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ゲーマーズマップ 第 349回

那珂川町~那須塩原

探検日: 2018年10月28日

冒険前のできごと

今日は来年の干支のイノシシと、最近プレイしている「聖魔導物語」に因み、イノシシカレーなんてものがないか見に行くことにしました。
場所は、群馬、茨城と探訪したので、今回は栃木です。
調べてみると、栃木県の東にある那珂川町という所で、「八溝ししまる」という野生のイノシシの肉のブランドがあるようです。
ネットで調べると、どうもあるようなないような、微妙な感じでしたが、行ってみることにしました。

結局メンバーには連絡が取れず、先月の南部せんべいは渡せていません。
やっぱりもうメールは見ていないのかな。
返信がなかったらあきらめよう。

今月は「聖魔導物語」の余章もクリアしたので、ちょっとご紹介します。

「魔導物語」というと、HP表示などがあいまいな3DダンジョンRPGですが、このゲームは見下ろし方のローグライクという、どちらかというと「わくわくぷよぷよダンジョン」みたいなゲームです。
お供(カーくんもといくーちゃん)を連れているのも似ています。
ただ、原作(僕自身はプレイしたことがないのですが)とは全体的に雰囲気が違っています。

まず、原作はあくまで魔法で戦っていたのですが、今作では剣と盾を持って敵を切るという、かなりアグレッシブな主人公になっています。
「これは痛いよ!」「覚悟!」「止めてみなよ!」と、原作の主人公ではまず言わないようなセリフが飛び出してきます。

敵キャラのネーミングセンスやアイテムの説明も、なんだか原作のセンスではないように感じます。
メイドの恰好をした太めの魚「まぁメイド?」(元ネタはすけとうだら?)とか、病弱でくしゃみと一緒に氷嚢を飛ばして攻撃する「ひ弱エルフさん」とか、名前も原作だったらもっと固有名詞っぽい名前にするんだろうな、と思いました。
(「ぬすっトド」みたいにアイテムを盗んで逃げる「ぬすっトロール」とか、装備品に+1する「天恵の巻物」はまんまシレンかと思ってしまいました)
アイテムの説明も「なんだこのネーミングは」と言っている「イカしたシールド」、説明になっていないものも多く、「もともと魔導物語の新作にするつもりじゃなかったんじゃ・・・。」と感じてしまいました。

ゲーム中の会話デモではフルボイスなのに、漫才デモが繰り広げられる「キャラ劇場」はボイスが出ないのも気になりました。
原作のメーカーだったら、ここに(無意味でも)力を入れるだろう、と思ってしまいました。

なんだか「魔導物語」や「わくわくぷよぷよダンジョン」のリメイクというよりも、全編カレーにまみれたローグライクというような感じがしました。
目的もカレー作りだし、探検するダンジョンや装備品もカレーに因んだものがあるし、強力なパワーアップアイテムもカレーだし(「どこでもカレー」システムで、材料がそろえばどこでも作れてしまいます )・・・。

開発が「バクマツ☆維新伝」と同じメーカーだったのでちょっと不安でしたが、そこそこ楽しめました。
難易度はそこまで難しくはなく、ローグライク初心者向けと思われます。
ただ、正直ストーリーもそこまで引き込まれるようなものはなく、ダンジョンも数が少なくて(10種類ぐらい)経験者だとあっさり終わってしまう感じはあります。

個人的には音楽が印象に残りました。
タイトルのやけに耳に残る元気いっぱいな歌詞、ボス戦でいきなり英語歌詞、モンスターハウスの混乱した英語歌詞など、なかなか面白いと思います。
街の中でもBGMに歌が流れるのも面白いと思いました。
ただ、デモのキャラの会話中のBGMも歌なのはちょっと・・・(一応BGMの音量が会話中だけ下がるという工夫はされていますが)。

最後に、こんなゲームでネコ耳とかウサ耳を見られるとは思わなかったなー。
主人公の頭と体の装備品を変えることができるのですが、それぞれ白と茶色があります。
(立ち絵は変わらないようです)

 


 

東北道を進み、栃木県に入りました。
カレーと言えば「横須賀海軍カレー」とか有名な物はあるのですが、個人的な思い出としては東北道の大谷PAで萌え絵のいちごカレーを買ったんですよね。
メンバーのある一人が極端な拒絶反応を起こしたという・・・。
今回見ましたが、萌え絵カレーはおろか、普通のいちごカレーも売り場に見られませんでした。

国道293号線を東に進み、那珂川町の「道の駅ばとう」に到着しました。
結構遠かった・・・。
売店を見ましたが、ここにはいちごのカレーはありましたが、イノシシのカレーというものはありませんでした。
他にはししまるメンチとか、そばとか鍋とかのメニューはありました。
どちらにしてもレストラン等の飲食店は開店前でした。
頑張りすぎて早く来すぎてしまったかな。

捕獲したイノシシを展示する、なんてことはしないんだろうなぁ。
万が一逃げ出したときに問題になるし、他のイノシシが警戒してワナにかからなくなったりするとかでしょうか。
野生のイノシシなので何が起こるか分からないし・・・。

もう一つ、イノシシ料理がありそうなところに御前岩ドライブセンターというものがありますが、こちらも営業前でした。
御前岩、それは卑猥な形状の岩です。
公式のページを見ると、水戸黄門がこれを見つけて、竹を植えて隠した(この竹林を腰蓑というそうです)という話だそうです。
子宝に恵まれるというご利益があるらしいです。
僕は、他に誰も来ていないようですし、一人で入ると場所が場所だけに怪しい人のように思われて恥ずかしいのでスルーしてしまいました。
興味がある方はどうぞ。

狭い国道461号線を北東に進み、大田原市に入りました。
ここから西に向かうと東北道の西那須野塩原インターで帰れます。
千本松牧場にはイノシシはいなそうだし(牛、馬、羊なら期待できそうですが)・・・。
ついでに「ハードオフ西那須野店」に向かいました。

「ハードオフ西那須野はなんだかゲームソフトの品揃えが前より少なくなっているような気がしました。
来る途中、なぜか「ゲームソフトの中古とは一体何だろう」という疑問が頭を横ぎりました。
結局「古本や中古DVDと同じ」と妥協してしまいましたが、答えが出ません。

ちょっと早起きしすぎて疲れてしまったので、東北道で帰路につきました。



冒険の終わりに

今日は残念なカレー、じゃなかった残念な冒険となってしまいました。
まあ、ドライブに行ったと思えばいいか。


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