Prev Back Next

ゲーマーズマップ 第 323回

小岩井~久慈

探検日: 2014年10月25日

冒険前のできごと

皆さんお久しぶりです。
おそらく今年最後となるでしょう、久しぶりの冒険です。
今回の行き先は、小岩井農場です。

実は、ゲームで難易度の高い目標を揚げ、どれだけ達成できるかで冒険の行き先を考えていました。
目標は、どれも最高難易度をクリアするようなものばかりです。
・AKIBA'S TRIP PLUSでホリックモードをクリアする
・絶対ヒーロー改造計画で絶対ヒーロー級ダンジョンをクリアする
・ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュZを全面クリアする

そして行き先は、来年の干支の羊にちなんだところにしました。
1つ達成:マザー牧場
2つ達成:小岩井農場
3つ達成:さっぽろ羊ヶ丘展望台

この目標のうち上の二つを達成したため、行き先が小岩井農場になったのでした。
しかも、夏休みもどこにも行かず、お金を貯めて・・・。

AKIBA’S TRIPはレベルを上げて物理で・・・でなんとかなったのですが、絶対ヒーロー改造計画のほうは地獄でした。
UMDDL版にしたためか、人体改造できなくなる問題は出なくなったのですが、それでもレベルをMAXにしても気を抜くとやられる酷い難易度でした。
雪が降る前にクリアできるのか、と思われましたが、なんとか奇跡的にクリアすることができました。
できればこのときの状態を攻略の参考情報として公開できれば・・・と思うのですが、できれば年末あたりにできるかも。
ハローキティは頑張ればクリアはできるかもしれませんが、もうこんなところにしました。

しかし、今年はこれら3つのゲームに集中するあまり、僕としてもプレイしたいゲームとか、探しているゲームとかはありませんでした。
唯一気になったゲームは、3DSの「みんなでまもって騎士」というゲームですが、ダウンロード専用ソフトでした。
近くのゲームショップでニンテンドーポイントのカードを買い、ポイントをチャージしてダウンロードしたのですが、これだとゲームソフトを探しにいく必要はありません。
この「みんなでまもって騎士」は追加コンテンツも予定されており、それに備えて追加でポイントを買おうと思いました。

久々の冒険なのに、あまりゲームとは関係のない冒険になりそうですが、ご了承ください。

 


東北自動車道を通って、盛岡ICに到着。
絶対ヒーロー改造計画で言えば、ネコミミとロボ触覚と食欲促進機関を装備して42階に臨む、といったところかな。

そういえば、前回いちごカレーを買ったのですが、僕は食べそびれましたが他のメンバーでいただいたようで、味は…だったようです。

国道46号線を、秋田、田沢湖方面に向かって車を走らせます。
そういえば、東北地方を舞台にした花札のギャルゲーがありましたねぇ。

さて、しばらくして、国道46号線から北に曲がり、「小岩井農場」に到着しました。
敷地入り口から、一般入園口まで約3km。とにかく広い牧場です。さすが、日本で二番目に広い都道府県と思いました。
でも、日本一の面積で酪農が盛んな北海道には、このような広い牧場がいっぱいあるんだろうなぁ。と思ってしまいました。

駐車場に車を停めて、まずは入り口で入場料を払います。
割引券を持っていたので100円引きです。
自分ってヤツは、せ、せこい・・・。
あと1週間後には入場料が無料になるのですが、いろんなイベントも終わってしまうので、仕方ありません。

 

午前中だからか、あまり人は多くなく、特にBGMや案内などの放送もなかったので、静かなゆったりした時間が流れていました。
Windows XPの標準の壁紙の草原の写真に似た風景です。
ベンチで横になって寝ている人も結構いました。
子供連れが多いと思いきや、案外一人で来ている人も多かったりして・・・。

まずは、ソフトクリームで長旅の疲れを癒しました。
農場の生乳を使っており、牧場の風味が効いています。

遊具やSL(D51)、馬車やトラクターバスなどをわき目に、羊の写真でも撮ろうと放牧場に向かいました。
岩手山を背景に、数頭の羊がのんびりと歩いています。
雄大なのはいいのですが、あまり距離が近くないのでいい感じにならないです。
そうこうしているうちにカメラのバッテリーが切れてしまいました。
あーあ、仕方がないな・・・
ひつじショーなるものもあったのですが、終わった後で次の開催は14時・・・

せっかくだから帰りにお土産を買っていこうと思い、売店に入りました。
小岩井ブランドのものは多くが全国で販売されているから、どれを買うかが難しいところです。
結局「小岩井農場限定」とかかれたものをいくつか買っていくことにしました。
この中でもなかなか難しいのが手作りのチーズで、そこまで日持ちするものではなく、単価の安いチーズを買おうとするととても一人じゃ食べきれないほどの量になります。
結局単価の高く量の少ないチーズを選びました。
僕はクーラーボックスを持ってきたので平気でしたが、傷みやすいので保冷バッグなどを持っていくといいでしょう(売店でもあります)。

 

駐車場をはさんだ反対側に、木工品を販売している「どんぐりコロコロ」という建物があったので入ってみました。
その近くでは、なにやら林業のイベントを開催していたようで、輪切りになった丸太をクレーンで掴んで移す競技で盛り上がっていました。
どうやら県内の林業組合か何かの直売所のようです。
家具や小物などの木工品はもちろん、木材があったり工作室が使えたりします。
さすがに僕が買って帰るようなものはありませんでしたが、いろいろな木材があり、面白いものがあります。

車に戻り、再び国道46号線に戻る途中、「盛岡手づくり村」という施設があるようでした。
入ってみることにしました。

この施設はお土産店のほかに、南部鉄器や南部せんべいなどの工房が立ち並んでいます。
ですが、僕はそれに気づかず、入り口のお土産店の建物だけを見てきました。
どうりで「手づくり村」というわけなんですね。
もったいない・・・・。

南部鉄器は最近電気炊飯器の内釜に採用されたというインターネットの記事を見たのですが、黒く肉厚な鉄瓶や鍋、風鈴などがありました。
いかにも鉄!といった感じで、インテリアには良さそうですが、お値段もそこそこします。

南部せんべいは小麦粉を水で溶いたようなものに、ゴマやピーナッツなどを入れ、型(南部鉄器?)に入れて焼いたお菓子です。
おそらく全国的にもスーパー等で売られているので、知っている人も多いと思われます。
さすがに本場なのでいろんなお店、いろんな種類の味が売られています。
ゴマやピーナッツが一般的のようですが、それ以外にも、リンゴとかさきいかとかカボチャの種とか、さらにはチョコ南部なんてのもあります。
さらに面白いのに「センベイジャー」という戦隊モノをモチーフにした、5種類の変り種南部せんべいなんてのもありましたが、買おうと思ってすっかり忘れてしまいました。

それと、小さな袋に入ったせんべいの耳というものもありました。
これは南部せんべいを作った後にできる端の部分を寄せ集めたもので、まるで柿の種のように細かくなって袋に入っています。
一袋200円。量的には完全なせんべいよりも高いと感じたのは気のせいでしょうか。

他にも、わんこそば盛岡冷麺などのお土産が売られていました。

観光のパンフレットをもらったのですが、今のご時勢、各市のご当地キャラが描かれています。
いろんなキャラがあって面白いのですが、そのうち雫石町と滝沢市がアニメ調になっています。
どちらも茶摘の娘が着るような紺色の着物を着た女の子で、この衣装はどうやら「チャグチャグ馬コ」という伝統行事の女性の衣装のようで、雫石町のあねっこ(年頃の女性)の姿らしいです。
滝沢市は馬の頭の被り物をしているキャラで、雫石町は花笠を被った90年代前半を思い出すような二等身のキャラです。
名前は「しずくちゃん」というらしいのですが、しずくというと某ブロック崩しゲームの地獄ステージを思い出してしまうのでここまでにしました。
(そういえばAKIBA'S TRIP2のメインヒロインもしずくという名前でしたっけ。あとは・・・)

南部せんべいをつまみながら、次に向かう場所を考えました。
本当はこの先の繋温泉にでもと思ったのですが、時間がないのでパスしました。

去年話題となった久慈市に行くことにしました。
久慈市は朝ドラ「あまちゃん」のロケ地(モデル)となった所で、あまりにも観光客が多いので交通規制が敷かれたというところです。
僕は全く「あまちゃん」を見たことがないのですが、何か話のネタになると思い、再び高速道路に乗りました。

 


ネコミミ(カーナビ)は九戸ICで降りて、東に進み久慈市に至るルートを導きました。
それにしたがって車を進めていくと、久慈市に到着しました。

山道は一関~陸前高田間ほど遠くはなく、カーブや狭い道もそこまで多くはありませんでした。
ただ、冬になって凍結すると怖いなぁ。

そう言っているうちに、「久慈渓谷」という紅葉スポットに到着しました。
この時期は紅葉が見ごろになっており、ちょっと車が増えていました。
たぶんリアス式海岸だから、ちょっと陸に行くとすぐに山になるんだよなぁ。

やがて、市街地に差し掛かりました。
もうあれから3年近く経っているからか、災害の面影はほとんど見られません。
陸前高田のときは、こんな山の中にまで・・・、と思ったのとは大違いです。

駅には駐車場があまりないようだったので、近くの「道の駅くじ」に車を停めました。
この道の駅は街中にあります。
久慈駅まで歩いて10分ぐらいで、ここに車を停めて三陸鉄道に乗車する、なんていう人もいたのではないかと思われます。

また、建物は「やませ風土館」というようで、物産品がある「土の館」と観光案内などがある「風の館」があります。
「土の館」は売店なのですが、半分はスーパーマーケットのようで、CGCか何かの商品も売られていました。

店内は「あまちゃん」のテーマ曲が流れ続けていましたが、店員は飽きないのかな。

そして、案内所には、なぜかアニメ調の海女の美少女キャラの等身大ポップが飾られていました。
陸に上がったばっかりなのか、服が濡れた海女の格好をした美少女系イラストです(服の濡れ方を誤って描写すると、公に飾れなくなるんじゃないかと思われる絵でした)

そういえば、10年近く前に美人の若い海女さんが話題となり、カメラマンのおじさんが撮影しに集まったということがありました。
たしかこのあたりでしたっけ。
そして、もしかしてそれをイメージしたイラストなのかな。
実は「あまちゃん」ブームの前からあったりして・・・。

この道の駅の中にある、アマゾン、じゃなかった、海女丼という海鮮丼を注文すると、このキャラクターのイラストが描かれた等身大タオル(ただし二色のようです)が付くらしいです。
お子様ランチみたいな・・・。
しかし値段は他の海鮮丼の倍、約3000円します。
量も多いし、ちょっと僕には無理だなぁ。

 

案内所にあるたくさんのビラの中から、周辺の地図を探しました。
小袖海女センター」なる施設があるようですが、そのあたりの小袖海岸周辺はマイカー規制が実施されていました。
このときは、4月26日から11月3日までの土日祝日と、お盆期間中が規制されていました。
いつもなら車に積んだ折りたたみ自転車でも出して向かうのですが、残念ながら、このときは自転車を積んでいませんでした。
まあ、僕は「あまちゃん」ファンではないからなぁ。
その関係からか、市内には交通量調査を行っている人がいくつか見られました。
きっと今後もマイカー規制が必要かどうかの判断材料に使うんだろうなぁ。
そして、僕もカウントの一つに含まれるのでしょう。

ちょっと車を置かせてもらって、久慈駅の周辺をぶらりと歩いてみます。
道の駅の駐車場には、そこまで比率は多くはないものの県外ナンバーが結構見られました。
まあ、普通の道の駅でもよくあることかもしれませんが。

道の駅の北側には、飲食店や土産店の通りがあり、「歴通路広場」というようでした。
ただ、時間が遅くもう店じまいを始めているようでした。
残念。
町のいろんなところには、地元の高校生が描いた記念撮影の板(穴から顔を出して撮るやつ)が置いてあるのですが、思わず笑ってしまいます。。

駅に行く途中、個人経営の古本屋がありました。駅に行く途中、個人経営の古本屋がありました。
窓ガラス越しに店内を見ると、古本がたくさんあります。
たぶん中古ゲームソフトも取り扱っていると思われるのですが、僕が探しているニンテンドーポイントは扱っていないんだろうなぁ。
時間もないので、先を急ぐことにしました。


行く途中、「あまちゃんハウス」という、ドラマ「あまちゃん」で使用された衣装や舞台セットなどが展示されているらしいのですが、ドラマを見ていない僕がいくのも抵抗があったので、パスしました。


その近くには、「まちなか水族館」というちょっとした水族館がありましここは、震災前に営業していた「もぐらんぴあ」という水族館が元になっているそうです。
「もぐらんぴあ」という水族館は、海底まで見られる水族館だったそうです。
これで擬似的に海女の視点を体験しよう、ということだったんでしょうかね。体験しよう、ということだったんでしょうかね。
これが震災で閉館し、現在は震災を生き抜いた一部の水棲生物とともに、ここに引っ越して無料で展示されているのです。

館内はスーパーマーケットを改装したような感じです。
入館は無料で、50種類ぐらいの水棲生物が展示されています。 あまり大きな魚はいないのですが、壁にはさかなクンの描いたイラストがいろんなところにあります。
そして、さかなクンは自らトラックを運転して展示用の魚を届けてきたということです。
この話はたしかに聞いたことがありましたが、ここだったとは知りませんでした。りましたが、ここだったとは知りませんでした。

さかなクンはすごいなぁ。それに比べて僕は・・・。

なぜか一番上の階には、突然鉄道の駅の改札口がありました。
三陸鉄道の改札口がこんなところに?と思いきや、実はこれ、「あまちゃん」で登場した北リアス線の北三陸駅のセットでした。
ドラマを見たこともない僕は、なぜか廃線になった日立電鉄の常北太田駅を思い出してしまいました。

下の階の出口周辺には売店や情報広場があります。
今でもなお「もぐらんピア」のグッズを販売し続ける売店に心が痛みます。
情報広場には、当時震災で流された海女センターの看板とかがいろいろ飾られていました。
その中に、なにやら三鉄(三陸鉄道)オンリーの同人誌即売会というイベントのポスターが貼られています。(公俗に反しない範囲で)このようなイベントで地元を盛り上げようとすることはよいことだと思います。


駅のロータリーにつきました。DEX: 0">駅のロータリーにつきました。
JRの駅の隣に、三陸鉄道の駅があります。 それにしても駅前にガソリンスタンドがあるのは、いかにも車中心の街という印象を受けました。
道の駅も街の中にあるし・・・。

三陸鉄道」は今年全線開通したということで話題になっていました。
ただ、三陸鉄道は「あまちゃん」というよりも、「鉄道むすめ」か何かの萌えキャラを前面に出してアピールしようという印象を受けました。出してアピールしようという印象を受けました。
さっきの同人誌即売会イベントのポスターも、それを受けて開催されるのでしょうか。
久慈市は「あまちゃん」ファンだけでなく、鉄道マニアや、萌えに熱を持ついわゆる…な人も受け入れたいということなんでしょうか。
(まあたぶん僕もその一人に加えられているんでしょうけど)
もし震災がなかったら、「あまちゃん」がなかったら、三陸鉄道は今とは違う姿になっていたんじゃないか、と思われます。
それだけに、茨城県の鹿島鉄道や日立電鉄はもったいないような気もします。


再び道の駅に戻ってきました。brこれまでにもいろいろお土産を買ってきましたが、帰りがけにいくつかお土産を買って帰ろうと思いました。

店の中には琥珀を専門に扱う宝石店のような店もありました。を専門に扱う宝石店のような店もありました。琥珀博物館」という施設もあります。
貧乏人の僕はただただ眺めているだけなのでした。人の僕はただただ眺めているだけなのでした。 (僕自身はFateも全く知らないのですが)

ここにも南部せんべいがありましたが、何と一斗缶に売られています。ありましたが、何と一斗缶に売られています。
壊れているようですが、2.2kg入って1400円程度です。
普通の透明な袋に入ったものも180g入って130円程度で売られています。
中にはほとんど壊れていないように思えるものもあり、無理してB級品ばっかり作っているのではないかと、少し気の毒に思えてしまいました。
ちなみに作っているのは地元久慈市のせんべいメーカーです。

お土産品のなかで、「まめぶ汁」というものを発見しました。
これはこのあたりの郷土料理のようで、これは白団子のようなものが入ったすまし汁のようです。
南部せんべいをつかったせんべい汁は知っているのですが、これは知りませんでした。
中は黒糖が入っており、疲労回復にはよい、と思ったのですが、残念ながらあまり時間がなく、食堂で注文してすぐに出てくるような感じでもなさそうなので、お土産品ですませることにしました。

おおっと、ニンテンドーポイントを忘れていました。と、ニンテンドーポイントを忘れていました。
そういえばさっきナビに「GEO」が出ていたので、ここで買うことにしました。

GEO」に到着しました。
ゲームソフトもそこそこあり、PSやGBAには珍しいものがありそうな感じもしましたが、買いたいものが特にないのはさびしい限りです。
ここでは1000円のニンテンドープリペイドカードを買いました。

 

もう、こんなところだろう。
来た道を引き返し、家路につきました。


冒険の終わりに

今日は久しぶりに小岩井と久慈を探訪してきましたが、どちらも中途半端な感じに終わってしまいました。
せっかくお金を貯めて、夏の冒険を我慢しまあ、僕らしいなぁ。

小岩井では、目的地の小岩井農場はあまり時間がなく、せっかくのゆったりした空気を満喫することはできませんでした。
それでも、岩手には面白い食べ物がいっぱいあるなぁ、と実感しました。

久慈は、あまちゃんで話題になったところはどんな所だろう、という好奇心だけで行ってきましたが、時間があまりなかったことと、肝心のあまちゃんを知らなかったことで、ただ駅を見て帰ってきたような感じになってしまいました。
それでも、まちなか水族館は楽しめましたし、いろいろ考えさせられました。
街の中もあまちゃんの熱が冷めない感じではありますが、三陸鉄道の復活を機に、他の名物でも街をPRしようとする意気込みが感じられました。をPRしようとする意気込みが感じられました。

会津の八重、いわきのフラガール、今回の久慈の北限の海女といい(雫石のあねっこもかな)、東北の女性にちなんだところを探訪しているとなると、次は秋田小町かな?


Prev Back Next