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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #242
プロゴルファー猿 (Wii)

購入金額: 980円箱説付

ゲーム内容
マンガやアニメで人気のあった「プロゴルファー猿」を最新ハードのWiiでゲーム化。
原作にもあった奇想天外なコースを、原作のキャラクターで対戦するゴルフゲーム。
コースやキャラの少なさや、打球のポイントの少なさなどから、「ゴルフすごろく」と揶揄され、とあるコミュニティで話題となった。

H.Kuwanoの考察

1.題材は悪くないのだが

本作はWiiリモコンを使ったゴルフゲームになっています。
しかし、ショットできる箇所は数箇所に決められており、初代ファミコンの「ゴルフ」でも出来た、任意の方向へのショットができません。
さらに強弱もせいぜいあって2段階で、上のショットできる箇所の組み合わせでも、せいぜい6パターンになります。

もはや普通のゴルフゲームの強弱メーターの代わりとなっているのが、本作の特徴でもある「ドギャメーター」です。
これは画面上の擬音語の文字が最大になったところでリモコンを振るとナイスショットになるというものですが、これが結構難しいです。
これにコンセントレーションという、キャラクターの集中力の度合いを示すパラメーターも加わり、成功率が変わります。
このコンセントレーションは、言ってみれば、ミスショットばっかり繰り返すと低くなり、ナイスショットを繰り返すと高くなるといったもので、負け込むとドンドン落ちていくようなものになっており、バランスが良いとは言えません。
ちなみにこれの効果もせいぜい3パターンぐらいしかありません。

 

原作キャラとか演出は、キャラゲーとしても良いのではないか(にしても使えるキャラは少ないけど )と思ったりもするのですが、いかんせんゴルフゲームとして、自由度が少ないのが難です。
さすがにWiiリモコンを使おうとすると、微妙な操作が出来ないからこうなったのだろうとは思いますが、だったら「メジャー」みたいになりきりプレイに徹した方が良かったのではないかと思いました。

KGRさんは、「もうちょっときちんと作れば面白かったのに。」と言っていました。
不条理なゴルフコースを制覇していくところはイイ線いってると思うのですが・・・。

AKFさんは、なかなかうまくフルスイングが出せずにいました(これがNさんだったら、次のアナトウスみたいにキレていたでしょう)。

名言

ゴルフすごろく

本作のジャンル。
殆ど決まったところにしかボールが落下せず、それらをショットするポイントや打球の強さなどで決めるため、そう呼ばれるようになった。


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