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ゲーマーズマップ 第 319回

南相馬〜相馬

探検日: 2013年05月11日

冒険前のできごと

今日は全回探せなかった「初音ミク Project Diva 2nd」を探しに出かけることにしました。
明日がミーティングなので、それまでに探さないと、「未来野菜」の記憶が風化してしまう・・・。
今回も、東日本大震災の被災地で探すことにしました。
場所は、福島県の相馬市、南相馬市です

南相馬は、震災前に行ったことがあります。
あれからどうなっているのか、気になるところがありました。

 


今回も東北道で向かいます。
あまりお金を使えないので、高速道路経由で仙台まで行って南下を使うルートではなく、二本松まで向かいます。
本当は昔行ったみたいに船引三春あたりから北東に向かうルートのほうが安そうですが、浪江町の北西部が立入制限区域になっているので・・・。

行く途中、前回「痛茶」を見つけた黒磯パーキングエリアによりました。
(前回は黒磯板室と書きましたが、それは黒磯パーキングエリアに連結しているスマートICの名前で、名称は黒磯パーキングエリアが正しいようです)
そこのコンビニで、「痛茶」を見かけました。
今度は別バージョンのデザインの、東方か何かのキャラのストレートティーが入荷しています!!
今度は正真正銘のうさみみです。
これは買わざるを得ないか・・・。

痛茶以外にも、このパーキングエリアでは毒物飲料が売られています。
わさびラムネやトマトサイダー等、ご当地とは関係ないのにそろっているのは、店長の趣味なのか・・・。

 

二本松インターに到着し、ここから東に進みます。
しばらく行くと、「道の駅安達」があったので、立ち寄ってみることにました。

道の駅安達」は比較的新しい、幹線道路の国道4号線に隣接した道の駅です。
そのためか、パーキングエリアのように上りと下りで建物が別になっています。
それぞれを結ぶ連絡通路のようなものがないのがちょっと残念。
まるで那須みたいに看板の色を茶色にしたコンビニも建物内にありました。
物産店や飲食店もいくつかあり、ゴールデンウィーク明けでも結構人はいました。

ここでは、しょっちゅう郡山で買っている萌えキャラパッケージの日本酒「さくら八重」が置いてありましたので、お土産に買っていくことにしました。
まるで「ドルアーガの塔」の残機表示のように、八重が増えていきます。
ちなみにこの日本酒、近所のスーパーの酒コーナーでも見られましたので、そこまで入手が難しいものではないようです。

 

二本松から東に向かい、南相馬を目指したのですが、途中、テレビとかで話題になっている飯舘村を通過しました。
商店はほとんど営業しておらず、家の明かりもついていない、人気のないゴーストタウンと化していました。
そこそこの規模があるチェーン店も、真っ暗でやや荒れています。
あれから2年が経ってもこのような有様です・・・。
またもや思わず、

これは、ひどい

と口にしてしまいました。

それでも、数件ですが一般家庭の除染作業が行われていました。
復興の準備進められているようです。

 



(このマップは震災前のものです。)

山道を辿り、南相馬までやってきました。
さっそくゲームショップの「ブックマーケット」を探索しました。

ブックマーケット」は品揃えがマニアックな古本店「エーツー」のグループで、ディープな品揃えが期待できるお店です。
確かにPSなどのやや古いゲームソフトの品揃えは他店よりあったのですが、これまで探しているゲームソフトはなく、さらには「初音ミク Project Diva 2nd」 もありませんでした。

実は本命だったのに、残念!

さらに東に進み、国道6号線沿いに到達しました。
国道6号線は海から離れているからか、それとももう2年経過したからか、それほど震災の被害は感じられませんでした。

まずは「道の駅南相馬」にやってきました。
震災前にここに来たときは、駐車場が満車で停めることができませんでしたが、今回は半分以下しか車がありませんでした。
南相馬はテレビなどでも紹介された「相馬野馬追」という祭りがあるのですが、特にその展示などはありませんでした。

一方、事前調査で「アイスまんじゅう」という名物があることを知っていたので、買いました。
値段は115円、安いねぇ。
何やらテレビかなにかの取材も来ているようでした。

このアイスは全国展開の同名のアイスがあるのですが、それとは別の、地元のメーカーのものです。
形状はまるでプリンの容器にアイスの棒を突き刺して造ったような感じです。
味もカスタード風味のラクトアイス(例えが悪くて申し訳ないのですが、薄めたプリンのような感じです)の中にこしあんが入ったもので、全国展開のものと比べると、シンプルというか、手作り感があるというか、そんな感じがしました。

 

続いて、南に進み、「GEO」を見ました。

GEO」は前回の気仙沼同様、安定した品揃えでした。
それでも、「初音ミク Project Diva 2nd」 はありませんでした。

初代やextendはあるのになぁ。

その向かいには、「ハードオフ」の建物がありました。
しかし店の中は何も無く、「休業中」の張り紙がありました。
被災が原因なのかは分かりませんが、これはこのページでも休業中と書かざるを得ません。
店が再開することよりも、店員の無事を祈って止まない気持ちになりました。

 

結局、南相馬では目的のゲームは手に入りませんでした。
その北にある相馬市に行ってみることにしました。

 


北に十数kmほど走り、相馬市に入りました。

途中、「道の駅そうま」があったのでよってみました。
こちらは南相馬の道の駅と比べるとちょっと小さく、これといった名産物を見つけることができませんでした。
鮭とかわかめとか、海産物はそれなりにあるのですが、僕が事前調査で調べていた相馬牛はありませんでした。
きっと、あの影響で出荷できないのでしょう
 

 

相馬市の中心部に着きました。
ここには事前調査では、駅の南側、国道6号線沿いに、ゲームショップが数件連なってあるようでしたが。
ここは休業中の店舗はなく、まさに事前調査のその状態でした。

まずはリサイクルショップの「お〜でぃん」から。
ゲームソフト等はそんなにありませんでしたが、トレカやフィギュアなどは結構置いてありました。
そしてなぜかレジの前に萌え米が置いてありました。
米は青森産ですが、販売者は郡山市のメーカーなので納得
5Kgで1980円、思わず相場を計算してしまいました・・・。
さすがにミーティングにも持っていけないので、買うのは止めました。

ここではQuoカードを買って、ちょっとだけ得しました。
そういえば以前この差額を貯めて次世代機を買おうという計画もありましたが、PS4やXBOX360の次世代機も出ることだし、考えてみるかな。

続いて、「ブックオフ」に入りました。
そこそこの広さの、良くあるタイプのブックオフです。
そこまでゲームソフトの品揃えは多くありませんが、ここでやっと「初音ミク Project Diva 2nd」 を見つけました。
価格は2480円。ダウンロード版よりも安いです。
次の「GEO」でなかったらここで買おうっと。

GEO」は南相馬でも見たのと同じような感じの品揃えでした。
被災地であっても他県のGEOと違いはありません。
ここにも「初音ミク Project Diva 2nd」 はありましたが、値段はブックオフの方が安かったので、ブックオフに戻って買いました。
いくら復興といえども、やっぱり安いほうには適わないな。


もう目的は達成しました。
後は明日のミーティングに備えて帰ろう。
でもその前に、海を見てみよう。

観光名所の「松川浦」はどのようなところなのか、見てみようと思いました。

海の中に立つ岩場が、なかなか良い風景に感じました。
しかしそう思って車を走らせていると、やがて風景はひどいものに変わっていきました。
倒壊した建物の一部が岸に残されていたり、壁が全てはがれて骨組みになった建物があったり、建物が無くなって平地になっていたりしました。
陸前高田よりは悲惨な情景ではないものの、やはり震災の被害を感じずにはいられませんでした。
 

心の痛みを胸に、僕は帰路に着きました。

 

(後日談)

5月のミーティングで、「初音ミク Project Diva 2nd」をプレイしました。
前月から、同メーカーが同時期に発売していた「けいおん!放課後ライブ」をプレイしていたのですが、それに比べて、曲を完奏してもスコアが低いとクリアにならなかったりするなど、難易度が高いように感じました。
「ぽっぴっぽー」も面白い曲ですが、(この曲を知らないのは僕だけなのか)メンバーの反応も今ひとつに感じました。
Nさんも「動画で見りゃいいじゃないか」と散々言ってたし・・・。


冒険の終わりに

今日はゲームを探しに、東日本大震災の被災地である南相馬市と相馬市に行ってきました
あまりお金は使えませんでしたが
、少しは復興の足しにでもなればと思います。

飯舘村や松川浦では、震災の惨状を見てきました。
しかし、それでも復興は進んでいると感じました。

南相馬市では震災前に来た時と比べ、確かに活気は落ち、残念に思いました。
一方、相馬市 はゲームソフトを取り扱っているお店が3軒並んでおり、なかなか面白いと思いました。
震災前でも震災後でも、南相馬市ばかりが目立ってますが、相馬市も忘れちゃいけませんねぇ。

また、ゲームソフトを探すときには、被災地をめぐってこのページに記録してくことにしましょう。


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