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ゲーマーズマップ 第 414回

宇都宮~下野花岡

探検日: 2024年03月24日

冒険前のできごと

今日は青春18きっぷで、去年8月に開業した宇都宮のLRT、ライトレールに乗りに行くことにしました。
ライトレールで「ベルモール」の近くにある「ハードオフ」に行きます。

開業当時は新型コロナの懸念があり、抵抗がありました。
まだ油断はできませんが、青春18きっぷのシーズンということもあり、これを機会に乗りに行ってみようと考えたのです。



用事を済ませて午後3時、宇都宮駅に着きました。
これから駅の東口にある、ライトレール乗り場に行きます。

久々に来た宇都宮駅の東口ですが、すっかり変わっていました。
ロータリーの中央には大きなビルが立ち並び、「ライトキューブ宇都宮」「宇都宮テラス」といったビルができていました。
「宇都宮テラス」には餃子の有名店「みんみん」の支店があり、並んでいたのは数名程度でしたが、電話連絡による予約制のようで、混雑の状況が分からなかったので後回し。

ライトレールの乗り場はロータリーの内側の駅寄りにあり、通路の階段を降りていきます。
何故か広場には力士の石像が建っていますが、初代横綱だそうで。

 

ライトレールの乗り場は、L字型にカーブしています。都電荒川線の大塚駅を思い出しました。
ホームとレールの段差はあまりなく、最新型の車両は非常に低床化が進んでいるようです。

僕のように青春18きっぷで鉄道目的に来た人も多かったのか、首に一眼レフを掛け、カーブのところでカメラを構えている人や、首に一日乗車券(青と赤がある)を掛け、重そうなリュックを抱えている人も見られました。
そして、駅のホームでは係員が一日乗車券を販売したり、乗り方を案内したりしています。

そうこうしているうちに、電車が来ました。
Suicaに対応しているので、入り口の両端についている読み取り機でタッチして乗り込みます。
降りるときと乗るときはタッチする場所が違うので注意。僕は一度間違えました。
車両の中はバスと同じぐらいの幅です。座席は入り口付近は
特に半円形の連結部が印象的で、それこそ都電荒川線や、東急世田谷線のような車両です。
特に車両の連結部分はそのような感じです。
でも車内はグレーや黒を基調としたデザインで、広告も全て液晶(LED?)ディスプレイで表示されていて、今時の感じです。
やっぱり、広告は全て地元の企業の物でした。
座席は出入口付近の優先席は片側クロスシート(?)で、後はボックスシートです。よくあるファブリックなシートではなく、人工皮革というか、ちょっとレザー感のあるシートです。
この日は人が多く、とても座れる状態ではありませんでした。

電車が発車しました。
やはり新型、低床だけど静かです。陸橋を超えるところでアップダウンがありますが、難なく上っていきます。下りはブレーキング。

数駅が過ぎ、ベルモールの最寄り駅「宇都宮大学陽東キャンパス」で下車しました。
…大学のキャンパス何て見えないのですが・・・。目の前にあるのはベルモールです。
150円、バスのような値段で良心的です。他にも多くの人が降りていきました。

皆がベルモールの方に歩いていく中、僕だけは一人「ハードオフ宇都宮駅東店」の方に向かっていました。
ここは何度も車で来ているのですが、歩いて行くのは久しぶりです。
あまり前回と変わった感じはなく、「メガドライブミニ」はありましたが2の方はありません。
まあ、こんなものだろうか・・・。

せっかくだから「ベルモール」にも寄ってみました。
2Fにはゲームセンター「タイトーステーション」があり、子供連れや小中学生が多く見られました。
特に変わったゲームはありませんでした。


再びライトレールの駅に戻ってきました。
交差点を挟んでホームが上り下りで分かれており、進行方向の先のところにホームがあります。
交差点を通過した後に電車が停車するようになっているので、歩行者の信号が青になっている頃には電車が通過してしまう事態になってしまいます。
これで12分待機することに。

交通整理の係員が駅に常駐しているようで、結構コストかかってるんだろうなぁ。と思いました。
でもそれ以上に交通渋滞が深刻なんだろうか・・・。
そうこうしているうちに電車が来ました。
意外と帰りは乗客が少なかったように感じました。それでも席には座れませんでしたが。


宇都宮駅に戻ってきました。
時間がなかったので、餃子はまた次回。駅西口の餃子像を撮影しました。
餃子像


もう一つ、ライトレールと対比して乗ってみたい電車がありました。
ずいぶん前に変わった、烏山線の蓄電車、「ACCUM(アキュム)」です。
多分乗ったことはあったと思ったのですが、せっかく気動車から電化?したのに利用者が少なく、赤字路線として廃線の危機にあるようです。
青春18きっぷで乗っても貢献は出来ないかもしれませんが、こちらも新型車両として乗ってみようと思いました。

この時間は烏山線の電車は宇都宮駅からではなく、宝積寺駅からの発車になるようです。
宇都宮線で宝積寺駅まで行きました。天井の構造が変わった駅舎です。
烏山線の持続可能な運営として、大雪時には一部区間が運休になるという張り紙がありました。

烏山線は単線で、途中の大金駅で上りと下りがすれ違います。
僕は烏山線に乗ることが目的だったので、一駅先の下野花岡駅で降り、上りの電車を待って帰ることにしました。
車両はこちらは中吊り広告が紙で、地元の企業の一社の広告しかありませんでした。こういうところにも、苦境が見られるのでした。

「ACCUM」は電気で動くため、気動車特有の振動や騒音はなく、乗り心地は殆ど電車と変わりません。
やはりJRの路線、ロングシートで通路は広く、ライトレールよりは快適です。
二両編成で、思っていたより人は多く、座席には座れましたが、3DSで遊ぶ勇気はありませんでした。
烏山線ではSuicaが使えないので、降りる際に運転席の現金箱に切符や運賃を入れる、バスのような乗り方です。
僕は下野花岡駅で運転手に青春18きっぷを見せて、電車を降りました。

下野花岡駅は無人駅で、田んぼの真ん中にあります。
ホームの屋根と簡易ベンチはありますが、待合室はありません。向かい側には公衆トイレと駐車場があります。駐車場は無料のようで、数台の車が停まっています。

遠くにはコンビニの看板が見えますが、戻ってくる前に電車が来てしまうと悲惨なので、3DSでパズドラZでもやりながら待つことにしました。
さすがに電車の中で今更3DSをやるのは気が引けるので…(Switchならいいのか、という話もありますが・・・。スマホでゲームやるのは良くて携帯ゲームは恥ずかしいというのは何なんだろう?)。

やがて、上りの電車(?)がやってきました。
バスのように車両の後ろのドアから乗り、整理券を取って宇都宮に向かいます(といってもまた宝積寺駅で乗り換えです)。
僕は青春18きっぷで乗ったので、この整理券は、宇都宮駅の有人の改札で回収してもらいました。

本当は帰りに餃子でも食べていきたかったのですが、時間がないため帰宅しました。

 


冒険の終わりに

今日は乗り鉄をしに宇都宮を探訪しました。
いつもは車で来ますが、電車と徒歩で行くのも新鮮な気がします。
ここまでずっとライトレールと書いていますが、正確には「ライトライン」だそうで。
ライトレール、もといライトラインは宇都宮の人に浸透していくでしょうか?

ライトレールのついでに烏山線のACCUMにも乗ってきました。
蓄電車という画期的な車両(?)で、昨年で100周年だったようですが、存続の危機にさらされているようで、持続可能な運用のために試行錯誤しているようです。
いつかは久留里線にも乗ってみようかなぁ。

隣の茨城県では、日立電鉄や鹿島鉄道の廃線が、記憶にも新しいです。
早々廃線にならないことを願うばかり。

今回の募金額は320円です。
現在のメガドライブミニ2の貯金額 11310円
現在のスイッチの貯金額 30100円


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