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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 193
ベルセルク (ドリームキャスト)

購入金額: 924円 (箱説付)

ゲーム内容

ヤングアニマルで連載中の同名のマンガを3Dアクションゲームにしたもの。
ストーリーは原作者によるオリジナルで、原作のキャラクターとオリジナルキャラがさまざまなドラマを繰り広げる。
特徴としては、異常な造詣の敵キャラを大剣でバッサリ斬り捨てる爽快感と、原作にも登場する武器の使い分け。
原作の雰囲気が再現されている。
開発はユークス。

H.Kuwanoの考察

1.割とシンプルなゲーム

本作は、システムとしてはシンプルなゲームになっています。

システムとしては、群がる敵を倒しつつ進み、ゴールに向かう、敵を全滅させるなどの目標を達成するとクリアになるというもの。
コレクション要素やスコアなどは無く、戦闘が有利になるようなアイテムを入手できるぐらい。
操作は後述の通り複雑ですが、他のシステムは「戦国BASARA」で言うBASARAゲージと同じ効果のある、「バーサークゲージ」があるぐらい。
このようなシンプルさに、「意外と好きそうな人もいるのでは」、とKGRさんが言っていました。

グラフィックは原作の雰囲気を再現しようとしているようで凝った感じですが、演出は妙に拘りすぎたところはなく、血しぶきも大量に出るものの、あっさりしています。

逆にシンプルすぎて、今のご時世では「シンプルシリーズ」で売るのが妥当なゲームと思われてしまうかもしれませんね。

でも、ストーリーはオリジナルだし、多分「ベルセルク」ファンなら持っていても良いゲームなのでは。

 

2.一方、操作は複雑

先ほど触れましたが、操作はわりと複雑です。

Lボタンで剣を構えたり、しまったりしますが、 それによって攻撃方法が変わります。
剣を構えているときは横切り、縦斬りで、剣をしまっているときは素手(というよりは義手)やボウガンで戦います。
これが後述のRボタンと同様に間違えやすく、思わぬ攻撃を繰り出してしまうことも良くあります。

また、Rボタンを押しながらボタンを押すとアイテムを使用することができますが、これも間違えやすく、戦闘中に思わぬアイテムを使ってしまったりしがちです。

これらを組み合わせた入力ミスが多く、囲まれている状態で横切りしようとしてボウガンを撃ってしまったり、ジャンプでよけるつもりが回復してしまったり、しばらくはEASYでなれないと厳しいです。
きっとHARDではすべての技をマスターしないと勝てないんでしょうね。

 

3.人間だって、バケモノになったら真っ二つにしてもOK?

本作では今では考えられないような、敵が胴体から真っ二つになってしまうような表現があります。
体の部位の欠損表現は確かCEROではZ判定とか禁止になってしまうようなものですが、本作では暴力・残虐表現の表記で済んでしまっています。
敵はマンドラゴラに取り付かれてバケモノとなっているとはいえ、もともとは人間。
「マンドラゴラ効果スゲー」と思わずうなってしまいました。

そう言えばファミコンの「スウィートホーム」だって、上半身しかない「はんしんおとこ」がいるし、死ぬと(どんな死に方をしても)体が真っ二つになるし、今となっては出せないゲームなんじゃないでしょうか。

 


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