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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 173
マーベルランド (メガドライブ)

購入金額: 980円 (箱説付)

ゲーム内容

1990年にナムコが出したアクションゲームで、同名アーケードゲームの移植作。
ボタンはジャンプのみのシンプルな横スクロールアクションゲームで、敵を踏みつけて倒す、ゲーム的にはスーパーマリオに近いゲームである。
遊園地をモチーフとしたステージが特徴で、キャラクターもかわいらしいが難易度は高い。

H.Kuwanoの考察

1.ナムコ版スーパーマリオ?

本作をプレイした感想は、スーパーマリオに似ています。
ジャンプが重要なアクションゲームで、この手のゲームが好きな人にはいいんじゃないでしょうか。

ゴール地点には大きな的があり、その中央に飛び込むと高得点なのですが、スーパーファミコンの「スーパーマリオワールド」のゴール地点はこのゲームを真似たのか、とも思えます。

Bダッシュはできませんが、下り坂では加速して大ジャンプできるし、加速がつく乗り物の上でジャンプしても大ジャンプできます。

一方、空中制御があまりできないのか、滑りやすいのか、ジャンプの調整が難しいです。
特に1ブロック分の足場に飛び乗るのが困難で、しょっちゅう落ちます。
敵を踏もうとして前後に着地してやられることもしばしば。

このゲームならではの特徴は「分身」アイテムの存在で、取ると後ろに分身が数体付きます。
それだけならよくある話ですが、下ボタンを押すと分身を振り回して敵を倒すことができます。
さらには、分身をフックに引っ掛けて大ジャンプ、分身で壁を壊すなどといった要素もあります。

また、ボス戦では「ポカスカじゃんけん」「風船割り」「絵当てクイズ」「もぐらたたき」といった、まるで「ワギャンランド」のようなミニゲームになります。
ある意味息抜きシーンです。

 

2.グラフィックがチープに見える。

KGRさんはなぜこのゲームを欲しがったのでしょうか。
それはおそらく主人公がほかに類を見ない、竜人族だったからだと
思われます。

主人公は人間っぽいのですが、ドラゴン族なので、額にはツノ、尻尾もあり、耳にはヒレのようなものがついております。
ツノが生えた少年はやっぱり強く、元気あふれるアクションを見せ付けてくれます。
一方、ヒロインも妖精族なので、額に触覚(?)がついています。
触角がつけばバニーガールも妖精というのはかなり強引なような気がしますが・・・。
(しかも主人公は子供なのに仲間がバニーガールというのは・・・)

絵柄事態は無難ですが、□リ系のキャラクターが好きな人には受けるかも(絵柄は古いですが)。

パッケージに反し、ゲーム中のキャラはメガドライブらしからぬ、原色をバリバリ使ったようなキャラクターです。
おかげでキャラクターが見にくかったり、画面が汚く見えたりしてしまいます。
ちょっと残念に思いました。

 

3.ワープゾーンにウンザリ

本作は家庭用にアレンジされているからか、ところどころにワープゾーンがあり、ステージ間の移動ができます。
たいていは隠されているのですが、普通にステージ内にある場所も多く、中には使わないとクリアできない場面もあったりします。
先に進むのはいいのですが、中には逆ワープもあり、お約束の1面に逆ワープ(!)なんてものもあります。
本作にはパスワードコンティニューやステージセレクトがあるのでまだ許せるのですが、本当にこれにはウンザリ ですよね。
逆ワープはおそらく「スーパーマリオブラザーズ2」から始まったと思われますが、PCエンジンの「カトちゃんケンちゃん」で1面に戻されたときは本当にイヤになりました。

関連情報

スーパーマリオブラザーズ

言わずと知れた、ファミコンの超有名アクションゲーム

ワギャンランド

ナムコがファミコンで出したアクションゲーム。
主人公の武器は「大声」で、敵にぶつけて気絶させることができ、さらに気絶した敵には乗ることができる。
ボスとの対決は「神経衰弱」「しりとり」。
ファミコンやスーパーファミコンで続編があり、作が進むとゲームが増えていっている。

妖怪道中記

ナムコがアーケードで出したアクションゲーム。
主人公は閻魔大王にいいところを見せるために、地獄を旅する。
ライフ制、お金や店、アイテムの使用といったRPG要素が特徴。
またマルチエンディングなところも特徴である。
ファミコンやPCエンジンなどのハードに移植された。

ドラゴンスピリット

ナムコがアーケードで出したシューティングゲーム。
シューティング自体はゼビウスのようなオーソドックスなタイプではあるが、キャラクターがドラゴンであることが大きな特徴。
当たり判定が大きいが、ゲーム自体の難易度がお手頃でヒットした。
PCエンジンやX68000に移植されているほか、ファミコンにもアレンジ移植されている。


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