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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 148
突撃機関メガダす! (3DO)

購入金額: 609円 (箱説付)

ゲーム内容

あの「E野賢治」で有名なワープの作ったゲーム。
マリオカートのような舞台でロボットたちの激しい相撲が繰り広げられる対戦シューティングアクションゲーム。
画面は上下に分割されており、一人称視点で3Dフィールドを走り回って、敵に体当たりして弾き飛ばし、押し出したら勝ち。
他にもショットを敵に当てるとスピンし、攻撃のチャンスができる。
他にも落ち物神経衰弱パズルや、連打系ゲームが楽しめる。

H.Kuwanoの考察

1.メガダすはおまけ、本編はおまけゲーム2本

このゲームは電源を入れるとなぜか「Techサターン」の「サル山ハゲの介アワー」みたいなテレビの画面が出て、チャンネルを選択して見る番組(遊ぶゲーム)を選択するのですが、ただ一枚絵が出るだけでまともに見られないものも多数あったり、まるで「サルハゲ」そのもの。
しかも「Techサターン」よりもボリュームがない…。

その中でゲームは3本あるのですが、それらも全て(本編含む)おまけゲームの範囲内。
雑誌の付録に負けちゃってどーするの!!
しかもおまけゲームが本編を食っちゃってます。


 

2.敵が強すぎるメインゲーム「突撃機関メガダす」

本作のタイトルであり、メインであるゲームです。
説明は最初にしましたが、操作方法やルールは割とシンプルなのはいいのですが、敵が強く、なかなか勝てません。
3Dなのをいいことに、コンピュータは正確にこちらを狙ってきます。
しかもコンティニューに制限があるのも厳しいところ。

ちなみに、パッケージ裏に「ポリゴンバトル」とありましたが、あまりにも滑らか過ぎるのできっとプリレンダリング(ポリゴン画像をあらかじめ取り込んだ)なんでしょう。

 ゲームの雰囲気はまるで「マリオカート」です。
使用されている文字や背景の感じ、ルーレットで決まるアイテムやその効果・使用方法が「マリオカート」の対戦モードのようです。
おそらく影響を受けているのではないでしょうか。

 

3.ゲームとしては一番遊べる「動物王国」

本作のおまけゲームですが、ルールが単純な割にそこそこ遊べ、正直本編よりも面白いと感じたゲームです。

花の絵柄のパネルを裏返して神経衰弱の要領で同じ動物の絵柄のペアをあわせて消していくというのが基本ルール。
消えたパネルの上にあるパネルは落下し、常にパネルは上から補充されていきます。
その際に同じ花のパネルが縦か横に3枚以上並ぶと消えて、残り時間が増えます。
残り時間が0になるとゲームオーバーになるので、その前に残り時間を増やさないといけません。
消していくとレベルが上がり、残り時間の減るスピードが上がります。
また、パネルの中にはラッキーパネルもあり、1枚で消えます。

神経衰弱といえばお手つきによるペナルティを考えてしまいますが、このゲームではそんなものはナッシング(多少はあるけど)!!
さらに1枚開けて戻すこともできるので、 じっくり考えるよりもガンガン探してパネルの絵柄を揃え、残り時間を増やしていきましょう。
パネルの補充もアバウトで、連鎖も決まりやすく爽快
です。

ミニゲームだけに荒削りなルールは仕方ないのですが、むしろそれが他のパズルゲームにない爽快感を生み出しているというのは過言でしょうか。

それにしても設定がクレイジーです。
画面右側がスコア&残り時間表示になっているのですが、飛行船に人がロープで吊り下げられ、下にワニが大きな口を構えています。
人が残り時間の減少と共に下がっていき、「ヘループ!!」「ワーッ!!」 と悲鳴をあげるようになります。
そして時間が0になるとワニに食われて昇天。

 

4.一発連打ゲーム「殿様の寝坊」

一発ギャグのようなゲームで、ボタンを連打して寝ている殿様を叩き起こすというものです。
ボタンを連打してパワーを溜め、さらに倍率を決めて殿様の睡眠欲にダメージを与えます。
合計1000ポイントのダメージを与えると殿様が目を覚ましてゲーム終了となり、攻撃回数(?)が少ないほどハイランクな称号をもらうことができるというものです。
本当に、ただそれだけ のゲームで、最初の一回笑えるだけです。
ほぼランダムに決まる倍率によって攻撃回数が左右されてしまうため、達成感は感じられません。

殿様を殴って(?)起こすのも笑えるのですが、もっと笑えるのは主人公(老中?)のやる気のなさげなボイス。
敵が攻めてきているのに「殿、起きるのじゃ」と緊迫感のまったくない感じが笑えます。

 

5.漁火の恋人/荒縄兄弟

本作のタイトル帯を取ると、片側のタイトルはコレです。
これ以外にもフザケたところはたくさんあり、CD取り扱いの注意なんて「CDを頭に載せてカッパのマネをしない」「CDをブラジャー代わりにしない」など人を食った個所が満載です。

やるな説明書野郎「E野賢治」!!

名言

荒縄兄弟

本作の別名。
CDの背表紙の片側に「演歌36-漁火の恋人/荒縄兄弟」 と全く関係のないタイトルが書かれている。
こりゃまずいだろ!!

関連情報

スーパーマリオカート

任天堂の有名キャラ「マリオ」たちがカートレースを繰り広げるレースゲーム。
コインを取ってスピードアップ、?マークを踏んでアイテムをゲット、ノコノコの甲羅でライバルをスピンさせるなど、マリオの要素を取り入れている。
甲羅をぶつけて相手の風船を割る対戦モードもある。


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