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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 175
俺たちゲーセン族〜クォース (プレイステーション2)

購入金額: 924円 (箱説付)

ゲーム内容

1989年にコナミが発売したアーケードゲームをPS2に移植。
上から降ってくるブロックに弾を撃ち込み、四角形にして消していくと言うシューティングパズルゲーム。
アーケード版の移植に加え、サントラCDやプレイDVDなどのおまけもついて2000円というのも相変わらずである。

H.Kuwanoの考察

1.今でも面白いが、単調

本作はパズルゲームの中でも独特なゲームです。

上から降ってくるブロックに、ブロックを打ち込んで四角にして消すというゲームです。
最初はとっつきにくそうなゲームですが、プレイデモをみれば何となく分かってくると思います。

どちらかというと頭を使うゲームというよりも、指先の器用さ・正確さがモノをいうゲームなので、今となってもあまり類をみない、独特なゲームになっています(似ているとすると「マジカルドロップ」ぐらいですか) 。
パズル要素の入ったシューティングゲームみたいですね(シューティングパズルといえば、「レイディアントシルバーガン」がそう呼ばれたのを思い出しました)。
最初はルールに慣れないと分かりにくいかもしれませんが、今プレイしてみてもそこそこ面白いと思いまs。

 

ただ、アーケード版は9面までで、最後は正確な指裁きでひたすらブロックを消していくようになります。
終わったらエンディングの後また最初の面からという仕様なので、飽きが来るのも早いかも しれません。
ちょっとプレイするのならいいのですが、あまり腰を据えてじっくりとプレイするゲームではないように思えます。
そのような場合は、目的まで道のりの長い家庭用版をオススメしたいですね。


 

2.他機種版は移植されないの?

本作はさまざまなハードに移植されました。
MSX,GB,FC,X68000…。
僕がプレイしたことがあるのはGB版とFC版ですが、どちらも単なる移植を超えた、オマケが追加されたアレンジ移植でした。

GB版には以下の特徴があります。

  • 自機が6種類から選択可能(BGMも2種類)
  • 消したブロックのピース数に応じてアイテムが登場
  • スクロールが滑らか
  • ステージクリアがノルマ式
  • 対戦時の目隠しも上から滑らかに埋まっていく
  • ステージが45面(レベル5×エリア9)

FC版には以下の特徴があります。

  • 自機が2種類から選択可能
  • 残機制
  • 銀色のブロックが全消しだけでなく、得点倍増やストップなどがある
  • 対戦で空撃ち(撃ったブロックが画面外から消える)すると両方のブロックが少し降下する
  • 対戦は目隠しではなく、自機が画面上部にせり上がっていく。

どちらもそれぞれの面白さがあるので、ぜひとも移植して欲しかったところです。
これが「SEGA AGES」だったら移植されていたんだろうなぁ。

そもそも、アーケードでも海外版を入れてもらいたかったところです。
「レジェンドオブゲームミュージック2」でBGMを聴きましたが、全く違います(GB版で聴くことができます)。

攻略情報

クリアを目指すなら、高得点よりも効率を優先
すべてのブロックは4発撃ち込むと消えるようになっています。
なるべく弾数を少なくするようにブロックを消していくと長くプレイできますよ。

消えている間のスクロール停止を有効に使う
ブロックが消えている間はスクロールが止まるので、これを狙って大きく消すことはもちろん、軽いブロックを消して移動時間を稼いだり、わざと左右に振り分けるようにブロックを消していってスクロールを止め続けるといったことも狙えます。

関連情報

クォース

1989年にコナミがアーケードで出したパズルゲーム。
シューティングゲームの要素を含め、上から降ってくるブロックを、打ち込んだブロックで四角に埋めて消すという変わったパズルゲームである。
FC,GB,MSX,X68など、いろんなハードに移植された。


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