルーザー」を思い出しました。・・・これもメガドライブミニ2に入っているゲームか・・・。

入ることが出来ない館長室があり、前世紀でUFO研究で有名な、あの方が名誉館長です。
いまは宇宙人が館長席にいますが・・・。

震災の影響はあったようで、旗に応援メッセージの寄せ書きがされたものが掲げられていました。
やはりここも被害が出たのでしょう。 

事前調査で近くにGEOがあるようなので、とりあえず寄ってみることにしました。

「GEO羽咋店」はセカンドストリートと同店舗でした。
GEO側は七尾で見たのと同じ感じで、SwitchやPS4,PS5のゲームが少しある程度。
メガドライブミニ2は見つかりませんでした。

僕は能登半島に早い別れを告げ、南に下っていくのでした。


SCENE 1-4 津幡

かほく市に入りました。
そういえばGoogle Mapやかほく市のふるさと納税の返礼品で、PFUの本社があることを思い出したので、せっかくだから寄ってみることにしました。

ああ、これがScanSnapやHappy Hacking KeyboardのPFUの社屋か。
宇野気駅のすぐ北にあります。
僕とScanSnapについてはこれまで書いた通りですが(この夏でローラー溶けないかなぁ)、Happy Hacking Keyboardについても少し考えたことがありました。
結局当時はIBMのSpace Saverを選び(最近トラックポイントのついたHappy Hacking Keyboardも出ましたが)、現在ではキーボードにこだわることをやめ、安い無線キーボードを使うようになりました(貧乏性なもので・・・)。
で、「PFUさんごめんなさい」と心の中で謝るのでした。

さらに南に進み、津幡町という所に「GEO」があると事前調査で調べていたので、寄ることにしました。

「GEO津幡店」はこれまで見てきたGEOの中ではゲームソフトの品揃えは一番良かったのですが、メガドライブミニ2は見つかりませんでした。

向かいにはゲームショップらしきお店があったので、寄ってみました。

「ファミーズさくらい津幡店」は個人経営の小さなゲームショップで、今はカードゲームに重点を置いているようです。
昔置いていたPS2,PS,Wii,SS等、パッケージが色あせたようなわずかなゲームが置いてあります。
僕は思わず、こういったゲームショップは守ってあげたいと思ってしまいました。
何か買っていくかと思って周りを見ると、カードゲームのお供になるような、軽いお菓子などが置いてありました。
こういう個人経営のゲームショップでは、何も買わずに出ると罪悪感を感じますから、ありがたいですねぇ。
お菓子を買い、僕は店を出ました。

さらに南に行くと、懐かしい「カメレオンクラブ」があるらしいので見てみることにしました。

「カメレオンクラブ福久店」はたしか別の店名があったような感じがします。
ここもカードゲームが半分近くを占めており、ゲームソフトは期待よりもちょっと少なめです。古本もありました。
メガドライブミニ2はありませんでした。

国道8号線は帰宅ラッシュになっていました。

結局店によると車列に戻れなくなると思い、金沢市や野々市市、白山市はそのままスルーしてしまいました。
そんな中、白山市にあるEIZOの本社の社屋を見ました。
こんなところにあるのか。


SCENE 1-5 小松1

小松市に入りました。
僕の宿泊する宿がありますが、チェックインまでは時間があったので、近くの店を見て回ることにしました。
市街地のやや東寄りに、固まってゲームショップがあります。

「ハードオフ小松東店」は新しい店舗ですがゲームハードは多くありました。
残念ながらメガドライブミニ2は見つからず。

「ふるいちイオンモール新小松店」はイオンモールの一店舗ですが、カードゲームばかりでゲームソフトはほとんどありません。
さすがにメガドライブミニ2はありません。

「ブックオフ石川小松店」は小さな店舗でしたが、ゲームソフトはそれなりにあります。
メガドライブミニ2はありませんでした。

宿にチェックインしました。
小松ICのすぐそばにあるビジネスホテルです。
ホテルには関西ナンバーの、足場を積んだトラックが二台、入り口に停まっています。
きっと復興支援で来た人たちなのでしょう。

夕食はちょっとわびしい気もしますが、地元の有名なラーメンチェーン店「8番ラーメン」で味噌野菜ラーメンと餃子のセットを頂くことにしました。
なるとが「8」になっているのが特徴です。
味は・・・・。うーん、僕は日高屋や幸楽苑の方が好みかな。

宿に戻る前に、幾つか店を見ておくことにしましょう。
国道308号線を南に進み、事前調査で調べていたGEOに向かいます。

「GEO小松有明町店」はよくあるGEOです。
メガドライブミニ2もありませんでした。

さらに国道308号線を南に進みました。

「GEO小松符津店」もよくあるGEOです。
メガドライブミニ2もありませんでした。

隣には「クスリのアオキ」があったので、宿で飲むのに烏龍茶とコーラを買いました。
「クスリのアオキ」は石川県白山市に本社があるんですよね。

もっと先に行けば加賀市にある「万代書店」がありますが、そこまで行くと時間がかかりそうだし、明日はさらに南に行こうと思うので、ここら辺で引き返して宿に戻ることにしました。

 

宿に戻ってきました。
さすがに疲れた僕は、そのまま眠りにつくのでした。


SCENE 2-1 東尋坊

朝になりました。
あまり天気は良くなさそうです。

ホテルの朝食はご当地「アルバ」のカレーでした。
といってもトンカツや千切りキャベツはないので金沢カレーの再現は出来ませんが。
金沢カレーの特徴のとおり、ドロリとした濃厚なカレーでしたが、ミニハンバーグがついていたのもあり、なんだかハンバーグソース(デミグラスソース)のような味に感じてしまいました。

2日目はせっかくだから福井県の越前海岸、東尋坊まで行ってみることにしました。
北陸道で南に進み、福井県に入り金津ICでお降りて東へと進んでいきます。

東尋坊入り口
少し道に迷いながら、何とか東尋坊にたどり着けました。
「ああ、なんとかな!」

東尋坊タワー
東尋坊タワーの下の駐車場に来ました。
料金は有料なのに、入り口の小屋に人がいないな、と思っていると、タワーの中から人が歩いてきました。
僕はその人に駐車料金500円を支払い、車を停めて、まだ平日の朝早くでシャッターが下りている土産物店の並ぶ通りを進みました。

東尋坊石碑1
「こっちだぁ、越前」と、なんとかたどり着きました。
東尋坊全景

岩場に向かう途中には、何故か今時珍しい電話ボックスがこんなところにあります。
後日調べると、「いのちの電話」の役割があるそうです。まあ、ある意味名所ですから・・・。

東尋坊謎の階段
岩場の中に不自然な階段があります。
思わず「なんだこの階段は!」と言ってしまいそうになりました。
入ることもできるようだったので、「とにかく入ってみようぜぇ」とばかり、行ってみることにしました。

東尋坊近景1 東尋坊近景2
岩場の地形を見ていると、「エースオブシーフード」を思い出しました。
磯は蟹を鍛える。か・・・。
脳内BGMはデスクリからエースオブシーフードになりました。

東尋坊石碑2

なんだかタワーに上らなくてもよくなったなぁ。
ここまで近づいて撮れるなら、上から撮らなくてもいいし。
お土産店もまだ開いていないし、生ものを買うわけにもいかないし・・・。
僕は満足して、東尋坊を後にしました。

さらに南に行けば福井市ですが、福井でメガドライブミニ2を買っても復興支援にはならないしなぁ。
越前繋がりで惜しいところではありますが、 また別の機会にしましょう。


SCENE 2-2 加賀

国道8号線に戻り、
北に進んで再び石川県の加賀市に戻り、本命の一つ「万代書店」に行きました。

万代書店加賀店」二つの建物を無理やり連結させたような、少々手作り感のある建物です。
あまりゲームソフトは置いておらず、探していたメガドライブミニ2もありませんでした。
残念。
まあ、リサイクルショップとしての品揃えは面白いと思いました。

さらに北に進み、再び小松市に戻ってきました。


SCENE 2-3 小松2

再び小松市に入り、国道308号線に入って粟津駅の入り口の辺りにあるリサイクルショップに寄りました。

「リサイクルショップ いーあきんど」はリサイクルショップというだけあり、ゲームはほとんどない、小さなリサイクルショップでした。
昨夜見たGEOが近くにありました。

さらに北に進み、昨夜の道に戻ってきました。
小松と言えば小松製作所の城下町。
ゲームにも関係があるので、小松駅の前にある「コマツの森」に寄ってみることにしました。

「コマツの杜」は、小松駅に面した小松製作所の手掛ける公園です。
何と入場料は無料。CSRの一環か。
園内には小松製作所の歴史を紹介する建物や、ミニショベル(子供が乗るのでおもちゃだと思ったら本物!)でボールをすくうアトラクションなんかもあり、楽しめました。
以前プレイした「パワーショベルに乗ろう」というゲームにも協力していました(そもそもパワーショベルという名称が小松の登録商標ですが)。

小松駅に近いところには世界最大級のパワーショベルとダンプトラックが展示されています。
時間が合えば運転席に座ることもできるようですが、残念ながら時間外でした。

昼時の小松市を東に進み、山の中にあるB級の観光スポットに行ってみました。

ゲームもB級好きなら、B級の観光スポットと言われる「ハニベ巌窟院」に行ってみました。
少し入ったところで、道も狭いです。
大きな仏様の頭が目印です。

「ハニベ」とは、もともとは土偶の型を作る人のことを指したようです。そういえば「土師(はじ)」という言葉もありました。それが彫塑士のことになったそうで。
入場料は800円でした。

門をくぐって左手に曲がると、製作中の像なのか、無造作に置かれた銅像が数体ありました。
西洋風の像もあり、なんだかよくわからない感じでした。

このときは雨がパラついていました。
インクジェットプリンターで印刷したのか、入り口でもらった案内の紙の印字が滲んできました。

地蔵が大量に置かれているお堂を通り、いよいよ洞穴に入ります。

地獄の前には裸の男女(インドの神様?)が抱き合うような、ちょっと卑猥な壁画がありました。
まるで「R-TYPE FINAL」の最終面のような、嫌悪感を感じてしまいました(そういえばこのゲームも開発元が石川県にあるので、石川県ネタが含まれているゲームでした)。
何を思って制作したんだろう?煩悩が溜まっていたとか?
しかし、こういうものに嫌悪感を示すのはロウ化現象なんだろうか?

その先は地獄めぐりの始まりです。
不徳をなすと地獄に落ち苦しむのだという教えのための地獄像なのでしょうが、先ほど戦争に対する供養とかがあったので「戦争を企てたヤツは地獄に落ちろ!」という憤りを持っていたのかもしれないな、と思っていました。平和を祈願するとも書かれていましたし。
そういえば「地獄めぐり」っていうゲームが昔あって、開発者が金沢出身で主人公の武器は金沢銘菓からとったという話をタイトーメモリーズの説明書で見たような気がしました(勘違いだったらすみません)。
ここと関係はあるのかな?

洞穴を抜け、山道に出てきました。
ちょっと雨が降って滑りやすかったのですが、やや急な坂を登り涅槃像を見ました。
ここは平和だ。
そして僕は山を下り、地獄めぐりを終えました。

全てを回り、思ったことは、昔の坑道を利用した個人製作の銅像・壁画の美術館、といったところでした。
子供と行くと泣くでしょうし、恋人と行くと気まずい雰囲気にもなりかねないし、なかなか難易度が高いですね。

さらに国道8号線を北に進み、野々市市に向かいました。
能美市の皆さんごめんなさい。事前調査ではGEOぐらいしか見つからなかったもので・・・。
お土産に九谷焼を買っても置く場所が・・・。


SCENE 2-4 金沢

白山市を抜け、野々市市にやってきました。
いまいち白山市と金沢市の境目が地図からは分かりませんでした。

「コンプオフ金沢野々市店」は、もとが百貨店のような大きな店で、外観は完全にブックオフですが、1Fの半分はブックオフで、後の半分がコンプオフといった感じです。
コンプオフはハードオフのページにもないのですが、関係はあるのでしょうか?
意外とありそうだったのですが、コンプオフの方にはゲームソフトはなく、メガドライブミニ2はありませんでした。
残念。

事前調査では南の方にゲームショップが固まってあるようでしたので、探しに行ってみました。
やっぱりちょっと迷ってしまいましたが、何とか一軒目「ハードオフ」を発見。

「ハードオフ野々市店」は、元は別の場所にあったのが移転してきたようです。比較的店は新しめです。メガドライブミニは14800円で2台あったのですが、メガドライブミニ2は見つかりませんでした。さらに変わっていたのがFM-TOWNSがジャンクで置いてありました。

さらに近くには、「パソコンの館」というパソコンショップがありました。
何かと思ったらZOAでした。秋葉原で二番目に安い店。懐かしい。
今は秋葉原にあったZOAにはハードオフが入っています。

その南には「ブックマーケット」という古本店があるようなので、覗いてみました。

「ブックマーケット野々市新庄店」は古本屋ですが、そこそこゲームソフトは置いてありました。
それでもメガドライブミニ2は見つかりませんでした。

北に戻り、「GEO」に行きました。

「GEO野々市矢作店」はいつも通りです。ちょっと駐車場のレイアウトが変わっているような気がしました。なぜかある意味雪国らしいと思ってしまいました。

せっかくだから本場の金沢カレーを食べることにしました。
野々市市には「チャンピオンカレー」の本店があるので、ここに行ってみることにしました。
「ゴーゴーカレー」や「カレーの市民アルバ」は秋葉原に行けばありますが、「チャンピオンカレー」は秋葉原にはありません。
といっても東京都内など、全国にも店舗があるようですが・・・。

ちょっと古めかしい街並みを東に進んでいき、踏切を渡ると黄色い建物が見えてきました。
これがカレーのチャンピオンの本店です。
車を停め、中に入りました。

このときは何故か「岩下の新生姜」とコラボを実施していて、カレーに岩下の新生姜が入ったメニューもありました。
まあ、カレーにはラッキョウの漬物が添えられることもありますからね。
岩下はラッキョウの漬物も得意分野だったと思いました。あと岩下の新生姜のマスコットキャラクターは「イワシカ」という名前ですが、並べ替えると「イシカワ」になるから、これも狙ったのかな?

U字型のカウンター席が2つあり、まるで牛丼屋のような店の構えです。
入り口には券売機があり、ここで食券を買います。
注文は定番のLカツカレー。サービスタイムで100円引きの880円でした。

ほどなくして、注文が届きました。
ステンレス製のカレー皿にはフォークが刺さっています。
カツにはソースが掛けられ、千切りキャベツが乗っています。
牛丼屋の紅ショウガや回転ずしのガリのように、福神漬けが席の備え付けの容器に入れられていましたが、結局僕は使いませんでした。

ホテルの朝食で食べたアルバのカレーと比べると、カレーの味がしっかりしていて、カツも安っぽくない、良い感じでした。
ソースカツ丼にカレーをかけて食べているような感じでした。

しかし、朝も昼もカレーかぁ。
以前そんなローグライクRPGで遊んでいたことがあったような。カレー効果が切れるとか。
脳内BGMはそのゲームのボス戦ソングです。

すぐ東は金沢市です。
ほんと、Google Mapを見ているからか、市の境界線が分からないよな・・・。
事前調査で調べていたハードオフがあったので、寄ってみました。
ハードオフも石川県内はあと2店か・・・。

「ハードオフ金沢寺地店」は大学が近くにあるからか、なかなか品揃えが面白いと思いました。
他にも、PS2タイトーメモリーズ上巻の説明書なしが2200円でありました。
福井県にあれば最高な「デスクリムゾン」も16000円であります。
そして、メガドライブミニが2台あるのに続いて・・・
あった!!ようやく「メガドライブミニ2」を見つけました。
税込みで24200円。定価の倍近い値段ですが、能登半島地震の募金に入れたと思えば・・・。
最後は誰かが「本気で遊べ!」と背中を押してくれるような気持がして、買いました。

ウイニングランではありませんが(自宅にメガドライブミニ2を持ち帰ってまでが遠足です)、残った時間で観光なり、ゲームショップ探訪なりをすることにしました。

市内は混雑していました。明日からお祭りが開催されるようで、それによるものもあるのでしょうか。
明日は帰る時間を考えないとな・・・。
外国の方も多く見られました。
もう少し空いていれば兼六園やひがし茶屋街とかを見に行こうかと思ったのですが、以前見たことがあるし、車を停めるにも難儀しそうだったので、パスしました。
それなら金沢駅のあの建造物を正面からドラレコで撮ろうと思ったのですが、迂回させられて横からになってしまった・・・。

そのまま北上し、事前調査で調べていた「ブックマーケット」に行きました。

「ブックマーケット東金沢店」はよく見るとイルカマークの店です。
群馬県内にあった、今はGEOに変わったお店を思い出しましたが、あれは「ファミリーブック」か・・・。なにか関係があるのかな?
古本がメインで、ゲームソフトはやや古い物はあるものの、そこまで多くはありません。

再び国道8号線に戻りました。南に引き返して、もう一つの金沢にあるハードオフを目指しました。

「ハードオフ金沢諸江店」は、広々としています。1Fがオフハウスで、2Fがハードオフです。
エコタウンと銘打っていますが、関東にあるエコタウンと比べると規模は小さいです(それでも石川県内では最大級ですが)
こちらにはPS2「タイトーメモリーズ上巻」が説明書ありで4400円でありました。
PC-6001、PC-8801、PC-9801と、
でもパソコンゲームはFM-TOWNSのものばかりなのに、本体は見られませんでした。
ゲームハードも3DOやPC-FXなど、珍しいものが置いてありました。
ジャンクコーナーには、ScanSnapのS300がありましたが、ローラーが溶けて使用不可と書かれていました。
ああPFU…。
ちなみにHHKBも見られました。
(石川県に縁のあるPC周辺機器なら、他にもEIZOのモニターやIO-DATAのDVDドライブなどもありましたけどね)

宿で調べていたマニアックショップ、「浪漫堂」を探しました。
もう17時を過ぎ、家路に向かう車で渋滞し始めました。

「浪漫堂」は万代書店と同じ感じの店でした。
ゲームコーナーの方が広くて、ゲームソフトは少なめです。
道に迷ったけど、よく見ると国道8号線沿いじゃないか!!
さらに向かいには「GEO」がありましたが、その時は見落としてパスしてしまいました。

国道8号線にある、昨日は寄れなかった「GEO松任店」にせっかくだから寄ってみました。
駐車場が地下になっていて入りづらいです。
中身はよくあるGEOでした。

今日もEIZO本社の終業?の風景を見ました。
そして白山市の道の駅でお土産を探そうと思いましたが、18時を回って物産展は閉店していました。
残念。


SCENE 2-5 小松3

小松市に戻り、空港に行けばお土産が見つかるかと思いましたが、駐車場の入り口を探しているうちに道に迷ってしまいました。
残念。
でも虹を見ることができたからよいか(なんだそりゃ)。
夕焼けと虹

そんな中、地元のスーパーマーケットを見てみることにしました。

ご当地のお菓子、「ビーバー」がありました。
名前の由来は形がビーバーの歯に似ているからだそうです。
要はピーナツあられですが、幾つか味のバリエーションがあります。
せっかくだから、買っていくことにしました。

すっかり日は落ち、真っ暗になりました (実は日没しておらず、雲で覆われて真っ暗になっただけでした)。

北陸は魚介類がうまいと聞いていたので、夕食は寿司を頂くことにしました。
そこまで腹が減っていなかったので、回転寿司で十分です。

結局小松市内をぐるぐる回って、「すし食いねぇ!」という県内のチェーン店に行きました。
このチェーン店では石川県産の杉材を使った割り箸を使用しているようです。
寿司ネタに「能登イカ」や「輪島港産しめさば」などがあり、漁を再開できたのか、と驚きました。
全国チェーンの回転ずしと比べると少々高めではありますが、味は大変良いものでした。

そして僕は宿に戻り、明日の準備を進めるのでした。
明日は、お土産を買って、帰路につきます。
小松空港にもう一度行ってみて、ダメだったら高速道路のサービスエリアの売店で買おう、と考えました。


SCENE 3-1 小松4

日付が変わり、6月になりました。
パケ死状態も回復しました。
もうここともお別れか…。
朝食の濃いカレー(アルバ)を食べ、僕は宿を後にしました。

昨日行けなかった小松空港に行ってお土産を買うことにしました。

「小松空港」に入りました。
隣には航空自衛隊の基地があるためか、戦闘機が離着陸することもあるようです。
駐車場に止められるかが不安でしたが、ホームページの情報通り、国内線の駐車場は60分までは無料でした。
(入り口で駐車券が発行される駐車場です)
さらに、二階のお土産店だけですが7:00から営業していました。
作戦は大当たり。僕はここで能登関連のお土産を買うことが出来ました。

余談ですが、二階には石川県出身の力士の等身大のパネルが置いてあります。
中でも直近の場所で優勝した大の里は特別(津幡町出身らしいです)に飾られていましたが、あまり道の駅などで大の里の優勝を祝うようなものが見られなかったような・・・。

そろそろ金沢のお祭りで混雑するだろうか・・・。
そして、僕は石川県に別れを告げました。
白山市のPAから


SCENE 3-2 高岡

帰路に就く前に、僕は一か所寄ってみたかったところがありました。
初日でミュージアムに寄った藤子不二雄A氏の相方である、藤子・F・不二雄氏のミュージアムです。
川崎市にもミュージアムがあることは知っていましたが、開業当時は来場者が多かったので、まだ行ったことがありません。

再び小矢部ジャンクションから能越道に入り、タオカカ、じゃなかった高岡ICで降りました。
市街地で迷いながらも、最寄り駅の越中中川駅を目指し、なんとか近くにつきました。

まだミュージアム開館時間にならなかったので、営業していた「GEO高岡蓮花寺店」に寄り、時間を調整しました。
よくあるGEOの品揃えで、PS5,PS4とSwitchの本体やゲームソフト程度のものでした。
一応ノートPCやiPad, スマホの中古なんかもありました。
そういえばそろそろノートPCを探さないとなぁ。

そして、行く前に白山市のPAの売店であったゆずサイダーを飲みました。
しっかりしたゆずの風味を感じられます。

「高岡市 藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー」は、高岡市美術館の二階にあります。
一階は別の美術館です。
一階と二階では別料金で、僕は二階だけを鑑賞することにしました。入館料は500円。
藤子不二雄A氏のミュージアムとは違い、館内の殆どは撮影禁止です(まあ、撮影してもここに掲載できないでしょうが)。

 「僕は、のび太でした」という言葉から始まる藤子・F・不二雄氏の独白から始まり、数々の展示物から、生き方や考え方を読み取ることが出来ました。
色々昔のことを思い出しましたが、ドラえもんの話では有名な、おばあちゃんのダルマの話を思い出しました。
(後不謹慎ながら90年代前半の都市伝説、ドラえもんの最終回も)
「あんさんの夢はなんでっか?」
あるゲームのエンディングのメッセージですが、そんなことを思い出しました。

三日目の目的が終わりました。
高岡市にもハードオフはありますが、もう目的のものは手に入れているし、疲れていることもありました。
せめて富山市を見てから帰ろうと、車を東に走らせました。


SCENE 3-3 富山

向かう途中、白山の道の駅で買った「富山ブラックサイダー」を飲みました。
「富山ブラックラーメン」をイメージした黒い色のサイダーなのですが、なんか一瞬醤油のような風味がしたのは気のせいでしょうか?

お土産の中に、要冷蔵ではありませんが賞味期限が短います寿司があったので、あまり車を置いて長い間離れることが出来ませんでした。
でもせっかくだから車で見られるところがないか、と思い、
「富山港」を見ようと思いました。
しかし、展望台はあるものの、車から海を一層できるところはありませんでした(神戸恋愛物語・・・)。
ドライブレコーダーに富山港を見せることが出来ませんでした。

「ハードオフ富山豊田店」に寄りました。
そこまで店は広くはなく、ゲーム関係もまあまああるものの、SS「メタルブラック」がプレミア価格であるといった程度です。

この南にあったなんでも鑑定局」がもしかするとマニアックな店か、と思って行ってみましたが、完全にリサイクルショップでした。
オフハウスのような家電や雑貨が中心で、ゲームソフトはほとんどありません。
名前の通り「なんでも鑑定団」に出てきそうな骨董品も見られました。

もう帰らないと。
そして、長い旅は終わり、僕は車を走らせて長い帰路につくのでした。「それぞれの未来へ」の言葉を思い出しながら。


冒険の終わりに

今回は久々に泊りがけの大冒険をしてきました。
石川県でメガドライブミニ2を買うという目的も達成し、しばらくは休むことが出来そうです。
これが被災地支援になれば良いのですが・・・。

帰りがけに、僕は「またこういう冒険もやってみたいなぁ」と思いましたが、すぐに撤回しました。
被災地の復興支援に行くということだったら、最初から災害なんて起こらない方が良いに決まっている・・・。
そんなことを思って帰った翌々日、再び能登に震度5強の地震が襲い掛かりました。
復興はまだ進んでいません。
東日本大震災の時と同様、自分のできることを進めていくしかないと思っています・・・。
脳裏に浮かんだ「真面目に遊べ」を考え、次の冒険までしばし羽を休めることにしましょう。

そして、今月も1冊の冊子をスキャンし、100円の貯金。
まだローラーは溶けずに何とかなりそうです。

今回の募金額は2060円です。
現在のスイッチの貯金額 34400円


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