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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #243
すりぬけパズル アナトウス (Wii)

購入金額: 1000円

ゲーム内容
Wiiウェアで、ダウンロード専用のゲーム。
ブロックを3方向に回転させ、壁に空いた穴を通り抜けるアクションパズルゲーム。
無機質な世界観と、アンビエントサウンドが特徴。

H.Kuwanoの考察

1.微妙なゲーム

本作をダウンロードしたきっかけは、AKFさんが職場の近くのゲームセンターで「ブロックアウト」というゲームが入荷していたためだということです。
本作は雰囲気が似ているということで、ミーティングの場でダウンロードしてプレイしようかどうか迷っていた状況のようです。

本作を説明すると、某バラエティ番組のように、迫りくる壁に対してブロックを回転させて、ブロックに空いた穴に通すだけのゲームです。
ただ通り過ぎるのではなく、通過前に全ての穴をブロックの影で埋める「トリック」や、穴の中にある得点アイテムなどがあり、ハイスコアを狙って進めていくようになっています。

まず、慣れるのに大変です。
壁を抜けるのは良いのですが、ブロックの回転方向が前後方向にあるので、これを意識すると思った方向に回転しません。
慣れないうちは、投影面が小さい状態(2ブロック分)にして、一方向への回転で抜けていくようにし、慣れたら他の方向の回転や、カタマリ(操作するブロック)を他のものに変えてハイスコアを狙っていくという遊び方が正しいようです。

Nさんは、僕が横から口を出すのにキレていました。

次に、世界観が無機質すぎて一般的にウケが良くないのではと思われました。
テトリスのブロックがひたすら目の前に迫る壁を、穴を通り抜けるだけの内容です。
レベルが進むと色が付いたり、海が見えたりするのですが、生物らしいものは出てきません(後日、AKFさんから「先に進んでもずっとこんな調子でした」という報告がありました)。
僕は「メトロクロス」、KGRさんは「コズミックスマッシュ」 を連想してしまいました。
Nさんはやたらと「ここはどこなんだ?」 を連発していましたが、このゲームにはそのようなものは無意味だと思われます。
逆に、無機質な方がサウンドにマッチしていて、駆け抜ける爽快感が高いのではないでしょうか。

KGRさんは、「よくこれをゲームにしようとしたな。さすが任天堂。」と、褒めているのか良く分からない感想を言っていました。

ミーティングで本作をプレイすることに決めたAKFさんも、「ちょっとこれは失敗だったかな」と言っていました。

 

2.なぜ3DSで出さなかったの?

本作の醍醐味である、壁の穴を突き抜ける爽快感は、3Dの映像ならではのものです。
ならば、本作は3DSで出した方が良いのではないか、という意見がメンバーからも多数寄せられました。
もったいない気もします。

 

関連情報

ブロックアウト

1990年ごろに登場したパズルゲーム。
いわゆる3Dテトリスで、ワイヤーフレームで描かれたブロックを操作して立体空間上にブロックを敷き詰めるゲーム。


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