1.頭の悪すぎる守備
いろいろ言われている本作ですが、一番の欠点は、やはり頭の悪すぎる守備です。
外野ゴロを内野手が取りに行ったり、ダブルプレイが出来る場面で1塁に送球したり、野球を良く知らないKGRさんでも「これって普通なの?」と思う場面が多々ありました。
AKFさんやNさんは、「これ本当に野球知っている人が作ったんですか?」と厳しい意見を挙げていました。
よく、「ここまで守備のダメな野球ゲームは初めて」という言葉を耳にしますが、僕はこのように守備がダメな野球ゲームをもっと前から知っています。
KWAさんから教えてもらった、「エキサイティングベースボール」です。
このゲームもやっぱり守備がダメで、内野ゴロを外野手が取りに行くといったことが良く起こるため、KWAさんも○○ゲーとして取り上げていました。
(今思うと、タイトル画面やエンディングのBGMが「六甲おろし」に似ていたり、ストライクやアウトの音声が意味不明の音声だったり、突っ込み所はいくつかあります)
2.納得のいかない仕様
本作は数々のバグでインターネット上で話題となったゲームです。
今回我々がプレイした中でも、いくつか見つかりました。
遭遇したバグ |
発生頻度 |
深刻度 |
備考 |
いきなりモノクロになる |
- |
低 |
KGRさんのWiiのケーブルが原因。
ゲームとは関係なさそうだが・・・ |
「ナウ、ヒッッティング、ゴロー!シゲーノ!」 |
低 |
低 |
ストーリーモードの字幕の誤字。
しかも二回出て、二回とも。 |
レフトがフェンスに埋まる |
低 |
低 |
ライト方向にスタンドに入るファールフライを打つと発生 |
Wiiがパーフェクトクローズする |
低 |
高 |
練習モードからタイトルに戻る際に発生。 |
しかし、これはまだまだ僕にとっては容認できるバグです。
燃えプロでバントホームラン並のものです。
もっと驚愕なのはそのゲーム仕様
です。
問題の仕様 |
発生頻度 |
深刻度 |
備考 |
ボール球が投げられない |
高 |
中 |
Bボタンを押しながら十字キーでコースを選ぶと投げられる。
説明書にも書かれている。 |
盗塁がオート |
高 |
高 |
で、たいてい勝手にアウトになる |
Wiiリモコンを振って操作する意味が無い |
中 |
中 |
横持ちプレイで出来ることと大して変わらない |
線の外側でバウンドしてもファールにならないゴロ |
中 |
低 |
打球が最終的に線の内側に入っていればファールにならないらしい |
ストーリーモードでデッドボールになっても、塁に誰もいない。 |
低 |
中 |
デッドボールは投げられないらしい |
9回表で点が取れないとその時点でゲームオーバー |
高 |
高 |
ストーリーモードの一部のシーンで。
延長戦に出来ないのか? |
首の向きがおかしなバッターがいる |
低 |
低 |
首が120度ほど曲げてピッチャーを見ている。 |
ノック練習が打撃側 |
低 |
中 |
「サードに取らせろ」などの指示があり、そこに打球を飛ばせばよいが、前述のダメ守備の問題でその場所に飛ばしてもピッチャーが取ってしまうので、全くノックにもならない。
|
練習モードはホームラン競争しかポイントが貯まらない |
高 |
高 |
その他の練習の終了条件が「取得したポイントが0になるまで」であるため |
エディットモードでロード中に音楽がとまる |
高 |
低 |
|
エディットモードで項目を変えるたびにロード発生 |
高 |
高 |
顔や体格はおろか、背番号ですら変更するだけでロードが発生する |
3.強いて長所を挙げるなら、ストーリーの要約が良い
本作であえて長所を挙げるとすると、原作を知らなくても単行本何冊分かのストーリーが分かるストーリーモードでしょうか。
ただあまりにも端折り過ぎて、ナレーションのみの説明になってしまっているので、こういったところもフルボイスでアニメーションにした方が原作ファンには良かったと思うのですが・・・。
|