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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 176
Newスーパーマリオブラザーズ (ニンテンドーDS)

購入金額: 4180円 (箱説付)

ゲーム内容

誰もが知っている「スーパーマリオブラザーズ」の新作をニンテンドーDSで。
2Dのスーパーマリオシリーズとしては久々の新作となる。
知っている人には懐かしい、知らない人でも楽しめるゲーム。
ゲームシステムはFC「スーパーマリオブラザーズ3」とSFC「スーパーマリオワールド」を合わせたようなゲームになっている。
ほかにも対戦プレイやミニゲームも楽しめる。

H.Kuwanoの考察

1.知らない人には難しく、知っている人には簡単

本作はSFC「スーパーマリオワールド(スーパーマリオブラザーズ4 以下4)」とFC「スーパーマリオブラザーズ3(以下3)」を足したようなゲームシステムになっています。

3を継承したのは以下の点です。

・ワールドごとのマップ(4では一つのマップでつながっていた)
・ワールドの途中にある砦
・甲羅を持ち運ぶことが可能(これは4でも可能)
・マップ上を歩くハンマーブロス
・キノピオの家

他にも、ボス戦や砦のBGMなど、一部の音楽を3から使用しています。
本作に使われているBGMは、シリーズ中で一番3が多いのではないでしょうか。

4を継承したのは以下の点です。

・アイテムのストック
・ゴールによるルートの変化
・セーブ機能
・ファイアボールで敵を倒すとコインになる
・画面をLボタン、Rボタンでずらすことができる
・持ち運べるジャンプ台

効果音の半分は4のものが使用されています。
その反面、ヨッシーが登場しなくなったり、!スイッチが無くなったのは残念に思うプレイヤーも多いことでしょう。

他のシリーズからも、いくつかの点を継承しています。
自分が思いつくままに、ざっとあげてみました。

「スーパーマリオブラザーズ(以下初代)」から継承

・クッパとの対決シーン
・ゴール地点のポールとゴール時の演出

シリーズ伝統の地下面やスターのBGMはもちろん、ゴール時に花火がなるときのBGMや効果音も使用されています。

「スーパーマリオブラザーズ2(以下2)」から継承

・花火の法則

プレイすればすぐに分かりますが、花火の法則はタイムの下2桁がぞろ目のときに、その数分の花火が上がるというものです。
これは確か、2の花火の法則と一致するんだったと思いました。
(ちなみにポールで1UPするにはコインの枚数をぞろ目にする、んだっけ)

「スーパーマリオ64(以下64)」から継承

・スターコインの存在(64ではビッグスター)
・ヒップドロップ

他にもメインBGMの感じも、64が一番近いです。

これらに共通することとして、しっぽマリオやマントマリオなど、ジャンプの降下速度をゆっくりにするパワーアップアイテムが無くなったこともあげられます。
これらのパワーアップは、1ブロック分の足場に着地しやすく、ジャンプアクションが苦手な人には重宝されました。
逆にこれがあったため、3や4をプレイした後に初代をやると難しく感じる人も結構いたのではないでしょうか。
KGRさんも、「やけに滑りやすい」と言っていました。
「マーベルランド」はもっと滑りやすいよ!)

それでも、知っている人がプレイすると、ファイアマリオからダメージを受けてもスーパーマリオに戻るだけなので、だいぶ甘くなったと感じられます。
4のように一度クリアした面は再度入ることもできるし、中断することもできるので簡単に残り人数を増やせます。
さらに壁蹴りジャンプもあるため、穴に落ちそうになっても助かることが良くあります。

ちょっとやりこめばスターコインのコンプリートもそんなに難しくはありません。
初代をやっていた人にはちょっと物足りないかも しれません。
(4ではマップぐらいしかコンプリートするものが無かったので、やりこみ要素はちょっと増えましたが、64ほどではありません)

 

ただ逆に、知らない人がプレイするとちょっと難しいと感じるかもしれません。
基本的にはノーマルマリオで始まるので、ダメージを受けるとミスになります。
誰でもできるとはいえ、クリアするにはそこそこの腕がないとできません。
せめて難易度を調整できるモードをつけてあげればよかったのではないでしょうか。

 

2.対戦プレイに難あり単

本作には対戦プレイのモードがあり、カートリッジが1本あればダウンロードプレイできるのがありがたいのですが、そのゲームの中にも難があるゲームがあります。

一つが「ヨッシーの花占い」です。
これは交互に花びらを1〜3枚取りながら、交互に「すき」「きらい」を調べ、最後に花びらを取った人が「すき」だったら得点、「きらい」だったら減点というものです。
これは、最初の枚数で取ればいいのかどうかが決まってしまいますし、少人数でプレイすると集中攻撃を受ける可能性が高いです。
プレイ時間も長いので、これはどうかと思いました。

 

3.総評:無難に遊べるアクションゲーム

なんだかんだ言いましたが、結局のところは、無難に遊べるアクションゲームです。
やっぱりスーパーマリオの名はダテじゃありません。
「脳トレ」などでDSを触るようになったおじさんおばさんにはオススメしにくいですが、ちょっとでもゲームをやったことがある人にはオススメです。

関連情報

スーパーマリオブラザーズ

誰もが知っている有名なアクションゲーム

スーパーマリオブラザーズ2

誰もが知っている有名なアクションゲームの続編。
ディスクシステムで登場した。

スーパーマリオブラザーズ3

誰もが知っている有名なアクションゲームの続編。
本作からマップ画面がワールド毎に登場し、ステージを選択することができるようになった。

スーパーマリオワールド

誰もが知っている有名なアクションゲームの続編。
本作からSFCになり、ハードと同時発売された。
マップ画面が強化され、同じ面でもゴールが複数あってルートが変わるようになった。


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