1.ライトゲーマーには受け入れられるか?
本作では、前作「グルーヴ地獄V」のような毒々しさも残っています。
ここで、突然ですが本作のミニゲームを紹介します。
ボールペン工場2
前作にもあった、ただボールペンにボタンでキャップをはめていくだけの単純作業系のバイトです。
たまに逆さになっているボールペンがあるので逆さにする必要があります。
一種のRPGの経験値稼ぎの皮肉(こんなげーむにまじになっちゃってどうするの)
のようにも思えます。
ここが毒
工場の文字や会話からして中国のようですが、大丈夫?
地獄!1000本ノック
ショートになってノックを受けるバイトです。
なぜかすばやく返球するとボーナスが得られます。
ここが毒
コーチやファーストのキャラがガイコツ になっているのと、タイトル画面のボールに血痕が付いていること。
タイトル音楽もファ○スタみたいです。
薪割り2
前作にもあったバイトで、切り株に出てきた薪をボタンで割っていくバイトです。
時々動物も出てきて、割るとゲームオーバーです。
対戦できる「スーパー薪割りブラザーズ」もあり、こちらは格好があの有名ゲームっぽくなってちょっとヤバイ
です。
ここが毒
動物を割るとサムライスピリッツのように真っ二つになり、少々グロテスクです(メーカーはぬいぐるみと言っているようですが、そうしないとCEROのレーティングが上がってしまうからでしょう。)
交通量調査2
前作にもあったバイトで、道路を行き来する人の数を数えるバイトです。
車や宇宙人は数に含まれず、一人でも間違えるとバイト代没収という厳しいバイトです。
ここが毒
BGMはスパルタン×、ゲーム画面はD○○Mです。
衣類を着けていない女性?の変質者(ストリーキング?)が歩いてくることがあります。
キノコorDIE2
前作にもあったバイトで、老人に道路に生えるキノコを集めさせながら、画面上部の反対側の歩道に導くバイトです。
ゲームはフ□ッガーに似ています。
KGRさんお気に入りのバイト。
ここが毒
ミスした場合、老人は頭から血を出して横たわっています。
このミスしたときの効果音はKGRさんお気に入りです。
前作はキノコを取ったときの効果音が某有名アクションゲームでコインを取ったときの音だったのですが、本作では差し替えられました。
崖レース2
前作にもあったバイトで、チキンレースをするバイトです。
対戦するバージョンもあります。
ここが毒
崖から落ちたときのやたら長い悲鳴が、聞き応えがあります。
(前作でもメンバーの間で話題になりました)。
キャラクターも某有名アクションゲームっぽく見えます。
授業中
手を机の上に広げ、指と指の間をキリで突くという痛々しいバイトです。
ここが毒
こういうのは鉛筆やペンでやるものです(本場だとナイフでやったりするらしいのですが)。
ひよこ鑑定
オス、メス、天国送りにヒヨコを仕分ける、ボールペン工場に毛の生えたようなバイトです。
ここが毒
生きているヒヨコを天国送りにするとものすごい効果音と形相で死神に怒られます。
案の定KGRさんは10分間全てのヒヨコを天国送りにし、称号を得るのでした。
人気プロレスラー
イリオモテマスクを操作し、3カウント取られる前にフォールを返すバイトです。
なぜか3カウント直前にフォールを返すとバイト代が高額になります。
レフェリーが2種類あり、色黒の方はカウントが早いので注意。
ボタン一つで手軽に出来るので、僕はこれでバイト代を稼ぎました。
ここが毒
リングの表示が斜め視点で「ファイヤープ□レスリング」みたいです。
クサイモン2
前作にもあったバイトで、ゲップをした顔の順番を当てます。
前作はポリゴン顔だったのが、本作ではバケモノになっています。
ここが毒
気持ち悪くなるのはもちろんですが、まれに唾液?が飛び散ります。
アニマル調査団
外人のぎこちない報告を聞いて、動物の頭数の合計を入力するバイトです。
正解すると数が増えますが、失敗すると絶滅する、よく分からない動物達です。
ここが毒
バイト代の支払者の住所が地獄川口です。
ファミレスオーダーとり
PSPを縦に持ち、わがままな客の注文を聞いて端末に入力していくバイトです。
メニューの種類が多く、引っ掛けも多いので大変です。
ここが毒
タイトル画面が少女漫画風ですが、登場する客のキャラクターデザインがちょっとおかしいです。
ウィリアムテル
角度と強さを決めて、放物線状に矢を放ち、鬼の頭の上に載っているリンゴを射るバイトです。
まるでハイパー○リンピックのアーチェリー(槍投げ?)のようなイメージです。
ここが毒
矢で鬼を射てしまった場合、鬼の亡骸がその場に横たわって残っています。
やきもの窯
10分間、お手本のグラフの状態と同じようになるように、いろんなものを燃やして温度調節をするバイトです。
なぜか「ア○ガス」の着陸シーンを思い出してしまいました。
ここが毒
クモといった生き物を窯に投げ入れられるのはちょっと残酷かな。
デモ行進
シム○ティ風の町を歩き周り、警備隊につかまらないように集会に参加する人を、隊列を作って会場に集めるバイトです。
ここが毒
隊列に警備隊が接触すると、隊列にいる人がバラバラになって消えてしまいます。
空手ライフ
飛んでくる物体をタイミング良く正拳突きで破壊していくバイトです。
ここが毒
なぜか肝試し会場が舞台で、「暴れ○坊天狗」よろしく巨大な天狗の面が飛んできます。
主人公が女性キャラになることがありますが、顔がゴツいです。
リフティング地獄
サッカーボールを地面に落とさないように、リフティングをするバイトです。
ここが毒
プレイヤーキャラはジー○似のサッカー選手、セレブ、元総理風の偉い人です。
さらに元総理風の人は国会議事堂の前でリフティングをしています。
たまに飛んでくるハトにボールを当てて落とすと・・・。
セレブは胸でヘディングをします。
胸でボールを突き上げるなんて・・・って胸じゃヘディングじゃないでしょ!!
じゃんけん世界大会
じゃんけんで勝ち抜いていくバイトです。
バイトした回数だけ開催回数が変わります。
一応相手によって癖があるので、それを覚えて対処することが勝利の近道です。
ここが毒 ジャンケンの手はポリゴンで描かれており、無駄にリアルです。
地引網
まずは指定した時間(現実の時間です)が来るまで待機し、時間になったら参加してアナログパッドを回して地引網を引き上げるバイトです。
ここが毒
現実時間で待たなくてはならない様は、たけし○挑戦状の日光写真のようです。
まさに「こんなげーむにまじになっちゃってどうするの」です。
魔王
あのシューベルトの魔王をゲーム化、というよりもジッピーレースやダッシュ野郎のような縦スクロールのレースゲームに魔王の設定を当てはめたようなバイトです。
ここが毒
子供の顔が画面右側に表示されており、障害物等にぶつかると命のゲージの量に応じて怖い顔になっていきます。
多分合成で作られた顔だと思いますが、大丈夫なのか?
ゲームオーバーになると子供は息絶えてしまうのですが、中間地点まで行くと子供搬送代としてバイト代がもらえるのもなんだかなぁ。
イタコセッション
リズムに合わせてタイミング良くボタンを押して霊を呼び出すという、複数人専用のバイトです。
メンバーと一緒にでやるも、Nさんがダレてしまい成功させた試しがありません・・・。
いつになったら霊が出てくるんだろう。
ここが毒
青白い顔のヘンなおっさんで、顔にトカゲ(ヤモリ?)がへばりついています。
受粉
月面着陸のように、花粉を指定されためしべに着地させるバイト。
なぜか画面は白黒で、木はワイヤーフレーム、花粉は分からない多角形になっています。
花粉は重力に従って下方向に落下していきますが、ボタンを押すとジェット噴射して上昇します。
木は複雑な形をしており、ある速度以上でぶつかると「Ouch!」という叫びと共にコナゴナになってしまいます。
その速度以下では跳ね飛ばされるだけですが、その際加速してしまうので、狭いところでは枝に接触すると死亡確定です。
しばらくクリアしていると木の種類(面)が増え、最大4面あります。
結構集中力を使い、BGMが陰鬱で、ミスするとびっくりするので僕は音を消してプレイしています。
ここが毒
なぜかバイト代の支払者が秋田リンゴ園です。
なぜ秋田?青森ではないのか、と思ってしまいました。
みんなのゴルフ場ボール拾い
無限に広がるゴルフ場を歩き回ってボールをあつめるバイトです。
さわやかなBGMですが、リアルな「うんち」なんかも落ちています(踏むことも可)。
ここが毒
タイトルがまんま「みんなのゴルフ」で、バイト代の支払者も地獄コンピュータエンターテイメントです。
発売元が一緒だからできる業。
だんご三姉妹
キュー(待ち行列)に溜まっていく団子の玉を串に刺し、3つ同じ種類の玉を揃えて出荷していくというパズルゲーム風のバイトです。
タイトル画面はまるで産業機械の広告で、「全自動ITだんご製作機」とあり、右下にそれっぽい機械があるのですが、ゲーム内容を見て、メンバーは「どこが全自動じゃー」とお約束の突っ込みを入れていました。
一方僕は「イチダ○トアール」の、飛び跳ねる団子を串で刺すゲームを思い出しました。
ここが毒
タイトルから「だんご三兄弟」を真似たのは分かりますが、なぜかBGMが陰鬱で、貞子を思い出してしまいます。
プライベートナンバー
酒場やクラブのホステスから携帯番号を聞く、いわゆるヒット&ブローのバイトです。
ホステスによって使用する数字が決まっているので、それほど難しくはないです。
プライベートナンバーは無印、DELUXE、EXECTIVEの3種類のゲームが独立してあり、それぞれ場所(中野?六本木?銀座?)や登場するホステス、バイト代が変わってきます。
ここが毒
クリアすると「奥さんにはナイショだよ」と、シャレにならない旦那さんもいるんじゃないでしょうか。
クリア後電話をかけることが出来ますが、「警察呼ぶわよ」から「ダイヤの指輪が欲しい〜」などしょうもないものばかり。
無事ロックフェスティバル
コンサート会場の警備員となり、演奏中の出演者に押しかけてくるファンを投げ飛ばして、出演者を守りきるバイトです。
ここが毒
ファンのはずなのに、なぜか出演者を叩きのめしてしまいます。
本当の富士ロックフェスティバルもこんなんなのでしょうか?
なまはげベビーシッター
園児をあやして泣き止ませ、一定時間乗り切るバイトです。
園児をあやすのは「泣ぐ子はいねがー」(どうみても威圧しているようにしか見えませんが)、画面を飛び回り、園児を泣かせる「疳の虫」は手桶で殴りつけて倒す(なぜ包丁を使わない)、まずくなったら「いねがボム」で全員を泣き止ませることができます。
ここが毒
勝手に秋田名物にされていますが、本当に男鹿市にはこんなベビーシッターがあるのでしょうか?
ゲーム中に登場するきりたんぽが紫色で食べられ無そうなのも×。
でもゲーム開始時の「レッツなまはげ」はメンバーにもウケました。
よく聞くとプレイヤーが動いているときでないとBGM(といっても足音だけど)が流れないのが「ディ○ダグ」っぽいです。
猛獣ダッシュ
猛獣に追いつかれないように洞窟を走り抜けるバイトです。
操作方法は「パックラ○ド」みたいにボタン連打で走るようになっています。
なぜか主人公がグラサンをかけた赤い服のヤンキーです。
ここが毒
BGMがまるっきり「富○サファリパーク」のCMです。
また、何度も食われ続けると「ミネラル猛獣係」の称号が得られますが、あの麦茶のCMで有名な方が由来でしょうか?
そういえば、食われたときのBGMもディスクシステムの音源で奏でる「ミネラル○茶」です。
ハッピースナイパーG
指定された人をビルの住民から探し出し、狙撃するというバイトです。
銃弾ではなく幸せ弾ですが、AKFさんは「バニーさん(バニースーツを着ている人が出てきます)を狙撃するなんて」と言って拒絶していました。
正解の人に当てるとマンボのダンスを踊りますが、間違った人に当てると怒り出します。
ここが毒
Gはゴ○ゴのGです。
バイト代の支払者はスイス銀行地獄出張所です。
悦びのハンドベル
6人の女性とハンドベルを演奏する、いわゆる「音ゲー」のバイトです。
ギャルゲーっぽく仕上げたつもりでしょうが、ちょっと絵柄(みやすのんき氏画)が現代と外しているような・・・。
果たして現代のギャルゲーマーには受け入れられるのでしょうか?
ゲームの方では、背景で彼女達が画面狭しと横に並んでアニメーションするのですが、アニメーションが滑らかでなく、かえって目障りです。
また、ミスすると音楽が中断するという、音ゲーにあってはならない仕様のため、リズムが狂ってしまいます。
特に早押しでミスになってしまうと、再開した途端に押し忘れでミスになってしまいます。
「グラディ○ス」みたいに、一度ミスするとなし崩し的にゲームオーバーになってしまいます。
曲も3曲しかなくて残念。
余談ですがガチャガチャで出てくる彼女達の衣装が、ちょうど胸の部分が目玉に見えて、最初出てきたときは「なんだこの怪物は」と思ってしまいました。
ここが毒
胸が強調された衣装は、CEROの判定は大丈夫?
ミスすると彼女達の顔がギャグマンガのように崩れます。
ボスキャラの敵
ボス級のキャラクターを倒す横スクロールシューティングゲームのバイトです。
攻撃はパターン化しており、右上や右下の安全地帯に逃げ込むのがセオリーになっています。
ここが毒
音楽がグ○ディウス、2面ボスがR-○YPEっぽい等、制作者は分かっています。
酔いどれ市長
酔っ払った市長がテープカットをするバイトです。
ふらついている手つきで、ハサミがテープの前に来た時にタイミング良くボタンを押します。
メンバーはゲームオーバー時の「しっかりしてよ!」が印象に残ったようです。
ここが毒
チーバシティはちょっとまずいような・・・。
また時期的にも酩酊状態で会見に臨んだという事件も実際にあったので・・・。
(前作でも、ロード画面で飛行機がビルに激突する画面があった)
心霊写真鑑定士2
前作にもあったレアで高額なバイトです。
写真を見て、心霊写真かどうかを判定します。
しかし全てが心霊写真(わざとらしいのですが)というものです。
ここが毒
なぜかKGRさんがこの不穏なBGMを気に入っていました。
スラ仏百人組手
スラ仏(すらぼとけ)100体とド○クエ風の戦闘を連戦していくバイトです。
ひたすら戦闘し、勝利後に手に入るアイテムをうまく使いながら勝ち進んでいきます。
ここが毒
明らかにド○クエをパクったと思われますが、「ドラドラドラ」や「ゼロヨンチャンプ」で怒ったあのNさんが平然としていたのが意外です。
スライムのつもりがスラ仏になったことで、かえって罰当たりになってしまったと思いますがどうなんでしょう。
2.作業的な内容。しかし・・・
Nさんは、このゲームにあまり良い印象を持っていないようでした。
ゲームでも、仕事のような作業をしなければならないのか・・・。
「グルーヴ地獄V」もそうでしたが、このゲームは「ゲームは作業である」ということを暗示しているようにも思えます。
だから「グルーヴ地獄V」のジャンルは「クソゲー」だったんじゃないでしょうか。
ゲームの中の経験値稼ぎが楽しいのですか?
ゲームの中のフラグ立てが楽しいのですか?
ゲームの中のハイスコア争いが楽しいのですか?
ゲームなんてこんなもんです。
というのは言いすぎだと思いますが、このゲームからそんな声が聞こえるような気がしました。
一方、作業はつまらないもののように思えますが、やり方によっては面白くすることもできるということでもあります。
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